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塾依存から抜ける学びを編集しているマモ〜です。授業の前に必要な、学びの土台について発信しております。今回は、「決めるべき時に決めない人は伸びにくい」という話をしていきたいと思います。私は学習塾に5年以上勤めていて、これまで200名以上のご家庭と関わってきました。その中で感じることの一つに、決めるべきことを決めずに、そのまま時間だけが過ぎてしまう人は、やっぱりなかなかうまくいかないということがあります。もちろん、何でもかんでも早く決めて、すぐ行動すればいいという話ではありません。むしろ、すぐに決めて行動しない方がいい時もあります。ですので今回は、「決めてすぐ動くべき時」と「まだ決めずに待った方がいい時」は、どう違うのか。このあたりについて、塾で実際にあった事例をもとに話してみたいと思います。高3の生徒が「決められない」状態になっていたまず、最近あった高校3年生のケースです。この生徒は、私の1対1の個別指導塾で授業を受けていたんですけれども、特定の科目を受講し始めて数ヶ月経ったタイミングで、受験の方針を変えることになりました。もともとこちらで受けていた科目を使わずに、別の科目で勝負することになったんですね。そうなると当然、「じゃあ、うちの塾の授業はこれからどうするの?」という話になります。塾を引き続き活用するのか。活用するのであれば、何の科目を受講するのか。そして、いつから受講するのか。このあたりを決める必要があります。まず、塾自体は引き続き活用するという話になりました。親御さんからご連絡があったんですね。そして私からは、「今の状況であれば、数学を受講した方がいいと思いますよ」という話もしました。もちろん、感覚的に「数学がいいですよ」と言っているわけではなく、なぜそう考えるのかという理由も説明しています。ただ、最終的にどうするかは本人にも考えてもらう必要があります。なので、「じゃあ、受講する科目について考えてみてくださいね」とお願いしました。そして、数日経って、「数学を受講します」という返答は比較的すぐに来たんです。ここまではいい。では、次に、「数学をいつ頃から受けられますか?」という話になります。というか、私から「いつ受けられるか決めてください」と依頼しました。これが、なかなか決まらなかったんですね。ちょうど夏休み期間だったので、予定が不規則になる時期です。塾側、つまり先生側も通常より不規則になりますし、生徒側も不規則になります。だからこそ、「まず、いつだったら受けられますか?」という話をしたんです。ただ、日程そのものは、そんなに複雑な話ではありません。この生徒は別の集団塾、いわゆる大手の予備校にも通っていました。なので、まずその講習の日程を確認する。あとは、家族との外せない予定を確認する。それ以外の時間だったら、基本的にはこちらの塾の授業を受けられるわけです。もちろん、友達との予定などもあるかもしれません。でも、少なくとも受験生です。受験勉強の時間を確保することを考えれば、ある程度はすぐ決められるはずなんですよね。私からすると、「これ、半日もあれば決められる話なんじゃないかな」と思ったんです。むしろ、半日もかからないでしょ、と。ところが、1週間経っても決まらない。さらに1週間経っても決まらない。さすがにこれは、と思って、こちらから電話をしました。もちろん、「もっと早く電話したらいいじゃん」という意見もあると思います。ただ、私はどちらかというと、家庭や本人が自分で決めて、行動を起こすことを大事にしています。こちらから全部お膳立てしてしまうと、どうしても受け身のスタンスになってしまう。これは、あまり望ましくないと思っているんですよね。「動けよ」と。「自ら動けよ」と。お客様ではあるんですけれども、「お客様だから塾が全部やってくれる」というスタンスでは、こういう塾はうまくいかないと思っています。本人が主体となって、「自分はどう塾を使うのか」を考えないと厳しい。だから、自分自身で行動を起こしてもらうために、あえてこちらから電話をしなかったんです。とはいえ、さすがに遅すぎるぞ、と思って電話をしました。そうしたら、「まだ決められていません」ということでした。しかも、話を聞いてみると、本人は「受けたくない」と言っている。一方で、お母さんは「受けた方がいいんじゃないか」と思っている。どうやら、親子で意見が合っていないようなんですね。「なんだ、それは」という話です。これを聞いた時、正直ちょっと危ないなと思いました。「考えている」と「決めずに止まっている」は全然違う何が危ないかというと、「考えている」のと「決めずに止まっている」のは、全然違うからです。もちろん、人生の中には、すぐに決めない方がいいこともあります。いろんな選択肢を比較して、情報を集めて、しっかり考える。これは当然必要です。でも、今回みたいに、「数学を受講します」というところまで決まっている。あとは日程を確認して、「この日なら受けられる」ということを決めればいい。そこまで来ているのに、1週間、2週間と時間だけが過ぎていく。これはもう、慎重に考えているというより、「決めることから逃げてしまっている状態」に近いんじゃないかと思ったんですよね。そして、受験で怖いのは、当たり前ですけれども、受験日は、こちらが決めるまで待ってくれないということです。「まだ決められていないので、もう少し待ってください」なんてことは、受験では通用しません。もちろん、決めるのが1日遅れたからといって、そこまで大きな差にはならないかもしれません。でも、それが1週間、2週間、1ヶ月と積み重なっていくと、当然、その分だけ勉強する時間も減っていきます。だから私は、決めるべきことは、決めるべき時に決めて動く。これは受験において、かなり大事だと思っています。でも、何でも早く決めればいいわけではないただ、ここで一つ注意しておきたいのが、「じゃあ、何でもかんでも早く決めて動けばいいのか」というと、そういうわけでもないということです。これがまた難しいんですよね。例えば、中学2年生くらいの男の子で、思いっきり反抗期に入っている。なかなか勉強しない。それを見て親御さんが、「もう無理やり勉強させよう」となる。スマホを取り上げたり、ゲームを取り上げたりして、「じゃあ、机に座って勉強しよう」と無理やりやらせる。これも、親御さんからすると、すぐ決めて、すぐ行動したわけです。でも、こういうケースって、全然うまくいかないんですよね。なぜかというと、勉強することが、本人の問題になっていないからです。親にやらされているだけなので、一時的に机に座るかもしれない。でも、それで本人の中に、「自分も勉強しなきゃいけないな」という感覚が生まれるかというと、そんなことはない。むしろ、「なんでまた勉強なんだ」「親にやらされている」という抵抗感が強くなることがほとんどです。私が勤めている塾は、中高一貫校の生徒が多いんですけれども、中学受験を終えて、その反動なのか、中学校に入ってから全然勉強しなくなる人もいます。そういう時に、親御さんが焦って、何とか無理やり勉強させようとする。でも、ここで無理やり動かそうとしても、逆効果になることがほとんどです。こういうケースでは、もちろん周囲からの働きかけは必要だと思います。例えば、「そろそろ勉強した方がいいんじゃないかな」とか、「このまま行くと、ちょっとまずそうだけどね」と声をかけたり、本人が考えるきっかけを作ったりする。でも、最終的には、本人が自分で決めて、動き出すのを待つ。ということも必要になります。むしろ、これが一番大事なこともあります。「宙ぶらり」に耐えることも必要周囲、特に親御さんからすると、何とも言えない宙ぶらりの状態です。「いつになったら本腰を入れて勉強するんだろう」と思うかもしれない。でも、そこで焦って無理やり動かしてしまうよりも、本人が自分で決断するまで耐える。そういう時間が必要なケースもあるんですよね。だから、今回私が言いたいことは、「とにかく何でも早く決断しましょう」ということではありません。大事なのは、今は決めて、すぐ動くべきなのか。それとも、まだ決めずに、待った方がいいのか。ここを見極めることだと思います。ただ、特に受験生の場合は、決めるべきことを決めずに、ずっと時間だけが過ぎていくというのは、本当に危ない。「もう少し考えてから」「また今度決めよう」「今は決められないな」と言っているうちに、受験日はどんどん近づいていきます。だから、決めるべき時は決める。そして、決めたら動く。これは本当に大事だと思っています。一方で、本人がまだ自分ごととして捉えられていないことについては、周囲が無理やり決めて動かそうとしない。場合によっては、宙ぶらりに耐える。この両方が必要なんですよね。結局、学習において大事なのは、「何をするか」だけじゃなく、「いつ決めるのか」「誰が決めるのか」なんだと思います。今回の話が、何かしらの参考になれば嬉しいです。最後にお知らせです!私は、「そもそも、なぜ成績が上がらないのか」というテーマで、Brainというスキルシェアのプラットフォームで教材を販売しております。塾代をムダにしないための「成績が上がる子の家庭」の教科書成績が上がらない原因って、単純に「勉強時間が足りない」というだけではありません。そもそも、どこにボトルネックがあるのかを考える必要があると思っています。そのあたりについて体系的に整理した教材になっておりますので、今回のような話に興味を持っていただいた方は、こちらも参考にしていただければと思います。今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。
2026.08.17
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塾依存から抜ける学びを編集しているマモ~です。授業の前に必要な学びの土台について発信しています。今回は、「目標がないと、人はなかなか動けないよね」というテーマでお話しします。実は私自身が、最近まさにそんな状態なんですよね。これまでだったら、「副業で月数万円、できれば5万円くらい稼ぎたい」「自分で作った教材を世の中に届けたい」といった、比較的分かりやすい目標がありました。だから、そのために本を読んだり、AIを活用したり、学習塾の現場で得た知見をもとに自分の考えを発信したり。少しずつでも前に進もうという気持ちで行動していました。でも最近は、その目標を一旦手放しています。理由はいくつかあります。今はAIの進化によって、情報発信の環境が大きく変わっています。いわば、インターネット上の情報が「デフレ化」しているような感覚があります。一つひとつの情報そのものの価値が、以前より下がってきている。誰もがAIを使って、ある程度の情報を発信できるようになった。そうなると、当然、発信したものが届きにくくなります。加えて、教育や情報発信の分野そのものの競争も激しくなっています。そういった環境と、自分自身の今の実力を考えたときに、「ちょっと、この目標を掲げて突っ走るのも違うのかな」と思うようになりました。完全に諦めているわけではありません。ただ、一旦どうしたものかな、と考えている。宙ぶらりんの状態ですね。すると、どうなるか。目標がなくなると、人というのは本当に動きにくくなるんですよね。もちろん、本業である学習塾の仕事はしっかりやります。でも、それ以外の時間になると、アニメを見たり、漫画を読んだり、映画を見たり。気づけば、かなりゆっくりとした時間の使い方になっています。自分でも、「ちょっと堕落しているな」と思うことが多々あります。でも、そんな自分を少し俯瞰して見たときに、ふと思ったんですよね。「これって、普段接している生徒たちも同じなんじゃないか」と。私は学習塾で働いているので、日々たくさんの生徒と関わっています。もちろん、中には一生懸命勉強している子もいます。ただ、そういった生徒は正直に言うとかなり少数派です。多くの生徒は授業には来る。でも、それ以外の時間に自主的に勉強しているかというと、なかなか難しい。あまりいないんですよね。大人からすると、「もっと勉強できるんじゃないか」「もっと頑張れるんじゃないか」と思ってしまうことがあります。特に親御さんは、そう感じることが多いと思います。でも最近は、「それも無理ないよな」と思うようになりました。なぜなら、多くの子には目標がないからです。今やっている勉強が、どこにつながっているのか。そもそも自分は将来何をしたいのか。どんな大学、学校に行きたいのか。そこで何を学びたいのか。そういったことが、まだ全然クリアになっていないんですよね。一方で、勉強を頑張れる人というのは、比較的目標が明確な印象があります。分かりやすい例で言えば、「将来、医者になりたい。だから医学部に入りたい」もっと言えば、「この大学の医学部に入りたい」という目標がある。そのためには、今この勉強が必要になる。だから頑張れる。今やっていることと、未来がつながっている感覚がきちんとあるんですよね。でも、多くの人はそうではありません。何のために勉強しているのか分からない。今やっている勉強が、どこにつながるのかもはっきり分からない。もちろん、「勉強はしておいた方がいいよね」ということ自体は、ほとんどの人が分かっています。でも、楽しくもない。やっている意味も分からない。そんなものを毎日続けるというのは、かなり難しいことだと思います。だからゲームやYouTubeなどの動画、漫画など、目の前にある楽しいものに流れてしまう。これは正直、自分も今陥っているように、自然なことなのかなと思います。そして、これって多くの大人も一緒だと思うんですよね。私自身も、「もっと行動した方がいい」「このままだと後々困る」ということは分かっています。でも、どこに向かっているのかが見えないと、人はなかなか動けない。そんな葛藤があります。では、目標が見えないときにどうしたらいいのか。これも同時に考えていかなきゃいけないと思います。目標は、見つかるに越したことはありません。でも、正直なかなか簡単に定められるものでもない。特に中高生なら、なおさらです。とはいえ、動かなきゃいけない。じゃあ、目標ははっきりしていないけれど、何とか動き出すにはどうしたらいいのか。そのために、今の私自身が考えているのが、「どうやったら、もう少し楽しくできるのかな」ということです。孔子の言葉に、「これを知る者はこれを好む者にしかず。これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」というものがあります。知っている人より好きな人。好きな人より、楽しんでいる人。結局、楽しんでいる人が一番強いという意味ですね。だから勉強も仕事も、「どうしたら面白くできるのか」「どうしたらゲーム感覚で取り組めるのか」と考えてみるのは、結構大事だと思っています。例えば、「15分で英単語を20個覚える」とか、「昨日の自分より少し記録を伸ばす」とか。そんな小さなゲームにしてみる。そうすると、少し取り組みやすくなるのかなと思います。そして、もう一つ大事なのが、最初のハードルを下げることです。人間の脳って、新しいことを始めるときに大きなエネルギーを使います。しかも脳は省エネです。極力、エネルギーを使いたくない。だから、「今日から毎日3時間勉強するぞ」と思っても、なかなか続かない。今まで自学習慣がなかった人が、いきなり3時間頑張る。これは無理ですよね。だからこそ、まずは5分。まずは1ページ。なんなら、机に座るだけ。それぐらい小さく始める。そして、できた自分をちゃんと認める。そういう積み重ねが大切なんだと思います。ちなみに、親御さんや周囲の大人が、「ご褒美をあげるから勉強してね」という方法もあります。いわゆる「外発的動機づけ」ですね。人参をぶら下げるようなやり方です。もちろん、これ自体がすべて悪いとは思いません。ただ、長期的には注意が必要だと思っています。なぜなら、そのご褒美がなくなった瞬間に、行動する理由もなくなってしまうからです。それよりも、勉強そのものに少し楽しさを見つける。小さな達成感を積み重ねる。そういったことの方が、長く続く力になると思います。目標というのは、先ほどもお伝えしたように、すぐに見つかるものではありません。特に中高生なら、なおさらです。そしてこれは、大人である私自身も今まさに実感しています。以前、友人と会ったときに、「何を目的に仕事をしているの?」「どんな目標を持っているの?」という話になったんですよね。でも、すぐに答えられなかった。「どうしたものかな」と思いました。今は小学1年生の娘がいるので、「娘との思い出を作る」というのは一つあります。でも、仕事に対する目標や目的となると、やっぱりない。というより、まだ言葉にできていない。これは大いに問題だと思いました。ただ、だからといって、「じゃあ今日から目標を作ろう」と言われても、そう簡単に見つかるものでもないんですよね。だから、そんな自分自身への戒めも込めて、今日はこの話をしました。目標がない。だから動けない。それは、もしかすると意志が弱いからではなく、向かう先が見えていないからなのかもしれません。だったら、無理やり大きな目標を作るのではなく、まずは少し楽しめるように工夫してみる。小さく始めてみる。できたことを自分で認めてあげる。そういうところから始めてもいいのかなと思っています。今回のお話を聞いて、「子どもがなかなか勉強に向かわない理由が少し分かった」「家庭でどう関わっていけばいいのか知りたい」と感じた方に向けて、教材を作っています。Brainで販売している、『塾代をムダにしないための「成績が上がる子の家庭」の教科書』という教材です。私は学習塾で、多くの生徒やご家庭と関わってきました。その中で、「塾には通っているけれど、なかなか成果につながらない」「家庭でどんなサポートをしていいのか分からない」といった悩みをたくさん見てきました。この教材では、勉強のテクニックだけではなく、それも含めて、子どもが学びに向かうための土台づくりや、家庭での関わり方についてまとめています。そもそも、なぜ成績が上がらないのか。その原因を体系化して、それに対してどのように対策していけばいいのかをまとめた教材です。もし興味がある方は、リンクからご覧いただけるとうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。
2026.08.08
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こんにちは!塾依存から抜ける学びを発信しているマモ~です。普段は、授業の前に必要な「学びの土台」について発信しています。今回は、「子どもの『嫌だ』はどこまで尊重するべきなのか?」というテーマでお話ししたいと思います。先日、妻と娘と夏休みの予定について話をしていました。私は平日に少し休みがあるので、「娘と二人で海に行こうかな」という話をしたんですね。ただ、その時に娘は「嫌だ」と言ったんです。まだ本格的な海水浴をしたことがないので、嫌な理由があるというより、「やったことがないから嫌」という感覚なんだろうなと思いました。実はこれって、すごく自然なことですよね。人は初めてのことや知らないことに対して、不安や抵抗を感じます。私自身もそういうタイプなので、その気持ちはよく分かります。そんな話をしていたら、妻からこんなことを言われました。「嫌がっているのに連れて行くのは、あなたの自己満足じゃない?」その言葉を聞いて、「確かにその通りだな」と思いました。実際、私は「それはそうだね」と返しましたし、正直なところ自己満足な部分はあると思っています。子育てって、親の自己満足的な要素を完全に切り離すことはできませんよね。でも、私が子育てで大切にしたいことがあります。それは、子どもの世界を広げることです。言い換えると、経験の母数を増やすこと。海でも、川でも、公園でも、キャンプでも何でもいいんです。大切なのは、まだ見たことがない、聞いたことがない、感じたことがない世界を経験する機会をつくることだと思っています。親が直接的に子どもの世界を広げる活動ができるのは、せいぜい小学生の間くらいではないでしょうか。中学生になると、友人関係や部活動、学校外の活動などを通して、自分自身で世界を広げていくようになります。もちろん、中にはスマホやゲームばかりというケースもあるかもしれません。それでも基本的には、自分の意思で世界を広げていく時期に入ります。だからこそ、小学生の間は親がいろいろな世界に連れて行くことが大事だと思っています。たとえ本人が「やったことがないから嫌だ」と言ったとしても、時には少し強引なくらいに背中を押すことも必要なのではないかと思っています。もちろん、お金をたくさんかける必要はありません。海で遊ぶことだって、交通費を除けば無料でできる経験です。ただ、子どもは自分から「やったことがないことをやりたい」とはなかなか思いません。そして、これは大人も同じですよね。知らないことや経験したことがないものに対して、人は積極的になれません。何が起こるか分からない。どんなものか分からない。だから不安になる。そして「嫌だ」という反応になる。これはごく自然なことです。でも、その「嫌だ」という感情だけを尊重してしまうと、子どもの世界は広がりません。だから私は、多少親の自己満足と言われたとしても、「一回やってみよう」と背中を押すことは大事だと思っています。そして、これは教育でも同じだと思うんです。勉強という文脈で考えてみても、誰だって「やりたくない」「面倒くさい」という気持ちはあります。でも、その感情だけで判断してしまうと、新しい可能性や成長にはなかなか出会えません。皆さんも経験があるのではないでしょうか。最初は興味がなかったことが、やってみたら意外と面白かった。最初は苦手だと思っていた人が、話してみたらいつの間にか仲良くなっていた。そういう経験って、一度はあると思うんです。だから私は、子どもの今の感情を大切にしながらも、それだけで選択肢を狭めないことも同じくらい大切だと思っています。親や周りの大人が、「まず一回やってみようよ」と背中を押してあげる。その経験が、その子の世界を少しずつ広げていくのではないでしょうか。勉強も、受験も、子育ても、結局は世界を広げることです。その積み重ねが、将来の選択肢を増やしてくれるのだと思っています。最後に少しお知らせです!今回お話しした内容は、実は成績を上げることにもつながる考え方だと思っています。私は現在、Brainで教材を販売しています。塾代をムダにしないための「成績が上がる子の家庭」の教科書ただ、その教材は「こう勉強すれば成績が上がる」という勉強法をまとめたものではありません。テーマは、「なぜ成績が上がらないのか」を見つけるための着眼点です。学習塾で5年以上、200名以上のご家庭と関わる中で見えてきたことや、教育学・行動科学の考え方をもとに、・子どもをどう見立てるのか・親はどこに目を向けるべきなのか・本当の課題はどこにあるのかを整理しています。もし、「頑張っているのに成績が伸びない」「何から改善すればいいのか分からない」と感じている方がいましたら、ぜひ一度読んでいただけると嬉しいです。きっと今回のお話も、より深く理解していただけると思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。
2026.08.06
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