2005年07月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今日も怒涛のような一日だった。
朝、起きる。
バイクに乗る乗らないをめぐり、父と口論になることは目に見えていた。
そのため、起きたら僕は食事も取らずに家を出た。
父と顔を突き合わせたりしたら大変である。

父を避けるために速攻で家を出ようとする僕。
それを逃すまいとして父は僕にいう。

「バイクに乗らないほうがいい。」と
僕は父に付き合わない。


朝8時20分に家をでる。
9時に大学近くの総合病院に着いた。

受付で「診察は事故によるものだ」というと受付係に「保険証はいらない」と言われた。
事故用の用紙に住所、氏名等を記入すると、整形外科に回された。

整形外科のブースの前には多くの患者が診察の順番が来るのを待っている。
係りの者に待ち時間は1時間程度だと言われた。

結局診察を受けたのは10時半。
Y先生の診察を受ける。

「痛いところは?」と先生に聞かれた。
「尾てい骨と腕の骨が少し痛みます。あと、3箇所ほどかすり傷があります。でも、特には問題ないです。」と僕は言った。

先生が言うには、痛みは何日かして発生することもある。交通事故で診断を受けないと、被害者側が不利になる。だから、ちゃんと検査したほうがよい。という。


骨盤と腕のレントゲンだ。

レントゲン室に行った。レントゲンを取ってくれるのはY先生ではなく、別の先生
だった。そのとき、僕は腰の痛みに気づいたので、無理を言って腰のレントゲン写真も撮ってもらうことにした。

結果的にどこにも骨の異常は見当たらなかった。お尻には少し打撲があった。
Y先生は「全身打撲」というカッコいい病名をくれた。
全身打撲!!


僕はその物々しいネーミングが滑稽でたまらなかった。

待合所では男性患者と看護婦とのやり取りが聞けた。
看護婦は中腰の姿勢になり、患者のひざに手を当てながら言う。「あのね?MRIを受ける日は○月○日じゃないの~。△月△日なの~。わかる?ごめんね。でもしょうがないの。」
僕はその看護婦の対応にはいささか疑問を感じていた。
子供をあやすような口調。女性という武器を使い、年配者をやすやすとコントロールする。看護婦のほうが主導権を握っているので、甘えさせるだけ甘えさせたあと、例えば、患者が勝手に勘違いし、甘えの要求が負担になるほど強くなったとしても、突き放すのは簡単である。

また、患者は患者で、自分ではなにも出来ないような幼児のようにたどたどしい日本語で、看護婦に甘える。

ひねた見方ですいません。

しかし、僕が老人になったら、看護婦に幼児のような喋り方をさせられるのはごめんだ。「は~い。お口あ~ん。おいちいですか~?」などと言われた日には屈辱の極みである。死ぬまで一人の大人として接して頂くことを望む。

そんなことはどうでもよい。本題に戻る。

結局、11時半までかかった。大学では10時から12時までゼミがあった。僕がゼミ室に着いたのは、ゼミが終わる10分ほど前だった。終盤に入室するのは気まずかったが、交通事故なのでやむを得ないと思った。

さて、保険の話が進み始めた。
1時ごろにAO損保のOTさんから電話があった。

内容は次のようである。バイクの修繕の件だが、バイク屋が決まったら連絡して欲しいということ。病院費用をどうするか、という件についてだった。

なんども通院するのであれば、保険会社を通じた方が得だし、一度や二度の通院であれば、加害者が直接支払ったほうが得、という風な具合だ。

したがって、僕の怪我状況がどうなのか、その後通院することが頻繁にあるのか、または無いのかが気になる様子だった。

結局、加害者であるYさんの話も聞かないと病院費用の処理について話は決まらないということになった。

AO損保がYさんに電話を入れたようだ。
その後、Yさんから電話がかかってきた。

Yさんとの話で次のように決まった。
「Yさんのメールアドレスに僕の振込み先と医療費の合計を明記し、送る。そうしたら、Yさんが銀行に振り込んでくれる」ということ。

この話を聞いて、少し残念だったのは、慰謝料は含まれないだろう、ということだ。保険会社を通じて医療費を支払って貰うと一日にいくらかの手当てがつく。
直接交渉だとそれがつかない。

でも、いままでのYさんの誠意はすごく感じていたので、「利益はいいや」という気になっていた。

さて、僕は2時に大学を出た。バイク屋に向かう。
僕のバイクは外傷はあるが走るには問題ない。

バイク屋着いて、バイクの修理を依頼した。

バイク屋の保険に詳しい人が出てきた。Tという人だ。
作業着の胸ポケットに赤ラーク(タバコ)を入れている。

T氏の態度は親切とはいえなかった。
僕が「保険会社の人と直接話して欲しいんですけど。」と言い、そのあと電話番号を言おうとすると、「ここじゃ(修理場の前)番号言われても覚えられないよ。」とたしなめられた。僕は「は~、そうですか」っという感じで話を進める。

話は「この場でバイクを置いて言って修理に出すかどうか。」ということになった。バイクは僕にとっての生活の足なので、代車が必要になる。代車の経費を保険会社が出してくれるかがポイントだった。

僕はAO損保に電話を入れる。AO損保のOTさんはバイク屋の人と話したそうだった。バイク屋のT氏に携帯を渡そうとすると「いまの話は、代車を借りる代金を保険会社が出してくれるかどうかでしょ?」と馬鹿にされる。
僕は言った。「保険会社がTさんと話したがっています。代車の件も含めて直接話し合って頂いた方が話が早いでしょう。」

実際、要領を得ない僕を介するよりも、バイク屋と保険会社が直接話す方がよっぽど話がスムーズに進んだ。

バイク屋のオヤジ(T氏)は、今回の事故で僕に非がないということがわかったとたん急にお客様扱いをするようになった。意味がわからない。

T氏の中では、
バイクに乗る若造が無茶をして事故った。→修理代をめぐって保険会社ともめている。→若造の自業自得であり、いちいち付き合いきれない。

だったのが、
若造(僕のこと)は100%被害者→修繕費の出所も確保されている

という心境の変化があったのだろうか。


とにかく、T氏は態度を変え、その後いい奴になる。

そして、破損したバイクを初めてちゃんと見てくれた。
「結構、強くぶつかられたね~」などと言うので、「は~、吹っ飛びましたよ。」と言っておいた。

その後の展開はスムーズだった。

今後の流れは次のようになるらしい。
保険会社とバイク屋が話し合う。修理の見積もりを立てる。
見積もりの結果を僕が見る。OKならば、修理し始める。
それまではバイクの修理はしないのである。
だから、見積もりの結果みて、僕が了承したらすぐに修理開始してもらうようにバイク屋に言わなくてはならない、というのは念を押されたことである。

代車も用意してくれた。ボロかった。シートに穴も開いている。サイドミラーの位置が悪く、後ろが見えにくい。音も僕のバイクに較べてうるさい。
やはり自分のバイクがいい、と思った。

家に着くと、今度は、僕の方の保険会社の人(Kさん)から電話があった。
彼からはいろいろと知恵を付けされてもらった。

診療費の件は、直接するよりもやはり、相手の自賠責の保険会社を通じた方がよいと提案された。その方が、慰謝料もつくらしい。通院にかかった交通費も出る。一キロ当たり15円という計算だ。相手の自賠責の保険会社は、「事故証明書」というものに記載されているらしい。
郵便振替、手続きなど、面倒らしいが、これはAO損保さんが行ってくれるということ。


あと、ファミリーバイク特約についても教えてもらった。
今回の件は適用外らしい。相手が100%悪いからだという。
ファミリーバイク特約は、相手との接触の際、相手の損害は補償してくれるが、自身の損害(バイクの損傷)は適用外らしい。
自損事故(電柱にぶつかる)でも出るという。

僕の味方をしてくれるA損保のKさんは親身になって教えてくれた。
一つだけ気になる点は、「なにかわからないことがあれば無料で相談に乗ります。」というフレーズだ。この電話の中で3回言われた。まあ、親切で言ってくれているのだが、そう無料、無料言われると、
無料なのは当然じゃないのかな? と思ってくる。
そのために払っている高い保険料なんだからね。相談番号という6桁の番号を貰った。Kさんに取り次いで貰うには、その相談番号が必要なのだ。

このあとにAO損保に電話を入れた。

K氏の言う通りに、示談ではなく、自賠責を用いて、医療費の支払いをしてもらうことにした。会社が払うので、相手のYさんの金銭的な負担もなくなると思う。

このあとは、個人的なことだが、塾講師のアルバイト。
そのあと、家に帰る。食事をして、風呂に入る。
携帯ショップに行って、1週間前に修理に出した携帯を受け取りに行ってきた。
故障の原因であった基盤を取り替えたらしい。
受信メールのデータはなくなっていた。まあ、いいや。データフォルダに入っていた写メールも無くなっていた。これは少しだけ残念だった。

その足で大学へ向かう。

天敵の父親に会わないように今日は大学に籠もる。
一週間も家に帰らなければ、父親の気持ちも変わっているに違いない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年07月12日 01時54分36秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kobayashi164

kobayashi164

コメント新着

ヒロシ@ Re:やぁ。(08/12) みとう店長さん。書き込みありがとうござ…
ヒロシ@ Re[1]:へこみ気分(08/12) しぐれ茶屋おりくさん。お久しぶりです!…
しぐれ茶屋おりく @ Re:へこみ気分(08/12)  お久しぶりですぅ~♪ 家庭をお持ちに…
みとう店長 @ やぁ。 合わない上司はイヤだね^^; ランダ…
小林@ Re[1]:久々に柔道をする(01/14) 「病は気から、気は身体から」とは私が作…

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: