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歌川広重 月に雁 こむんな夜が又も有あらうか月に雁凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)初雁はつかりのはつかに声をききしより なかぞらにのみものを思ふかな古今和歌集 481玉梓たまずさの恋文を運んでくるという初雁のように初めて貴女のお声を聞いてからというもの私はぼうっとして中空にものを思うばかりだなあ。註初雁はつかりのはつかに:「初雁」(その年初めて渡ってきた雁)が、叙述を兼ねつつ「はつかに」(初めて、かすかに、ちらりと)を導く序詞(じょことば)になっており、さらに「なかぞら(中空)」のイメージに掛かっている、和歌のお手本のような技巧。
2022年10月30日
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Michel PolnareffAme câlineAme câlineスタジオ・ライヴ(口パク)
2022年10月29日
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小室圭さんの、司法試験(と、アメリカでもいうのかどうか知らないが)要するに、弁護士試験の合格は本当によかったよ。僕ら庶民でも、高校・大学受験を突破してきているわけでそれなりにきつかったよね。それと比べるのもおこがましいがプロの法律の勉強はさぞや大変だったろうと拝察申し上げる。おめでとうございます。ただ、万事にガツガツした訴訟社会のアメリカ、とりわけ大都市ニューヨークでの仕事は相当きついらしい(若いうちは1日15時間労働が当たり前とか)が、頑張っていればとりあえずほぼ一生安泰らしい。まことに慶賀に堪えない。ネット上では、ご母堂のいささか不明朗な金銭問題を含め罵詈雑言の嵐だったと仄聞する。僕ももちろん見ようと思えば見られるのだが見たくもないので全然見ていない。女性・男性週刊誌の野次馬的な報道もうるさかった。健全な保守的感性を持つ一般国民の一人としてそういうのになんともうんざりしていたのでこれでおそらくほとんどの問題は解決したんだろうなと本当にほっとしている今日この頃である。ますますのお幸せを心よりお祈り申し上げます。
2022年10月28日
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Eric CarmenAll By MyselfCéline DionAll By Myself人生の春と夏友達も女の子もまわりにたくさんいてわがまま勝手に暮らしていた恋愛なんて遊びだと思っていたでも そんな黄金の時はあっけなく過ぎ去った人生の晩秋になってふと気がついたら友達もなにもかも失って僕は独りになっていたすべてを自分独りでしなきゃならなくなったつらいけどさみしいけど生きていればいいかなとこれも人生かなってちょっと思っているんだ
2022年10月26日
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ChicagoHard to Say I'm Sorry
2022年10月25日
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藤井風 grace
2022年10月24日
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坂本野原この夜ふけ雷雨となりて反射する光の虹に秋はふけゆくこしあんゆつぶあんがいい少しでも原始的なる方がいいから縄文の美を発見し教科書も変えたる男燃え上がりたり精悍な岡本太郎てっぺんに立って笑える太陽の塔太陽の塔の質感どことなく綾波レイの永遠エテルナと見つ結局はひとりあそびになってゆく脳なずきのなかのわびさびかろみ秋の夜を寒みこもれる夜更けにはパンを便利な食べ物とせりいつのまにあったマラソンスイミング元気なうちにやりたかったな
2022年10月23日
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小倉百人一首 八十待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ)長からむ心も知らず 黒髪のみだれてけさはものをこそ思へ千載和歌集 802末長く変わらないお心なのかも知れませんがこの寝乱れた黒髪のように心乱れてあなたがお帰りになったこの朝は物思いに深く沈んでいるのです。註恋愛の恍惚エクスタシーと不安感の両方を色濃く漂わせた妖艶な秀歌。長からむ:末長いであろう(心)。「長から」は形容詞「長し」の未然形。「む」は推量の助動詞「む」の連体形で「心」にかかる。「長し」「みだる」は髪の縁語。心も知らず:(あなたの)お心なのかも知れないが(よく分からず、確信が持てず)。「ず」は打消しの助動詞「ず」の連用形で、「人はいさ心も知らず」(紀貫之、小倉百人一首 35)などのように、多くの場合逆接のニュアンスとなる。黒髪のみだれて:「黒髪が乱れて」と「黒髪のように心が乱れて」の両義を表わしている技巧的な言い回し。けさ:後朝(きぬぎぬ、衣々)。男女が思いを遂げたあとの朝。ものを思ふ:不安な物思いに沈む。憂愁(メランコリー)に沈淪する。今風にいうと「ブルーになる」か。「ものをこそ思へ」は、これを係り結びで強調した形。* 与謝野晶子が、一世を風靡した第一歌集『みだれ髪』(明治34年・1901)で、タイトルをはじめ数首に引用・本歌取りしている。くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるるその子二十 櫛に流るる黒髪のおごりの春のうつくしきかな髪五尺ときなば水にやはらかき少女ごころは秘めて放たじ
2022年10月23日
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小倉百人一首 八十一後徳大寺左大臣ごとくだいじのさだいじん(藤原実定・ふじわらのさねさだ)郭公ほととぎす鳴きつるかたをながむれば たゞありあけの月ぞのこれる千載和歌集 161ほととぎすが鳴いた方を眺めやると(もうそこにほととぎすはおらず、朝ぼらけの空に)ただ有明の月だけがぽっかりと残っているんだ。註平明な表現でありながら、深いわびさびの余韻を湛えた秀歌。郭公ほととぎす:「郭公」は、現在では「カッコウ」の意味になるが、古文・和歌では「ほととぎす」を意味することがほとんどで、要注意な用字。つる:完了の助動詞「つ」の連体形。ありあけ(有明)の月:満月以降の、夜が明けても沈まない月。下弦の月など。・・・ぞ(のこれ)る:「ぞ」は係助詞。「る」は継続の助動詞「り」の連体形で、強調と整調の係り結び。平安期の左大臣といえば、天皇を支える最高権力者の地位であったが、おそらく政治らしい政治はほとんど何もしなかった。ただその代わり、歌は上手かったようだね。
2022年10月23日
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小倉百人一首 八十二道因法師(どういんほっし、藤原敦家ふじわらのあついえ)思ひわび扨さても命はあるものを 憂うきに堪たへぬは涙なりけり千載せんざい和歌集 817つれないお方に死ぬほど思い悩みそれでも何とかこらえて生き長らえているものの憂愁に堪えられないものは涙だったんだなあ。註かなわぬ恋の苦しさに、「命」は耐えたが「涙」は耐えられなかったという思いを詠んだ。古来、理が勝った(理屈っぽい、散文的な)凡作と貶けなされることが多い一首だが、改めて読んでみると、それほど悪くはないように思われる(・・・それほどいいとも思えないが)。やはり、頭の中だけで観念的に作ったような感じは否めない。選者・藤原定家が和歌史上最高級の巨匠であることに疑いはないが、小倉百人一首については、広く公開することを前提とせず、自分やせいぜい身内の楽しみのために割と気楽に(ややテキトーに、気分で)選んだという説も古くから囁かれており、時折こうした凡庸な作品も散見されるといわれる。
2022年10月23日
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西行(さいぎょう)きりぎりす夜寒よざむに秋のなるままに 弱るかこゑの遠ざかりゆく新古今和歌集 472 蟋蟀こおろぎは夜寒に秋がなってくるにつれて弱っていくのか声がしだいに遠ざかってゆくのだなあ。註きりぎりす:今でいうこおろぎ。今のきりぎりすは、古語では「機織(はたをり)」。古語の「こほろぎ」は、鳴く虫全般を総称して言った。弱るか・・・ゆく:強調・整調の係り結びの、比較的珍しい疑問形の用例といわれる。従って、この「ゆく」は連体形。 秋 ススキの穂波ウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン * 画像クリックで拡大。
2022年10月22日
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小倉百人一首 八十三藤原俊成(ふじわらのとしなり/しゅんぜい)世の中よ道こそなけれ 思ひ入いる山の奥にも鹿ぞ鳴くなる千載せんざい和歌集 1148濁世じょくせよどこにも遁のがれる道はないのだなあ。深く思い込んで分け入ったこの俗世を離れた山の奥にもやはり物憂く鹿が鳴いているというのだよ。註小倉百人一首の選者・藤原定家の父の、いかにも玄人好みの秀歌。初句の「よ」の用法が当時としてはきわめて斬新で、一種の「絶唱感」を齎している。藤原俊成:本名「としなり」。有職ゆうそく読み(貴人や優れた文人などへの尊敬の念をこめた音読み)で「しゅんぜい」と読むことが多い。世の中:憂き世。愛別離苦などの煩悩の苦しみ多き現世げんぜ。空蝉うつせみ。ここでは「山の奥」と対照的な俗世の意味で否定的に詠われている。(世の中)よ:詠嘆・感動を表わす終助詞または間投助詞。「ああ、~だなあ」「~よのう」。現代文でしばしば使われる呼びかけの「よ」とはニュアンスが異なる。道こそなけれ:逃れる道はないのだ。「こそ・・・けれ」は強調・整調の係り結び。「道」は「山」の縁語。思ひ入いる:「深く思いに耽る」と(山の奥に)「分け入る」(隠遁する)意味を掛けている。鹿ぞ鳴くなる:「ぞ・・・なる」も係り結びで、哀切の情をさらに強調している。「なる」は伝聞・推定の助動詞「なり」の連体形。鹿の牡は交尾期の秋に「フィー」のように聞こえる鳴き声を発して牝に求愛する。「わびさび」を感じさせる物悲しい響きとして、古来多くの和歌に詠まれている。この時季に妊娠した牝は、翌年初夏の5~7月頃1頭の仔を産み、仔鹿は生後約2年で成熟するという。 ニホンジカウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン
2022年10月22日
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小倉百人一首 八十四藤原清輔(ふじわらのきよすけ)ながらへばまたこのごろやしのばれむ 憂うしと見し世ぞ今は恋しき新古今和歌集 1843 生き長らえればつらいこの時もまた懐かしく思い出されるのだろう。憂鬱だと思っていた時代さえ今は恋しいのだ。註「世を憂しと見」た理由は具体的には明確ではないが、作者が生きた時代は平安末期の動乱の時代、いわゆる「末法の世」であった。名門の公家(六条藤原家)に生まれた作者にとって、厭いとわしい世だったろう。作者自身も、父・顕輔あきすけとの不和や、勅撰和歌集となる予定の「続詞花集」の編纂に当たりながら、天皇の崩御で頓挫したりと、苦悩が深かった。家集(自家歌集)の詞書きによると、この歌は昇進が遅れて嘆いていた友人の藤原実房さねふさに贈って慰めた一首だという。心優しい男だったのだろう。が、この背景知識はむしろ鑑賞の妨げになるほど、普遍的なモチーフを持った秀歌と思う。下二句の「憂うし」「見し」「恋し」の脚韻が効果的。今ビールのCMで毎日流れている、竹内まりやの名曲『元気を出して』みたいだ。人生はあなたが思うほど悪くない。
2022年10月20日
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小倉百人一首 八十五俊恵法師(しゅんえほうし)よもすがらもの思ふころは明けやらで 閨ねやのひまさへつれなかりけり千載せんざい和歌集 766一晩中つれないお方を思って沈んでいるこの頃は(いっそ早く白んでくれればいいのに)なかなか夜は明けやらず(いつまでも光の射し込まない)寝室の板戸の隙間さえつれないのよ。註女の立場になって恨む恋を詠んだ。下の句の「閨ねやのひま」に焦点を当てたクローズ・アップの表現が印象的。よもすがら:夜通し。終夜。一晩中。明けやらで:「明けやらぬ」の形で「閨ねや」に掛かっている形の異本もあるが、歌の大意に影響はない。ひま:隙。隙間。
2022年10月20日
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小倉百人一首 八十六西行(さいぎょう)なげけとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな千載和歌集 929思う存分嘆けと言って月が私に物思いをさせるのだろうか(・・・いや、本当はつれないお方ゆえの憂いなのだけれど)月のせいだというような顔つきをした私の涙なのだよ。註月やはものを思はする:擬人化された月を主語にして、「月がそのように思わせる(のか)」という構文になっている。かこち顔:古文で一般的には「恨みがましく嘆いている・愚痴を言っているような顔つき」の意味になるが、ここでは本来の意味の動詞「託かこつ」(かこつける、ほかのもののせいにする、口実にする)の意味から「月のせいにするように装う、振りをする」という意味で用いており、全体の文意も凝った趣向になっている。あまりひねりすぎない比較的ナチュラルな歌風の作者にしては、やや異色な一首と思う。彫心鏤骨の洗練された(ソフィスティケイテッドな)表現を好む選者・藤原定家の嗜好が反映されているようだ。
2022年10月20日
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小倉百人一首 八十七寂蓮法師(じゃくれんほっし)村雨むらさめの露もまだ干ひぬ真木まきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕ぐれ新古今和歌集 491 ぱらぱらと降った通り雨の露もまだ乾かない真木の葉に霧が立ちのぼっている寂寞たる秋の夕暮。註百人一首、新古今集の双方において屈指の叙景の名歌といわれる。真木:松、檜ひのき、杉など、堂々と風格のある木を総称して言った。現代語でいうマキ(槇、イヌマキ)とは異なる。
2022年10月20日
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小倉百人一首 八十八皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう)難波江なにはえの蘆あしのかりねのひとよゆゑ みをつくしてや恋ひわたるべき千載せんざい和歌集 807難波江のほとりの芦で作った粗末な小屋でその芦の刈り根の一節ひとよのように束の間の仮寝の一夜ひとよを過ごした人ゆえに私は澪標みおつくしのように身を尽くしていつまでも恋し続けるのだろうか。註難波江なにはえ:現・大阪市中央区付近にあった入り江。一面に蘆(芦、葦)が生えた湿地帯だった。かりねのひとよ:「(芦の)刈り根の一節」(「節と節との間」を表わす「よ」という古語があった)と「仮寝(かりそめのラヴ・アフェア)の一夜」を掛けている。みをつくし:「澪標」は船の安全な航路を示す標識。古来、遠浅の難波潟の名物で、難波(大阪)の縁語。大阪の市章はこれを象かたどったもの。語源は「澪(水尾=水脈)つ(の)串」。「身を尽くし(身を捧げて)」と掛けている。恋ひわたる:「わたる」は、時間的に長く(恋し続ける)の意。(つくして)や(恋ひわたる)べき:~のだろうか。「や」があるので疑問形。* 小倉百人一首の18番~20番には、この歌と場所や内容・発想に共通性がある歌が並んでいる。選者・藤原定家は、このモチーフに高い詩性を認めたのだろう。18番 藤原敏行「住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ」 19番 伊勢「難波潟みじかき葦の節の間も逢はでこの世をすぐしてよとや」20番 元良親王「わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ」
2022年10月20日
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小倉百人一首 八十九式子内親王(しきし/のりこないしんのう)玉の緒をよ絶えなば絶えね ながらへば忍ぶることの弱りもぞする新古今和歌集 1034玉の緒のわが命よ絶えるのならば絶えてしまえ。生き長らえれば忍ぶ心が弱りもするから。註作者の代表作で、新古今和歌集、小倉百人一首、ひいては和歌史上屈指の名歌といわれる情念の絶唱。「しきし(しょくし)」は有職(ゆうそく)読み(貴人などへの尊敬の念を込めた音読み)で、本来の読み方は「のりこ」と推定されている。玉の緒を:珠玉どうしを結びつける細紐。転じて「魂たまの緒」(魂を肉体に繋ぎとめるもの)で、「命」の意味。絶えなば絶えね:絶えてしまうのならば絶えてしまえ。「な」は完了の助動詞「ぬ」の未然形、「ね」はその命令形。命令形の用例はきわめて珍しいと思われる。「絶ゆ」はヤ行の活用なので、連用形は「絶え」(「絶へ」ではない)。初句切れ、二句切れも鮮烈。忍ぶることの弱りもぞする:(成熟して、あるいは老いさらばえて)秘めた恋を忍ぶ気力が弱まってしまう。思いが外に漏れ出てしまう。式子内親王は、「梁塵秘抄りょうじんひしょう」の編纂などで知られる後白河天皇・法皇の皇女で、賀茂斎王(かもさいおう)を務めた。→ 斎宮・いつきのみや内親王がこれほどの思いを抱いた相手は誰なのか、決定的な論拠に乏しく古来想像を逞たくましゅうされてきた。従来は、和歌の進講役であった藤原定家(ふじわらのていか)とするのが定説で、のちに金春禅竹(こんぱる・ぜんちく)作の能の謡曲『定家』などを生んだが、近年の国文学者らの研究により、交流があった浄土宗の開祖・法然(ほうねん)とする説が赤丸急浮上している。これが正しいとすると、まさに「生なさぬ仲」だったといえよう。当時の貴族社会の深窓の令嬢たちにとって、知識人の僧侶がしばしば一種の偶像のような存在であったことは「枕草子」などにも見え、不自然ではない。
2022年10月20日
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小倉百人一首 九十殷富門院太輔(いんぷもんいんのたいふ)見せばやな雄島をじまの海人あまの袖だにも ぬれにぞぬれし色は変はらず千載和歌集 886あなたに見せたいものだなあ(血の涙で紅に染まった私の袖を)。雄島の漁師の袖でさえも濡れに濡れても色は変わらないのに。註作者は、殷富門院(後白河法皇の第一皇女で式子内親王の姉)に仕えた女房(侍女兼住み込みの家庭教師のようなもの)。紫式部や清少納言などと同様、当時最も教養があった女性層の一人。「恋の涙は血の(色の)涙」というのは、当時きわめて常套的な連想だった。それを踏まえた上で、全く異なる世界のイメージに飛躍させている。見せばやな:古語動詞「見す」(見せる)の未然形に、願望を表わす終助詞「ばや」と詠嘆の終助詞「な」が接続したもの。初句切れ。雄島をじま:宮城県松島湾にある島。海人あま:「蜑」「海部」とも表記する。漁師をはじめ広く漁業従事者を意味した。現代語「海女あま」と同語だが、古くは男女を問わず言った。だに:~でさえ。~ですら。ぬれにぞぬれし:「濡れに濡れた(が、しかし~)」。「ぞ」と過去の助動詞「き」の連体形「し」の係り結びで逆接のニュアンスになる。係り結びは、現代語でも「分野こそ違え、尊敬している」など逆接の構文になる。源重之(みなもとのしげゆき)「松島や雄島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか(松島の雄島の磯に漁をした漁師の袖くらいのものかなあ、つらい恋の涙で私の袖のようにぐっしょりと濡れているのは)」(後拾遺和歌集 827)の本歌取り。
2022年10月20日
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小倉百人一首 九十一後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん、藤原良経・ふじわらのよしつね)きりぎりす鳴くや霜夜のさ莚むしろに 衣ころも片敷かたしきひとりかも寝む新古今和歌集 518こおろぎが鳴いているんだなあ。霜の降りる夜の寒々としたむしろの上に衣の片袖だけを敷いて私は独りで寝るのかなあ。註きりぎりす:今でいう蟋蟀(コオロギ)。キリギリスは古語で「機織はたおり(虫)」といった。さ莚むしろ:「寒し」が掛けてある。衣ころも片敷かたしく:自分の着物の片袖だけを敷いて独り寂しく寝る。男女が共寝をするとき、互いに袖を敷き交わして寝る風習があり、それに対して言った。当時の着物は寝具(布団)を兼ねていた。
2022年10月20日
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YellowMagicOrchestra体操
2022年10月19日
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坂本野原加トちゃんと高木ブーさん残されて仲本工事天に召されぬ大人たち青筋立てて非難した全員集合今では古典ドリフではヴォーカリストで二枚目であのビートルズの前座伝説ハナ肇が酔って名づけた芸名はあっと驚くタメゴローだね
2022年10月19日
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竹内まりや家うちに帰ろうマイ・スイート・ホーム
2022年10月16日
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坂本野原車両より車輛の方が厳おごそかで通行止にふさわしいなりマルちゃんの焼そば至極妥当にてこれが焼きそばではだめなんだ焼の付く食べ物すべて焼がいい たこ焼もまた例外ならず冷やしより冷し中華と書く方がおいしそうかつ美しからむ冷やしだと麺がのびてるみたいだと感じる吾は異常だろうか「話」さえ「話し」と書く人増えてきて「はなしし」かよと脳つんのめる循環性なので粘着性じゃないわれといえどもこだわりはあるビズリーチの読心術の女の子やっとドラマで吉谷彩子「ひまわり」にトマトスープをぶちまけて芸術アート否定の論法いいぐさがだめ暴力で自由な表現否むこと焚書坑儒か文化大革命朱建栄「失踪」からの生還は少し窶れて大変でした腸はらわたは汚いものを排泄し民たみは独裁者を叩き出す
2022年10月16日
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坂本野原熱帯の米を北海道にまで適応させた偉大な祖先葡萄酒を土器で飲ませる日本橋浜町の店さすが東京昔から大人でシティボーイズのV6の雰囲気ゆかし休日というのに指示の電話する昭和レトロのような朝九時鳴く鹿は秋なればこそ人間はのべつまくなし進化なりしか
2022年10月16日
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YellowMagicOrchestraRydeen
2022年10月16日
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電気グルーヴShangri-La
2022年10月15日
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平井堅 瞳をとじて
2022年10月15日
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坂本野原仕事中外で行きあうことがある妻と手を振りあう田舎町美マニアの君島十和子ほどじゃないけれども妻もまずまずきれいスキニーなジーンズがよく似合ってた 今もそんなに変わっていない「稲妻」か「稲光」かで若干の押し引きがあるそのつどめおとセキュリティ、プライバシーを配慮して夫婦の歌はあまり詠めないもらいたる獺祭いまも横にありもったいなくてなかなか飲めず
2022年10月14日
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EPO聖きよき彼かの人
2022年10月12日
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George HarrisonYou
2022年10月12日
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坂本野原沈黙の時は終わりぬ侵略者ロシアにおのが意思表示せよぼくたちの根拠といえば表現の自由夢みる自由などなどプーチンもラスプーチンも悪名を遺して怪人伝説となる高精度監視カメラとドローンで犯罪的な夢は焉わりぬイランでも大規模デモが 人類は少しづつだが良くなっていく思春期にやられちまったスレンダーガールの美だが弱々しいな
2022年10月12日
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George HarrisonIsn't It A Pity悲惨じゃないか人と人とが分かり合えぬこと悲惨じゃないか人の心を壊して苦痛を与えて悲惨じゃないか愛を得て対価を払うことを考えず僕の言葉は届かない僕らはみんな同じなのに取り巻く世界はこんなに美しいのに悲しみの涙で見えないなんて悲惨じゃないか* 正確な逐語訳ではありません。おおよその大意です。
2022年10月12日
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森七菜 深海
2022年10月10日
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坂本野原半年の命を生きて蟋蟀はいましばらくの秋の夜を鳴くおそらくは今季最後の蚊に刺さる汝なもひたむきに生きておるらむ産卵のために血を吸う牝の蚊よ子の孑孑ぼうふらは生き延びるまいじいさんとばあさんにすぐなっちゃうねコイセヨオトメ宇宙の摂理人生に少しの罪は許される文法上の誤りもまたPrimavista CM 誰 で検索す 何て読むんだもりなななかな?
2022年10月09日
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永井真理子ZUTTO
2022年10月08日
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坂本野原水はけの悪い地面にミニチュアの川が形成さるる大雨月出いでてやや望月の前ならむ霞かかりてぼんやり光る理不尽な叱責を受け涙ぐむ同僚女子をひた慰めつスパゲッティばかり食べすぎこのところ胃腸の調子いささかわろし丸の内サディスティックが唄われて本家林檎と互角のアイナ同時代に生きていることうれしけれ椎名林檎という天才とどんど橋落ちた 夕日がきれいだとあなたが言ったクリミア大橋ロシア軍苦戦の報に快哉す若き兵士に罪はなけれど懐かしきフェイクニュースは大本営発表なりき あれじゃ勝てんわ大女優松坂慶子 (70) セヴンティーよくぞ受けたなムショ活ドラマ
2022年10月07日
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坂本野原「核兵器使用」にしたら恐るべき文言になる「値上げ」の歌詞は値上げ作詞:有馬敲作曲・歌:高田渡値上げは ぜんぜん考えぬ年内 値上げは考えぬ当分 値上げはありえない極力 値上げはおさえたい今のところ値上げはみおくりたいすぐに 値上げを認めない値上げがあるとしても今ではないなるべく値上げはさけたい値上げせざるを得ないという声もあるが値上げするかどうかは検討中である値上げもさけられないかもしれないがまだまだ時期が早すぎる値上げの時期は考えたい値上げを認めたわけではないすぐに値上げはしたくない値上げには消極的であるが年内 値上げもやむを得ぬ近く 値上げもやむを得ぬ値上げもやむを得ぬ値上げにふみきろう
2022年10月06日
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坂本野原すさまじい喧嘩もしたし仲直りそのつどしたしもう蕎麦とつゆこうなると予感はあった若草の初めて会ったあの瞬間に献立が思いつかずと吾妹子わぎもこが小鉢揃えし卓袱台楽し夕食をうましうましと言って食う営業スマイルならざるよ吾赤ちゃんが欲しいと言った正当な人生の夢叶いし僕らお風呂場の壁の電球交換をめんどくせえと思いつつやる片側が焼けたる鯖を裏返すぽたぽた落つるあぶらの雫ボロネーゼ一番好きだボローニャの歴史を思う よく知らんけど投げ売りの半額シール貼られたる梨よく熟れて食べごろなりき雨降って秋が突然やってきて詩と音楽に耽る休日トラブルと語源が同じトラベルという俗説は夫婦の隠喩闇市で米も買えなくなったとう北朝鮮の飢えた民衆ミサイルはどんどん進歩するけれど無縁の衆生餓えたる民よまぎらワシうそピョンコダイ可愛くて何度も見たいJAROのCMきょうだいか同性愛か親友かレノアハピネス設定の謎
2022年10月06日
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The BeatlesReal Love坂本野原泣けて泣けてしかたないんだBeatles ラストシングル be foreverジョンという孤独で難しい人を分かろうとした そして愛した
2022年10月05日
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藤井風 優しさ
2022年10月05日
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ヨハン・セバスティアン・バッハ平均律クラヴィーア曲集 第1曲プレリュードとフーガ ハ長調ジーベ・ヘンストラ(ハープシコード)オランダ・バッハ協会
2022年10月05日
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ヨハン・セバスティアン・バッハゴルトベルク変奏曲作品988 全曲ジャン・ロンドー(ハープシコード)オランダ・バッハ協会
2022年10月05日
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J・S・バッハゴルトベルク(ゴールドバーグ)変奏曲(抜粋) グレン・グールドJohann Sebastian BachThe Goldberg VariationsBWV 988Glenn Gould音楽ファンには名高い超絶の名演なのだが、かなり癖が強く、好き嫌いが分かれるのも事実
2022年10月05日
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羊文学 光るとき坂本野原この音は昭和レトロで懐メロでどこかで聴いていた永遠とこしなえ
2022年10月05日
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藤井風 旅路
2022年10月05日
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back numberハッピーエンド
2022年10月04日
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松田聖子 風立ちぬ
2022年10月03日
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江國香織(えくに・かおり)無題どっちみち百年たてば誰もいないあたしもあなたもあのひとも詩集『すみれの花の砂糖づけ』(平成11年・1999)
2022年10月02日
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坂本野原きのうの夜ぼくの部屋にてまぐわいしきみのかたちの美しかりき* エド・シーラン『シェイプ・オブ・ユー』よりインスパイアド。妻との初夜を思い出した。よがり声天に響いて驚いてその夜ぼくらはひとつになった生と死が脳神経に交錯しベータ・エンドルフィンがどばっとその刹那愛していると言ったこと忘れていない愛しているよ恥ずかしくちょっと歌には詠みづらい動物としてする営みは言葉より遥かに古く発祥し伝わってきた気持ちいいこと動物は命がけにて交尾する あまり楽しめないんじゃないか突然に謎の単発番組が 内田篤人と近藤春奈おなじみのギャグもやらずにため口でハルナ、アツトと呼ばう仲とは「じゃねえよ」にエルトン・ジョンを加えたらいいんじゃないか もうやってます?* テレビ朝日『親友芸能人 ふたりっきり旅』(ナレーター:Perfume あ~ちゃん)・・・日曜午後のテレビって、意外と拾い物あるよね。永井祐は永井祐氏にまかせるよ あの鬼気迫るしずかな抒情
2022年10月02日
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