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猫好きの方には、お許しいただきたい。 以下は、30年以上前の話であり、今では、勤務先に紛れ込み、ボイラの配管の傍で 動けなくなっている猫を助けてあげるくらい、やさしいオジサンですので。 中学生の頃。通学路に、ちょっとした森の小道があった。 目つきの悪いノラ猫が、毎日のように、挑発的に睨んできた。 「いつか蹴っ飛ばしてやろう」と、思っていたのだが、どうしても、2~3mの距離に 近づくと、スッと逃げられてしまっていた。 子どもの頃に、名人級の親戚に、剣の手ほどきを受けた頃のことを思い出した。 「無心」 中学生の私には、いや、今でも「無心」「無の境地」には程遠い。 それでも当時、考えに考え抜いた「戦法」は、「自分の殺気を消す」ということだった。 ある土曜日だったと思う。 まだ陽の高い帰り道、あの猫が見えた。 私は心の中で、「なんて可愛い猫だ」「あの猫と友達になりたいな~」と自己暗示を 書けながら、猫に歩み寄った。 いつも逃げられていた距離より近づいても、猫は動かない。 「やった」などと思って、心を波立たせないよう、さらに暗示を繰り返した。 「友達になりたいなあ」と思いつつ、そのまま蹴った。 「ふぎゃっ!」と、私の足は猫を弾き飛ばした。もちろん、さほどのダメージはなく、 木の根もとに飛んだ猫は、素早く態勢を整え、素早く走り去った。 あの時の猫には、本当に申し訳ないが、この時の経験が、この2年くらい後に始めた 空手の稽古で、活きることになった。 現在でも、ポンッと相手の虚を突くのは、非常に得意である。 相手の隙をつくというより、私の攻撃の気配を”ほぼ”消すのである。 「明鏡止水」ということばもあるが、逆に、こちらの心を「止水」にして、相手の心の 鏡に映させるのである。 稽古で人に教わったものではなく、自身で工夫して身に付けた部分が大きいが、 稽古とは所詮、そういうものであろう。
2010/01/31
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私より年長の、1958年製のビンテージ・モンブラン。 全長126mmのコナパクトなボディながら、ピストン吸入式のしっかりした造り だけでも、所有する歓びがある。 尻軸には、部品固定用のピンが打ってあるのも特徴的だ。 さらに、この万年筆は、書き味も半端ではない滑らかさである。 この世代の万年筆に、インクを通していいものかと、例によって自問しながら、 「いや、使われることこそ、万年筆の本懐だろう!」と決断し、痛めないように、 モンブランのロイヤルブルーを吸入してみる。バッチリだ。 私の場合、普段、インク窓の辺りに人差し指が掛るように持つのだが、その 持ち方で、そっと書く。 スーッと紙の上に、深みのあるブルーのラインが描かれる。 ほんの少しづつ角度を変えてみると、丁度45°で、さらにスラ~っと滑らかになる。 何人のオーナーを経て、私のところに辿りついたのか。少なくとも、前オーナーは 基本に忠実な方だったようだ。 癒されながら、しばらく使ってみているが、書き出しも書いている最中も、掠れなど 全くなく、本当に素晴らしい逸品である。 ちなみに、首軸のくびれの部分に人差し指をあてて書いてみると、ペンポイントと 紙が触れ合う感触がダイレクトに楽しめる、異次元の楽しさを味わえる。 この万年筆は、造り手、そして長い歴史のなかで使い手が磨きあげてきた作品 である。 私も、この万年筆の”歴史”に逆らわず、そっとその1ページに参加させていただく ことにしよう。 そして、順当に行けば、次のページは息子が綴るだろう。Montblanc342-01 posted by (C)kirk1701Montblanc342-02 posted by (C)kirk1701Montblanc342-03 posted by (C)kirk1701
2010/01/30
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どこの道場でも、基本稽古の中に”受け”は入っている。 私が十代の頃、所属していた道場の初心者&少年部の指導を受け持って いたときには、何の疑問も持たずに、大人にも子どもにも、”基本”として、 号令を掛けて、細かい形を注意しながら指導をしていた。 30年たった今、子どもにいきなり”基本”は指導していない。 前にも書いたように、両足を揃えて立たないようにだけ注意しながら、とにかく 避けることだけを徹底してやらせる。 時には、ピンポン玉を使って、子ども同士で、ドッジボールのように投げつける のを、避けさせたりもする。 そうやって、その子が持っている「危険回避における癖」を必死で見つける。 何も教えなくても、投げ手から目を離さず、効率よく上体を捻ってかわす子も いれば、頭を抱えてしゃがみ込む子もいる。 どれも、まだ数年ながら、それぞれの子が生まれてから身につけてきたもの なのである。 子どもの場合は、こちらが教えたことを無条件に再現しようとする吸収力が 旺盛なので、この”癖”を無視して、基本を圧しつけると、違和感を持ったまま、 稽古を続けることになる。 結果、反応が一拍遅れてしまったり、「自分が不器用ではないか?」と自信を 失ってしまうようなことにもなりかねない。 まずは自分の”スタイル”で、避けさせながら、軽い組手を経験させ、その中で 本人が、「効果的に受けたい」という欲を出してきたときに、なるべく、”癖”と 相違点が少ない基本を選んで、少しづつ教えるようにしている。 攻撃技はともかく、護身の基本である「受け」に関しては形式上のものだけでは 絶対に通用しないと実感しているからである。
2010/01/29
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勤務先が直接投資している、中国の現地法人の担当者の教育を頼まれ、 いくつかの専門分野について、計6時間程時間を割いた。 十数年前、この現地法人の立ち上げの時も、延べ60人位の幹部候補 採用者の教育も担当した。 私は研修を専らとするセクションにいたことはないのだが、研修室に頼まれる ことが多く、なるべく時間を捻出して、対応することにしてきた。 今になって考えると、熱意を持って研修を行った”生徒”のうち、95%が離職 している。 「日本で研修を受けた」だけでもキャリアになるらしく、研修後すぐに転職して しまった者も結構いるようである。 数年前、私が作成したテキストの一部が、そのまま、別の現地法人への ”提案書”に使われていることを知り、呆れてしまった。 もちろん、研修に際しては、この手のことも考慮して、そのままパクれないように つくるのだが、「資料をくれ、資料をくれ」とあまりうるさいときは、つい、より具体 的な資料を渡してしまうこともある。 (もちろん、機密保持レベルは維持して) そんなこともあって、このところは研修を引き受けても、あまり突っ込んだことは 話さず、資料も、当り前の物しか渡さないようにしている。 こんなことでは、もちろん、現地法人のレベルが上がるはずもなく、結局、労働 コスト抑制手段としてしか、捉えられていないのが実情である。 もちろん、他の企業ではうまくやっているところもあると思うが、私の勤務先は 本来、内作の歴史が長い製造業で、海外生産は不得手である。 また、コストだけで勝負する製品でもないだけに、「流行りに乗った」だけの中国 展開は、損益上も全くメリットが出ていない。 同じように研修や、サポートを引き受けた、他の国、例えば、ヨーロッパの現地法人 などは、順調に伸びていることを考えると、やはり海外展開は「相手」を選ぶべきで あり、相応の「覚悟」が必要なのであろう。
2010/01/28
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小沢問題に関しては、「司法が~」「検察が~」と、法に抵触するか否かのレベルで 口を尖らせている民主党議員に問いたい。 「国民がなぜ、自民党に見切りをつけ、民主党に一票を投じたか?」を本当に理解 出来ているのだろうか? 「李下に冠を正さず」という言葉は、卑しくも政治家ならば知らないとは言わせない。 完全ではないにしろ、自民党よりは「清廉だろう」と思って投票した有権者も多い 筈である。 「イメージ」で売っておきながら、イザ自分たちに不利な状況になると、「法的には」 と現実論で対応するのはあまりに醜い。 まあ、早めに底が割れてくれて、日本としては良かったかもしれない。 「前政権のせいだ」などと国会答弁で発言してしまう幼稚さは、もう、政権担当政党 として自覚がない証拠であり、こんな「お子ちゃま政党」に日本の将来を託すわけ には行かない。 平沼氏も新党を立ち上げるようであり、また、「みんなの党」などの第三政党も、 着実に動いているようである。 勘違いに吐き気のする社民党は、民主党と共倒れになってくれれば最高だ。 次回の参院選から、1~2回の国政選挙で、政界再編が実現することを望む。
2010/01/27
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先日、ツバメノートとマルゴノートをUPしたが、近所でツバメノートを売っている店を、 もうひとつ発見してしまい、嬉しくて各サイズを揃えてしまった。 よく見ると、表紙裏の「再生紙を使用してます」という内容の表記の、 ”再生”の部分を消してある物があった。 購入して、比べてみると、再生紙使用の物と、明らかに異なる紙質で、さらに 驚いたことに、A4版とB5版では、これまた紙質が違うのだ。 ある程度のバラつきならわかるのだが、色々な万年筆で書き較べてみると、 笑っちゃうぐらい違う。 結局、それぞれのノートに、試し書きとともに、「Montblancの149(旧)とは◎」 などと、相性を書きこんでいる。 インク同様、後日、エクセルでまとめようと思っているのだが、いや~、本当に 奥が深くて、たまらなく嬉しくなる(笑)
2010/01/26
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ばらだぎさんのHPで知り、MGC福岡店から購入した。深謝! 懐かしいパンフレットなどの写真も多く、非常に興味深く読んだのだが、 確かに、本文自体は、あまりに淡々としていて、寂寥感を憶えた。 それでも、私にとっては、当時物のカタログやパンフとともに、貴重なコレクションに なるだろう。 MGCを清算に追い込んだ「不良品続出」したのは、ハイパーBLKのハイキャパたち のことだろうか? オークションのお陰で、運が良ければ、いまでも懐かしいモデル(合法品に限る)を 入手することも出来るが、それでも、「もしMGCがあったらなあ」と、いい歳をした、 否、いい歳だからこそ思ってしまう、今日この頃である。
2010/01/25
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昨年、烈風@さんに御紹介いただいて以来、非常に気になっていたモデルである。 先週、やっと購入することが出来た。 店頭で試し書きし、M字に決めた。 製造はパイロットが行っており、パイロットのコンバータ(CON-70)が付属してくる。 コンバーターの尻についているノブをピコピコ押してインクを吸入するタイプなのだが、 どうも好きになれないので、手持ちの回転式コンバーター(パイロット)に交換した。 意外なほど軽いので、果たして書き味はどうかとも思ったが、帰宅して、ペリカンの ブルー・ブラックを吸入して、じっくり書いてみると、なんとも絶妙なバランスで、書き味 は素晴らしい。 この軽さは、日本語筆記のとき、毛筆をシミュレートしているようにも思え、字の上手な 人なら、さぞ美しい字が書けることだろう。 適度なサリサリ感は、アウロラ・オプティマの使い始めの頃のようで、期待が膨らむ。 半年使い込んだオプティマは、現在、うちの万年筆の中でもトップクラスの書き心地 なのだ。 現在は、これまたお気に入りのモンブランのバイオレットを入れて、常用している。 先週、不本意ながら、終日会議という生産性の低い日を過ごしたが、ちょうどこの 万年筆の馴らしと割り切り、使い込んでみたが、予想通り、全く疲れず、また、下手 ながら書き終わった後の字も、味のあるものだった。 素晴らしい逸品を御紹介いただいた、烈風@さんに、改めて感謝します!Streamline-01 posted by (C)kirk1701Streamline-02 posted by (C)kirk1701Streamline-03 posted by (C)kirk1701
2010/01/24
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大人のクラスでは、基本的にグローブを使用せず、拳・指の怪我には各自が 注意しながら素手を基本に行っている。 土曜日のクラスは、女性や子ども主体のため、グローブは積極的に使用している。 比べてみると、グローブの功罪が見えてくる。 メリットは何と言っても、指が目に入ったりという、大きな怪我が避けられること、 鼻骨・顎骨の骨折などが防げる点である。 ただ、子どもの場合は、よく発育状態を見ないと、小さいグローブを使用しても、 グローブに振り回されてしまい、肩などを痛めてしまうことがある。 デメリットは、やはり受けの「甘さ」である。 ある程度ガードを固めてしまえば、顔面への突きは防げるし、蹴りのブロックの時に、 多少角度が悪くても、小手や手首を痛めることもない。 また、相手の蹴りを「掛け」たりする技術も、基本的に発達しない。 さらには、実戦では非常に有効な「掴み」なども使えないので、逆に掴みに対する 対策も身につかない。 比較的、力の弱い女性や子どもなどは、つかんで振り回されることへの対応は 充分に研究しておく必要があるのだが。 以上のような功罪はあるのだが、「安全第一」を標榜している以上、今後も適宜 使い分けせざるを得ない。 最近は、製品も豊富に供給されており、大体年に1回、まとめて何セットか購入 するのだが、そのたびに進化を感じる。 某団体が開発した、空気圧でクッションを調整する、オープンフィンガーグローブ などは、非常に興味がある。 メーカーの益々の研究開発を願う次第。
2010/01/23
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EASYでクリアして、それなりに武器を強化してからのNORMALは、かなり快適 にクリアすることができた。 念願の「シークレット・ミッション」も出現し、さっそくトライ。 家族の爆笑を背中に受けながらの楽しいミニゲームだが、これが難しい。 この辺りでひと休み。 ネタバレになるかも知れないが、ハンドガンの改造、「ストップパワー」なる 項目は強化してしまうと、ヘッドショットの確率が下がることがわかった。 武器のダウングレードは出来ないようなので、新しいセーブデータをつくり、 もういちど最初からだ! このゲームでも、”4”の武器商人のように、売り買いできるといいのになあ。
2010/01/22
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クリップ部に宝石をあしらったアクセサリー的な商品。 本来、こういう志向は好きになれない私なのだが、この正月に購入した 理由は、ひとつ。 この精緻なメカニズムである。 尻軸部分を回転させると、ペン先が繰り出される収納機構! 回転は、高級な天体望遠鏡の接眼部のヘリコイドを思わせる滑らかさ、という より、一般の方には、一眼レフカメラレンズのピント調整に近いもの、と言った 方がお分かりいただけるかもしれない。 もちろん、ライティング・ポジションに繰り出されたところで、軽いロックの手応え があり、書くときにペン先が動いてしまうような間抜けなことはない。 ペン先ともちろん一体となったカートリッジは、ヒンジ機構を持った尻軸を倒して から逆回転させると、グリグリ出てくる。 「ここにヒンジか~」とは、機構学にときめく、私同様エンジニア出身の友人に 見せたときの反応である。 M字幅を選んだが、モンブランの凄いところは、買ってそのままカートリッジを 挿すだけで、何の問題もなくスラスラ書ける品質管理の凄さである。 4枚目の写真のように、149,114GTと比べるとコンパクトさがおわかり いただけると思うが、実際はボッテリした胴軸・キャップのお陰で、持ち易い。 書き味は、やや硬めでしっかりとした手応えを感じる、滑らかなものだ。Montblanc-BOHEME-01 posted by (C)kirk1701Montblanc-BOHEME-02 posted by (C)kirk1701Montblanc-BOHEME-03 posted by (C)kirk1701Montblanc-BOHEME-04 posted by (C)kirk1701
2010/01/21
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CAWから再販されているものではない(笑) が、広告で気になっているので、まずは昨年秋に、オークションで入手した ものをUPさせていただく次第。 32オートは、発売当時(紙火薬モデル)を、即購入。もちろん、即発火(笑) 日活映画の主役たちをアレンジした楽しいパッケージが魅力だった。 内蔵ハンマがコック出来なくなるトラブルに見舞われ、MGCに持ち込んだところ、 いきなりスライド上部をプラハンマで叩いてコックしてくれたのが懐かしい。 その後、CAP火薬版、CP版を購入してきたのが、HW素材の色がいまひとつだった。 昨年秋、オークションでこの個体を見つけ、落札したところ、HWなのにしっかりと した色合いで、非常に嬉しかった。 後日、揃い踏みで撮ってやりたいと思うのだが、私のモデルガンたちを置いた 部屋は、現在、次女がバイオのクリーチャーのように寄生し、リスの巣ごもりの ように、あらゆる物資を引きずりこみ、何度、叱責しても、次女以外は怖くて 脚を踏み入れることができない(笑)春ごろになりそうだ。 さて、このモデル、ハドソンから金属モデルガンも出ていて、私も持っていた。 既に銃口閉塞された時代だったが、チャンバー横に、幅1mm、長さ20mm程度 のスリットがガス抜きに入っていた以外は、非常にリアルなものだったと記憶して いる。 実はハドソンへのレクイエムのつもりで、このモデルをUPしたのかも知れない。MGC-MG-32AUTO posted by (C)kirk1701
2010/01/20
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前から読みたいと思っていた一冊。 この本は、幕末から明治に生きた実在の母子の物語、その「子」である、 ”エツ子ちゃん”が書いた、「武士の娘」という本をテキストに進む講義の ような構成になっている。 私は明治生まれの、曾祖母、祖母と暮らしてきて、「武家の女」という ものを目の当たりにしてきた。 本書の主人公を見ていると、祖母たちを思い出す。 時代の節目、関東大震災、大きな戦争などをたくましく生き抜き、死ぬまで 品格を失わなかった曾祖母、祖母には、葬儀の折、 「お袋にあんな死に方されちゃ、俺たちも下手な死に方はできんなあ」と 息子たちから、我が家ならではの口の悪さで賞賛され、見送られた。 そのくせ、祖母の葬儀の折は、例によって斎場の2階で大宴会になって しまい、気がつけば祖母は一人ぼっち(笑) 結局、私一人で、椅子を並べて、祖母の祭壇の前に陣取り、通夜とした。 うちは神道なので、死ねば皆、神様になる。 今でも、天上から祖母たちに視られているような気がして、時々、ドキリと するくらいである。 本当に厳しい祖母、曾祖母だったが、曾祖母が一度、 「○○は、本当に薩摩隼人だ」と、関東で生まれた私を、自分の夫、 父、祖父と引き較べて一度だけ褒めてもらったことがあった。 この一言が、その後の人生にどれだけの勇気を与えてくれたことか! 曾孫の私を、「さん」づけで呼んでくれる曾祖母には、物静かな中にも、 絶対に逆らえない「信念」のようなものがあり、怖かった。 本書を読みながら、祖母や曾祖母の若き日を追体験するような錯覚も 憶え、なんとも爽やかな読後感が残った。
2010/01/19
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久しぶりに大前氏の本を読んだ。 若い頃は、”気分転換”で良く読んだのだが、このところは、大前氏の文章は、 雑誌などで読む程度となっていた。 日経新聞の主催だったか、セミナーの基調講演で聞いたような内容が、本書にも 多く書かれており、どの章も、「なるほど」と頷けるものの、いまひとつ迫るものが なかったのは、私自身が歳を取ってしまったせいだからなのだろうか? 読み終えてから、しばらく考察してみると、氏のプランを実現するためには、かなり 洗練された「政治」が必要になってくる。 ここで、現実の政治を見てみると・・・とてもとても・・・と思ってしまう。 もうひとつ迫るものがなかったのは、このせいであると得心し、本を閉じた。 意外だったのは、国防問題に関しての章である。 「資源のない日本は、戦争なんかできない」としながらも、スイスのような国民皆兵 を唱える点には、大いに考えさせられた。
2010/01/18
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去る1月15日は部分日食だった。 スケジュールをやりくりし、とりあえず午前中で仕事を切り上げ、日没を待ったの だが、やはり関東では観測不可能だった。 西日本の方は、沈みながら欠ける夕陽を堪能できたことと思う。 最近、2012年のマヤ暦の終焉~地球滅亡という、昔から男心をくすぐるタイプの 番組もチラホラ見掛けるのだが、どうも太陽が悪役になっていることが多い。 下の写真は、2005年の太陽黒点を撮影したものである。 特殊なフィルタを装備した、口径60mmのフローライト屈折での撮影。 この「黒点」が電波妨害を起こすことは昔から知られており、黒点の出現が 活発になると、それなりに警戒されてはいたのだが、最近は、この太陽活動自体が 「悪者」になっている番組が目につく。 46億年も反応を続けていりゃ、そりゃ、波もあるだろうに。 太陽がなければ人類もないわけで、いまさら勝手に悪役にする人間って、本当に 幼稚でわがままな存在であると思う。 人類を生みだしてくれた太陽が不調になって、万一、地球が滅びるのなら、それも また運命だろう。 ちょっと宇宙に観測機を飛ばせるようになったぐらいで、太陽を「太陽系のひとつの 構成物」みたいに論じるのはいかがなものかと思う。 最近は、黒点もめっきり減ってしまった太陽だが、私もそれにあわせて、太陽観測 はひと休みのここ数年である。sun_2005-0510 posted by (C)kirk1701
2010/01/17
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土曜日は、午前中の稽古の後、昼食は外食にすることが多い。 あまり連れて出ない末っ子へのサービスと、カミサンの家事を軽減するためだ。 この数カ月で、近所のめぼしい店は回ってしまったのだが、一軒、出来てから 数年経つのに、一度も行っていなかった店があったので、この日は訪ねてみる ことにした。 私はどうも保守的で、そこそこの店を見つけてしまうと、積極的に新しいところを 開拓したいというタイプではなく、正直、「食事は身体づくりの一環」という若い時期 を過ごしてしまったので、「おいしい店」というものに、あまり魅力を感じない。 それでも、美味いものは素直にそう思えるのは確かだし、家族が喜ぶのなら、と、 結構有名な「釜めし」専門店に出かけた。 私と末っ子は、「鶏牛蒡釜めし」カミサンは海老の入った釜めしを頼んだが、これが まあ、結構なボリュームの上、やきとりや小鉢がつくので、もう腹がパンパンに。 小2のくせに、私と同じくらい食べる末っ子も、さすがに目が泳いでいた(笑) このボリュームで一人当たり1200~1500円程度であれば、繁盛しているのも うなずける。 意外な発見だった。
2010/01/16
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22時ごろの速報で報道された。 検察は、「国会が開くと、議員特権で逮捕できない」ので急いで逮捕した。という 報道もあるが、私は違うと思う。 このまま娑婆に置いておいては、石川議員が自殺する懸念があったからだと思う。 小沢の元秘書、そして地元ではあの鈴木宗男の弟分である石川議員。 自殺に追い込まれただろうことは、誰でも想像できる。 「どんなにダーティであっても、選挙で勝ちたいから小沢についていく。」そんな さもしい連中に、国の舵取りを任せられるものか。 この逮捕~小沢失脚(を私は望む)と対になっていることとして、私は今国会で 民主党が、というより小沢が画策している「外国人参政権」の問題に注目している。 もちろん私は反対だが、この件、既に過去「憲法違反」という判決が出ている。 そして民主党は、憲法違反であることを隠蔽すべく、法制局事務次官の答弁を 禁止するという暴挙に出た。 つまり、自分たちにとって都合の悪いことを言わせない環境をつくり、国会運営を しようというものである。 民主党議員にも反対派が多くいるこの法案、外には与党という立場を使って、 そして中(民主党内)には、党議拘束で縛りを入れる。 なんともヤクザな連中である。 自民党でさえ、野党と「調整」を図ろうとしていたぞ。 これでは、最初から強行採決を狙っているということではないか? 今回の石川議員逮捕にも、ニコニコと「ノーコメントです」とトボケテいる、小沢 チルドレンたち。 こいつらは、どんなに国民の不利益になっても、小沢に絶対服従のチンピラ議員 であることがハッキリ解る。 ありがたいことに、石川議員、既に涙ながらに、容疑を認め、 「これ以上は、小沢さんに聞かなければ言えません」と自供してくれたとの事。 あの小沢にして、この程度の秘書を使わざるを得なかった現実。
2010/01/15
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コレクターズ・パッケージで購入。 プロモ映像を集めたDVDと、BGMのCDが付属してきた。 前作、アンブレラ・クロニクルズは途中で挫折している状態なのだが、今回は!? 今回もやはり、リモコンが非常に使いづらい(私にとっては)。 が、オリジナルのムービーが非常に良く出来ていて、とくにレオンとクラウザーが まだ相棒の頃の映像などが興味深く、何とか進めていける。 マニュアルも読まずに、リモコンの使い方は末っ子に聞きながら、挙句の果てには リモコンの電池切れでフラフラしているうちに、一回、死んでしまった。 私は、マジでやっており(笑)、PS版などでは絶対に死なないように慎重に 進めているので、やられたのは久しぶりである(笑) 「くっそ~!気合を入れ直して行くぜ!」と家族に叫んでみても、悲しいかな、 現在、非常に仕事が立て込んでおり、なかなか時間が取れない。 気長にトライすることにする。 ちなみに、レオンはVP70を使用。 リロードの度に、主観視点で、キッチリとセオリーに則ったマガジン交換を観る ことができて、嬉しい。
2010/01/14
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末っ子(小2)が学校で、「今週のニュース」なる宿題を与えられている。 毎学期末、家に持ち帰り、コメントを記入するのだが、これが本当に面白い。 我が子ながら、身近なことから国際情勢(笑)まで、しっかりと、しかし、本当に 「きったない」字で、記録されている。 担任の先生のコメントもまた、簡潔ながら楽しく、いい試みだと思う。 先生って本当に大変だなあ、といつも思う。 こちらも「ネタ」を作ってやろうと、出無精ながら、映画や旅行などに連れ出して いるのだが、そんなネタに目もくれず、昨年暮れなどは、三週連続で、ドラマの 「JIN」である(笑) しかも、毎回、冒頭に「現代の医者が、タイムスリップして江戸時代に行く話です」 と明記されており、噴き出してしまった。 律儀なところは、本当に好感が持てる。 もう少し大きくなると世界が広がり、じっくりと身近な物を見つめることが出来なく なるはずである。 身近な物を、純粋な好奇心のままに見つめることの出来る貴重な時期に、その ひとつひとつを記憶に留め、或いは、書きとめることは、素晴らしいことだと思う。 原稿用紙の枠をはみ出し、用紙が足りなきゃ平気で裏に書き続ける末っ子の 律儀さ、行儀の良さとは相反する、スッとぼけたところは、体裁屋の長男だった 私には、決してなかった特性である。 自分とまったく異なる性分を、子どもの中に観るときほど、ワクワクするものはない。
2010/01/13
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車で通勤している。 朝、始業の1時間以上前に、駐車場に入る。 道路が混むのがイヤなのと、車中で過ごす小一時間が、ひとりにになれる貴重な 時間だからである。 さすがにこの寒さになると、過去は、エンジンをかけっ放し、または、時々かけて 暖房を入れないと、寒くて居られなかったのだが、今年は心を入れ替えた。 天体観測用に車内に標準装備の毛布に加えて、レンジで温めるタイプの 「湯たんぽ」をカミサンが買ってきてくれたので、これを使用。 さらに、エアコンの室外機を覆うカバー(100均ショップ)を持参。 これに湯たんぽを入れて、脚を突っ込み、毛布で覆うと、こりゃもう、ちょっとした コタツである。非常に暖かい。 主としてラジオを聞きながら、本を読んでいるのだが、快適そのものである。 これでひと冬で、60時間程度のアイドリング・ストップとなる。 大体、マイカー通勤自体、問題があるとは常々思っているのだが、その辺りは 総務や、送迎バスを運営している関連会社に提案することとして、先ずはマイカー 通勤をしている”罪”を少しでも軽減したいというところだ。 「せっかく買ったチャリで来ればいいじゃん」と良く言われるのだが、正直、とんでも ない坂道と、この寒さ。 通勤だけで仕事にならなくなるのは明らか。御容赦。
2010/01/12
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先日UPした、149に比べるとスリムな胴軸は、非常にグリップしやすく、携帯性にも 優れている。 ペン先は、現行品で比較すれば149よりも柔らかい。 ビジネスシーンでも、このペンならば、控え目に、さりげなく使うことが出来る。 左が現行品、右が14Cのペン先刻印がある1970年代のモデルである。 残念ながら、この70年代モデルは、首軸からのインク漏れを起こしており、現在は 常用は出来ないが、特徴ある研ぎ方をされており、時々、「つけペン」として使って いる。Montblanc146-01 posted by (C)kirk1701Montblanc146-02 posted by (C)kirk1701
2010/01/11
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昨年は、「万年筆のために造られた」という「リスシオ・ワン」なども購入して 試してみたのだが、もっと「勿体つけずに」使えるものが欲しい。 できれば、仕事でも使える者ということで、行きついたのが、定番である 「ツバメ・ノート」である。 写真1枚目は、左から ・ツバメ・ノート 中性紙フールス(再生) ・マルゴノート フールス紙 王子製紙 苫小牧工場抄紙 ・マルゴノート フールス紙 王子製紙 江別工場抄紙 となっている。 一見同じようなこれらのノートでも、万年筆との相性は様々なことに驚く。 詳細は、現在データを収集している段階なのだが、例えば、 ○ペリカンのM800(Mニブ)では、 ・ツバメノートは、素直に吸い込み、太く書ける ・マルゴノートでは、やや弾く様な感じで、やや細く書ける ○ペン先のデリケートなモンブランのNo.32では、 ・ツバメノートは、しっかりと紙に吸いつき、しっかりと滑るように書ける ・マルゴノート(苫小牧)は、ペン先が弾かれるような感じで、やや書きづらい ・マルゴノート(江別)は、非常に滑らかに書け、ツバメとは別の書き易さが など、本当に組合せが多彩なのである。 例外は、モンブランの149、146などで、その紙を使っても書き易い。 インクと同じように、マトリックスにまとめたいと思う。NOTES-2010-0111-01 posted by (C)kirk1701NOTES-2010-0111-02 posted by (C)kirk1701NOTES-2010-0111-03 posted by (C)kirk1701
2010/01/10
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「勘が良い」,「勘を磨く」,「勝負勘」,「実戦の勘」,「勘が戻らない」など、 気がつけばよく使っている「勘」という言葉。 あいまいとした表現ながら、同じ世界に身を置く者同士では、すんなりと 共通認識が持てたりもする。 つまるところ、武道の求める”峰”の”ひとつ”は、「勘」を再現可能な状態で、 長く維持することではないだろうか。 私のような凡人は、勘を磨き続けるために、数多くの組手をこなすしかなく、 この日も、10分+10分+10分+20分と「掛り稽古」の形で、約1時間、 どっぷりと組手の相手をすることにより、勘が磨かれるのを待った。 「待った」という表現は誤解されそうだが、要は、元気なうちの序盤は、あれこれ 意図的に技を繰り出したりするのだが、終盤、さすがに疲労が濃くなってくると、 余裕がなくなってくる。 そんな時、繰り出された相手のローキックを受けようと、反射的に上がった私の 左ヒザをくぐるように、相手のローキックが金的蹴りに変化した。 「まずいっ」と思ったと同時に、右の軸足がぴょんと伸び、金的蹴りを僅かに外す ことが出来た。 自然に右足が反応してくれなければ、金的を直撃され、無様なことになって いたと思う。 「待っていた」というのはこういう動きのことなのである。 名人・達人と言われる方々は、このような状態を意図的に作り出せるのかも 知れないが、私には、約50分の連続組手が必要なのが情けない。 が、メンバーにはまだこのような稽古をさせるわけにはいかない。 ほとんどの物が、疲労の先にある「無駄な力の抜けた、透明な状態」に入る 前に、反応が鈍くなり、危険な攻撃を貰ってしまうのである。 まず、連続組手を充分にこなせる技の完成度が必要なのだが、このあたりは アマチュアでは、稽古量の問題で、なかなか難しい。 今年も、「勘」が大きな課題となる。
2010/01/09
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年末・年始もいくつかの番組で、真剣味のない政治家の顔が映っていた。 いつまでも「前政権がひどかったんだから・・・」と、免罪符を求めようとする 民主党のアマチュア政治家には、「それも織り込み済みで政権交代を狙ったの ではないのか?」という素朴な疑問が浮かぶ。 小沢が”先祖返り”以上の権力集中を果たし、もはや議院内閣制すら正常に 機能しない状態でも、与党という甘い蜜に溺れた民主党議員の多くは、まるで 北朝鮮の幹部のように、TVに出演しても、金太郎飴のように小沢を擁護する。 小沢に新年の挨拶に行くか否かで処遇が決まる、まさにファッショ。 私が民主党で唯一、評価していた藤井財務大臣も辞任。 今後、より権力基盤の強化を求めて、参院選迄の間、国民をじらしては餌を ぶら下げるような状態を続けるつもりだろう。 このところの小沢の言動で見えることは、彼は国民を「愚民」だと思っている。 事実、テレ東で小沢が出演した時の司会、村上龍などは、気持ち悪いくらいに 小沢に媚び、持ち上げていた。 こういう連中がいれば、小沢が国民、否、自分以外を「愚かなる者」と思い込む のも仕方のないことか。 自民党も酷かったが、民主党はまた「色違い」の酷さでしかない。 ここまできたら、小沢ファシズムの下の安定よりもさらなる政界再編を願う。
2010/01/08
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左:以前UPした、80年代の作家パトロンモデル。Fニブ。 中:現行品のFニブ。 右:現行品のMニブ。 80年代までの149は、適度に柔らかいペン先で上品な書き味を楽しめる。 現行品は、硬めのペン先、というより、人によっては「ガチガチ」と言われるが、 ボールペンなどが隆盛する中で、強い筆圧に適応したモデルが志向されたのか、 あるいは、資本が変わったことによる戦略の変更か。 いずれにしても、新品で入手できるのはデッドストックを除けば、現行品のみと なるわけで、となれば、じっくりと付き合わざるを得ない。 購入した時は、80年代物と比べて、滑らかさは「さすが」と思ったものの、ガチ ニブにはやや不満を残したまま、「馴らし」に入った。 3ヶ月程使い込んだ頃、劇的な変化を感じることが出来た。 私の手が慣れたのか、いい意味での「しなり」を感じるようになってきた。 万年筆に合う紙を、いつも探して来ては試し書きをするのだが、この149が 適応できなかった紙は、今のところない。 不思議なことに、どの紙でも、それなりに納得できる書き味を味あわせてくれる のである。正直、「さすがモンブラン」と思ってしまう。 ペン先の研ぎ方も、オーソドックスながら、手抜きは感じられない。 現在は、現行品のFニブを日記用に常用している。 一部HPなどで、「現行品の149は、いきなりインクが出なくなる」と「大御所」と 呼ばれる方が記しているが、私の購入した個体では、全くない。 むしろ、一番トラブルが少なく、やはり信頼できる製品、と私は思っている。 Montblanc149-01 posted by (C)kirk1701Montblanc149-02 posted by (C)kirk1701
2010/01/07
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昨年、「海の都の物語」を読んで、一気にファンになった塩野氏の作品。 フィレンツエの滅亡までと、マキアヴェッリの生涯を、例によって絶妙の距離感で、 描いている力作である。 恥ずかしながら、マキアヴェッリは「マキアベリの君主論」と、教科書に、本の一行 登場したフレーズと、「マキアベリズム」という、ややダーティーな政治倫理を肯定する 考え方としてしか、認識していなかった。 「理系だったから」と言い訳するわけではないが、中世ヨーロッパの歴史は、若い頃の 私にとっては、「野蛮人の簒奪の歴史」でしかなかったのだ。 もちろん、その認識は今でもあまり変わっていないのであるが、今回、この本を読んで、 少なくとも「マキアヴェッリ」という人物が、なんとも愛すべき人物に思えたのは確かで ある。 今、「君主論」他、彼の作品を、今一度、じっくり読んでみようかと思っている。 40代で失業し、失意のもとで、酒の匂いをプンプンさせながら書かれた、云わば、 「就職活動論文」として書かれたのが「君主論」であるならば、後世の人間(一庶民 でしかないのが申し訳ないが)として、やはり同じように酒を飲みながら、それでも、 真剣に読むのが礼儀であろう。
2010/01/06
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私が20代の頃、格闘技の世界でも、「ナチュラル・フィジーク」という言葉を雑誌 などで見かけるようになった。 1980年代は、空手の世界でも、ウェイトトレーニング全盛で、中にはステロイド などに手を出す輩までいた。 歪に促成された筋肉は、当然、故障も生み、また、スタミナ面での問題、練習量 が少なくなってからの肥満など、相撲取り程ではないが、アマチュアリズムから かけ離れた引退後の生活を送るものも多かった。 「引退後」とは言っても、多くは就職などのために引退するわけで、世間でいえば、 社会人としてデビューする頃に、でっぷり肥った新入社員となるわけで、甚だみっと もないものだった。 カール・ゴッチの影響を受けた、一部のプロレスラーが、自分の体重を使った、 関節技などにも適応した、柔軟性ある筋力を作るための手段として、自分の体重 のみを使った鍛練を志向した。これが「ナチュラル・フィジーク」として紹介された。 ところが、武道のみならず、様々なスポーツの世界でも、この概念は根強くあり、 例えば野球などでもイチローなどの例が見られる。 私自身はと言えば、「適宜」と割り切って、ウェイト・トレーニングも併用しているが、 やはり中心は、「自分の体重を使った」トレーニングである。 特に、年齢を重ねてくると、関節の軟骨もすり減り、円滑な動作を阻害することも ある。 従って、定番の腕立て伏せにしても、より工夫して行う必要がある。 この正月休みも、たっぷりと時間を掛けて、行った。 ウェイト・トレーニングとは違う筋肉が造られていくのを感じると、それなりの達成感 もあり、また、組手などの動きの中で活かされているのも感じる。 成長期の子供などには、さらに”背骨に近い”部分の筋肉の強化を中心に、上腕、 胸・大腿部などには過度な負荷をかけないトレーニングを中心にする。 筋力の比較的弱い女性の場合は、例えば膝をついた状態での腕立てなど、決して 無理をさせてはいけない。
2010/01/05
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年末年始の休みの間も、体調を崩したくないので、いつも通り、AM5:30には 起きるようにしていた。 元旦の朝も、初日の出の前に、目が覚めた。 太陽を遮るのではないかと思うような雲が出てきたので、心配しつつ、撮影。 天体観測をしていると、夜が明けてしまうことはままあり、観測自体も楽しいものだが、 この「薄明」が、中学ごろからは堪らなく好きだった。 「朝焼け」といえば詩心も湧こうというものだが、この歳になると照れくさくて、 やはり「薄明」というタイトルになってしまった次第。2010_0101_SUN-02 posted by (C)kirk1701
2010/01/04
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ここ数年は、年越しのパターンが決まっている。 大晦日は、近所に住む独身の友人を招いて、TVを観ながら酒。 いろんな酒を飲むが、ドイツのアイスワインは必ず楽しむ。 新年は、2日~4日の間に、新橋の決まった店で旧友と新年会。 そのついでに烏森神社に初詣。 どっぷりとアルコール漬けになるのだが、今年は2日に勤務先に行かねばならず、 「休日出勤」的なネガティブな記憶を残したくなかったので、新橋の宴に行く、 ”ついで”に、会社に寄るようにセッティングした。 トラブルもなく、夕暮れ時には無事初詣を済ませた。 あまり信心深くない私が、さすがにこんな時は、いろいろお願いしちゃったりする のだが、不思議なことに今年は、「家族の健康」ぐらいしか、頭に浮かばなかった。 御承知の向きが多いと思うが、烏森神社は、もう、「飲み屋街の一角」と言っても いいくらいの環境にあり、荘厳な森の中にある神社ではない。 従って、フィトンチッドに癒されて謙虚な気持ちになったわけでもなかろう。 400年ほど遡ると、我が家は神主だったという神道の家だが、特に説教臭いことを 躾けられた記憶はない。ただ、”八百万の神”から来る、周囲の全てのものへの 感謝の気持ちと、「死ねばみ~んな神様」という大らかな先祖への感謝は、私の 一部になっている。 人生の折り返しを過ぎ、さすがに、「自分、自分」と願う気持ちばかりでなく、自然を 中心とした、周囲の物との「共棲」の気持ちが湧いて来たのか? このあたり、歳を取るたのしみである(笑) さて、酒に関してはまったく謙虚さはなく、新年会では短時間でウィスキーのボトル をひとりで3/4程度空けてしまい、それでもあまり酔わず、帰宅後、飲み直した。 酒好きは自認しているが、今年あたりは少し、”謙虚に”飲みたいものである。ICE_WINE_2010 posted by (C)kirk1701
2010/01/03
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元旦の朝、駅でサンケイ新聞を購入。 ぶち抜き全紙サイズの「実写版・ヤマト」の宣伝広告が目当てである。 「元旦だけで宣伝費1億」という情報に踊らされてしまったわけだが、なんとも迫力 ある広告だった。 TVCMは現時点で観ることが出来ていないので、ようつべで鑑賞。 →動画はこちら もちろん、家族全員で鑑賞した結果、 「おおっ!」(妻) 「うほ~っ」(末っ子) 「なんか、スタートレックみたいですね」(次女) 「なんか、結構良さそう」(長女) という評価である。 私はと言えば、沢尻が出なくなった時点で「とりあえず押えておこう」という気持ちに なっていたものが、「う~ん、観たい!」と気持ちがグラグラ揺れてしまった。 ”実写版”と言ってもCGが多ければ、万一、キャラクタが滑稽であったとしても、 割り切って観ることができるというものだ。 昨年末、CSで一挙放映していた、ヤマトのTVシリーズを改めて観て、その魅力を 再認識しただけに、オリジナルのイメージが”大破”せずに、新しい魅力を加えて くれることを切に願う次第。
2010/01/02
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本年もよろしくお願い申し上げます。 自宅からの初日の出です。 活動停滞期と言われる太陽ですが、我々の存在の源であることには変わりなく、 今年もしっかり拝ませていただきました。 昨年は、”世界天文年”ということでしたが、不況もあってか、業界内の盛り上がり にとどまってしまったように思います。 特にキャンペーンを張らなくとも、例えば1月は木星・土星・火星が見頃ですし、 四季の星座、そして星雲・星団は毎年きっちり楽しめます。 今年もNPO活動などを通じて、ひとりでも多くの方に天文の素晴らしさを知って もらえるよう、地道にやっていこうと思います。2010_0101_SUN posted by (C)kirk1701
2010/01/01
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