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対人関係療法は簡単に言えば「親や配偶者などのとても大切な人との絆を深めて、生きやすくする」というものです。対人関係療法では、相手の重要度を三段階に分けています。最も大切な相手とは「親(養育者) 子供 配偶者」などです。次に大切な相手とは「恋人 親友」などとなります。それ以外は第三層の人となり、それほど重要視しません。絆を深める方法としては次の方法があります。1.お互いに十分なコミュニケーションをとって、誤解を無くす。自分の気持ちや希望をお互いに伝え合う。・言わなくてもわかる、はNGです。・忙しいとは険悪なときは自然とコミュニケーションが減ります。注意です。・お互いに理解しあうという「自分はOK 相手もOK」の姿勢が大切です。2.自己主張のしすぎでかえって関係が悪化したり、相手を傷つけたりしないようにする。(アサーションの意識を持つと良いと思います。)・自分だけがすっきりするという方法は、長い目で見て健全な関係を作ることが難しくなります。・いままで我慢してきた人は、その反動で強い言動になりがちなので注意です。3.理解しあおうとしても、どうしても理解できない場合などは相手との関係を絶つ。または感情の交流を一切行わないビジネスライクの姿勢をとる。・いわゆる「毒親」とかDVをしてくる配偶者などに「すがってしまう(依存してしまう)」と、いつまでたっても自分らしさを持てず、自信も生まれません。皮肉なことですが、頼っていた相手を頼らなくなると、逆に自信や安心を手に入れられるケースもあるのです。・配偶者の親などと、険悪な関係にもかかわらず関係を持たざるを得ないケースもあるかと思います。この場合は、ビジネスライク(一切の感情交流をしない)ことが大切です。相手や世間が「親孝行」をはじめとする価値観の押し付けをしてくることがありますが、あなたが良心的な部分もある人ならば全く気にする必要はありません。むしろあなたを「言いなりにする」ための方便であるケースが多いものです。まとめ大切な人との絆を深めて自分を大切にしてもらえることを感じる。それが大切な部分です。これは理屈ではなく感じるものです。一方それが病的な依存関係だったり、一方的な関係であってはなりません。重要な他者との絆を深める一方、その他の人(第三層の人)との関係作りも必要に応じて行うことが大切です。ただし、「関係を持たない」ことも含めて、相手・状況に応じた柔軟性が求められます。※関係を持たないほうが良い人とは、簡単に言えば心が病んでいる人です。とくに決め付けが激しい人、不安や自信喪失に取り付かれて相手を攻撃する人、相手を評価や批判しないではいられない人などは、関係を持たないか距離を長めにとるほうが無難でしょう。
2020.01.17
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