さて、それでは昨日の目的のひとつです。山菜の採れる時期に山菜の採れる場所で見られる蝶、スギタニルリシジミです。趣味と実益を兼ねて行くことが出来る嬉しい蝶です。
まず、スギタニルリシジミの棲んでいる環境ですが、このような中くらいの大きさの渓流沿いです。食草のトチの木が川の土手に生えている必要があります。右の大きな木がそうです。
トチの木は芽を見れば判ります。大きな葉になりますので、芽も大きいです。
時期的にはまだフキノトウが採れるころです。
よくいる場所はこのような地面が濡れている場所に吸水に来ますし、・・・。
DSC_9686.NEF
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キブシの花の周りでも数頭が飛んでいて、時々吸蜜をします。
スギタニルリシジミ♂
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この付近のスギタニルリシジミは後翅の1b+c室の2黒斑が結合して「く」字状にならず、「ハ」字状になっていますので、ルリシジミとの鑑別に注意が必要です。
こちらは明らかなルリシジミで混じって飛んでいます。何処が違うのかと言いますと、・・・。
スギタニルリシジミ♂
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まず裏側の地色が少し濃く、黒斑の周りだけ少し白く見え、基部の方が少し青色がかっています。
スギタニルリシジミ♂
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これは♂ですが、表側もルリシジミより青色が濃く、外縁の黒帯が前後翅同じくらいの巾を持っています。(ルリシジミでは後翅の黒帯が巾狭い)
スギタニルリシジミ♂
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スギタニルリシジミ♂
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湿った地面で吸水していたり、キブシの花の周りを飛んでいます。
こんな場所にはコツバメもたいていいますし、・・・。
暖かい日だと、テングチョウ、アカタテハやシータテハなどの越冬蝶も出て来ます。最後のはキタテハと間違いやすいですが、後翅の青色鱗がありませんし、後翅の一番突び出した先が丸くなっていますのでシータテハです。
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