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コミュニケーションの取り方が変わりました。
30年前は言葉が通じなければ相手にされず、
悪い条件を呑むしかないこともありました。
しかし、今は日本文化が海外に知れ渡り、
見られ方が変わったと同時に話ができます。
過去は言葉が通じないだけではなく、
コミュニケーション自体が難しかったのです。
オーバーツーリズムにおいても、
観光客が日本人だけなら問題にはならない筈、
文化や習慣の違いから生じる誤解や無知から、
悪意ではないことまで疑われています。
全く異なる文化圏から異国に渡っても、
”日本人はコミュニケーションができない”と、
かつては言われたことがあります。
文化や習慣が異なれば一つのことをするにも、
齟齬が生まれやすく確認に時間を要します。
また、自国の文化を誇らしげに言われ過ぎると、
優秀な大学を出ている人から自分の出た大学を、
”お前の大学は遅れている”と言われるのと似て、
自分をも否定された気持ちになるものです。
異なる文化への理解は本当に重要な事柄で、
例えそこに正論があったとしても、
人は皆がそれぞれ異なっているために、
自分がたまたま遭遇した外国人が、
その国を象徴しているとも言えません。
日本は自由主義の国に対しては寛容で友好的、
そうでない国には偏見があるように感じます。
国の情勢がどうであれ、個人的に人を見れば、
まずはパーソナリティに目がゆく筈です。
文化や習慣は会ってすぐにはわかりません。
例えば中国の人口は14億人ですから、
話題の豊富さも日本の比ではないはずです。
ところが珍しい話題や社会問題が突出して、
日本ではおもしろおかしく目耳を集めます。
良く言われるのは料理や伝統文化ですが、
他にも心温まる美談もたくさんある筈です。
しかし、領土や人権問題、軍事的な脅威から、
日本人にはよくない印象が刷り込まれています。
在日中国人は日本で働いて生計を立てますが、
愛国心もあって当然で貶されたくない筈です。
メディアリテラシーを持っていたとしても、
感情的に嫌なことを言われているとすれば、
政府レベルの国交はうまくいかないと思います。
NHKの中国籍スタッフが日本を諌めた事件。
「仕事現場での評判は悪くなかった。
腰は低く、言葉遣いも丁寧。
だから仕事の指名も多かった」49歳の男性、
東大大学院を修了しているとのことです。
給与が上がらないことを含めて、
さまざまな不満が原因で起こったようです。
中国SNSウェイボでは称賛される一方で、
日本で働く中国人は”迷惑だ”と言っています。
極めて真面目で評判の良い人を追い詰めた、
やってはいけないことを承知でやる意味、
それこそが考えるべき問題だと思います。
どんなに努力しても優秀であっても、
歩み寄れない壁を感じることがあります。
それは時に自分の存在を否定されていると、
絶望の深みに陥ってしまうかもしれません。
他の人には見えない壁をせめて知らせたい、
そんな衝動に駆られるのだと思います。
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