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PENTAXの拡大撮影専用アイピース、XP-3.8,24を使っている。3.8は銀塩時代は惑星撮影には必須のアイピースであったが、デジタル化以後は、殆んど使用していない。比べて、24の方は、太陽撮影には常用している。FS60C+専用エクステンダー+XP-24+WATEC-N100をSD-1Xで接続すると、拡大率を最小にすると丁度、太陽全景が画角に収まる。また、拡大率最大で、中拡大で、ダークフィラメントや黒点郡のUPに利用できる。その後、Or-18で各黒点のUP・プロミネンスのUP、最後に、Or-12で黒点の強拡大を撮影するのが、通常の太陽観測の流れになっている。また、プロミネンスが変化しそうなときは、再度Or-18に戻したりと、結構、手間がかかる。この手間を省き、さらに、周辺像の改善を図るため、XP-14が欲しいと思っていた。残念ながら、とうに生産中止であり、ネットオークションで見かけても、かなりの高値がつく人気で、やや諦めかけていた。先日、何気なく天ガをめくっていたら、S社の広告の片隅に、XP-14が!早速、翌日TELしてみると、「あれは当に在庫がなくなっています」との回答。ここで、記憶がよみがえる。この春先、同じように広告で発見し、TELし、在庫があったのが今使っているXP-24だったのだ。かわりに、XP-8があるというので、即注文、最中、店員さんより、「XP-12の中古なら、丁度入ったところ何ですが・・・」という、願ったりの言葉。状態も、まずますということで、早速注文。日曜日夕方、無事届いたXP-14mmと8mmをチェックしてみると、XP-14は視野周辺に多少の埃が見られるが、実用上は全く問題のないレベルである。当日の太陽は間に合わなかったが、夜、μ-250+DCR-HC1000にXP-14を試用してみる。HC1000で、マニュアルシャッタースピードが利用できるとわかってから(購入後1週間以上経ってから発見)、光学ズームのみでの強拡大を狙いたかったが、XP-14で1/30露出で、最適な画像が得られた。残念ながら、雲が多く、また、気流の状態も悪かったが、好条件ではかなり期待が持てることは確信できた。ついでに、HC1000はTRV-900以上の発色を持つ上、軽量なので、カセ系の鏡筒に取り付けた場合は、非常に安心感がある。操作も、モニタでのタッチパネルで可能なので、視野内での対象のズレも小さい。が、多少光軸のズレがあるので、ゴムバンドなどで、ファインダー脚から吊るようにしている。ミザールのフレーム型のアダプタは持ってはいるが、あまりに無骨で、光軸出しも結構手間なので、使用していない。原始的だが、ゴムで吊る方が遥かに手っ取り早い。EM200の微振動MN61を使って、月面撮影(webカメラにて)をしているときに気が付いたのだが、約1秒サイクルで周期的な振動がある。FS60Cでも同様である。μ250の場合は振動は気にならないので、ある程度の荷重をかけるといいのかも知れない。現在オーバーホール中の旧型EM200が戻ってきたら、比較検証してみたい。アトラクス(旧型)と比べると、明らかにバランスに対してシビアである。多少アンバランスでも、随分と、追尾遅れが発生したりする。正直、思っていたほどの赤道儀ではなかった。アトラクスがあのままの形で進化してくれれば良かったのだが・・・。
2004/11/28
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宵の口。上弦の月を撮影している最中に、分厚い雲が空を覆う。それでも、せっかくの連休なのでと、あきらめずに、月面用のMN61を格納し、μ250を架台に載せ、主鏡の裏蓋を外し、外気順応させる。この間副鏡の清掃も軽く行ったので、その成果だけでも確認したい。23時ごろ、雲が晴れてきた。ここ数日に比べ、なんとなくシーイングも落ち着いているような気が。わくわくしながら、モノセントリック8mmで覗いてみると、う~ん、すごい!予想を遥かに超える鋭像が、シーイングによるものなのか、副鏡の清掃によるものか、恐らくは前者が主要因とは思うが、とにかく恐ろしい程の見え味だ。流れる雲を心配しながら、接続したwebカメラなどの機器が外気に順応するのを待つ。そして、撮影。アイピースで拡大するよりも、テレビューのパワーメイトで拡大した程度で,充分な大きさの像が得られる。ついで、HC-1000でDV録画を行うが、これまた、モニタ上で既に、エンケミニマムが時折、スッと見える。撮影後、寒さを忘れて、眼視観望に没頭する。のちに処理した画像、DV再生画像が遥かに及ばない、素晴らしい鋭像がしっかりと脳裏に焼きついた。シープさだけでなく、明るさ(コントラスト)と、ナグラー9mmで見る周囲の衛星が、本当に素晴らしい光景を見せてくれた。そのまま明け方の木星に。こちらはさすがに高度が低く、評価の対象にもならないが、それでも時折鋭い像が見えた。やがて、薄明。雲ひとつないスッキリとした朝焼けだった。
2004/11/20
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冬場はシーイングが悪く、月や惑星の撮影には不適である。ということで、月全体を撮影するのに、デジタル一眼レフなどで直焦点の一発撮りではなく、やや拡大し、5~6分割し、Webカメラで撮影、画像処理したものを、モザイク合成して1枚に仕上げる方法を、ここ2週間ほどトライしてきた。なかなか満足行く結果が得られなかったが、今回、何とか鑑賞に耐え得るものが出来上がった。さて、つなぎ目はどうだろうか。望遠鏡はインテスのMN61DXを使用。新しく導入したVAIOノート・X505/Pの処理の早さ、コンパクトさのお陰で、非常に撮像がしやすくなった。屋外の持ち出しの際にも、重装備の電源は不要となり、高度のある惑星撮影も、かなり楽に取り組めそうである。MN61は15cm。関東圏でのシーイングでは、これ以上の口径では、あまりに画像が揺れすぎ、あまりいい結果は得られない。ということで、今回のモザイク法、折衷案としてはいいのではないだろうか?
2004/11/16
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11/13夜、雲が出ていたが、夕方、試しにセットアップした鏡筒を、そのまま外気順応させ、土星が昇ってくるのを待つ。C11をそのまま長くしたような鏡筒は、うちのベランダでは、限界の大きさに思える。EM-200でも、ウェイトは5kg×2に小さいやつを追加して、やっとバランスしている。鏡筒に付属しているマグネット式ウェイトも、かなり先端ギリギリである。追加で購入する必要があるかも知れない。それでも、我々の世代には、C11などのような黒色鏡筒より、白い鏡筒はいかにも「望遠鏡らしく」見え、ちょっと嬉しくなる。10時過ぎ、何とか雲に切れ目が出て、まずはM42に鏡筒を向ける。惑星用ということで、期待しないでLE30で覗いてみると、これが何とも素晴らしい!電動フォーカスも快調で、ミラーシフトも認識できないくらいだ。ナグラー9mmに変えてみると、トラペジウムが美しい。やはりMN61の150mmとは格段に違い、C11よりもシャープである。やがて、高度15度程度の低い土星がみえて来たので、鏡筒を向けてみる。ファインダーで覗いても弱々しい輝き具合だが、ナグラー9mmで覗いてみる。筒内気流とは別に、外気流の悪さでゆらゆらしているが、時々、形が整う。ちょうど顔を出した次女にも覗かせたやったが、ニュートン式に比べ、接眼部が低く抑えれられるカセ系や屈折は、こういうときに都合がよい。テスト的にTRV-HC1000を取り付け、Or9mm経由のコリメートで、モニタに写して見る。(HC1000は長さがあるので、たわまないように、ゴム紐でファインダーの脚から吊ってやる)ピント調整は、電動フォーカスのおかげで快適だ。このくらいの拡大率でも、やはりミラーシフトは認められない。また、CN212やC11などのように、鏡筒自体に手を触れなくても良いので、筒内対流を防止する点で、大いにメリットがある。ただ、万一、駆動系が故障したときのことを考えると、接眼ユニットのモニタ上の土星は、もっと高度があるときのMN61の像より明らかに明るく、僅かではあるが、はっきりと差が出ている。もっと高度が上がれば、差は歴然と思われたが、ここで雲が全天を覆ってしまい、次回への期待を高めつつ、ファーストライト終了となった。明けて日曜日。子供達も手伝ってくれて、μ250の鏡筒の汚れを落とす。輸入品の錆取りワックスを使用したら、小一時間で、見違えるように綺麗な状態になった。後は、鏡筒内に、ホンの少し、土(?)のような汚れがある。が、これは基本的には光学的に関係ないのだが。鏡筒のフロントキャップは布製で、さすがに傷んでおり、メーカーに問合せ、もしあれば、金属製を購入したい。なければ布製を買うことにする。鏡自体は、思ったよりは綺麗で、埃が少々ついているが、軽く拭いてやれば、しばらくはそのまま使用できると思う。また、機会をみてY光器さんなどでオーバーホール&再メッキしてもらえば、当然、今以上の状態になる訳で、それはそれで非常に楽しみである。赤道儀は、確かに赤緯方向がスカスカで、グリスは完全に空である。こちらは、オーバーホールとし、メーカーに送った。屋外用に車に積みっぱなしにしてあるのは、NewアトラクスとEM-10であるが、EM200にすれば、撮影にも耐えられそうである。S3Proによる、星野撮影に活用できそうだ。
2004/11/14
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ネットオークションで、意中の名機、ミューロン250を落札。今日は、地元の赤帽さんと一緒に、都内某所の出品者の方のお宅に引き取りに。天気も良く、快適な(?)ドライブを楽しみながら、無事、取引終了。前オーナーは大変良い方で、こちらもこの鏡筒は大事にすることは勿論、しっかり活用し、ご厚意に応えたいものである。帰宅後、早速架台に載せ、日が暮れる頃より冷え込む外気に馴染ませる・・・が、20時過ぎた今、空は一面の雲(涙)待望のファーストライト(我が家での)は、しばらく先になりそうである。モータ駆動の合焦装置の機能確認のため、直線4kmほど離れた電波塔に付いている常夜灯にOr9mmであわせてみる。う~ん・・・やはりシュミカセとは異なるしっかりした見え味である。所有している、CN212に近いが、口径が50mmアップしていることと、ドールカーカム式の中心像の切れ味に期待したい。残念ながら、木星も土星も冬場が見ごろとなってしまい、250mm開放鏡筒が安定した像を結ぶには厳しい環境が続くが、ここ数年、冬場も根気よくウォッチしていたおかげで、月に1~3度は、なかなかのシーイングに巡り会った。この冬も、是非期待したいものである。現在、オーバーホール中のC11と、MN61DXも状況に応じて活躍してもらう。2年ぶりに新しい鏡筒を迎え、気持ちも新たに観測に取り組めそうである。
2004/11/13
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学生の頃やっていた運動の補強として、随分ウェイトトレーニングに取り組んだ。体重62kgで、80~100kgをベンチプレスでこなせた。30の頃、これまた稽古事の都合で、余分な筋肉を落とす必要があり、2年ほど、腕立てすらやらなくなった。おかげで、かなりしなやかなうごきができるようなって今日にいたるのだが・・・。今日、久々にフィットネスジムでウェイトトレーニングをやった。さすがに60kg程度は上がるだろうと思っていたが、40kg程度で腕がプルプル。まあ、こんなもんだと思いながらも、かなり悔しい思いをした。ジム通いは続けるが、若い頃と違い、余分な筋肉はつけずに、あくまで「補強」という前提を崩さないようにしなければ。天体写真は、ブログをサボっていた期間、2回の入選と1回の落選。週末になると、明け方によりそうように上ってきた木星と金星を観望。まだまだ高度も低く、とても撮影できる状態ではないが、楽しい。最近は、月の写真もデジタル系機材で取り捲っている。月はビギナーの時期にも楽しいが、ベテラン(?)になってもさらに楽しい。特に、機材が充実してから見る鮮やかな月面は、見飽きない。さらに、マクストフニュートン+ナグラーで眺める、M42は圧巻である。時間がいくら合っても足りない。
2004/11/08
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