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Tabitotetsukitiさんサイド自由欄
前回の続き‥。
私がその業者の申し出を、すぐに断らなかった理由‥。
それは、その人たちが床下を覗いて報告した結果にあった。
4つ有る換気扇の中で3つ止まっていて、
可動しているのは、その内の1つ。
これが変な音がしている元である。
火災の元になるから動いているものの電源を切ったほうがよい。そして換気扇を全部取り外したほうが、風が通るという話し。
私のすぐに断わらなかった理由は、
取り外しだけやってもらえたら助かる‥という下心。
でもやはりそんな安い話しは、出してこなかったのである。
散布する薬で値段が上がる。
私はどうにか換気扇取り外しに話しを持っていきたかったから、
一応見積もりの話しをしたのである。
相手は金額を書いた名刺を渡して、携帯電話の番号のほうを指さし、
事務所に殆ど居ないので、携帯に電話をして欲しいと言った。
その上で、今月中に返事が欲しいと期間を区切ってきたのである。
前回話した違和感の一つが、部長と名乗る人の若さである。
また二つ目の違和感が、見積書を切らしているということ。
そしてこの見積書は、後日家に届けられるということは無かった。
三つ目の違和感なのだが、床下の写真を撮らなかったということ。私たち素人が、床下に潜って現状を目にするということは無い。
ならば写真を撮って納得させるべきではないか?前の業者はきちんと写真を撮って現状を見せてくれた。
相手の言葉だけを信じることは出来ない相談である。だいたい初対面だ、説得力に欠けるとは思わないのか?
それで一応その場は引き取ってもらって、後日携帯ではなく、固定電話にかけてみた。
それはファックスに切り替わるタイプの電話なのだが、
ずーっと鳴っているだけで、いつまでたっても、
留守番電話にもファックスにも切り替わらなかった。
一日中、時間を変えてやってみたが、全く応答なく一緒だった。
なので、ファックスで流そうとした文章を、
そのまま手紙として出してみた。
数日後‥。
「あて処に尋ねあたりません」という印鑑が押されて、
そのまま返送されてきたのである。
名刺と自分が書いた住所を何度も見比べてみたが、一字一句間違ってはいなかった。
どうやら架空の住所のようだった。
信じることも必要だが、残念ながら今の世の中では、
疑うことも必要だと感じた経験だった。