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いいねぇ、この作品。楽しめるね。映像としての見せ場はいっぱい。いったいどうやって撮影したんだろう!?なんて思うシーンもあるけれど、そこは撮影じゃなくてSFXかCGで作っているんだろうね。それにしてもそのシーンも他のシーンも手が込んでいる。手抜きが一切ないつくりは、連載漫画にも通じる気がする。さて、この作品、キャストというかキャラクターがいい。とてもいい。原作を知らないから違和感を持つことはないのだが、新妻エイジ(染谷将太)がダントツいい。あの猫背の感じ、猫背というより肩が曲がっている感じ、独特な感じがグッド!亜豆美保(小松菜奈)は実物(実写)がそれほどでもない(すみません)のに、漫画のキャラクターになったときのヒロイン度がバツグン!!惚れてしまうやろー!!といいたくなるほどの乙女!!川口たろうの宮藤官九郎も絶品だし、服部哲の山田孝之も彼ならではの味わい。もち、主役の二人は、高校生やるなんて、佐藤健・神木隆之介、もう最高だぜ!!プロジェクトマッピングのような映像も、メガネに映る小技も、ペンで戦うシーンももう最高だぜ!!恋愛禁止を告げるシーンは悲しくなっちゃうけど、いい作品です。2015年/日本/120分/G監督:大根仁 出演:佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー、染谷将太お薦め度「バクマン。」★★★★(85%)
2015.10.17
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実写映画化作品の前作が良かったので、続編は見なきゃと見に行った。見たかった。しかし、好きじゃない作品だった。何のために戦うのか?人と人が、形式的にみえる小火器における戦闘ゲームを繰り返しているのが、この”図書館戦争”ではなかったのか。人の命を賭してまで、戦闘を行うとは・・・。ある種、図書を、表現を守り抜くという使命があるがゆえ、専守防衛という名目があるがゆえ、意義があったように思うのだが。作品としても今回のこの作品は、物語の展開がご都合主義に陥ってしまっている。都合の良い展開、都合の良い敵対、追跡、妨害。言ってしまうとネタバレになってしまうので潔いとならないので、言わないが、良化隊の行動に???と思えるもの、しきりだった。同時に作られたスペシャルドラマを見ていないので、何か関係あるんでしょうか?映画では松坂桃李の男っぷりが良かった。横顔は少女漫画に出てくるイケメンみたいにチョーハンサムだった。彼が優男を演じるコメディ作品を見てみたいなぁ。それにしてもNHK朝ドラ俳優が多いなぁ。2015年/日本/120分/G監督:佐藤信介出演:岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、土屋太鳳、松坂桃李、栗山千明、石坂浩二お薦め度「図書館戦争 THE LAST MISSION」★★★☆(70%)
2015.10.12
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これが東野圭吾原作作品なのだろうか。設定が甘い、というか都合良すぎ。何らかの式典があるとして、国家機密に至る重要事項であるならば、警備員一人いない式典会場ってあるだろうか?当日であれば、何時間も前に準備が行われ、その確認、その警備、その準備に追われ、誰もいないなんて…ありえない。ストーリーの展開や設定に、それっておかしくない?と突っ込みを入れたくなるところ多少あり。そして、風がふけば桶屋が儲かる的な展開に、クライマックスとラストでもっと違った方法があるだろうし、もっと簡単なあたりまえな処理方法があると気付いて、疑問に思うことが多かった。とはいえ、俳優陣の素晴らしさ、スペクタクルな映像のすごさ、手に汗握り、まばたきすら許されないほどの緊迫したシーンなどなど見どころは満載だ。このすごさはスクリーンの大画面で、ぜひ味わってほしいと思えた。二段重ね、三段重ね。二段落ち、三段落ちの展開は、さすがだなと思える素晴らしい出来。感嘆するしかないよね。原発に対し、賛成なのか、反対なのか、判然としない作品としての立ち位置だが、原発問題を問う作品としては、大きな意義のあるものではないだろうか。予告編に騙されたクライマックスのシーンがあったが、ご愛嬌ということで、許してあげましょう。仲間由紀恵の役なんて、仲間じゃなくてもと思ったけれど、終盤に来て、彼女なきゃいけない難しい役どころだったことがわかる。松島花も気になったよね~。2015年/日本/138分/G 監督:堤幸彦 出演:江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人、向井理、佐藤二朗、光石研、落合モトキ、やべきょうすけ、手塚とおる、永瀬匡、石橋けい、松島花、カゴシマジロー、前川泰之、松田悟志、森岡豊お薦め度「天空の蜂」★★★★(80%)
2015.09.17
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“Rogue Nation”という意味は何?Rogue =悪党、Nation=国民となると、悪党国民で、悪党集団という意味で使っているのかも。それは、映画を見ればわかる。さすがだなトム・クルーズ。第一線で活躍し、エンタテイメントとしての映画を作り続け、主演し続け、ハリウッドで彼の右に出るものはないと思う。近い存在でブラピがいるが、ちょっと違うかな。エンタテイメントとしての作品としてはトムが最高。映画らしいシナリオに感心し、次から次へとのべつまくなし、これでもかこれでもかと展開していくすごさ。カーチェイス、バイクチェイス。屈強な男たちに比肩する女スパイに色気を求めていないところもいい。それに似合うレベッカ・ファーガソン、いいね。映画館で見ると映像はもちろんだが、音響がいいね。どんどんどんどん進化し、全方向から映像に合わせた臨場感あふれる音は、最新の映画館でないと味わえない。やはり映画館で見てこその作品であった。2015年/アメリカ/132分/G 監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ビング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィン、サイモン・マクバーニー、トム・ホランダー、イエンス・フルテン原題:Mission: Impossible - Rogue Nation お薦め度「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:戸田奈津子
2015.09.10
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「ジュラシックワールド」ね。ディズニーランドが大きくなって、ディズニーワールドになったように、ジュラシックパークがジュラシックワールドに。時は流れ、ジュラシックパークの思い出を思い出そうとするが、細かいところは覚えていない。これまで、素人か無名な役者を使っていたスピルバーグにしてはスターではないにしろ、プロの俳優たちをキャスティングしていたな。それは、CG相手に演技をしなければならなかったせいだろうか。はたして、今回。あの、撮影はCG相手だったのか、実物のようなものがあったのか。まあ、トランスフォーマーなどのメカが恐竜にかわったと思えば、同じ手法の撮影方法だろうと想像する。さて、今回の「ジュラシックワールド」の目玉は規模も性能(?)も拡大したT-REXを超える恐竜(超獣とでもいおうか)を孵化、飼育したところにある。クライマックスでT-REXが登場するところは、この作品の醍醐味と言えよう。迫力を味わいたいと、3Dで見たが、その威力はない2Dでも十分楽しめると思えた。そもそも3Dは映像が飛び出してくるわけではなく、映っている映像が立体的に見えるというだけで、視覚の増幅にほかならない。とはいえ、3Dで見たからこそ言えることには違いない。クライマックスの激闘がものすごいが、その決着が思いもよらぬ結末をむかえ、唖然とする。ビックリするが、この決着でいいの?内容的には、いまひとつの感じがしたが、話題性十分なので、見てみるのもいいと言えようか。2015年/アメリカ/125分/G 上映方式2D/3D 監督:コリン・トレボロウ 出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ビンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、ジェイク・ジョンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、ジュディ・グリア、イルファン・カーン、ローレン・ラプカス、ブライアン・ティー、ケイティ・マクグラス、アンディ・バックリー、ジミー・ファロン原題:Jurassic Worldお薦め度「ジュラシックワールド」★★★★(80%)字幕翻訳:戸田奈津子
2015.09.05
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不覚にも居眠りしてしまった。よって論評せず。2015年/日本/監督:湯山邦彦 出演:松本梨香、大谷育江、牧口真幸、梶裕貴、伊瀬茉莉也、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、釘宮理恵、藤原竜也、山寺宏一、中川翔子、篠原信一お薦め度
2015.08.02
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あまりきれいな足じゃないなぁ…なんて思いながら、なんとなくその持ち主は長澤まさみのような気がしていた。足が細すぎるんだよね、骨っぽいというか…。それはさておき、人間ドラマ、日常を描くというところでは、ある種小津作品のようなものなのかもしれない。今回、鎌倉だしね…。都会の喧騒は一切感じさせず、どこかの田舎町のような感じ。東京に近くても、いまだに、こんな感じなんだと、見て思った。時の移り変わりが早く、あっという間に過ぎ去ってしまう。親子、兄弟、義理の親子の確執をそれ以上でも、それ以下でもなく描いている。激昂することなく、淡々と描いている。監督が惚れ込んだだけのことはある広瀬すずがいい。というより惚れ込んだだけに良く撮っているのか。4姉妹の中ではいかがなものかと思えた夏帆が意外といい味出しているし、次女として長澤まさみの気の強さもいい。綾瀬はるかもおっとり長女として見せてくれる。淡々としている加瀬亮もいいし、すずの相手役になる前田旺志郎にいたってはみごとといいたい。あと、風吹ジュンもよかったな。綾瀬はるかの相手役として、堤真一は年が離れすぎのような気がする。あと10歳は若い俳優をあててほしかった。たんたんとけれど早足ですぎていくこの作品は、葬儀で始まり、葬儀で終わるではないけれど、陽というよりは陰な感じの作品だ。それでも、決して暗くならず、さらっとした感じで、クライマックスで流した一縷の我が涙に、この作品を見て良かったと思えた。2015年/日本/126分/G監督:是枝裕和 出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶお薦め度「海街diary」★★★★(80%)
2015.06.20
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フェアリーテール、ディズニーのおとぎ話が好きな御仁にお薦めする作品がこれだ。私自身見たいと思っていたが、いざ、見に行こうと思うともっと他に見るべき作品があるんじゃないかと二の足を踏んでしまう。見て良くなかったら、どうしよう?って。そんな思いに、後押しして映画館へ足を運ばせてくれるのが、同時上映されている「アナと雪の女王」の続編(?)、新作となる短編だ。アナの誕生日を祝うという趣向で、「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」が表題だ。この「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」を併映する意味があるのか、と思うけれど、「シンデレラ」単独では呼べない客を呼ぶ手段としては、いいのかも。さて、「シンデレラ」である。実写版は1976年にもあるが、私は見逃しているので、今回が初めて。ゆえに「シンデレラ」実写版のリメイクになるのかどうかは、しらない。もともとのシンデレラの本筋はそのままだが、多少アレンジを加えていて、まだ、存命だったシンデレラの父母が登場しているのが新しい。二人とも、病気で亡くしてしまうのだが、父の再婚の意味が理由立てているけれど、不確実のように思えた。「勇気と優しさ」を胸に、過酷な日々の生活=継母の扱いに立ち向かうシンデレラ。彼女が遅れて舞踏会に登場するシーンでは目頭が熱くなった。感動してしまった!感激屋さんなんだなと自身のことに突っ込みを入れつつ、夢のような舞踏会のシーンでは胸がいっぱいだった。素敵な映像。これまでの作品で堅苦しく論理的だったケネス・ブラナー監督だが、ここでは感情的に描かれている。クライマックスも見事で、さもありなんと納得し、感動する。見てよかった。そう思える一本である。しかし、おすすめ度90点は、甘いかな。ケイト・ブランシェットの演技が秀逸であった。2015年/アメリカ/105分/G監督:ケネス・ブラナー 出演:リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーター、リチャード・マッデン、ソフィー・マクシェラ、ホリデイ・グレインジャー、デレク・ジャコビ、ノンソー・アノジー、ステラン・スカルスガルド、ベン・チャップリン、ヘイリー・アトウェル原題:Cinderellaお薦め度「シンデレラ」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:古田由紀子
2015.06.10
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時間が出来たので久しぶりに映画を見に行った。「バードマン」を見たくて六本木まで出かけた。しかし、上映していない。昨日で終わったのか!?仕方なく、「映画 ビリギャル」を見た。原作は1年半ほど前に読んでいて、その時も男(塾講師)が書いたのか…と思ったけれど、映画もナレーションが男(塾講師)だし、それゆえ主人公はビリギャルでなく、男なんだな。そう、思ったのがエンディング、というかエンド・ソングで感じた。作品は原作の味わいを損なうことなく、映画的味付けを足して(アンチテーゼというか、ビリギャルの対比として名古屋大学を目指す男子学生を出している)、時々、涙を誘う感動的なところもあり、超グッドであった。ビリギャルの有村架純がいいけど、あーちゃん(母)役の吉田羊もいい!(ただ、母役にはちょっと若すぎるか)伊藤淳史の塾講師役もいいんじゃないかな。BGMもとてもよく、映画の雰囲気を盛り上げていたと思った。ただ、ラスト、ラスト・ソングのだみ声はなんだ!?不協和音に聞こえるその歌は…いけません。男が男による男のビリギャルを作ったがため、男によるラスト・ソングになったのかな。サンボマスター 「可能性」。歌詞もこの作品に合って作っているんだろうけれど、乗れなかったなぁ。いい楽曲、いい歌であれば、観客の紅涙や歓喜の涙をさそうこともできただろうにと思った。海外のノンフィクション=実際にあった話の映像化の場合にエンドクレジット時に、主人公たちのその後を報告(字幕)してくれるんだけれど、今回も、実際の話だし、姉の影響を受け、妹も慶應義塾大学を受験し合格している話など、後日談を出せば、もっともっと希望が持てる作品になったと思う。そうしなかったのは残念。2015年/日本/117分/G監督:土井裕泰 出演:有村架純、伊藤淳史、野村周平、大内田悠平、奥田こころ、あがた森魚、安田顕、松井愛莉、阿部菜渚美、山田望叶、矢島健一、中村靖日、峯村リエ、吉田羊、田中哲司お薦め度「映画 ビリギャル」★★★★(80%)
2015.05.23
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そろそろ上映終了となる『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ )』を見に行った。幼児が数多く、家族連ればかりであった。今回は、娯楽に徹するというか、楽しめればということなのか。ヒーローごっこ(?)が発展して、実際に人助けするみたいな展開であった。感動とか、意義とかいうものは少なかったんじゃないかな。でも、まぁ、ドラえもんはお涙ちょうだい作品ではないので、楽しめればいいのかな。2015年/日本/100分/監督:大杉宜弘 声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、田中裕二、観月ありさ、市村正親お薦め度「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ )」★★★☆(70%)
2015.04.12
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「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督が作り、全米公開スタート時は5館だった上映館が、クチコミの力で1300館で上映となった作品と知って、見てみたいなと思っていた。本日機会があったので見てみた。キーラ・ナイトレイ、歯並びは良くないが、綺麗な女優さんだ。スレンダーなところもいい。初めて見た時から気に入っている。彼女が主演。映画は何度か、プレイバックするので、いつなのか把握するのが大変だが、アルバム制作をする頃になるとようやく順番どおり流れていくので理解しやすくなる。ただ(「パルプ・フィクション」みたいに)編集ミスなのか、まわりのバンドメンバーなど、まだいないはずなのに登場していたりして、違和感を感じた。主人公とその彼、男友達、出会った音楽プロデューサーとの関係性が、移り変わっていき、親密になっていく音楽プロデユーサーの家族が再構築されていくのを見ていくとなんだかグッとくるよね。自主制作となるアルバムもおもしろい作り方だし、その売れ行きも気になるところだけれど・・・。ラスト、唐突な終わり方に少々びっくりするが、いい映画を見れたという満足感は残る。音楽プロデュサー役のマーク・ラファロは小汚いが、フェロモンのあるセクシーな俳優なんだな。原題の”Begin Again ”もどういうことなのか、映画を見るとわかる。ちょっと見るにはいいかも。2013年/アメリカ/104分/G監督:ジョン・カーニー 出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レビーン、ジェームズ・コーデン、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー 原題:Begin Again お薦め度「はじまりのうた」★★★★(80%) 字幕翻訳:中沢志乃
2015.02.21
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「アニー」って、こんな内容だったかな。映画もミュージカルも見たけれど、もう昔の事なので忘れてしまっているのだろうか。確か、最初は施設にいたような気がするけれど・・・。音、音、音が、すべての音が音楽で始まる。足音、靴音、騒音が音楽。ミュージカルとしてヒットしたので音へのこだわりは相当あると感じられた導入部である。市長選があり、どこでもつながる携帯電話が出てくるなど、現代にアレンジして楽しめる内容になっている。クライマックスの追跡もスマホの機能が活かされている。ラストにハニガン(キャメロン・ディアス)の下手な落ちがついていたけれど、その必要があったのかな。オーラスのつけたし映像も必要だったか、は疑問。しかし、”TOMORROW”が元気をくれる。明日に期待して今日はぐっすりやすもう。(笑) 2014年/アメリカ/118分/G監督:ウィル・グラック 出演:ジェイミー・フォックス、クヮヴェンジャネ・ウォレス、ローズ・バーン、ボビー・カナヴェイル、アドウェール・アキノエ=アグバエ、デヴィッド・ザヤス、キャメロン・ディアス、ブラッド・ボン、ベス・ロウ、ゾーイ・マーガレット・コレッティ 原題:Annie お薦め度「ANNIE/アニー」★★★★(80%) 字幕翻訳:石田泰子
2015.02.01
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子供と一緒だったので吹き替え版を見に行った。面白かったし、ちょっと感動もした。悪役かな?と思える人が、悪役ではないというのは最近の傾向なのか。また、善人と思える人がそうでないのも今の傾向か。そこにも理由(原因)がある。理路整然とし大人が見ても納得できる内容は、さすがハリウッド、さすがディズニーといった感じがする。オープニングにカップリングされているショートムービーはどういう意図だったんだろう。主人公の名前やサンフランシスコが舞台なのに町はとても日本の大都会的で中国語もあったけれど寿司をはじめとして日本的なものが多かった気がする。多分にドル箱の日本市場を意識した結果なのかも。クライマックスはヒロイック、自己犠牲的精神が表現されていて映画「アルマゲドン」以来、嫌となるほど自己犠牲のシーンを見てきている。ストーリーの素晴らしさ、やはりディズニーたるゆえんだろう。2014年/アメリカ/102分/G監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ 出演:スコット・アツィット、ライアン・ポッター、T・J・ミラー、ジェイミー・チャン、デイモン・ウェイアンズ・Jr.、ジェネシス・ロドリゲス、ダニエル・ヘニー、マーヤ・ルドルフ、ジェームズ・クロムウェル、アラン・テュディック日本語版:菅野美穂、小泉孝太郎、川島得愛、本城雄太郎原題:Big Hero 6お薦め度「ベイマックス」★★★★(80%)
2015.01.17
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ブラピ、この作品をプロデュースして出演して、何を訴えたいのか。孤軍奮闘した小隊、残った一台の戦車を讃えたいのか。戦争における悲惨さが随所にあり、辛くなる作品であるし、ドイツ、特にSSへの憎しみを煽る内容である。なにゆえに制作したのか。どうしても考えてしまう。ドイツの戦車の素晴らしさ、タイガーの屈強さは今さら言うまでもなく、この作品でも4対1の戦車戦のシーンでもその破壊力の凄さ、頑丈さは十二分に映し出してくれる。世界一戦闘能力の高いタイガー戦車を持つドイツ、世界一戦闘能力の高いゼロ戦戦闘機を持つ日本、技術力の高さだけでは戦争に勝てなかった。物量にまさる連合軍だから勝利したのだろう。無情で悲しくなる作品だ。フューリーとは憤怒(ものすごい怒り)だ。この作品では孤軍奮闘する戦車の愛称である。2014年/アメリカ/135分/G監督:デビッド・エアー 出演:ブラッド・ピット シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス、スコット・イーストウッド原題:Fury お薦め度「フューリー」★★★☆(70%) 字幕翻訳:松浦美奈
2014.11.29
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レイチェル・マクアダムス、私の好きな女優さんだ。彼女が出ているので、見たかった。見に行った。作品は、過去にしか遡れないタイムトラベルの話。人生を変えることができても、世界を変えることは出来ない。ちょっとした失敗を過去にさかのぼって繰り返すことによって、無難に、あるいは成功にする。過去にさかのぼって、過去を今を作りかえること。そのことが必要なことなのか、と映画は問うてくる。はたしてその結末は。いけてない男が主人公。レイチェルはかわいい。その組み合わせ。悪くない作品だが、はたしてレイチェルが出る意味はあったんだろうか。2013年/イギリス/124分/G監督:リチャード・カーティス 出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リディア・ウィルソン、リンゼイ・ダンカン、リチャード・コーデリー、ジョシュア・マクガイア、ウィル・メリック、バネッサ・カービージョトム・ヒューズ、キャサリン・ステッドマン、リチャード・E・グラント、リチャード・グリフィス原題:About Timeお薦め度「アバウト・タイム 愛おしい時間について」★★★★(80%) 字幕翻訳:稲田嵯裕里
2014.11.22
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「フ、フランス語だ!」フランス映画と知らずに見たので、フランス語にビックリ。いまどき、この手の作品はハリウッドと相場は決まっている気がして、何もチェックしてなかったなぁ。ほんとは「ヘラクレス」を見ようと思ったんだけれど、プレイガイドで前売り券売り切れていたから、しかたなく「美女と野獣」を選んだ。人気の「ヘラクレス」はまたの機会に見るつもり。さて、この作品、本当に予備知識なく見に行ったから、フランス映画ということにビックリした。CGの多様性とその素晴らしさは、ハリウッドに負けず劣らず素晴らしかった。日本とハリウッド以外でもSFXを使った作品がつくられるんだね、と感心。実写版ということに期待したが、1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版の物語をもとにしているということで、美女の兄弟姉妹が多くいたり、森の妖精が出てきたりと従来知っている「美女と野獣」とはちょっと、いや、ずいぶんと違う。野獣が人間になるかならないかというくだりも、すでに映画化されている作品の方がその理由に納得がいくし、洗練されている気がする。感動の度合いからすると、ミュージカル・アニメで大ヒットしたディズニーの「美女と野獣」が素晴らしく、また白黒作品だがフランス映画の実写版「美女と野獣」(ジャン・コクトー監督)もいうことなしの傑作だ。どちらも感動すること間違いなし。しかし、それに比べると感動の度合いは薄く、何がどうして、こうなったのか、と不思議に思うことも多々ありながら展開するこの作品はお薦めとは言えないかもしれない。美女は美女じゃないし、好みじゃないというか美しさもかわいらしさも足りない気がする。野獣は、王子を思い浮かべた場合、王子らしさに欠ける。野獣らしさたっぷりのバンサン・カッセル。フランス人気俳優は彼しかいないなんて、ちょっとさびしい。若手の俳優もたくさんいるだろうに、知名度からすると彼を上回るスターはいないのかも。アラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンドやモーリス・ロネやジェラール・ドパルデューやダニエル・オートゥイユといった面々が活躍していた頃に比べるとフランス映画の人気は下火になったように思う。映像作品としての出来は素晴らしいが、物語としてはファンタジーさに欠けたように思う。原作に忠実にあるよりももっともっと感動させてほしかったな。2014年/フランス・ドイツ/113分/G監督:クリストフ・ガンズ 出演:バンサン・カッセル、レア・セドゥー、 アンドレ・デュソリエ、イボンヌ・カッターフェルト原題:La belle et la beteお薦め度「美女と野獣」★★★☆(70%)字幕翻訳:丸山垂穂
2014.11.03
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どうしてニコール・キッドマンを起用したのか、疑問をもっていたが、作品を見てみたら、風貌がグレース・ケリーを思わせるシーンもあった。痩せぎすで長身のキッドマンが優雅なケリーと似ているとは思わなかったが、下からななめ45度の角度で撮ったショットはケリーと見まがうほど似ていた。それ以外は清々しい美しさのキッドマンと優美で上品さを感じさせるケリーとは似て異なる感じだ。だからこそ、この役に挑戦したキッドマンを褒めるべきか?さて、作品は、このところ見る”事実に基づくフィクションである”という但し書きがついたもの。昔なら、実話作品として公開していたのだが、いつごろからか(20年くらい前からかな?)、実話に触発された作品”inspired by the true story”という表現の作品が多くなった。優雅で高貴な王室の結婚生活を描いたものかと思っていたけれど、内容は結婚生活のジレンマ、フランスとの確執によるモナコ危機と裏事情、政治的な内容にちょっとがっかりした。夢の王室を見せてくれたわけではないから。政治的な内容は当時のヨーロッパ情勢のこともあり、ちょっと難解だったかもしれない。監督はじめ作り手としてはその歴史的事実と社会情勢、それに王室の裏事情をからませ、夢の実現に生きようとするケリー王妃を描きたかったのかもしれない。王室内でのスパイや裏取引など、相当悪辣であった。クライマックスでのケリー王妃の演説はやや長く、愛情にあふれ、平和を願うひとびとに共鳴する内容だったと思う。なお、このとき歌われたオペラは”歌劇『ジャンニ・スキッキ』の「私のお父さん」”という曲。オペラへの造詣がなければ、なにゆえにこの曲がここで使用されたか、政治的意味がわからない。モナコという国の歴史とケリー王妃の人生、そして、ヨーロッパの当時の事情とオペラの教養をもっていれば、もっと深くこの作品を知ることができただろう。2013年/フランス/103分/G監督:オリビエ・ダアン 出演:ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パス・ベガ、パーカー・ポージー、マイロ・ビンティミリ、デレク・ジャコビ、ロバート・リンゼイス、ジェラルディン・ソマービル、ニコラス・ファレル、アンドレ・ペンブルン、ロジャー・アシュトン=グリフィス、イブ・ジャック、オリビエ・ラブルダン、ジェーン・デル、フローラ・ニコルソン、ジャンヌ・バリバール 原題:Grace of Monacoお薦め度「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」★★★★(85%)字幕翻訳:古田 由紀子
2014.11.01
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予備知識なく映画を見るのが私流であるが、この作品にはパニクッた。ヒットミュージカルの映画作品だと思って見に行ったら、戦場シーンで始まったからだ。自分がどのような作品を選んで見たのかが、わからなくなって間違ってチケットを買ってしまったのかと思ったくらいだ。話は進んで、少しは呑み込めてきたが、イギリス英語、いやスコットランド訛りもあるのか、何を言っているのかまったくわからん。出来ない=「アイカーント」と言ってるのがわかるくらいだ。(苦笑)人生悲喜こもごもというか、家族愛と処世術というか自分のポリシーをまげない人々の頑固さには恐れ入った。街中で店で職場で徐々に、あるいは突然、歌いだすのはミュージカルであるのだけれど、これだけのモブシーンはインド映画を想起させた。耳障りな言葉と自己主張の強い人々の相克に見ていて疲れるというか、乗ってはいけない。(苦笑)それでもラストに一縷の涙が頬を伝った。感動したのだろう。ミュージカル好きの私でも咀嚼するのに手を焼いた作品なので、覚悟して見てください。(笑)それにしても、映像にしてはデコボコのちぐはぐな見た目的に良くないキャスティングは歌を唄える実力者でキャスティングしたせいなのだろうか。”スコットランドの田舎町リースで暮らす結婚25年目の夫婦。彼らに訪れた危機を中心に 、ふたりを取り巻く恋人、友人そして家族を描きUKで大ヒットしたミュージカル”だそうです。2013年/イギリス/100分/G監督:デクスター・フレッチャー 出演:ピーター・ミュラン、ジェーン・ホロックス、ジョージ・マッケイ、アントニア・トーマス、フレイア・メーバー、ケビン・ガスリー、ジェイソン・フレミング、ポール・ブラニガン 原題:Sunshine on Leithお薦め度「サンシャイン/歌声が響く街」★★★★(85%)字幕:藤澤睦実
2014.09.02
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ジブリの長編作品最後になるかもしれないこの作品。見に行った。風のうわさに聞いた女の子の友情の話は・・・。時空を超えたのか、夢の中なのか・・・。不思議な、不可思議な作品だった。ん~・・・・・・、普通の作品が良かったな。奇をてらったというか、予想外の作品だった。この中で、主人公の成長というものはあるのだろうか、あるんだね。マーニーとの出会い。どのようにして出会ったのか。ん~・・・何とも評しがたい。2014年/日本/103分/ G監督:米林宏昌 声の出演:高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳、杉咲花、森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真お薦め度「思い出のマーニー」★★★☆(70%)
2014.08.26
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これが、ドラえもんか・・・。ドラえもんの登場を知らなかったので、今回知ることができてよかった。しかし、既知の部分も多く、再構築した内容らしいから、見ていて面白いとかつまんないというよりも、どうなの(?)って感じ。観客も大人や中人が多かったなぁ。台風の影響で大雨や大風が吹いているというのに、観客の多さに驚いた。(他人のことは言えないけれど)3D用の絵はなじまない気がした。ドラえもんは3Dでもいいけどね。やけにのび太が情けなかったなぁ。2014年/日本/95分/監督:八木竜一、山崎貴声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、萩野志保子、三石琴乃、松本保典、田原アルノ、妻夫木聡お薦め度「STAND BY ME ドラえもん」★★★☆(70%)
2014.08.10
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オープニングからタイトルまでの映像を見て、見事だと思った。なんて美しいのかと。映像美を表現し作り出したスクリーン。映像に感嘆するとは、私にはなかなかないことだ。さて、この作品、怪獣映画とはかなり違う代物だ。冒頭の始まりは核実験をとりあげ、その後、メルトダウン(?)のようなものが提示され、いきなりクライマックスのような劇的なシーン。その後の引き潮から津波に至るまで、東日本大震災を体験し、その映像を見た日本人は胸苦しいものを感じすにはいられないだろう。このシーン、あるいはワンカットを映倫によってカット編集することはできなかったのだろうか。このシーンを日本人に見せることは、むごい気がした。ここではない、どこかある場所、日本。CGが上手く多用され、ありえない富士山と市街地の遠景、これもCGによるものだろう。(富士山をなぜFIJIYAMAと呼ぶのか?)なにゆえに怪獣が出現し、ゴジラが出現するのか、皆目わからないまま映画は終わる。ゴジラの不気味な存在感。なかなかその姿を見せない、顔を見せないところはジョーズの鮫のような威圧感、恐怖感を与える。ゴリラのような怪物と表現していたが、ちょっとゴリラに似すぎたゴジラではなかったか。子ども目線でなく、大人目線で作られた作品。SF怪獣映画の楽しさを期待して見に行った人は落胆するかもしれない、あまりに現実的でよく作られているから。予想外の作品であった。ジュリエット・ビノシュが良かったなぁ。2014年/アメリカ/124分/G監督:ギャレス・エドワーズ 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンス、デビッド・ストラザーン、ブライアン・クランストン原題:Godzilla お薦め度「GODZILLA ゴジラ」★★★★☆(88%) 字幕:川又勝利
2014.08.09
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ポケモン映画を見に行った。新しいシリーズの一作目とのことだが、どう続くのだろう。今回、物語性が弱く、見ていても見どころはいまひとつであった。いろいろな敵(?)がディアンシーの争奪戦で争い、そこに、イベルタルとゼルネアスがからんでくる。ポケモンの特性や生い立ちを十分知らないせいか、面白みも感じられず、いまひとつの感じがした。同時上映短編は『ピカチュウ、これなんのカギ?』2014年/日本/124分/監督:湯山邦彦 声の出演:松本梨香、大谷育江、梶裕貴、伊瀬茉莉也、牧口真幸、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、松本まりか、三田佳子、山寺宏一、中川翔子、足立梨花、中川剛、中川礼二、内田篤人お薦め度「破壊の繭とディアンシー」★★★☆(70%)
2014.07.27
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”ノアの箱舟”伝説を壮大なスケールで描いた作品。何が善で、何が悪か。人間の存在理由とは。神は答えない。生きとし生けるものを生かすことが生まれてきた意義だと思う。殺戮することではないと思う。エマ・ワトソンがこんな役をやる年頃になったと思うと感慨深い。ジェニファー・コネリーのこの役も年の流れを感じる。物語で伝えようとすることは難解で、答えのない命題のような気がする。映画館は老人ばかりで、若者は女子2人一組しかいなかった。2014年/アメリカ/138分/G監督:ダーレン・アロノフスキー 出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ローガン・ラーマン、ダグラス・ブース原題:Noahお薦め度「ノア 約束の舟」★★★★(80%)字幕:戸田奈津子
2014.07.12
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映画を久しぶりに見に行った。「グランド・ブタベスト・ホテル」である。いつもと同じように予備知識なく見に行ったので、物語に慣れるまで不安だった。過去の回想の中でドタバタしていくので、小難しいというより何かわかりやすかった。それゆえ見ていてドタバタするさまが楽しめてホテルの持ち主がなぜこのホテルを所有するようになったかという謎を聞き手と同じように理解していけた。残虐、残酷なシーンもあるけれど怖さはあっても気分が悪くなる映像ではない。遠景で映されるピンクのホテルや登山電車、スキーをソリで追うシーンなどストップ・モーション・ピクチャーのようであり、とても面白く見た。ただ、感動や感銘がある作品ではなく、骨休みに見るにはちょうどいい作品なのかもしれない。2013年/ドイツ・イギリス/100分/G監督:ウェス・アンダーソン 出演:レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーベイ・カイテル、ジュード・ロウ、、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナンアガ、ジェイソン・シュワルツマン、レア・セドゥー、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、オーウェン・ウィルソン、トニー・レボロリ原題:The Grand Budapest Hotelお薦め度「グランド・ブダペスト・ホテル」★★★☆(70%) 字幕翻訳:岸田 恵子
2014.06.29
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前作を見てから、続編も見たいと思っていたので、ようやく行きました。良い作品です。”神様のカルテ”の意味するところも言葉も出てきます。櫻井翔がいいですね。栗原一止の疲労困憊度が表情、歩き方、背中、すべてにわたって表現されていて、うまく映像も取ってます。”2”は原作を読んでいないので、原作との違いなどわかりません。原作を知らない分、素直に作品を見ることが出来たと思います。屋久杉(濱田岳)の役回りがよくわからなかったり、出番の少ない、吉瀬美智子や吹石一恵など、もったいない(ぜいたく?)な使い方が気になったりしたけれど。やはり、宮崎あおいはいい。彼女の世界観、もっている役作り。とても素敵に思います。藤原竜也、朝倉あき、池脇千鶴らもとても良かったなぁ。存在感と芸達者感が感じられました。”2”を見れてとても幸せな気分。さて、”3”はどうなっているんでしょう。早く、見たいものです。2014年/日本/116分/G監督:深川栄洋 出演:櫻井翔、宮崎あおい、藤原竜也、要潤、吉瀬美智子、朝倉あき、原田泰造、濱田岳、吹石一恵、西岡徳馬、池脇千鶴、市毛良枝、柄本明お薦め度「神様のカルテ2」★★★★(80%)
2014.05.01
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「アナと雪の女王」の字幕版を見てきた。吹き替え版を見る前からこちらで見たかったが・・・。一度、見ているので、なるべく字幕は読まずに、英語を聴いて(字幕はななめ見て)。ずいぶん印象が違ったかな。吹き替え版だと、姉妹としてW主演のような印象を受けたけれど、英語バージョンはアナ主演、エルサ助演といった感じがした。もちろん”Let it go”は格別ではあったけれど、それ以外の曲も耳をかたむけれた。物忘れが激しいのか、こんなシーンがあったんだと発見(?)することが多くびっくり。雪(氷)をとかすものは・・・(←ぜひ映画館で確認してください)今回はオラフ(雪だるま)の活躍に気づかされ、楽しめました。2013年/アメリカ/102分/G監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 出演:クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッドサンティノ・フォンタナ、アラン・テュディック、キーラン・ハインズ、クリス・ウィリアムズ、スティーブン・アンダーソン、モーリス・ラマルシェ、マイア・ウィルソン、エディ・マッククラーグ、ジェニファー・リー、リビー・スタベンラッチ、ケイティー・ロペス、アガサ・リー・モン、エヴァ・ベラ、スペンサー・レイシー・ガーナス原題:Frozen お薦め度「アナと雪の女王」★★★★(80%) 字幕翻訳:松浦美奈
2014.04.28
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話題のディズニー・アニメだ。大ヒット曲”Let it go”を見聞きしていると、どうしても見たくなる。子どもと行ったので、吹き替え版を見る。松たか子、神田沙也加がエルサとアナを吹き替えている。今、ケーブルのFOX TV で放送中の「アメリカン・アイドル13」でもこの”Let it go”を唄って圧巻だった。歌の持つ力強さに鼓舞されるように、ありのままでと訳されているけれど、行きなさい、行かせなさいと背中を押してくれる歌だと思える。映像は申し分なく、雪の世界というよりは氷の世界を見事に描いている。すべてを凍らせてしまう魔法の力を制御できずに苦しむエルサ。アナの天真爛漫さよりも葛藤をかかえるエルサに気持ちが寄り添ってしまう。サザンアイル王国の王子、ハンス・サザンアイルの人間性に驚くとともに、真実の愛が本当に本当に大切なものだということを示してくれる。圧巻の作品だ。松たか子、神田沙也加の二人の歌声は素晴らしく、デュエットも見事ではあったが、原語歌唱で”Let it go”を聴いてみたいので、字幕版も見に行きたいと思う。2013年/アメリカ/102分/G監督:クリス・バック、ジェニファー・リー 出演:神田沙也加アナ(日本語吹き替え)、松たか子エルサ(日本語吹き替え)、ピエール瀧オラフ(日本語吹き替え原題:Frozen お薦め度「アナと雪の女王」★★★★(80%) 字幕翻訳:松浦美奈
2014.04.06
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とても心に染み渡る作品であるけれど、少々難解である。それは「メアリーポピンズ」の映画化に関して、原作者のトラバース夫人から映画化権を手に入れるために苦闘するディズニーの立場で夫人を見ているからだ。夫人の回想というか記憶が本編と並走しながら再現され、それが夫人の幼少時代といった説明が一切なく描かれているせいだ。たぶん、そうではないかと感じながら見続けていき、「メアリー・ポピンズ」の原案が夫人の幼少期の出来事であったとわかるころには、十分に夫人の心持を感じれるところまで物語の深みにはまってしまっている。夫人の後悔、苦悩を感じ、理解し、彼女の著作を世界の子供たちのために映像化したがったウォルト・ディズニーの熱意も感じながら、涙して見た。人と心が通い合うことはとても、とても素晴らしいことだ。2013年/アメリカ/126分/G監督:出演:トム・ハンクス、エマ・トンプソン、ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、ブラッドリー・ウィットフォード、ルース・ウィルソン、B・J・ノバク、レイチェル・グリフィス、キャシー・ベイカー、メラニー・パクソン、アニー・ローズ・バックリー、コリン・ファレル原題:Saving Mr. Banks お薦め度「ウォルト・ディズニーの約束」★★★★(85%) 字幕翻訳:松浦美奈
2014.04.05
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プリキュアの映画はすごい。私に感動と力を与えてくれる。プリキュアに力を与えるミラクルライトを観客子供たちに総動員(ライトオン)を呼びかけるシーンで涙をこぼした。そのあとは、ことあるごとに涙がにじみ、そしてこぼれた。何がこんなに感動させるのだろう。それは、プリキュアたちの必死さ、前向きさ。作品に流れる真摯さ、正義感。仲間を子供たちを思う心。今回の相手は我が子を想う母親だ。勧善懲悪でない、良いと思えることが行き過ぎると良くないことになってしまう。そして、その悪癖となってしまった行為を改善することの難しさ・・・。人の心根をかえることの難しさ。子どもは成長する。心の成長の大切さ。見ている子どもたちに伝わっているだろうか。作品の内容にシンクロしてしまい、ただただ涙する私。ああ、この作品にこんなにも涙していいのだろうか。”NewStage”3部作はこれにて終わり、次からは新シリーズ(?)になるのかも。お薦め度「映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち」★★★★(80%)
2014.03.21
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作品として興味を持ち、見たかった。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー。ベテランの域に達した二人が成すSFX作品。期待したなぁ。見逃しそうになって、アカデミー賞で監督賞をとって、ますます見たくなった。3D作品で見たが、3Dで見るほどの価値ある映像が多くはなかった。水滴には興味をいだいたけれど・・・。久々というかサンドラ・ブロックの活躍を感じられる作品となっていて、彼女の下着姿(?)に「スピード」を思い起こさせられた。(笑)体力的に強い女性がサンドラには似合うらしい。錯覚、幻想は驚かされたなぁ。してやられたりといった感じ。重力を感じない宇宙での出来事はことほど左様に大変なんだなと感心したしだい。エド・ハリスがミッション・コントロールの声を演じていて、嬉しかったなぁ。字幕で職名がコマンダーなど英語をカタカナにしただけだったのが気にかかった。船長としたほうが字数、意味ともにわかりやすかったのではないだろうか。2013年/アメリカ/91分/G監督:アルフォンソ・キュアロン 出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、エド・ハリス原題:Gravityお薦め度「ゼロ・グラビティ」★★★★(80%) 字幕翻訳:松浦美奈
2014.03.15
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さすがロン・ハワード監督作品だ。見ごたえがある。感動する。F1といえば、人気があった頃、TV中継を見ていた。音速の貴公子、アイルトン・セナが活躍していた頃。そのセナが亡くなってから、しだいにF1は見なくなった。ニキ・ラウダは聞き覚えがある。しかし、ジェームズ・ハントは知らないなぁ。そう思いながら見始めた。爆音がサラウンドとなり前方、後方と四方八方から大小聴こえる。映画館で見る醍醐味だ。F1レーサーを目指す頃からのライバル話。ライバルというだけに敵視していた。クルト・ユルゲンスやリチャード・バートンといった世界的映画スターの名が登場し、心が躍った。そんな時代(1976年)の話。ニキ・ラウダは灰色のねずみと揶揄される生真面目なドイツ人。論理的で科学的で技術に秀で素晴らしい走りを見せるが人望(人気)は少ない。ジェームズ・ハントは危険な走りをする飛ばし屋イギリス人。長身で明るく精力絶倫の人気者だがド緊張の小心者。この二人が繰り広げるF1チャンピオン争い。クライマックスに近づくにつれ、お互いを認め合うライバルになっていったことで見る者の心を釘づけにする。敵視むき出しのレース。大感動でワンワン、ジンジンきちゃった。言葉を交わさないシーン、セリフのないシーンにジーンと感じ入ってしまった。いいよな、いい作品はこうでなくっちゃ。ラスト近く、実在の本人映像も映され、それぞれがそれぞれに見かけが似たキャスティングだったことがわかる。でも、見かけだけでなくその心情もみごとに表現したのだろうと思える。とても素晴らしい作品であった。必見!!と太鼓判を押す!!!「ヒトラー 最期の12日間」「トンネル(2001)」のアレクサンドラ・マリア・ララが出演していて、嬉しく思った。2013年/アメリカ・ドイツ・イギリス/123分/PG12監督:ロン・ハワード出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリビア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ、ピエルフランチェスコ・ファビーノ、クリスチャン・マッケイ原題:Rush お薦め度「ラッシュ/プライドと 友情」★★★★☆(90%) 字幕翻訳:佐藤恵子
2014.03.01
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今日は映画の日。1,000円で映画がみれるのだ。何を見るか・・・と考えて「小さなおうち」にした。山田洋二監督でベルリン映画祭で黒木華が最優秀女優賞を獲ったので、見に行くべきでしょう。さて、その感想はというと。過去を遡る作品としては、良く出来ていたと思う。片岡孝太郎がやや浮いてるように見受けられたが、それ以外は中盤まで良かった。クライマックス、そして終盤となり、ちょっと落胆した。それは、あまりに言葉にしすぎたことである。映像作品である映画は絵で見せることができる。しかるに、ラストは言葉で語りすぎた。そして、その言葉も良くないものだった。ネタバレになるかな・・・。知りたくない人は読み飛ばしてください。(オブラートに包んで書くけど)それは、奥様がタキに託した手紙に関してである。開封していない手紙が出てきた時点で、すべてを物語っている。にもかかわらず、その内容を知ろうとした(開封した)。『不倫』という言葉が出てきたこと。『不義密通』や『不貞』にするか、さもなくば『道ならぬ恋』などと詩的に表現してほしかった。現代的な言葉として『不倫』を使うことによって、普通な、また低俗な作品に成り下がってしまった気がした。この『不倫』という言葉を使ったシーンはセリフなしで十分成り立つと思った。セリフなしの方が印象的でより心情的な思いを伝えられたんじゃないかと思う。作品としても薫り高い作品になったと思う。言葉で表現したのは、観客に100%わかってもらいたかったからなのだろうか。これほどわかりやすい内容を観客は感じ取れないと思ったのだろうか。監督は観客を馬鹿にしたと思えるし、また、誤解をされたくなかったともいえる。手紙の件も同様。未開封の手紙を見ただけで万事わかった。それが今までの崇高な映画作品だったと思う。しかし、それをしなかったのは、そこまで説明しなければわかってもらいないという、今の世代に対しての危惧がそうさせたのだろうか。情けない説明のシーンとなってしまった。それゆえ作品としての出来映えはいまひとつに思えた。しかし、その後、二人(木村文乃、妻夫木聡)して車いすを押すワンカット(車いすの押す握り手のカット)はとても印象的で素晴らしかった。(言葉はない)、このようなシーンに手紙も不倫もしてほしかった。夏川結衣、木村文乃、妻夫木聡と私の好きな俳優が出演しているのは嬉しく、松たか子の若奥様役はお似合いだった。ショートリリーフで力量ある役者たち(橋爪功、吉行和子、室井滋、松金よね子、笹野高史)を使っているのは見事で、男装の令嬢っぽい中嶋朋子は秀逸だった。黒木華の女中ぽさも良かった。女中というのは花嫁修業としての立派な職業で奴隷みたいにみないでというセリフは勉強になったなぁ。寅さんのさくら(倍賞千恵子)が、ばあさんになってとてもショックだった。2014年/日本/136分/G監督:山田洋二出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子、橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、林家正蔵、ラサール石井、あき竹城、松金よね子、螢雪次朗、市川福太郎、秋山聡、笹野高史、小林稔侍、夏川結衣、木村文乃、米倉斉加年お薦め度「小さいおうち」★★★★(80%)
2014.03.01
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原作を読んだのに、こんな話だったかな…。原作を読んだ時にエンタテイメントに特化した戦争小説だと感じた。その昔、数々の戦記を読み、それなりに第二次世界大戦に対して感じていた者からすると、『もはや戦後ではない』『戦後は遠くになりにけり』といった言葉すらも遠い過去のものとなってしまった平成の世を感じずにいられない。また、昔、木村拓哉が戦争映画「君を忘れない」を主演した時には、戦争映画ではないと批判をあびたことも遠い昔となってしまった。たしかキムタクは坊主頭ではなかった。特攻に関しては映画「雲ながるる果てに」という作品を見て、やりきれない気持ちになった覚えがある。また、小説『指揮官たちの特攻 幸福は花びらのごとく』(城山三郎:著)を読んでも、上層部の無茶苦茶で非情な論理にやりきれなさを感じた。さて、この「永遠の0」という作品。なんといっても映像が素晴らしい。いや、VFXが素晴らしいといえよう。機上から見る映像、また上空での攻防戦。空母など撃破の映像。実写がほとんどないのではないかと思える。これほどクリアで素晴らしい映像を見せてくれるだけでこの作品の価値は十分にある。今から60年ほど前の映画作品であれば空中戦などはニュース映像や従軍カメラマンのフィルムなどを引用していたことを思うとこの臨場感あふれるカラー映像に感嘆すべきだと思う。感心すべきは兵隊たちの一糸乱れぬ敬礼やかけ足などだ。まるで兵士だ。どれだけ訓練したんだろう。大作だけあって名だたる若手俳優が列挙して参加しているにもかかわらず、ほとんどセリフのないものもいた。それも驚きだ。(セリフがないのなら、無名俳優でもエキストラでも良いと思えるのだが)芝居を重視しているとも思えた。きちんとした俳優たちのみを起用しているからだ。三浦春馬が好演している。祖父の戦死の理由の解明への彼の苦悩が主軸にもなっている気がした。岡田准一も良いと思うし、新井浩文も染谷将太も良い。亡くなった夏八木勲が出演しているのも衝撃的だった。ただ、岡田准一33歳、三浦春馬23歳が同じ26歳設定だったのは違和感あるかも。20代半ばの俳優での宮部久蔵役は無理だったのだろうか。ラストでの各人のショットは何を意味するのだろう。はたしてなにゆえに祖父は特攻にて戦死したのか。その謎解きはできないままのような気がした。2013年/日本/144分/G監督:山崎貴出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、吹石一恵、田中泯、山本學、風吹ジュン、平幹二朗、橋爪功、夏八木勲、佐々木一平、青木健、遠藤雄弥、栩原楽人、古川雄輝 お薦め度「永遠の0」★★★★(80%)
2013.12.22
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この作品に大いに感動した。今さらかぐや姫の話なんて、なにゆえに取り上げたんだろう?という疑問を持ちながらも「火垂るの墓」に感銘を受けていたので高畑勲監督作品を見逃すわけにいかず、見に行った。綺麗とか緻密とは言えない思えない雑にも見えかねない絵(描写)で表現した今回。その理由もなぜなのだろう。話は誰もが知るかぐや姫の話に沿って進んで、終わってしまう。見ている間も、なぜかぐや姫を取り上げたのかな???と思いつつ。クライマックスにきて、あまりにも感動しすぎてハラハラとさめざめと泣いてしまった。「後悔している」あることに気づいて、はじめて後悔する。生きていくことは後悔することなんだ。成長すると後悔するんだ。そんなことを感じ取った。現実社会ではできないことありえないこと、それが映画の中では、夢の中ではできる。だから、映画の中で、夢の中でやる。やってみる。夢から覚めた時、夢と気付いて安堵と残念さを感じる。突然の終り。突然の幕切れ。あともう少しと思っても、無情にも時は過ぎ行く。後悔と突然の終わり。エンドロールには黒地にクレジットの白文字がロールアップされていくだけ。映画が終わって10秒ほどの暗転の後、明転(明かりが点いた)。映画館スタッフの心意気を感じた。この作品を見れて良かった。映画館で見て、良かった。声の配役には素人や声優を使わず、役者たちを起用した高畑監督。その選択に拍手を送る。高畑淳子や橋爪功は個性が耳につく感じもしたが、皆セリフは素晴らしかった。地井武男の声にビックリしたが、三宅裕司がフォローしたことにもビックリ。三宅をキャスティングした高畑監督に感謝。三宅にも感謝。主役の朝倉あきは本人のイメージのように透明感があってすばらしかった。かぐや姫役に最適だった気がする。世の大人たちに見てほしいアニメである。2013年/日本/137分/G監督:高畑勲出演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、古城環、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢、三宅裕司 お薦め度「かぐや姫の物語」★★★★☆(90%)
2013.12.06
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カトリーヌ・ドヌーブ主演作品である。時間ができたのでちょうど見れる作品がこれだけだったので、見てみた。旧作のデジタル・リマスター版である。「マノン・レスコー」を原作にしていると思えるが、形だけとって中身がない作品だと思えた。見ていて面白くない。弟と称した恋人の浮気相手となった北欧美女の方がよほどマノンらしいと思えた。時間つぶしにしかならなかったなぁ…。とはいえ、ありしのドヌーヴの美貌をスクリーンで見れたのは良かった。1967年/フランス/102分/監督:ジャン・オーレル出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン=クロード・ブリアリ、サミー・フレイ、エルザ・マルティネリ、ロバート・ウェッバー原題:Manon 70 お薦め度 「恋のマノン」★★★☆(70%)
2013.12.05
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今日は映画の日。久々に映画でも見てみるかと出かけた。何が上映され、何を見たいのか…映画を見に行かなくなると、映画館での予告編も見なくなり、まったく何が上映されているかわからなかった。インターネットでチェックしてみると、「清須会議」が目に入り、見に行った。三谷幸喜は時代劇がダメだと思った。秀吉のセリフに「ぶっちゃけ…」とあり、耳を疑った。現代の若者や中年なら使用してもわからないことはないが、時代劇ですよ、時代劇!400年も昔の武士が、天下人になろうとする人が「ぶっちゃけ…」なんて言う!?もちろん、何もかも時代に忠実にして、現代人が見ても聞いてもわからない作品を作っても意味ないけれど、あまりにもありえなすぎて愕然としてしまった。「まことのことを申せば…」とか「腹蔵なく申せば…」とすべきでしょう。そう思ったらすべてが時代劇でなく、時代劇コントに思えてきて、随所にある笑いのポイントも作品での面白みというよりはコントの笑うツボに思えて、楽しむほどのものではなかった。カメオ出演の西田敏行は良かったけれど、天海祐希はもったいない。ところで、三谷幸喜は女優を綺麗に撮ることをしらないのだろうか?美女とうたわれた、お市の方役の鈴木京香が見苦しかった。昔の映画なら紗をかけて綺麗に映るようにするのだが、鮮明に映る現代、何かと工夫すべきだったと思った。NHK大河ドラマで見た「江〜姫たちの戦国〜」で同役お市の方を演じた鈴木保奈美のほうがよほど綺麗だった。現代の中高年女性は美魔女といわれるほど美しく見せる人が多いのだから、彼女たち以上に美しくあってほしかった。また、寧役の中谷美紀も同様。「あばたもえくぼ」の逆をいくような見せ方。庶民的であっても美しく、愛らしく見せてほしかった。良いと思えたのは小日向文世(丹波長秀)、妻夫木聡(織田信雄)、伊勢谷友介(織田三十郎信包)、坂東巳之助(織田信孝)といったところか。妻夫木聡においては演者が彼だとはまったく気づかなかった。筋や展開に関してはネタバレになるので割愛するが、ただ評定においての切迫感ドキドキ感がもっとほしかった。2013年/日本/138分/G監督:三谷幸喜出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香、妻夫木聡、伊勢谷友介、坂東巳之助、剛力彩芽、篠井英介、中村勘九郎、浅野忠信、寺島進、阿南健治、松山ケンイチ、でんでん、市川しんぺー、浅野和之、染谷将太、瀬戸カトリーヌ、近藤芳正、中谷美紀、戸田恵子、梶原善、天海祐希、西田敏行お薦め度「清須会議」★★★☆(70%)
2013.12.01
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近未来というか遠未来というか2154年が舞台。今から140年後の世界だ。地球から脱出した富裕層が宇宙ステーション・コロニーで不死の生活を送っていて、地球は汚染と貧民にあふれた世界となっている。ある事故をきっかけに、世界が転覆してしまう状況にまで発展してしまう。ジョディ・フォスターとマット・デイモンが出演していていて、懐かしさを覚えながら見ていたが、彼らの役回りは衝撃的なものだった。今はまだ映画(スクリーン)とテレビ(モニター)に違いがあるけれど、映像技術が発展していって、映画(スクリーン)がなくなる日が来るのではないだろうか。その時、今までの映画はどのようなものに形をかえるのだろうか。140年後、未来の人々はこの作品をどう感じるであろうか。140年前は明治6年…。2013年/アメリカ/109分/PG12監督:ニール・ブロムカンプ出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャルト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、バグネル・モーラ、ウィリアム・フィクトナー、ファラン・タヒール、ブランドン・オーレ、ジョシュ・ブラッカー、エマ・トレンブレイ原題:Elysiumお薦め度「エリジウム」★★★★(80%) 字幕翻訳:松浦美奈
2013.10.14
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予告編を見て、見てみたいなぁ、と思った。時間が合ったので、見てみた。この作品、大統領の料理人だった頃と南極大陸調査隊の料理人である頃を入れ代わり立ち代わり同時進行にて描いている。彼女が大統領料理人になった経緯、南極大陸調査隊の料理人になった理由。フランス料理における女性シェフの孤軍奮闘ぶりがいじらしい(?)応援したくなる感じ。ラスト近く”蛍の光”合唱のシーンでは胸に熱い物が込みあがり泣きそうになった。ちょっと素敵な作品である。2012年/フランス/94分/G監督:クリスチャン・バンサン出演:カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメソン、イポリット・ジラルド、アルチュール・デュポン、ジャン=マルク・ルロ、アルリ・ホベール原題:Les saveurs du Palaisお薦め度「大統領の料理人」★★★★(80%) 字幕翻訳:古田 由紀子
2013.10.09
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いいかんじのキャスティング。福山雅治がエリートの堅い父親を好演。リリー・フランキーと真木よう子がいい。尾野真千子もまずまずといったところか。子役二人もいいのだろう。さて、この作品現代では起こりえない新生児の取り違えを題材にしている。それが判明したことによりゆれる家族。子供たちは幼児から児童へとかわっていく微妙な年頃ゆえに家族交換は一筋縄ではいかない。また、この赤ちゃん取り違えの真相は法廷で延べられるが、あまりのショッキングな事実に愕然とするとともになにゆえ現代の日本で起こったのかということを強引に納得させる。親と子の関わり合い、その大切さ。親子ってなんなのでしょうか。みなさん、この結末に納得するのでしょうか。納得しなかったからカンヌ映画祭審査員特別賞だったんでしょうね。(パルムドールは獲れなかった)2013年/日本/120分/G監督:是枝裕和出演:福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升げん、風吹ジュン、國村隼、樹木希林、夏八木勲お薦め度「そして父になる」★★★★(85%)
2013.10.07
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ようやく見に行けた。ロングランに感謝。てっきりこの作品、堀辰雄の「風立ちぬ」が原作だと思っていたが、違った。原作が宮崎駿となっているので、インスパイアされて作ったアニメということらしい。堀辰雄の「風立ちぬ」を読んだことはなく、百恵・友和コンビの映画「風立ちぬ」は見た。着想を得て、宮崎駿によって構築された「風立ちぬ」は、彼の備忘録、もしくは追想のように思う。生きていくことの意義。研究者・芸術家等として活躍できるのは10年という歳月。宮崎駿の命題を表出したものと思われる。瀧本美織によるヒロイン菜穂子の声はとてもよくはまっていて素敵なのに、声選びに難航した主人公二郎の声は、やや平板すぎて物足りないかもしれない。思うに演じた庵野秀明の声に若さが足りないかもしれない。とはいえ見ている分には申し分なく理系の人間らしい声音なのかもしれない。黒川夫妻の声(西村雅彦、大竹しのぶ)は秀逸だった。ぼんやりと虚空に放たれた夢の映像は情念の世界で菜穂子についても美しいままで終わる。これって切ないですな。2013年/日本/126分/G監督:宮崎駿お薦め度「風立ちぬ」★★★★(80%)
2013.10.04
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世界戦争の事かと思いきやゾンビの話だったとは。陳腐な話で不毛な作品で、香港映画のキョンシーのほうが、まだかわいげがあるんだけれど…。ゾンビの作品と知らずに見に行った。感染症の話かとパンデミックの話かと思ったので…。それを感じさせるところもあるが、何をどう装ったところでゾンビの作品にはかわりないわけで、そんな話によくブラピが出たな、と。見ていてワクワク感はまったくなく、恐怖よりも、さもありなん的な従来のこの手の作品から逸脱することのない展開に興味をそそられることは全くなかった。2012年/アメリカ/116分/G監督:マーク・フォースター出演:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス、ファナ・モコエナ、アビゲイル・ハーグローブ原題:World War Z お薦め度「ワールド・ウォー Z」★★★(60%) 字幕翻訳:松浦美奈
2013.09.05
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ベン・アフレックに惹かれて見たのが間違いだった。予告編も見たのに、映画を渇望するあまり作品選びの洞察力が鈍っていた。テレンス・マリック監督と気付いていれば、他の作品を見たか、もしくは覚悟を決めて挑んだと思うのだが。きわめて退屈な作品である。映画という特異性(暗闇でスクリーンを見つめる)に甘えて存分に退屈な作品を作り上げた。これ、テレビで見ていれば、チャンネル替えるか、転寝しちゃうでしょ。それくらい、つまんない。決して難解な作品ではない、不可解な作品であるだけだ。ナレーションかと思えるほどのモノローグの長さ。フランス語が延々と続く。次に主体がかわって英語が延々と続く。あるときはイタリア語(?)。セリフのキャッチボールもなければ、画面に被写体やしゃっべている本人が映っていないことも。この監督、一流クイズで出されたら素人と勘違いされるカメラワークだね。(その非凡さがプロっぽいかもしれないが)単純なことをセリフにしない、表情にしないことで不可解さを増殖し、観客に不快感と眠気を起こさせる。逆説的に超人な監督だ。ああ、マリック監督二度と見るものか。2012年/アメリカ/112分/G監督:テレンス・マリック出演:ベン・アフレック、オルガ・キュリレンコ、レイチェル・マクアダムス、ハビエル・バルデム原題:To the Wonderお薦め度「トゥ・ザ・ワンダー」★★★(60%) 字幕翻訳:丸山垂穂
2013.09.02
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出かけていて、時間が空いたので久々に映画を見ることにした。人気の映画は売り切れ状態。すぐに見れる映画として「ガッチャマン」を選んだ。結果は残念なことに。全くよくない作品だった。何が良くないか。ストーリーの出来の悪さだと思う。映像は綺麗だし、VFXはものすごくて新宿の街を無残に壊すシーンなんか、よくぞ撮ったなって感じ。アクションはワイヤーアクションがありすぎて今一つだったけれど、それだって悪くはない。ベルク・カッツェの設定の仕方が最悪で、アニメで見たガッチャマンはこんなにひどかったかなと思うくらい。近未来の設定に現実味がなく、ストーリーにわくわく感がなく、つまらなくて眠いなと思っていたら、隣の人は完全に寝ていたらしい。それくらいつまらない。これがもし家で見ていたらチャンネル替えているところだ。人気度は当たっていることもある。今回は失敗だったなぁ。2013年/日本/113分/G監督:佐藤東弥出演:松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平お薦め度「ガッチャマン」★★★(60%)
2013.08.25
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ゲノセクト登場の経緯が描かれていない。(説明はあるが…)ミューツーの登場について描かれていないのは仕方ないにしても、今回なぜ、なにゆえにゲノセクトを化石から復活させたのか、その点が省略されていて、残念だ。また、色違いのゲノセクトは、他のゲノセクトと何が違うのか、どうして色違いなのかの説明もない。そこのところを無視したとしても、なにゆえに他のポケモンを攻撃するのか、意味不明である。もちろん、ゲノセクトの巣つくりという説明はなされているが、他のポケモンを排除攻撃する理由がはっきりしない。腑に落ちる内容がないまま、ミューツーとゲノセクトの死闘に終始するのでは、良い作品とは言い難い。しっかりとした、筋をもった作品として完成してほしい。映画館で初めて見たポケモンは『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』だった。「神々の戦い」三部作の第一章で、難解かと思える神話がベースにあり、それを理解すれば深遠な物語に感動することになり、それを理解しなくても伝説のポケモンたちの格闘を楽しめる重厚な作品だった。次回作にはしっかりとした物語を期待したい。『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』は、一週間の疲れか、不覚にも眠ってしまって見ていない。お薦め度 「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒」★★★(60%)
2013.07.20
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わけのわからん邦題である。超有名な『007 ロシアより愛をこめて』(From Russia with Love)を参考にすれば、「ローマへ愛をこめて」にすべきでしょう。まるで映画通の人が誰もいなかったとしか思えない邦題だ。近場で見たい作品がこれしかなかったので見に行った。見てみて、失敗だったと気づく。きちんとしたオムニバスでもなく、いくつかの小話が入り乱れていて、同時進行なのか何なのかわからないまま、想像の人物のようにA・ボールドウィンが登場するし、みなエッチをしなければ気が済まないカサノバ的作品であった。自虐的自堕落的悪夢的作品に思えた。そのようなウディ・アレン作品をなぜ見に行ったかと問われれば、ペネロペ・クルスが出演していたから。キャストで選ぶと失敗することが多々あるが、今回もそうなった。残念である。2012年/アメリカ・イタリア・スペイン合作/101分/G 監督:ウッディ・アレン出演:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、グレタ・ガーウィグ 、エレン・ペイジ、アリソン・ピル、リッカルド・スカマルチョ、アントニオ・アルバネーゼ 、ファビオ・アルミリアート、、オルネラ・ムーティ、フラビオ・パレンティ、アレッサンドロ・チベリ 原題:To Rome with Loveお薦め度「ローマでアモーレ」★★★(60%) 字幕翻訳:石田泰子
2013.07.15
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2008年の作品「容疑者Xの献身」を越える作品なのかどうか、注目した。負けず劣らずといったところか。残念ながら越えてはいない。しかし、傑作であった。私としては「聖女の救済」をぜひとも映画化してほしかったが、TVドラマ化されて、その出来栄えが今一つだったことを残念に思った。さて、この作品「真夏の方程式」である。テレビシリーズのシーズン2のように視聴者に迎合した数式を書き散らすパフォーマンスも「実におもしろい」という決まり文句もなく、また、子供に対して出るジンマシンもでないという、ある意味ガリレオらしくない演出が功を奏した。物語に集中でき、秘密、計略などによる謎解きのどんでん返し。誰が犯人か、推理に興味津々となる素晴らしい展開はいうことなし。犯人をめぐる情愛の深さに納得がいくクライマックス。妙味である。最後に少年の心根への影響を斟酌するあたり、観客にさらなる感動を与えるであろう。それにしても杏の中学生役の青木珠菜が杏に雰囲気が似ていて絶妙(杏よりかわいいところがまたよかった)観客の人気にも納得の一本である。2013年/日本/129分/G監督:西谷 弘出演:福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏、前田吟、風吹ジュン、白竜、塩見三省、山崎光、西田尚美 お薦め度「真夏の方程式」★★★★☆(90%)
2013.07.07
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題名の戦争というものが好きでなく原作は読んでいない。しかし、映像化されたとあって、迷ったが見に行った。榮倉奈々が良かった。演技が上手いというよりははまり役(?)。キャスティングがあっていたのだろう。170CMの女子に見下ろされて「小さい」とこき下ろされた岡田准一はかわいそうだったなぁ。エンタテイメント性にすぐれ見ごたえもあり、おもしろい作品だと思ったが、図書をめぐっていさかい、武力行使まで行うことに違和感を感じたし、そもそもこの暴力的な設定自体が気に入らない。原作者としては表現の自由に対するアンチテーゼとして武力を持ち込んだのかもしれないが、武力なくこの問題を語ることは困難だったのだろうか。いや、武力がなければエンタテイメント性が薄れたのだろう…。2013年/日本/128分/G監督:佐藤信介出演:岡田准一、榮倉奈々、田中 圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、鈴木一真、相島一之、嶋田久作、栗山千明、石坂浩二お薦め度「図書館戦争」★★★★(80%)
2013.05.19
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「舟を編む」ことが辞書編纂と意味するところは映画を見てはわからなかったが、大変な作業であるということはわかった。地味な感じの言語学専攻だった出版社勤務者が辞書編纂に抜擢(?)されるのだけれど、地道な作業だけでは出来上がらない。主役二人(松田龍平)(宮崎あおい)の地味さ加減は程よく、オダギリジョーや渡辺美佐子や池脇千鶴たちの快活さが小気味いい。「そんな」と思えるあっけない幕切れがこの作品を象徴している気がした。2013年/日本/133分/G 監督:石井裕也出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林薫、加藤剛、宇野祥平、又吉直樹お薦め度「舟を編む」★★★★(80%)
2013.05.06
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スピルバーグ監督作品で今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞した一本である。作品としては非常に堅く南北戦争で勝利を手に入れるために策略を練るリンカーンの舞台裏を見るというものだった。正義感というよりはアメリカのことを思い、人類社会のことを思い、手練手管を駆使して奴隷解放法案を決議させる政治家としての姿を描いている。リンカーンの暗殺シーンを描いていない(撮影していない)という点は黒澤作品の手法を思い起こさせた。また、冒頭での戦闘シーンは別だが、その後の屍累々の戦場をとらえたシーンも黒澤作品の「乱」を思い起こさせた。スピルバーグが意識したのかしなかったのか訊いてみたい気がする。2012年/アメリカ/150分/G監督:スティーブン・スピルバーグ出演:ダニエル・デイ=ルイス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョセフ・ゴードン=レビット、デビッド・ストラザーン、ジェームズ・スペイダー、ジャレッド・ハリス、リー・ペイス、ピーター・マクロビー原題:Lincoln お薦め度「リンカーン」★★★★(80%) 字幕翻訳:松浦美奈
2013.05.03
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プリキュア総勢32人。これだけ増えると何が何だか、訳が分からなくなる。だからこそなのか、総勢をとらえてはいるが、話の主になるのは前作の「スマイル!プリキュア」と新作の「ドキドキ!プリキュア」これまでの映画作品にあった地球壊滅、地球滅亡、地球支配といった壮大なスケールで数多くの悪、もしくは負の敵がいたのに対し、今作は妖精の世界で起こったことで、心の問題が主軸になる。新作に通じるジコチューは良くないことだとか、プリキュアよりも自分が一番だと他人に受け入れてもらえない恨みつらみが水晶による影のちからで肥大化分身する。栄光に輝く過去のプリキュアたちは教科書にのり、攻撃力を知ることによって影の力は過去のプリキュアたちを石化してしまう。頼みの綱は攻撃力も対策もわからないドキドキ!プリキュアたち。それでも、巨大化した影の力はすさまじく、劇場の子供たちの光の応援がなければ戦えない。勝ち得ない。再三再四不利な局面を子供たちの光が力となり助けとなる。弱気な妖精なども出てきて実社会(学校)でもありそうな心と友達の問題に影の力に立ち向かうことで自然と何かを教えてくれる。心折れないプリキュアの雄姿にただただ涙しながら見入ってしまった。笑いあり、涙、涙ありの作品だ。ただ、泣いていたのは私だけかもしれない…。涙もろい、ねぇ。お薦め度 「映画プリキュアオールスターズ New Stage2 こころのともだち」★★★★(85%)
2013.03.20
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