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2004/04/26

気づき-クラクション編

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以前の僕は、車に乗っているとき、よくクラクションを鳴らしていた。そのときの心は「じゃまやな～」とか「危ないやろ！早くよけろ！」とか今から思えば、なんと自己チュウなことか！恥ずかしいことです。しかし、そのときの僕は、自分が自己チュウとは思ってなく。本当に歩行者や車が危ないと考えてクラクションを鳴らしていました。「誰かが注意してやらな」くらいの気持ちでした。おそらく、誰でもクラクションを鳴らすときはそんな感じではないでしょうか？えっ？僕だけ？

ともあれ、ある日クラクションを鳴らす瞬間の気持ちを考えてみて、「はやくどけ！」とか「道の真ん中歩いてたら危ないやろ」とかの思いがあることに気づいたんです。それからは、「相手にも事情があるのやろう」と考えるようにしよう！とクラクションを鳴らさない決心をしました。

その数日後、車に乗っているとき、右側から子供が飛び出して来ました。僕は思わず急ブレーキをかけ、クラクションと共に「コラー！あぶないやろう！」と子供に向かって注意しました。怒られたその子供が僕の方を振り向きました。なんと、その子供は片方の目が見えないようなのです。僕の車が見えてなかったようでした。そのとき子供を心配して怒ったのでなく「はねたら後がややこしい」という不安からとっさに怒っていたのです。僕は、ショックと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そして、神様に「この子がこれから事故に遭いませんように」と祈りました。そして神様が「お前ほんまにクラクションならさへんな」と言っているような感じがした出来事でした。それ以来、めっきりクラクションを鳴らすことが減ったという話でした。

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