六人の会
」のメンバー、柳家花緑さんの「二人会」
を聴きに行って参りました。
落語界のプリンス(らしい)花緑さん(名前がいいですね)を聴くのは初めてなので
とっても楽しみでした。
落語界初の人間国宝、「柳家小さん」師匠のお孫さんですが、
落語界ではむしろ昇太さんのように普通の家庭から落語家さんになる方が普通、
「王道」なのだと語られてました。
政治家とは違うのですね
寡聞にして今回の演目はわからなかったのですが、
粗忽者のふたりが巻き起こす騒動(まあ、落語はみんなそうですけど)
をさすが史上最年少で真打ちになられた方だ、と思わせる噺振りで演じられました。
人を笑わせるっていうのは、ただ面白いことを言えばいいんじゃないんですね。
以前モンサンミッシェルで日本人ガイドが
「時折小ネタをはさむのに誰ひとりすりともせず…」という
思い出すだけで寒くなる出来事がありました。
説明部分とジョークの部分のトーンが全く一緒、抑揚がないのが原因かと。
花緑さんの落語はそれとは正反対。
複数の人物を見事に演じ分けていました。
次は 林家二楽
さんの紙切り。
この芸を生で見るのは初めてです。
お客さんとの丁々発止のやり取りの合間に完成させる見事さ。
現在紙切りの方は全国に三人しかいらっしゃらないそうです。
貴重なものを見せていただきました。
最初は会場が広いので用意されたプロジェクターを使って
作品をを見せようとなさったのですが、
結局そのまま見せることに。その方が伝わるんです。
「芸」ってそういうものなんでしょうか?
切り取られた残骸(?)にも
切られたものと同じ絵が浮かび上がって来るのにも驚嘆致しました
昇太さんは「茶の湯」を演じられました。
いつもよりは座布団に座られている時間が長かったような…。
古典だからでしょうか。
地元の暖かい目もあってか、貫禄すら感じられました。
楽しい一刻を過ごせ、大満足の一夜でした
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