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ミラノにて、ある日の夜。公園の一角に、こんなバーを造って、夜風と音楽を楽しむひととき。。。イタリアに対するイメージってやっぱり「歴史」とか「芸術」、が上位にあげられるけど、そういうイメージで見るならやっぱりローマやフィレンツェ、ヴェネツィアにはかなわないですよね。でも、「ファッション」とか「インテリア」など、モダンな分野ではミラノは一歩も二歩も先を行っていると思うのです。 こういう場所の造りかた、演出の仕方なんかも上手ですよね。なんか、「あ~、ミラノだぁ~☆」って、納得しちゃう、っていうか(笑) 公園の一角に現れたこのバーは、実は3階建て。1階はライブができるステージになっていて、2階がジーンズのコレクション会場、そして3階がオープンテラス式のバーになっているんですこちらがステージ。・・・この写真で見ると、どこのメーカーが主催か、もうわかりますネ。そう、Wrangler,ラングラーです。結構がんばってますよね、こういうイベントしたりして☆ ステージの裏手からみると、なんだかお城みたいにも見えます・・・ま、それもそのはず、だってココは・・・ そう、スフォルツァ城~正確にはお城に続くセンピオーネ公園の敷地内での催しなんですけど、こういう場所で、こんなイベントができるから、やっぱりすごいと思っちゃうのよね♪スゴイ、っていったらやっぱりあの Moet&Chandon のイヴェントにはかなわないけど。。。まだ見てない人は、コチラ☆→ 「モエ&シャンドン☆BE FABULOUS」
November 30, 2007
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パヴィア、リベルタ橋から少し川沿いを歩いて、お目当てのコペルト橋へやってきました。結構車の通りも多く、観光というよりも地域に必要な場所、としての存在のほうが強いかも。でも、こういう屋根つきの橋って、やっぱり風情がありますよね~。 橋の中ってこんな感じ。お天気が悪くても、安心デス♪ 橋の北側へつづくヌォーヴァ通り。いろんなお店が並んでいて、にぎやかな通りです。・・・日没後、約30分くらいは、まだぼんやりと残照が残っていますが、やっぱり道行く人たちの足取りは少し、急ぎ足。 まだ明るいから、とちょっと寄り道してこの、ワビサビな雰囲気の教会へ。ワビサビ、なんていいますが6世紀ごろまでさかのぼることのできる由緒ある建物。ロンバルディア、という地名の由来ともなった、ロンゴバルド王国の時代にはここで国王の戴冠式も行われたとか。砂岩を使ったファザードはちいさなアーチがならんだロンバルディア・ロマネスク様式。よ~く見ると、見たことも無い動物などの彫刻があったりして、なかなか味のある建物なんです。。 こちらが正面扉の上の彫刻。教会の名前がサン・ミケーレといいますので、アーチの中央の天使はやはり、大天使ミカエルなのかしら? ・・・でも、その周りの動物が不思議~~ なんて、ゆっくりと歩いていたら、ドゥオモの広場につくころにはいよいよ薄暗くなってきました。 昼間はにぎやかなパヴィアですが、やっぱり夜はちょっと寂しいので、私もちょっぴり、急ぎ足です。。。。(つづく)
November 28, 2007
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ジェノヴァでぶらぶらと、海の空気を吸ってリフレッシュした後は、再びミラノへ帰ります。途中、本来の目的地だった(?)、パヴィアで途中下車。ミラノからは約30キロほど南に位置するこの町も、ヴィジェーヴァノ同様、私にとってはホッとする場所です♪町の中には大きな大学もあり、若者が多く活気のある町です。写真の川は、ティチーノ川。スイスとの国境の湖に源を発し、パヴィアから少し南下したところで、あのポー川に合流。左端に写っているのがドゥオモ、そして川にかかる屋根付きの橋がコペルト橋。レンガ造りの橋は川の風景にとっても映えます♪本当は、あの橋からの夕日が見たくて行ったんだけど、ちょっと遅れてしまいました。 パヴィアの駅に着いて、急いで川に向かったんですが、コペルト橋の北側にかかるリベルタ橋まできたところで、日没を迎えてしまいました。でも、かえって夕日をじっくり見つめるのにはよかったかも。 空の色が刻一刻と変わって、ひときわ大きくなった太陽が、川の木立に吸い込まれるように沈んでいきます。。。この夕日を見ることができただけでも、途中下車した甲斐があったというもの♪こういう景色って一日の疲れも癒してくれますヨネ☆・・・夜になると結構暗くなるパヴィアの町です。残照の町をお散歩しながら、ふたたび駅へ戻ります。 ☆つづく☆
November 27, 2007
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ジェノヴァに来て感じたのは、やっぱりミラノから2時間半でこれるというのに劇的なまでに変わる日差しと気候写真を撮っていても、光と影のコントラストの強さと、空の青さにホレボレしてしまいます♪思えば、今年は海に行ってなかったな、なんて思いながらこの海辺の町の空気を思い切り、吸い込んでしまったり。 ジェノヴァといえば、北部イタリアでも主要な工業都市のひとつだと思っていたので、本当はもっと近代的な場所だと思っていたんですけど、いい意味で裏切られました♪そういえばコロンブスはこの町出身だったんだ、とか、マルコ・ポーロはここで「東方見聞録」をまとめたんだ、ということを考えながらの町歩きがふさわしい、中世チックなトコロです。 海に面した町なので、海岸沿いからはググッと山にむかって斜面になっているので、町にはこうした細い坂道がたくさん。こういう地形、ちょっとナポリに似ているかな。でも、路地に面した建物に、ガラスでできた街灯がつけられているのはいかにもジェノヴァらしい光景。港町だけに、昔からいろんな人種、文化がこの町を通ってきたんだろうと思いますが、そういう町独特のカオスというか、雑多で、ハングリーで、熱気のある雰囲気が今もなお、漂っている感じです。でもね、地図だけ見てても見所がたくさんあるな、って反省~。次回は泊りがけでゆっくり、ジェノバを満喫しないとネ
November 25, 2007
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突然ですが、ジェノヴァです(笑)ミラノから久しぶりにパヴィアにでも遊びにいこうかと思って中央駅に行き、時刻表を眺めていたら、パヴィア行きの電車の終点が「GENOVA」でした。・・・ふぅ~ん、ジェノヴァかぁ。。。ということで、それから2時間半後、気づいたらジェノヴァ、ピアッツァ・プリンチペ駅に到着していた、というワケです 駅を出たらもう、エキゾチックな港町の雰囲気がいっぱい☆…といっても、今回はココまでくるつもりじゃなかったので、またしてもガイドブックなし、予備知識ゼロの突撃訪問です。駅のインフォメーションで地図をもらい、とりあえず時間も無いことだし、海を見に行くことにしました♪ この日(10月2日)、ミラノの朝の気温は10度を下回っていましたが、さすが地中海気候、ジェノヴァはまだまだ夏! セーターにロングブーツ姿の私はなんだか場違いでした(笑)空と、太陽と、海! こういう景色を見るとやっぱり、気分が和みます♪そういえば、昨日から世の中は3連休~☆ワタクシめは、昨日の朝、出勤するときにバス停のそばの銀行がしまっていて気づく、という状態です(苦笑)くやしいから、気分だけ、日帰りジェノヴァしてみました(笑)みなさん、ステキな3連休をお過ごしくださいネ~~~
November 24, 2007
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昨日のピザ屋さんからちょこっと歩いたところにあるのが、カ・グランダ。15世紀に病院として建設されたトコロで、現在は国立ミラノ大学として使われています。昼間は学校としての顔をもつこの古~い建物も、夜になると静寂につつまれて独特の雰囲気。このアタリは、実はミラノの中心であるドゥオモ広場からも歩いて来れるので、夜のイベントなどでチェントロにクルマで出かけるときはよく駐車場として使わせてもらっていますできるだけ目的地の近くで、というのがベストですが、最近は結構取締りが厳しくなってきたミラノです。その点でも、日中はそれこそ学生や職員でにぎやかなこのエリアは夜になるとひっそり、ガランとしてしまうので、ちょっと「穴場」的なパルケッジョ(駐車場)なんですヨ こちらは、大学の隣にあるサン・ナザーロ・マッジョーレ教会。 こちらもなかなか、雰囲気のあるたたずまいですよね。「P」の看板がありますが、ドゥオモ広場から徒歩4-5分の場所にしては、空いていますよね。。。?教会から、カ・グランダの装飾を眺めながらちょっと歩けばいつのまにかクルマと人でにぎわういつものチェントロの喧騒があります。ちょっと通りを隔てただけでこんなに静かなエリアがあるのも不思議なくらいですが、くれぐれも独り歩きはしないでクダサイね~ 関連記事: 「モーダの夜」2006年10月、ciao!より。
November 23, 2007
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夜、ミラノ大学の近くで。教会があって、広場があって、ピッツェリアがある。・・・夏でも、冬でも、昼間でも夜でも、お外が大好き♪ このピッツェリア、表通りからちょっと入ったところなんだけど、結構賑わっていました。ピッツァって、いろんな種類がありますが、私などは大体いつもオーダーするのは決まってしまっています。メニューを見ても迷っちゃうし、イタリア人は食べるのが早いからあんまり凝ったモノだと、おいていかれそうになるので(?)、たいていはマルゲリータにしちゃいます。・・・定番だし、間違いないかなって(笑)でも、このお店ならなんとなく、いつもと違うメニューを試してみたくなりそう。。。 ・・・ね、こんな名前のお店なんですもの(笑)Le cento pizze、百種のピザホントに100種類、メニューに載っているのかしら~?
November 22, 2007
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ミラノの町なかにて。トラムの停留所です。地下鉄網がだいぶ便利になったミラノですが、やっぱり小回りが利いて便利なのがトラム。規定時間内であれば乗り降り自由なところも魅力ですよね♪ 最近は私も、路線図を見なくてもカンで乗れるようになりましたヨ☆ミラノは年々拡大している町なので、トラムは郊外に行く路線は長くて沢山乗れるようになっています。逆に、都心部を走る車両は、小回りが利く、オールドスタイルの車両がまだまだ大活躍。 そんな昔懐かしいトラムがコレ。この写真の車両は2番ですが、1番と2番は中心部を環状運転しているので、殆どこの車両。外から見ていてもノスタルジックな表情ですが、オススメは夕方から夜。 オレンジ色の照明が点り、乗り降りするときに木製のステップがギシギシと音を立てながらドアにあわせて昇降する様子や、日本のような大都会と違って、夜でも薄暗い通りが、トラムの車窓から漏れる明かりにぼんやりと照らされる様子はなんともいえない「味」があります ・・・夜ではないんですが、ちょっと夕暮れ時の1番トラムの車内から。扉や窓の枠にも、座席にも、磨かれた木のぬくもりを感じます♪ そしてこの照明のレトロな明るさがなんともいえませんよね~新しモノ好きなミラノっ子たちも、実はこのレトロなトラムは大好きみたいです 本当は歩いても行ける距離なんだけど、買い物とかしていると、意外と疲れちゃったりしますよね~。 それから、ちょっとお洒落してハイヒールを履いているときなんかも、このトラムには助けられます(笑)ミラノにはいつまでも、このトラムが走っていて欲しいと思う私なのです。。。
November 19, 2007
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ミラノ、サン・バビラ教会の裏手にあるのが、パラッツォ・ヴィスコンティ。ヴィスコンティ家のお屋敷です。ここでコンベンションが開かれるというので、彼のお供でついて行きました…こういう時じゃないと、なかなか入れませんからね、お屋敷~♪ お仕事ですが、会議の後は簡単なランチが付いてくるので、こういうところには結構奥様や友人を同伴してくることが多いんです、イタリア。 私も慣れないうちは片身が狭い思いをしてドギマギすることが多かったものですが、コレが普通なんだ、ってわかってからも、やっぱり緊張しちゃいます(苦笑)。 しかも、会場がこんな場所いままでも、こういうお屋敷でのコンベンションにお供したことがありますが、こんな豪華なお屋敷は初めて会議の内容は、エネルギー問題のようなコトだったと思いますが、私はもう、お部屋を観察するのに夢中でした(笑) 上をみあげると、こんな天井~。面白いのは、装飾と絵が上手に組み合わせてあって、とっても奥行きを感じるんです。 会議の内容は、専門用語とかあってほっとんど理解不能でしたが、お屋敷を見せてもらって大満足な私なのでした♪
November 17, 2007
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サクロモンテの山の頂上は教会になっていて、礼拝堂のある斜面からホテルのある方へ行くには、教会の下の地下道をくぐって行きます。16世紀から、ここに住む人、訪れる人はこの地下道を通っていたのですネ☆ 教会の地下なんだけど、山の斜面だから、窓もあって、家並みもみえます。かすんでしまっているのですがむこうの稜線の奥は湖なんです。私たちはがんばって歩いて登ったサクロモンテですが、実は湖の湖畔からはフニコラーレ(ケーブルカー)が出ているんだそうです。また、ヴァレーゼの町からも、路線バスが出ているので、最初から上まで登ってしまうこともできたんですねただ、サクロモンテの入り口にはケーブルカーの駅はないので、いずれにしてもバスかクルマが必要です。 さて、地下道を抜けると、明るい黄色の壁。「ARBERGO RISTRANTE SACRO MONTE」と、あります。ヴァレーゼ湖を見下ろす絶景ポイントに建つホテルです。 3つ星クラスのホテルですが、清潔感のある、こじんまりとしたホテルです。この入り口を過ぎると、テラス付きのレストランがあり、私たちはココでちょっと休憩をすることにしたのでした。 こちらがレストランのテラス。湖を眺めながら、冷たい飲み物をいただいてとってもリラックス♪ 夏場には湖を見下ろすプールも営業するので、ちょっとした避暑バカンスにもいいかもしれないですネ☆…ミラノからだとクルマがあれば日帰りでも十分楽しめますが、こんなホテルなら、1泊くらいして、ゆっくりとすごすのもちょっとした贅沢かもしれません♪ ホテルのテラスでも、こんなコーナーがホテルメイドのクッキーと地元産ワイン、これまたホテルメイドの特製チョコレート・リキュールの試飲即売☆実はこのチョコレートリキュールが絶品でした!(写真左端の、リボンのついたボトルです♪)濃厚なチョコレートの甘さと、強めのリキュールが、体を芯から暖めてくれます。なんといっても、チョコの甘さとリキュールのほろ苦さ、そしてあとからキュッと引き締まるような辛味が絶妙なバランスなんですボトルもかわいくて、迷わず「買い」デス☆・・・あんまりおいしかったので、イタリア滞在中に飲み干してしまいました~(笑)1本12ユーロくらいだったと思います。ヴァレーゼのサクロモンテに行かれたらぜひ、このチョコリキュールをオススメしま~す♪
November 16, 2007
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サクロモンテの山の頂上に立つ、教会。気づいたらもう、夕方の5時まだ9月でしたから、まだこんなに明るいんですけどネ。チーズやワインの屋台を冷やかしているときから、にぎやかな音楽が流れていたのですが、このアタリまでくると、ブラスバンドの演奏がより近くに聞こえてくるようになりました♪もしかしたら、またなにかやっているナ、と思って音楽の聞こえるほうへ行くと。。。 いました、制服姿も美しいバンドのみなさん・・・ちょうど演奏は終わったところだったんですけど、 周りの拍手に応えるように青年がソロでアンコール演奏をしてくれました♪ するとすぐに、青年の周りに人が。。。こんなに近くまで寄られて、照れないのかしら(笑) 秋空に響くトランペットの音色に耳を傾けつつ、この景色☆風もさわやかで、思わず深呼吸してしまったのでした~♪
November 15, 2007
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サクロモンテで礼拝堂めぐりを終えたところが、カンポ・ディ・フィオーリ(お花畑という意味)という小さな集落。教会を中心に、博物館やレストラン、小さなおみやげ物屋さんと、ホテルなどがあります。 ふもとの町でもサグラ、収穫祭がありましたが、こちらでも盛況です♪小さいながらも屋台が出ていて、地元で作られたお菓子や民芸品、はちみつなどが売られていました。写真は、やっぱり地元産のサラミと、ヤギのチーズ。もちろん、試食をさせてくれますヤギのチーズは、思ったよりクセがなくて、おいしかったデス。 チーズとサラミのあとは、ちゃんと(?)ワインやグラッパの試飲、即売~のどが渇いていたので、おいしくいただきました~ 強いお酒でちょっと元気になりました♪ ここから教会と、隣接するホテルに向かいます。・・・ああ、また階段~。でも、ちょっと一息ついたので元気復活デス!先を行く修道士さん(かしら?)は、はちみつを買っていらっしゃいましたヨ♪
November 14, 2007
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さて、気が付くとこんな絶景~☆いつの間にか、こんな高いところまで上ってきていました ココの道筋なんですけど、…突き当たりにひとつ、礼拝堂が見えますよね、アソコまで登ると、 ・・・こんな感じでジグザグに登っていくようになっているんです。山の中の道路みたいなものですが、ひとつのカーヴをクリアしたら、次のヘアピンが立ち上がる、みたいな感じですね(笑)。。。突き当たりの礼拝堂が最後かも!なんて思っていると次のが見えてしまう、という。でも、礼拝堂の中のドラマはまさにクライマックス! この場面も、あまりにも有名ですが、十字架を背負い、カルヴァリオ(イタリア語の聖書ではCalvarioと表記されていました。。ゴルゴダ、というほうが知られているかもしれません。)の丘へ向かうイエス様。手前の女性が手に持っているのが、いわゆる「聖顔布」と呼ばれる布。汗と血にまみれたお顔をぬぐった布に、お顔がくっきりと写し取られた、という聖遺物です。・・・いくらなんでも、ここまでくっきりじゃないと思いますケド。。。そして。。。 ここだけ、上手に写真がとれませんでしたが、右上の方に十字架にかけられたイエス様、そして左手、手前には彼を見上げるマリア様がいます。その場の人々の動揺、興奮、嘆きの表情がすっごくリアルで、思わず息を呑みました。・・・彼は覗き込むなり「O,Dio!(おぉ、神様!)」とつぶやいてました。下のほうではまだ、一緒に十字架刑に処せられる二人が、まさに十字架に打ち付けられるところ。この状況でイエス様は、「父上、彼らをお許しください。なにをしているか、自分でもわかっていないのです(Padre, perdona loro perche non sanno quel che fanno)」と言うのです。。。 ・・・そして3日後。イエス様、復活~~~!!(グリコのポーズ。。。?)いやぁ、メデタイ! だって、これで私たちも、長い道のりから解放されるってもんです♪(←ソコかい!?) ・・・と、思ったら、まだ先は長かった。。。ちょうどこのアタリで、上から下りてくるスィニョーラがいたので、「もう終わりですよね~」って声をかけたら、「・・・フッ。。。この先まだ、4つはあるわよ」という答えが。。。・・・4つ。。。思わず笑顔が凍りついた私たち・・・。でもね、ココまで来て、いまさら後には戻れません。上の町に着いたらまず、飲み物を買って~、ジェラート食べて~、なんていう妄想(?)を励みに、なんとか登りましたよ、フゥ~~~ッ!このサクロモンテは、「ロザリオの祈り」の玄義にもとづく場面を再現しているのだそうです。・・・と、いうわけで、イエス様の復活、そして昇天の後、お弟子さんに聖霊が降りてくるところ、マリア様の被昇天で完結。 ・・・イエス様、天へ☆華やかな場面と、ちょっと少女マンガっぽいポーズが結構気に入ってますこれもね、イエス様と下にいる人たちの間、雲に乗る天使たちがいますが、壁に直接描かれた部分と、立体的な人形とをうまく組み合わせて、実に奥行きのある図になっているんです!すばらしいですよね☆こんな風にして、無事にサクロモンテの15の礼拝堂をすべて、まわることができました~☆大変だったけど、登りきったときの達成感は気持ちよかったデス♪・・・次回はサクロモンテの頂上の町、カンポ・ディ・フィオーリです♪
November 13, 2007
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今回私が訪れたサクロモンテですが、もともとは15世紀、聖アンブロージョの戒律に従って造られていた巡礼地だったところで、今のような形態になったのが1690年代ということで、現在では世界文化遺産に登録されているんだそうです。山の中にたたずむ礼拝堂は全部で15箇所。最初から何箇所あるかとか、知らなかったので、「いったいいくつあるんだ!」と、二人とも、遠い目。。。。 ふと、眼下を見下ろすと、ヴァレーゼ湖が。午後の日差しにキラキラしていて、ちょっと癒されます♪ 足元には、秋らしく栗の実が落ちていたり。 石畳の道のそばに建っていた一軒の家では、テラスのブランコを真っ赤な紅葉が覆っていました…そういえば、日本でもだいぶ寒くなりましたが、北イタリアでは今、寒波がきているそうです! サクロモンテについて聞こうとメールを出したら、今日は最低気温が氷点下だったようですよ、ミラノ~ 「もうすぐ雪がふるよ~」なんていうメッセージが添えられていました。・・・昨年は世界的に暖冬でしたから、もしかしたら今年はまた、寒いのかもしれないですネ。さて、そのころイエス様は。。。。 ゲッセマネの園で、これから迫る受難の時を憂い…(左手に迫る追っ手の迫力と、右側で「起きててネ」といわれつつ眠ってしまうお弟子さんたちの対照的な様子がこの場面をより、緊張感のあるものにしていますネ! そして、イエス様を励ます大天使ガブリエルは、ダ・ヴィンチの「受胎告知」風。。。?) とうとう逮捕されて…(手前の、ラッパを吹き鳴らしている人の不自然な姿勢が気になります) いばらの冠をかぶせられ、鞭打たれ、侮辱され、そして十字架刑を言い渡されます。 これらのドラマが展開されているのが、一つ一つはこんなに小さい礼拝堂。それぞれの配置やポーズ、背景など、とてもリアルで奥行きのある世界になっていて本当に迫力があります。石畳の道は、見た目よりも傾斜があるので、このあたりまでくるともう、私たちも疲れてしまってはいるものの、先に進まずにはいられないのです。。。・・・次回へ続きます・・・。
November 12, 2007
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さて、今日から再び、ヴァレーゼです。ヴィッラや町歩きもいいのですがなんといってもオススメは「サクロモンテ」。サクロモンテ=聖なる山、という意味なんですけど、実際はどんなところなのか、ソコにいくまでまったくイメージしていなかった私たち。小高い山にある小さい町で、景色もいいし、森の中にかわいらしい礼拝堂があって・・・、というのが、サービスエリアのインフォメーションデスクのお嬢さんの案内。私たちも、ちょっとしたピクニック気分でやってきたんです。。。写真は、サクロモンテの入り口。休日ということもあり、クルマも人もたくさん来ています♪私たちもさっそく入り口にクルマを止めて、中に入りました。 入り口のアーチをくぐると、話に聞いていたとおり、木立の向こうに礼拝堂が見えました。石畳の、ゆるやかな坂道が礼拝堂にむかって続いていて、木々の間からはヴァレーゼの町がちいさく見下ろせて、とってもキレイ☆「さっすが、お奨めスポットということはあるね~♪」なんて、二人ともご機嫌です 最初の礼拝堂から見下ろした景色です。標高が高いので空気もさわやかでとっても気持ちいいの♪・・・で、サクロモンテについてなんですが、湖水地方にはココのほかにもマッジョーレ湖の近くに聖フランチェスコのサクロモンテ、コモ湖の近くにはマリア様のサクロモンテがあるようです。こういう山を切り開いて礼拝堂を建て、下から順に、聖人様の生涯を追体験する、といういわば巡礼、というか「イタリア版、お遍路」のようなトコロなんですネ~大体、20箇所前後の礼拝堂をお参りしながら頂上の教会へたどり着く、というコースになっているんです。。。。が。こんな場所だってきちんと知ったのは、帰国後。ピクニック気分で上り始めたサクロモンテですが、もちろん、道はどんどん険しくなっていくのでした。。。 2つ目の礼拝堂~。まだ、この辺は元気いっぱいです♪・・・礼拝堂の中には入ることはできないのですが、窓からのぞくと、等身大くらいの人形が聖書の世界を再現しています。一番最初の礼拝堂では、イエス様誕生のシーンそしてこちらでは、 ・・・・(多分)東方三博士の礼拝・・・?「うわぁ~、なんだかリアルだね!赤ちゃんかわいいし♪」と、まだサクロモンテの実態を知らない私はハイテンション(笑)・・・が、実はこのあたりで、相方さんは「もしや」と思ったそうな(←早く気づけ、早く!) 礼拝堂と、次の礼拝堂の間は数百メートル。緩やかな傾斜の坂道が続きます。 遊歩道の木立では時々、りすが走っていたり。 ・・・みなさんも、「サクロモンテ」という場所に行かれるときは、ぜひ! 歩きやすい靴と服、そして飲み物を持っていってクダサイ。私たちは服装は身軽でしたが、ミネラルウォーターのボトルをクルマに置き忘れてきてしまい、この後大変でした ・・・ああ、イエス様、いつのまにかこんなに成長されて。。。。このあたりまでくれば、どんなにニブくても、ここがどういうトコロかわかってきます(笑)そう、このサクロモンテはイエス様のご生涯。相方さんの予想では、こちらは神殿で福音を語られるイエス様。 新約聖書イタリア観光で、教会や絵を見るときに、「知っておけばよかった」って思うのが聖書の世界。 今回は私もこの文庫版の新約聖書を持っていきました。文庫サイズで携帯に便利というだけでなく、文章が口語体なのでとっても読みやすく、親しみやすいからオススメです。このサイズなら、電車や飛行機の中でも気軽に読めるし、聖書を知らないのと知っているのとでは、観光はもちろん、イタリア人と接する上でもかなり差がでると思います サクロモンテは、山の斜面をつづらおりの道が続いています。次の礼拝堂の先、小高い山の上に、教会の鐘楼を中心とした町が見えてきました。・・・ようやくゴールが見えたワケなんですけど、二人とも、思わずアングリです「・・・アソコまで、登るのか!?」・・・次回に続きます・・・。
November 11, 2007
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ヴィッラの見学後、ようやくにぎやかな街中にやってきました☆もう少し北に行くとスイス、という国境の町ということで、こころなしか異国情緒さえ感じます(・・・っていうか、暗示に弱いので・・・笑)チェントロのツーリストインフォメーションで地図をもらえるかと思って出かけたのですが、あいにく閉まっていました。しかたなく、野生のカン(?)にしたがって歩くことに ヴァレーゼ、という町自体は結構大きいのですが、実際にチェントロと呼ばれる中心地は他のイタリアの都市と同様、教会を中心に同心円状に広がっています。なので、昔ながらの石畳の道に出たら、より密集している方向に向かえば町の中心。北イタリアらしい、ポルティコ(柱廊)の並ぶ街づくりは、冬の厳しさもうかがわせるつくりですよネ・・・ちなみに、昨日は立冬だったんですね。 ・・・果たして、ちゃんとドゥオモにたどり着きました♪もともと私自身は、方向感覚がイイと自負しているのですが、どうも相方はというと、地元イタリア人とは思えぬほど、道に迷ったりします。。このときも、「ねぇ~、ホントにこっちでいいの~?」と心配そうな彼を引っ張るようにしてやってきたのでちょっと得意ドゥオモのファサードを見上げていたら、後ろから「スミマセン」と言う声。振り向くといまどき風な女の子が二人、地べたに座り込んでこっちを見ています。「スミマセン、ティッシュ持ってます?」というので、武○士でもらったポケットティッシューを渡したら、フツウの友達みたいに「ありがとう~(鼻声で)。。ドコから来たの?」なんて話がはじまりました。本当に、この「気さくさ」はイタリアならではだなぁ、っていつも思います。 ドゥオモの内部は豪華絢爛~白と金の世界です!天使もいっぱい飛んでます☆しばらくドゥオモを見学してから、ジェラートでも食べますか?って話をしていたら、どこからか、陽気な音楽が聞こえてきました♪音につられるように、町のメインストリートに出ると。。。 お祭りのパレードが始まっていたのです秋のイタリアは週末には各地でサグラ、という収穫祭が行われるのですが、ヴァレーゼでもちょうどそのお祭りだったみたいです。 マンマのグループもあれば。。。 女の子たちも。みなさん、地元の人たちで、地方色豊かな衣装をつけて行進していきます。他の町に比べるとあまり観光都市ではないんだけど、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきます♪ 時代ごとなのか地域ごとなのかわからないんだけど、パレードは延々と続いていました。・・・後ろのほうになるとね、こんな感じ。普通にしゃべりながら歩いてる(笑)音楽も、このあたりだとあんまり届かないし~。。。 なんか、すごいオノを担いでます・・・こういうのも、歴史とか詳しければきっと、もっと面白いんでしょうけどね~。でも、周りの景色というか建物がクラシックだからかな、ミョ~に似合っちゃうんですね~。
November 9, 2007
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外観はちょっと地味めなVilla Panza ですが、やっぱり一歩入るとそこは豪華なお屋敷です。お隣さんに比べるとモダンなテイストのインテリアでまとめてあるのもイイですね♪このお部屋は四角いスペースに円柱をあしらい、床の模様や天井、シャンデリアも丸みを帯びたデザインでまとめてあります。窓が大きくてたくさんあるので、とっても開放的で広々とした雰囲気がステキ☆右奥のドアをみると、円柱をあしらった内装が隣のお部屋まで続いているのが見えますネ♪・・・なぁんて思ったら。 実はドアには鏡がはめ込まれていたのでしたいっそヴェルサイユみたいに「鏡の間」にしちゃえば!って思いますが、コストもかかるし、あえてドアをつけたほうがスグに鏡だとわからないってところがニクイです。こういうの、近代イタリアのお屋敷ではよく見られるインテリアなんでしょうか。実はミラノにある、作家のマンゾーニの家、あそこにもこういう「だまし扉」のある部屋があるのです。・・・マンゾーニの家はたしかにこぢんまりした屋敷なので、そういうドアがあっても微笑ましいと思ったんですけどね、ココは結構大きなヴィッラなんだからあえてそんなことしなくてもいいのにね~。金持ちには金持ちの、見栄とかあるんでしょうなぁ~。 だまし鏡とは反対側のドアは、こんなお部屋に通じています♪モダンアートの美術館になっているといいましたが、お屋敷は東棟と西棟に分かれていて、東が住居、西が美術館になっているんです。住居部分はこうして各部屋ごとにテーマカラーがあって、この部屋は「赤」。 ココは、階段の踊り場です。・・・ココだけでも部屋みたいなのに・・・!
November 9, 2007
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緑の中にたたずむ美しいヴィッラ。日曜日の午前中ということで、あたりはひっそりとしています。前日の夜に降った雨のおかげで緑がいちだんと鮮やかに、そして風もさわやか♪ ピクニック日和です。 建物に近づいてみると、入り口が開け放たれていたので「やっぱりココが!」といいながら中に入りました。すると、早速スーツ姿の男性が現れて、「・・・何か?」とおっしゃる。私たちがサービスエリアでもらったパンフレットを見せて、「見学に来ました~」というと、その男性は表情も変えずに「あ、ソレはお隣ですヨ」というので、2人ともビックリ・・・ススス、スミマセン~~!その男性に言わせると、ココも普段は庭までは入れるそうですが、その日はたまたま町のイベントで建物を使うために朝から来て、手配などをしていたのだそう。でね、うれしいことに、チョットだけなら、中を見てもいい、って言ってくださったんです♪ ありがたいやら、恥ずかしいやらの私たちを置いて、彼はまた準備のために奥に戻ってしまいました。多分、部屋の壁際にテーブルが並べられていたので、ブッフェでのおもてなしがあるようです。・・・でも、こんなリッパなお屋敷で、こんなに無防備でいいんでしょうか~(笑)きっと、町全体が平和なんだなぁ。 一通り、お部屋を拝見させていただいてから、帰りにご挨拶しないとね、ということで入り口のところからのぞいたんだけど、奥のほうでザワザワしているのに、あの男性の姿がみえず。仕方ないので、ソコからちょっと声を張り上げて「グラッツィエ~~~!」って言ってみたら、奥のほうから「ブォン・ジョルノ~~~!!」という陽気な声が返ってきたのでした・・・次回は、気を取り直して、いよいよお目当てのヴィッラ・パンツァです
November 7, 2007
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ドゥオモの北側に面しているのが、イタリアの有名デパート、ラ・リナシェンテ。ミラノの隣町、モンツァでは、かわいらしい宮殿みたいな店舗でしたが、ミラノのリナシェンテはやっぱりデパート、と呼ぶにふさわしい店構え。場所柄、観光客も多くいつもにぎわっています。前はよく、ココのトイレを借りに行ったものですが、先日行ったらものすごい並んでいてビックリしました。みんな、考えることは同じなのね~(笑)建物の壁に、ドゥオモがシルエットになって映っています♪ここ、リナシェンテの屋上カフェからも、あの優美な彫刻群を眺めることができる、というちょっとしたスポットでもあります。でも、今日はこのデパートの裏にある有名なファストフード店に行こうと思います♪ リナシェンテの、この写真では奥のほうの角を入っていった路地に、そのお店はあります。 路地を入って少し歩くと、お昼時ならイヤでも目に付くこの大行列ドゥオモに登った後だったということもあり、私も並んで買うことにしました♪ お店の名前は、「Luini」、ルイーニ。 地球の歩き方をはじめ、ガイドブック各誌にも載っている老舗で、ミラネーゼに大人気のフォカッチェリア。フォカッチャやピッツァ、それにドルチェまで売っているのですが、なんといってもココの人気メニュウは、「パンツェロッティ」ピッツァの生地に、モッツァレッラチーズとフレッシュトマトを乗せて二つ折りにしたものをカラッと油で揚げたものなんですけど、コレを買うために毎日が大行列なんです 写真、手前の列にも美味しそうなピッツァが並んでいるのに、みんなのお目当ては奥にあるパンツェロッティ。2列目のバットがあっという間に空になって、たった今、揚げたてのアツアツが出てきたところ。丸い生地を二つ折りにしてあるので、半月状で食べやすいのも、人気のヒミツ☆ ウフフフ、もうちょっとデスあんなに並んでいた行列ですが、調理場からは次々に揚げたてのパンツェロッティが出てくるし、カウンターにも5-6人いるので、てきぱきとあっという間に列が進んで、ぜんぜん苦になりませんでした。 やっとゲットしました、パンツェロッティ♪この袋も、紙ナプキンにも、ドゥオモの絵がついていてかわいいですよね~お値段は1個2.3ユーロ。もう何年も値段変っていないと思います。・・・でも、ちょっと小さくなったような気がする、かな~お味はモチロン、最高~! 揚げてあるので、口当たりはまず、カリッとして、でも内側はモチモチ。 昔懐かしい「揚げパン」の、アツアツ版みたいな食感で、その後は中のチーズとトマトが溶け合って。。。。。。お店のある通りをまっすぐ行くと、スカラ座の前に出るんです。お昼時のスカラ広場は、実はこの袋をもったヒトがたくさんいるんですヨ(笑)マクドナルドも沢山あるけれど、やっぱりイタリアらしいファストフード、いいですよネ
November 5, 2007
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さて、屋根でマドンニーナをこころゆくまで拝んだら、今度は南側の屋根を通って帰ります。しっかし、いくら見ても、見飽きないです、この見事な彫刻。さすが、500年の歳月をかけて作り上げただけのことはありますネ。最初に石を積み上げた職人たちは、どんな思いで後輩に仕事を託したのか、なんだかロマンを感じます 「lunghi come il cantiere di Duomo.(大聖堂の現場のように長い)」ミラノでは、物事が長引いたり、延々と続く様子をこんな風に言ったりします。確かに、その竣工にいたるまでの歳月はモチロン、最近行われているクリーニング作業でも、「ナルホドね」と思ってしまったり きっと、来るたびに新しい表情を見つけることができるのかもしれないですネ、ドゥオモ。1回だけではとても、細部まで見られなかったと思っています。上の写真、彫刻のスキマからヴィットリオ通りが見えているんですけど、わかります?これだけで結構、足がムズムズしちゃいます(苦笑)。ビルのガラス窓越しだとあんまり感じないんだけど、吹きっさらしの屋上って、ちょっとコワイ渓谷のつり橋とか、ぜんぜん平気なんですけど、やっぱり下がコンクリとかだと、余計に怖かったりして。。。 細い通路の奥、何人か立っているところは、エレベーター乗り場。その手前では念入りなクリーニング作業が行われていました ・・・こんな風に、手作業で表面の汚れを落としています。電動式のやすりみたいな機械でギュィィィィィィィ~~~ンって。音が結構響くのと、やっぱり表面をこするので細かい砂塵が舞うんです、どうしても。観光客の方はちょっと困った様子で、口と鼻を覆いながらエレベーターを待ってましたけど、やっぱりキレイなドゥオモにするんだから、仕方ないですよね。チョットだけ、話しかけたら、こんな風に磨くのは床だけで、やっぱり彫刻や外壁は、もっとデリケートに作業している、とのこと。話しながらも、青年の首筋には汗が流れていました。そりゃあ年月もかかりますってことですネ多分、来年中には終わりそうなんですけど、キレイになったドゥオモを見たら、真っ先にこうやって作業していた人のこと、思い出してあげたいな、と思ったのでございます♪
November 5, 2007
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さて、ヒーコラと階段を登ってやってきたドゥオモの屋上。ちゃんと通路があって、屋根伝いにぐるりと一周、できるようになっています。レース細工のような彫刻なので、時々足元が透けてみえるとちょっぴり足がすくみそうになります(高所恐怖症?)ので、なるべく上を見ながら歩くことに。お日様の左側、ひときわ高いトコロにいるのがミラノのシンボル、黄金のマドンニーナ 尖塔の先には沢山の聖人たちが。尖塔の数は135本、そして尖塔部分以外の彫刻部分をあわせると、人物像は全部で2245体なんだそうですもし、今度登るときがあったら、双眼鏡が必要ネ(笑)。 もう何年も前からクリーニング作業をしていますが、その努力の甲斐あってのこのピンク確かに、数年前は全体が茶色っぽくすすけていたもんね、とちょっと感動~。まだまだ作業は続いていますが、日々の努力に、感謝ですね☆さて、この階段を登るといよいよ、屋根の部分に到着です! 屋根の上、真ん中の特等席♪ 強い日差しに、初秋とはいえ肌がジリジリします。安全のための柵をのぞけばすべて、大理石で作られているのがわかりますネ。磨きをかけて、真っ白な大理石のまぶしさに目を細めながら、皆さんが見とれているのは。。。。 やっぱりマドンニーナ青空と、白い大理石に囲まれて輝く聖母像は下から眺めてもキラキラ、美しいのですが、こうして近くでみるとまた、感慨もひとしお。 遠くからみるとかわいらしいマドンニーナ、実物は4メートルの巨体ドゥオモは、このマドンニーナの身長を合わせて109メートルという高さを誇ります。そして、実は近年まではこのドゥオモよりも高い建造物を作ってはいけない、という建築規制もあったんだそうですヨ1960年に、中央駅のそばに立っているピレッリビルが建つまでは、ミラノ随一の高層建築物だったんです。ヨーロッパの町に高層ビルが少ないのは、単に景観保護、という目的のほかにこんな宗教的な理由もあったのですネ~。ピレッリビルの屋上にはそんなわけで、実はあのマドンニーナのレプリカ像が立っているのだそうですヨ マドンニーナは毎日、こうしてミラノの町と、訪れる人々を見つめているのですネこの日も、気持ちいい晴天でしたが、これから冬にかけて、よく晴れた空気の澄んだ朝には、遠くに真っ白に雪を戴いたアルプスの山並みが見えるそうです♪
November 4, 2007
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ミラノのドゥオモ。こちらは裏側。サン・バビラから歩いてくると見えるのがこの角度。初めてミラノに来たときに見たのが、やっぱりこの角度からみたドゥオモでした。ちょうど、雨が降っていたので傘を差して足元ばかり見ながら歩いていて、ふと見上げたらこの巨大な建築物がそびえていて、思わず「おおおお!」ってビックリしたのを覚えています(笑)・・・・アレから早数年、こうして毎年通っているミラノですが、実はまだ、屋上に登ったことが無かった私。いつも、「今度行ったら上ってくる」って思いつつ、行けば行ったで「明日行こう」なんて感じで結局最後には「今年もいけなかった」ってことになっていたのです。今回は展示会を早めに切り上げて、とうとう登ってきました 入り口は2箇所。エレベーターで昇る入り口と、階段を使う入り口。私は階段で行くことにしました。・・・2001年以来、警備が厳しくなったドゥオモ。入り口には金属探知機を持った警備員が立っていて、持ち物のチェックをされます屋上に上がるときだけじゃなくて、入り口にはいつも警備員が立っていて持ち物検査をするんです。・・・でも、以前はヒトツの入り口に2-3人いた警備員も今は一人ずつ。検査もなんだかユルユルでした(笑) この女性も、バッグを開けることも無くスルーです。・・・つか、警備員さん、目線がアッチ向いてるし。私が入るときなんざ、近づいてくる私を上から下、下から上と、じ~~~~~~~~~~~~~っと見つめておいて、いざ私が「Buon Giorno!」と挨拶したらもう、「オ~~ケ~~」ですって・・・きっとお昼の交代時間が近くってソワソワしてたんでしょうか、それとも実は彼は高性能ロボットで、目からレーダーみたいのを発してチェックしていたのかも知れません(笑)まぁ、とにかく。警備員のチェックを過ぎて入り口を入り、拝観料(?)4ユーロを払って階段へ。ドゥオモの高さは108メートル。人一人がやっと通れるような狭いらせん状の石段を、ヒーフー言いながら登ること数分。さわやかな秋晴れの日でしたが、階段を登っているうちに、うっすらと汗ばんできました。階段を登っている途中には、明り取り用の小窓があって、だんだんと近づいてくる尖塔の彫刻が見えたりして、息が切れそうになりながらも先を急ぎたくなります。そして、いよいよ。。。。。 ドゥオモの北側の屋上に出てきました!下から見上げても、その繊細な彫刻にはウットリしてしまいますが、やはり近くで見ると圧巻ですまるでレース細工のような細かい模様。・・・もともとはなんでもない石から、こんな見事な彫刻を作り上げるなんて、それだけでも奇跡のようですよね~やっぱり、登ってみてよかったデス♪狭い階段でゼイゼイ言っていたことも忘れ、気分爽快 ここまでくると、さすがに人も小さくみえますネ。ガッレリアも、こういう角度で見るとなんだか違ってみえて新鮮です。屋上でのひと時、まだまだ続きます♪
November 3, 2007
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今日もヴィジェーヴァノから。華やかな広場の裏手、カステッロと呼ばれるスフォルツェスコ城。お城の敷地にはあのブラマンテの塔やドゥカーレ宮殿があり、数年前から修復工事が行われています。ヴィジェーヴァノの町自体がお城の城壁に囲まれているのですが、実は城壁ヒトツみても、いろんなヒミツが隠されていて、結構面白いのですヨ♪お城と宮殿との間には緑地が広がっていて、地元の学生たちや親子連れなどがピクニックやデートに訪れます。そして、ヴィジェーヴァノの見所のヒトツである「靴の博物館」も、このお城の敷地内にあります フフフフ、靴好きにはたまらない空間です(笑)ヴィジェーヴァノの職人さんだけじゃなくって、いわゆるイタリアの靴職人の粋を集めたようなトコロ。あまり古い時代のものは無くて戦前くらいから、年代別に展示してあるようでしたが、実用的なものというよりもシュールな、自由な発想のデザインが多くて楽しかったです。・・・ものすごく大きい靴があったり(笑)、ストッキングと一体化したパンプスがあったり。履き物、ということで日本のぞうりや下駄なども展示されていましたいろんなデザインの靴がありましたが、面白かったのが1950年代に作られたというパンプス。それはなんと、一足で3パターンのヒールを付け替えられるようになっているのです。それぞれ、高さも形状もちがうヒールを中底のボタン(ホック式)で留めるようになっているんですが、コレが実によく出来ているんです!フツウ、高さのあるパンプスには、カカトから土踏まず(アーチ)部分にかけて、中底の下にヒールの高さに合わせた傾斜のある鉄板(シャンク)を入れて、形が崩れないように、また高さがあってもちゃんと歩けるようにしてあります。だから、買った靴が「ヒールが高すぎて歩きにくい」からといって、カンタンに削ることは出来ないのです。 むしろ、もともとの高さによって生じる傾斜をゆがめてしまうので、ますます歩きにくくなりますし、靴本体にも無理な力がかかって、ヘタをすると靴も、足も痛めてしまうからです。・・・修理屋サンで、たま~に、「ヒールカット」してくれるトコロがありますが、そういう修理屋さんでも、せいぜい5ミリくらいしかカットしてくれません。1センチもカットしてくれたら、よっぽど職人のウデがいいのかもしれません・・・話をモトに戻しますと(笑)。。。そこで見た、ヒールの付け替え可能なパンプスは、それぞれの「替えヒール」に、その鉄板(シャンク)がついていたのです靴本体の中底にはシャンクを入れないでおいて、ヒールを取り付けるときに、ソール(靴底)と中底の間にヒールに付属して伸びているシャンクを差し込んで、中底のホックで固定して履くようになっているんです。・・・まぁ、やっぱりちゃんとした靴に比べると歩きにくそうですが、その発想がユニークじゃないですか!・・・いやぁ、写真を撮ってこなかったのでなんとも説明しづらいんですけど、靴屋さん、職人さんならちょっとうなっちゃう作品でした ちょっと、マニアックな話になってしまってスミマセン(苦笑)。こちらは、1930年代からの、フェラガモの作品上品な木型とカラフルで自由な素材使い、そして繊細なデザインは、まさにこのブランドの真骨頂です♪ 総レースのパンプスですよ~ きっと裕福な奥様かハリウッド女優が、木型から起こして、素足にピッタリとフィットするように作らせたんでしょうネ(ウットリ)。この時期、もちろん最新モーダの靴も見てきたワケなんですけどね、やっぱり手作りの部分が多い、クラシックな靴は、時代を超えた魅力があります♪・・・今回ミラノではセルジオ・ロッシやバルディニーニ、VICINIやジュゼッペ・ザノッティなどの発表会にも行ってきましたので、そのうちにまた写真つきで紹介しますネ☆ ・・・これまた、ちょっと珍しい、「木型ボックス」。 今みたいに、沢山サンプルを作って運んで、ということがあまり無かった時代には、完成品よりもこうして木型を持ち歩いて、セミオーダーのようなこともしていたのでしょうネ。 木型に、甲革(トマイア)部分を乗せた状態ですネ。手前から5-6デザインまで、全部同じ木型です。素材やデザインで、ずいぶん違ってみえますね。国自体がロングブーツのカタチをしたイタリア。やっぱり靴に関しては1歩も2歩も、先を行っている感じがします。靴の博物館はココのほかに、ヴェネト州、パドヴァの近くにあるロッシモーダのヴィッラにもあります。ロッシモーダのほうが、もっと高級品が多いのでブランド品が好きなかたにはたまらないかもしれませんが、コチラ、ヴィジェーヴァノはもうちょっと身近で、アソビゴコロのある作品が多いので、日ごろ頑固な職人が、「ニヤリ」としながら作ったんだろうな、なんて想像しながら楽しめる博物館です・・・ちなみに、この博物館は通常3ユーロの入場料が必要。ですが、私が行ったときは無料でした♪ その理由は、また明日~~~♪長くなりましたが、最後まで見ていただいて、ありがとうございました明日は、久しぶりにミラノに戻ります♪
November 1, 2007
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