戸田の忘年会の翌日、朝早く出て房総半島までルーミスを見に行って来ました。ルーミスシジミは日本にいるムラサキシジミの仲間3種類のうち、最も珍しいもので、限られた場所でしか見ることが出来ません。愛知県から出かけるとすれば南紀か房総ですが、どちらも日帰りで行くにはかなりの時間がかかります。距離的には南紀の方が近いのですが、最近新東名が一部開通したので、時間的には房総の方が近くなりました。ではルーミスを見るためのポイントについて記しておきます。
まず、場所のポイントを知ることです。ルーミスは食樹(イチイガシまたはウラジロガシ)の周辺からあまり離れません。食樹のある深い渓谷沿いの日中食樹に日が当たる場所です。南紀にしても、房総にしてもそのポイントを探すのに3回くらい無駄足を踏みました。やはり知っている方にポイントを教えてもらうのが一番確実です。
次に、時期ですが、年1化であり、7月ころから成虫が出ますが、年内には産卵せず、成虫のまま越冬して、翌春交尾産卵して世代交代しますので、11月から3月くらいの越冬成虫を狙って見に行きます。
天候が一番の問題で、晴れて、最高気温が12℃以上になる日でないと飛びません。そうでなければ行っても無駄足になります。
そして時間帯ですが、ルーミスがいる谷筋では食樹に日が当たるのはだいたい午前10時から13時ころです。その時間帯で気温が12℃以上になればまずポイントでは飛ぶと思います。
そんな場所にはムラサキシジミ、ムラサキツバメもいることがありますので、大きさと色調で鑑別します。大きさはムラサキツバメ>ムラサキシジミ>ルーミスシジミで、裏の色が白っぽいのと表のブルーが明るいブルー(ルーミスブルー)です。白っぽい小さい蝶がルーミスと思えばよいでしょう。
木の上の方で飛んでいることが多く、飛ぶと判りますが、停まるとよく見ていないとすぐに見失います。一応、双眼鏡と釣竿を持って行った方がよいでしょう。運がよいと下の方へ降りて来る場合がありますが、上の方だけのこともあります。撮影にはある程度長めのレンズをつけて行った方がよいと思います。デジスコもよいと思います。
ルーミスシジミ(鴨川市)
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(C)ドクターT
昨日は、晴時々曇り、予想最高気温が10℃という厳しい条件でしたので、11時半にポイントについた時には気温9℃でした。もちろん飛んでいません。ポイント周辺を行ったり来たりしながら釣竿で叩いて回りましたが、なかなか飛びません。13時近くなって、一瞬気温が12℃まで上がった時にようやく木の上の方で1頭飛びました。高さ15m~20mくらいでしょうか。ロクヨンで何とか証拠写真は撮れました。
残念でした。慌ててフォト蔵を見た方、D4で撮ったので、地図情報は載ってませんよ。
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