レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2003/11/15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
Eメールはとても便利で、大変よく使う。年齢的にも学生さんのようにプライベートではそれほど使わないが、仕事では毎日30~50通くらいのやりとりがある。

ある日、Eメールがなくなって、これと同数の手紙を書きなさい…と言われても、多分無理でしょうね。

ただし、業界的には大きな弊害もある。
現に、このEメールの使い方を謝って倒産追い込まれた会社も僕が知っているだけでも数社ある。

話は意外にシンプルで、クライアントや業者間のやり取りでEメールを多用し過ぎると、すぐに起きる。

ようは、
「所長さん。先週の会議で頂いた資料を念のためメールしてもらえますか?」というやつである。

「念のためとは?」

「部長がちょっと直して役員に提出しようと言うかもしれません。そんな細かいのをわざわざ直してもらうのは悪いからこちらで対処しますんで…」



それで、そのまま「わかりました」というのを何件もやっていると、ある日、別のプロジェクトの業者プレゼンで、
「どっかでみたことがあるなぁ」
という資料に出くわすことになる。

もう、○○博覧会でも、○○○テーマパークでも、○○ショッピングセンターでも…ご対面する。

つまり、ファイルごとメールすると、そうした流用がいとも簡単にできてしまうのである。
ファイルがあれば、2~3日のちょっとした修正作業で、数千万円のプロジェクトのコンペに参加して受注してしまう業者もいる。

あるプロジェクトでは、設計&デザインチームから、
「念のため、マニュアルを送ってよ」
と来た。

その会社の担当者が「なぜですか?」
と聞くと、


それで、その担当者は送ってしまった。

翌年、設計&デザイン会社が、あるプロジェクトで「運営コンサルタント」として参加してた。
当然、マニュアルは…流用加工である。

小さな会社は、資金が乏しいから大きなプロジェクトには、設計&デザイン会社数社と組んで参加する。
ところが、多少体力のある会社は、2~3回はこうして組んでおいて、それ以降からは自分たちで全部やるようになる…。



つまり、ノウハウの「吸い上げ」というやつである。

こうして、段々と専門外の資料を手に入れて「何でもできます」という会社が増殖するようになる。

これがFaxなどの紙資料のうちは、それなりに手間がかかるので、乱発がされなかった。
それがEメールの登場で容易になり、物凄いスピードで加速しだした…ということである。

だから、リゾートやテーマパークを始めレジャー産業は、まだまだ苦戦だらけ…というのが現状で、こんなことも立派な原因の一部であるということ。

ということで、日本も実態はこんなものだから、アジア諸国の海賊版のCDやDVDのコピー販売とそんなに変わらないレベルにいるようなもの。

ということで、僕の場合、防止策として、基本的にはファイルでは送信しないようにしてる。
成果物として、必ず印刷したものを持参するか宅急便で送る。
(当然、ファイルの送信催促はたくさん来るが…)

なので、実はEメールが活発に使われるほど、郵便や宅急便の比率が高くなるのである。

…と、業界放送禁止用語?ギリギリラインの日記になってしまいました。
その理由は…また発覚したからです。
十分に気をつけていたつもりでも、たまに…やられてしまいます。

皆様も、十分にご注意を!






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Last updated  2003/11/17 02:24:08 AM
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