心のポテトサラダ

2009/10/21
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カテゴリ: yacht
船だまりなどを写真に収めつつ、のんびりハーバーの方に戻ります。

一応朝食用のパンは持って来ていますが、昼食分を調達しなければなりません。
自転車にセットしておいたお茶も家内に抜き取られ処分されていたようで、朝から水分を欲していましたが自販機がなく喉がカラカラです。
「なんでなくなってるねん」と一言言いたいところですが、自転車セットのペットボトルは、なくなるまでそのまま何日もセットしたままで飲むので、家内が定期的に処分し僕の健康を守ってくれています。だから、仕方のないところです。

「どこかで調達しなくちゃ・・・」と思案していると、多分市街地唯一のコンビニを発見できました。
お茶におにぎり2つを持って支払おうと思ったら、なんと僕のトレパンポケットの中の350円で足りませんでした。
泣く泣くおにぎりを1個除きました。
僕の寺社めぐりのお賽銭相場は、通常10円で、「寂れてる(氏子が少なそう)けど雰囲気のいい神社」には50円とか100円とかなのですが、本日のポケットには10円が少なく、それが品切れになったので気前良く100円とかをチャリンしたのでこんな羽目になってしまいました。


ここでおにぎり朝食です。
車に戻ろうかなとハーバーを出ようと思ったら、駐車場でみんながゴソゴソしていました。
みんなのところに向かうと、「え~自転車ですか~」と驚かれました。
「そうや、家から150km、大したことないわ」なんて言えたらすごいのですが、「車で来きてん」と正直者です。

10分ほど遅れて出艇しました。
桟橋にはアクセスディンギーが並び、身障者の大会をやっていました。
ハーバー内の平水面がレースエリアでした。
身障者ヨット大会は、こういうところでするのがデフォルトなのかもしれません。

風向は西で、ハーバー沖に上マークを設置すると、風下マークは牛窓瀬戸方角で、前島フェリー航路の少し北に設置しました。
今まで2回、インターハイと国体のレース観戦に来ていますが、こんなに牛窓港に寄ったことはありません。
前島の南西にある黒島とハーバーの間より南西がレース海面だったので、「もっと向こうでレースするんじゃないの?」と言いましたが、大会実施要綱には「陸上から見れるヨットレース」をするとのことで、ココのエリアだそうです。


上・サイドマークに比べて下マーク位置の水深は深いものでした。
瀬戸の流れによって海底がかなり掘れているようです。
つまり、「ここは流れが強いよ」ということですね。
浅くて流れのない琵琶湖で使ってるアンカーのままなので、マーク流れが心配です。
「きっとマークが流れるからチェックしとこう。営業船に迷惑かけたら大変なことになるよ」


9時で朝と同じ牛窓湾から牛窓瀬戸から瀬戸内海に向かう北東への流れがしっかりあります。
前島港の南西向きの防波堤が、潮当たりで小さな波がたくさん立っています。
満潮・干潮時刻と潮止まり・反流開始がどんな関係になるのかチェックしないとあきません。

風速は4m/sほどで、吹かない牛窓にしては風がある方じゃないかと思います。
楽しい練習が出来そうです。
レース練習に入ります。
先週から4艇で第1レースのスターター3艇とリザーブ1艇を選ぶレース練習をしています。
サイドマークからレースエリアに向かって潮を横から受ける感じになっています。

第1レース、2艇ずつ左右に分かれましたが、やはり潮のある海面でのコース引きの鉄則通り左に出した2艇がリードしています。
風の振れはありますがブローが入ってる感じではないので、潮の影響が大きいように思えます。
次のレグからは、肌で感じたのでしょうみんな左を基本にコースを組み立てているようです。
でもレースは最初にリードしとかないと挽回するのは難しいです。

インフレータブルアンカーにマークを結び、スタートしたらそれを離してレース艇を追いかけます。
予想通り、フリーレグで回航したマークを振り返って確認している艇が見受けられません。
スタート前に、キャプテン艇だけがスポンジを投下して潮を確認してるだけでした。
海で練習してる子には潮を考えながらレースを組み立てるのは常識ですが、琵琶湖で練習してると分からないのが当然です。
2レース、何も言わずに観戦した後、全艇集合させて、潮のことをアドバイスしました。
レース前の潮の見方、レース中の見方、対処方法など。
風が弱いレースが予想されるので、より潮の影響を受けやすいです。
レース本番まで数日の練習で、少しでもデータと経験を積みましょう。

ブローが南西の牛窓湾口の方から入るようになってきました。
先週の練習の風を部員に聞くと、「安定すると南西」とのことなので、基本風軸が左に振っていくのかもしれません。
ここで下マークが流れ出しました。
「こりゃあかんわ」ということで、下マークを南西側に動かし、瀬戸から離すようにしました。
今までの場所はすぐ下が航路なので落ち着きません。
レースしながら走り回って、上やサイドも南西に移動です。

ハーバー後の山の影響なのでしょう、風の息が結構あります。
でもブローは南西からばかりで、山を回って北西側から入るブローはありません。
この風向なら沖出しが勝利の基本かもしれません。

午後になり、8~10m/sが風速のベースになり、ときおり6m/sというコンディションになりました。
予想通り風軸が左に振れて南西です。
レース艇を追いかけながら、左に左にマークを打ち変えるので忙しいです。
さらに2度ほどマークが流れるし・・・。

3時までレースをし、その後はロング帆走練習に入りました。
走り合わせはいい練習になりました。
ただかなり沖に出たので、少し心配でした。
フリーも琵琶湖では体験できない波の海面だったので、「パンピング~」「波に乗せろ~」「動作を大きく~」「遊べ~遊べ~」と、各艇の後につき叫びました。

日没は5時、6時には暗くなるでしょう。
4時半ぐらいが着艇のタイムリミットだなあと思いながら練習に付き合いましたが、沖に出しすぎで遅くまでし過ぎと思いました。
未知の海面で、沖の潮がどれほどなのか分かりません。
海岸線を見て、「岩場が多いな」と最悪を想定しながら、ドライバーに燃料確認し付き合いました。
学生のやる気に水を刺したくないし・・・されとてここまでという限界は僕が判断しないといけないし。
結局、僕が「一旦帰ろう」とチーフに言って引き返しました。

海上での日没はかなり危険です。
インフレータブルボートだから、航海灯の設備がなく、日没後の航海を法令で禁止されています。
陸上でも「真っ暗」の経験がほとんどないだろうこの子達だから、そういう状況になったらパニックになりそうです。
風なんていつ落ちれしまうか当てにならないし、トラブルが出たら帰着が更に遅れます。

5時10分前に着艇しました。
トラブルがなくて良かったです。
ミーティングは真っ暗で、潮のことだけしか話せませんでした。
でも1日いい練習が出来ました。
風も上がったので、みんな気持ちのいい疲労感を持って京都に帰れたでしょう。

次週末は練習に参加できないけど、主な出場校も現地入りし合同練習で大会の雰囲気に飲まれないようにしたらいいと思います。
その次はレース本番だから、悔いのないよう思い切って、そして楽しんで欲しいです。





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Last updated  2009/10/21 06:01:24 PM
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のりまき@ Re[1]:引越し の巻(06/10) ものぐさ父さん 日記の内容変化もあり、…
ものぐさ父 @ Re:引越し の巻(06/10) いつの間にか、お引っ越しされていたので…
のりまきターボ @ Re[1]:引越し の巻(06/10) ハッピーサクセスゆみさん 長い間ありが…
ハッピーサクセスゆみ @ Re:引越し の巻(06/10) 久々に、訪問したら最後のご挨拶でびっく…
のりまきターボ @ Re[1]:引越し の巻(06/10) モアイ2463さん こちらこそ、長い間あり…

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