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森の声

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2025.08.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近の子どもたちは外で遊ばなくなりました。夏休みなのに外で遊んでいる子どもたちを見かけません。昨今の暑さも影響しているとは思いますが、外で遊ぶのが気持ちがいい春や秋にも外で遊んでいる子をあまり見かけません。

それは「一緒に遊ぶ仲間」もいないし、「子どもたちが子どもらしく思いっきり遊ぶことが出来る場所」がないからでもあるのでしょう。公園なのに大きな声を出して遊んでいると文句を言われます。ボール遊びをしていても文句を言われます。「危険だから」という理由で、大きな子が楽しく遊べるような遊具はどんどん撤去され、安全に遊べる砂場のようなものも衛生上の理由から消えてしまいました。子どもではなく、老人たちの遊び場になっている公園も見かけます。

その一方で、ゲームやオモチャなど「家の中で遊ぶ遊び」は充実してきました。でも、ゲームやオモチャで楽しく遊ぶためにはお金がかかります。というか、お金を消費させるために、子どもたちを「お金がかからない遊び」から遠ざけているのでしょうか。

また、外で遊ばなくなった子どもたちは「外での遊び方」「自然の中での遊び方」「遊具がない場所での遊び方」を学ぶことが出来なくなりました。また、「遊び方」を知っていても、一緒に遊ぶ仲間がいなければ楽しくありません。その結果、「外で遊んでおいで」と外に出されても、結局家に戻ってきてゲームやオモチャで遊ぶことになります。

そのようにして、閉ざされた世界の中だけで遊ぶことに慣れてしまった子どもたちは「外の世界」「知らない世界」「様々な生き物が生きている自然」などに対して興味を感じなくなりました。虫などを怖がる子、自然を不潔と感じる子も増えてきました。「人間(知らない人)を怖がる子」まで増えてきました。

また、最近の子どもたちは様々な情報に簡単に接することが出来るので、「この世界には自分がまだ知らない世界がいっぱいある」ということを知りません。

確かに、最近の子どもたちはいっぱい色々なことを知っています。でもそれらのほとんどが、「知識として知っている」だけで、自分自身の体験を通して学んだことではありません。ですから、いっぱい色々なことを知っているのに何も出来ないし、やろうともしません。意識の世界が閉ざされてしまっているのです。

安全、安心、簡単、便利という世界に子どもを閉じ込めてしまうと、子どもの意識世界も閉ざされてしまうのです。そして、意識世界が閉ざされてしまうと、「目の前のこと」にしか興味を感じなくなります。その結果、「人生の目標」を持つことが出来なくなり、「その場しのぎの生き方」しか出来なくなります。そして今、そういう若者が増えてきています。

そのような若者は簡単にお金を稼ぐことができる仕事ばかりを探しています。そして、そのようなニーズに合わせて「楽に、簡単にお金を稼ぐことができるアルバイト」を紹介する情報は充実しています。テレビでもいっぱいCMが流れています。その中には、「闇バイト」も紛れ込んでいます。



子どもたちを、「大人が作り出した狭い世界」の中に閉じ込めないで下さい。子どもたちを「大人の束縛」から解放してあげて下さい。でもそのためには、まず大人が「自分の周囲に広がっている広い世界」、「自分が知らない世界」に気づき、興味を持って動き出す必要があるのです。それがまた「自分の可能性」や「本当の自分」に気づくきっかけになるのです。

「ほんとうの自分」は「自分の足跡」のようなものなので、自分の足で歩かない人には見つけることが出来ないのです。





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Last updated  2025.08.22 07:39:54
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