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2010.11.14

法規範の危機

テーマ：たわごと(26782)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　「日本」という国には、
「超法規的措置」という、
日本らしい言葉があった。
要するに、
その一事においてのみ、
突然、法治国家が消滅し、
独裁国家に、変貌する。

憲法９条があっても、
海外へ戦力を持出せるのも、

そして、
最近は、法規範自体が崩壊して
しまいそうなことが起きている。

その最たるものが、
「 保険料１０年分の後払法案 」
である。
法治国家だから、法律を作って、
事を運ぶ。　それは、正しい。

しかし、
その法律自体が、法規範を侵す。

「保険料」の後払いなど、
民間営利事業では、ありえない。
即日、倒産するといっていい。
しかし、
国だから、取りあえずは実行可能。

もちろん、
民間なら、この計画を示されれば、
どの金融機関も、貸すことはない！
しかし、
国債は、ゆうちょ銀行を中心に、
なぜか、売れに売れる経済情勢、
それは、超低金利が示している。

また、
「保険料１０年分の後払い法案」は、
高配当を餌にする詐欺的投資詐欺の、
資金繰りテクニックと同質である。
すなわち、
出資された資金を、運用しないで、
そのまま、高配当に回してしまう。
出資が止まれば、即、破綻する。

そういう、
「保険料１０年分の後払い法案」
が、
近々、与野党相乗りで成立する。
これも、また．．．
「 税金バラまき 」の一つである。

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