3年後の完成を目指して今月いっぱいで建て替えのため休業に入る歌舞伎座。
お別れまであと10日と迫った日に出掛けて来ました。
道路の反対側からでないと全景は撮れない。
ほぼ同時に三谷幸喜さんも入場。
入口付近にいらした富司純子さん、松本幸四郎夫人とごあいさつ。
彼は右へ。我々は左、三階までえっちらおっちら。
3年ぶりくらいかなぁ、やっぱり高いわ。三谷先生は対面の桟敷でした。
あらっ、この席、立たないと花道が見えないのね。
まぁ、後ろはいないからいっか。
えっ、んっ?
た、立っても見えないのっ
イデミ・スギノ臨時休業
以上の衝撃
歌舞伎研究会所属の学生時代から通算で30回は通っているはずの歌舞伎座ですが、
こんな席があるなんて、初めて知りました
ひと幕見が多かったので90%は3階席だったけど、大向こうのおじさま達の掛け声の響く
センターでした。
今回は向かって左、ちょうど花道の上。ううっ
こんな席があるだなんて、これはやはり建て替えていただくしかない…。
チケット販売開始の日、PCも電話も全く通じず。(こんなの初めて)
日付が変わった頃、漸くweb松竹にアクセス出来、何とか残っていた席を2枚確保。
(これもかなりギリギリでした)
それで、これまで販売していなかった(売れていなかった)ような席までってこと?
そんなわたし達の動揺をよそに、明るいまま「菅原伝授手習鑑」の幕は開きます。
「しゃーっ」という花道の幕の音がする度にびくっとするけど、聞こえるのは音のみ。
そのうち「 大和屋っ」の掛け声に
「えっ、玉さま出て来たの?どこっ
み、見えない~~~~
早く舞台中央に行ってくれないかな…。
朗読劇なら良いけれど、見えるはずのものが見えないってテンション下がりますね。
とはいえ、当代の名優、人気役者が揃った舞台、愁嘆場ではほろっと致しました。
玉三郎さんの美しさは衰えず、惚れ惚れ致しました。
戸波の勘三郎さんは袖に引っ込む時、一瞬(下からは見えない)男性っぽい足さばきを感じましたが、玉さまはもう、全てが女性、もとい、女形でございました
仁左衛門さんもお美しゅうございました。
このコンビの「廓文章」の夕霧・伊佐衛門はわたくし史上最高に美しい二人でした。
菊五郎、吉右衛門、団十郎(敬称略)揃い踏みの「三人吉三巴白波」も手堅い。
名台詞に酔いしれます。
最後は藤十郎さんの舞踊「藤娘」。
これだけは照明を落とし、最初の何分間かは途中入場出来ません。
緞帳が開いた瞬間、そこに現れるのは…
黒の藤尽くしの衣裳の美しい娘(遠目には)。
華やかさに目が眩みました
「タカラヅカ」「梨園の妻」「政治家」で↑ 最も大変だったのは「タカラヅカ」だそうです。
それぞれの歌舞伎座への思いを胸に、お土産品は飛ぶように売れて行きます。
大混雑の中、これだけ確保。
もちろん楽天でも買えますが…。
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↑卒業
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