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西表島のセセリチョウ科の目玉は何と言ってもアサヒナキマダラセセリです。この蝶を見るために、4時間もかけてジャングルの中を、古見岳頂上まで登りました。
それ以外にもいくつか新しいセセリチョウを見ました。
このタチアワユキセンダングサで吸蜜しているのは、本土であればすぐにイチモンジセセリと考えるところですが、少し小型で、裏面の斑紋も少し小さく輪郭がはっきりしませんので、ヒメイチモンジセセリだと思います。沖縄島以南に分布しています。
これも似ていますが、やや大きいのと裏面の白斑の輪郭がはっきりしていますので、こちらはイチモンジセセリだと思います。
これはヒメイチモンジセセリに似ていますが、前翅長に対する触角の長さの割合が大きく、裏面の斑紋も少し違います。これも沖縄島以南に分布するユウレイセセリです。和名の由来はこの種の学名を最初に調べた楚南仁博氏(1932年)の命名でなかなか学名が判らず、正体不明であったことによります。
これは中四国の一部、九州、沖縄に分布するクロセセリです。前翅の斑紋がダイミョウセセリと少し似ていますが、白斑が大きく、停まった時にダイミョウセセリのように翅を全開にすることはありません。
セセリチョウ科は飛び方が速く、飛んできて停まったかと思うと忙しげにまた飛び去ることが多く、翅を閉じて停まるもの、半開きにするもの、全開にするものなどいて、表・裏両方の写真を撮ることが難しく、写真での鑑別には苦慮します。
その他、西表島には、ネッタイアカセセリ、タイワンアオバセセリ、オオシロモンセセリ、コウトウシロシタセセリ、トガリチャバネセセリなどがいるようですが、今回は会えませんでした。
レジン包埋標本作製( ^)o(^ ) 2020年12月20日
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