型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2025.02.07
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カテゴリ: クラシック音楽
クラシック音楽を聴く場合、
感覚的に心地よいかどうかと別に、
歴史的な意味やつくられた意図が、
演奏においても反映されます。

しかし、この20年ほどで、
ジャンルを超える音楽作品が増え、
ジャンルの区分けが難しくなり、
有名なクラシックは他のジャンルで、
カバーされるようになりました。


ポップスをクラシック化する編曲を、
敢えて行ってきました。
クラシックのピアノパートは、
ピアノの技巧性を重視した譜面で、
ソロ楽器の伴奏という位置ではなく、
対等な位置付けを考えたからです。
また音楽大学ではピアニストが、
存在感を発揮できるように、
ポップスを演奏したい学生に対して、
室内楽曲としての編曲を奨めました。


その反面クラシックをポップス化し、

なぜその曲を使ったかわからない、
素材化や編曲が行われています。

今放映されている、
住友不動産のCMの中の、
スメタナの交響詩「わが祖国」第2曲、


いくつかのヴァージョンがあります。
「略して、積水ハウス不動産。のTVCM」篇
「略して、積水ハウス不動産。の略さないWEBCM 」篇

CMの後半にモルダウが流され、
TVCM篇では最後で音を変えられ、
疑問やミスを想起させるような、
デフォルメと同時に終わります。

ここで考えられる効果は、
よく知られている「モルダウ」を、
変調することで笑いを取る程度の、
オチやジョークだと考えられます。

この構成手法は、
数ヶ月前な放映された別のCMで扱われた、
ラフマニノフの「パガニーニの主題による変奏曲」
より第18変奏でも同じものがありました。
同じ制作者のものだと思われます。


今回がその時よりもよくない面は、
なぜ「モルダウ」なのかです。
「モルダウ」はチェコ国民の象徴、
チェコ人の皆に愛されている曲です。

日本の曲で例えると、
「君が代」のどこかの音を変えて、
ミスのように途中で終わるCMが、
他国で流されたら、
”日本人はどう感じるのか?”
ということです。

国歌に準ずる曲も同様で、
以上のことを知っていれば、
普通は選ばない気がします。
感じ方は人次第だと言ってしまえば、
それまでですが、
それが多様性でしょうか?

「モルダウ」について、
チャットGPTは次のように言います。
【回答】

1. 国民的な誇りと愛国心の象徴
「モルダウ」は、チェコを代表する大河ヴルタヴァ川の流れを音楽で描写しており、祖国の自然や風景の美しさ、民族の誇りを表現しています。スメタナはこの曲を通じて、チェコ民族の精神や独立への願いを込めました。チェコ国民にとって、自国の文化とアイデンティティを感じる楽曲の一つです。

2. 民族運動との関わり
スメタナがこの曲を作曲した19世紀後半のチェコはオーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあり、チェコ民族の独立意識が高まりつつありました。「モルダウ」は、チェコの民族復興運動と強く結びついた曲であり、チェコ人にとって自国の誇りを思い起こさせる重要な存在でした。

3. 現代チェコ社会での位置づけ
現在も「モルダウ」はチェコの音楽文化の象徴として愛され続けています。特に、祝賀行事や国家的なイベントで演奏されることが多く、国民的な感情を呼び起こす曲です。例えば、チェコの独立記念日や国際的な舞台でチェコを象徴する音楽として用いられることがあります。

また、チェコの教育でも頻繁に扱われ、チェコの子どもたちは学校で「モルダウ」を学ぶことが一般的です。そのため、多くのチェコ国民がこの曲に親しみを持っています。

4. 感情的なつながり
「モルダウ」は単なるクラシック音楽ではなく、チェコ人にとって郷愁や祖国愛を呼び起こす感情的な存在です。その流れる旋律は、祖国の歴史や風景、民族の歩みを思い起こさせるものであり、多くのチェコ人にとって誇り高く、時には涙を誘う音楽となっています。
まとめ

「モルダウ」は、チェコ国民にとって単なる美しい音楽ではなく、祖国の象徴であり、民族の誇りや愛国心と深く結びついた特別な楽曲です。そのため、現代でもチェコ国内外で広く愛され続けています。


今のチェコ人がこのように、
感じているかはまた別だとしても、
積水不動産のCMが、
チェコの人を挑発しないか心配です。

音楽の扱い方や編曲は自由でも、
元の意味は識っておくべきです。
曲にはつくられた経緯や意味があり、
尊重してほしいと願います。





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最終更新日  2025.02.07 11:51:13
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