drのブログ

drのブログ

2020/10/06
XML
カテゴリ: 雑感
百合の花は香りは自分には少し強すぎる。


一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 [ 汐見夏衛 ]

反抗期只中の百合は親と喧嘩し、家出して逃げ込んだ防空壕跡で翌朝目を覚ますと、終戦の3か月前にタイムスリップしていた。そこで特攻隊として出征する彰と出会い恋をする。タイムスリップは戦争の理不尽さを解決する奥の手として使い古されたプロットのはずだが、本作は欲張らず一気に読ませる上手さを感じた。戦後を知る主人公の百合は、戦時を実体験しながら改めて、人が理不尽に死んでいく戦争の惨さを知る。百合は、自らの命日を受け入れ程なく戦地に飛び立つ彰へ思いを伝えられない。そんな彰の百合を思う真摯な優しさに心打たれた。


装丁のイラストだけど、台地に咲く百合の花に対して人が大きすぎて、巨人のように見えるのは自分だけ?(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/10/06 07:30:04 AM
コメントを書く
[雑感] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: