型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2021.11.27
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カテゴリ: 今だから
20世紀後半で音楽の芸術性は行き着いてしまったと感じていましたが、
さまざまな出来事はそれ以来同様のこと、デジャヴが繰り返され始めています。
それがこのところに世の中や社会の情勢を見続けた結論です。
そんな中で進化を遂げているのはデジタル技術などのテクノロジーです。

食に例えると、技術の発達で誰でも美味しいご飯を炊くことができるようになり、
すでに切り揃えられた食材を電子レンジで煮物にするような便利さに満足し、
考え抜かれたものを一から作るよりも誰でも作れるものを好むようになりました。
問題は考え抜かれた知恵や伝統、芸術的な所産が正しく継承されるかです。

個人の音楽などの感性、感覚はある程度若いうちに固まってくるようで、

好きではない音楽を好きになれと言うのは嫌いな食べ物を好きにさせるようなもので、
クラシックや芸術音楽はマイノリティ、演奏はしても聴かない人が多いようです。

音楽を聴いた感想として特に若者が「カッコイイ」とこれほど言うようになったのは、
まさに21世紀に入ってからで、音楽的本質が評価されていないことを表しています。
「カッコイイ」は嗜好であり「カッコイイ」からと言って優れた良い音楽とは言えません。
勿論「カッコイイ」の感性がわからないではありません。あくまで嗜好の問題なのです。

SNSの影響が大きいのは食の世界でも同じで「映え」なければならない、
料理の味や本質よりも写真に撮った時に美味しそうで人の興味を惹くことが優先です。
テレビや動画であまりにも想像だけで勝手に「見た目=美味」にしているのです。
できた料理の見映えが大事なのではなく、作られる過程にさまざまな技があります。

実際に味わっていないのに、情報発信の仕方で美味しいものと勘違いしたり、

調理器具が発達したように、楽譜はパソコン上で作るように変わり、
便利な分だけ道具に頼り、手を掛けた繊細さや伝統的な技が失われています。

世の中で耳にする音楽は全体に20世紀に比べてかなり退化したと思っています。
曲にも演奏にも言え、外に向かった表現ではなく自己の快楽に向かっています。
嘗てあったものや聴いていいと思うもののコピーからスタートしていて、


これまで誰よりも多くの音楽を受け入れ楽譜を見てきました。
99%以上において、上書きされた痕跡が辿れそこから読み解いた演奏ができます。
もしそれが上書きされたものではなく真にオリジナルである場合は、
どのように作られたか読み解く必要があり独創的であればあるほど演奏は難しくなります。

結果、上書きではなく原本にあたるもので個性が強いものは何年経っても残り、
アニメ、映画、ドラマ、J-POPなどでも昔から続いているものはなかなか超えられません。
時間や経費をかけて0から作るよりも早く安価で効率的に作れるものが好まれ、
手間暇かけていいものを作ることよりも、いつの間にか簡単に売れるものに変わりました。


これらの特徴は、情報発信にも同様のことが言えます。
差し詰めとっぴ押しもない新しい出来事が起きているわけではなく、
過去にも同様のことがありさほど報じられなかったことが報じられだしました。
その理由は、ここでも発達した機器ができたりSNSが発達したからです。

新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を奮っているのは確かですが、
そのほかの感染症でも過去にはもっと大きな犠牲者を出しています。
その時には具体的な対処法やワクチン、薬がなかったために術がありませんでした。
今回異なるのはワクチンを急いで普及させることになったことです。

感染者が増えることへの責任追及がこれほど政府に向けられたことも初めてです。
ワクチンを打ったのにまた感染拡大している欧州、打ったから収束している日本、
日本はワクチンの普及が遅れたからまだ効果が持続しているとも言われていますが、
人口に比して感染者の数がこれほどまでに減ったのはそれだけの理由でしょうか?

2020年の国全体の死者数は11年ぶりに9,373人減少しました。
中でも肺炎が12,000人、インフルエンザが2,000人減少したそうです。
反して増えたのは癌、コロナ、老衰、自殺者(11年ぶり750人増)です。

因みに、​ 2020年のコロナ死者数は3,414人 ​、​ 交通事故死は2,839人です。

交通事故死は1988年から1995年が10,000人を超えていましたが、
2020年は事故発生件数、死者数とも過去最低を記録しています。
もう1点は、​ 癌の受診控えが60,000人あったということです。
PCR検査は受けても癌検査を受けないのは本末転倒にも思えます。

テレビニュースのイメージはコロナ、政治、交通事故、窃盗、動物なのですが、
報道すべき大事なことが他にももっとたくさんあるのではないかと疑います。
ルーティーンな情報収集に対して番組の時間が長すぎるように感じます。
事あるごとにコロナ取材、ワクチン接種、車載カメラや監視カメラ映像がでます。

インパクトのあるVTRによる構成は、今の時代のカメラやSNSに合わせたものです。
また、動画に付くナレーション原稿もマンネリで型に嵌めただけの語彙が並びます。
本当に報じるべき社会問題を自ら掘り下げる努力をしているようには見えず、
日々の台本を上書き修正しているだけなのではないでしょうか。





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最終更新日  2021.11.27 21:16:11
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