心のポテトサラダ

2010/06/02
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カテゴリ: yacht
日曜日は、ホームポートでの「A級西日本選手権」の手伝いでした。

今月の日曜日は、VTR250で淡路島一周・小豆島一周と2週間1人でバイクツーリングし、琵琶湖でヨットレース運営が1日。
ヨットに乗るということで家内と一緒に行ったけど、雨で乗らなかった僕の幼稚園同窓会が1日。
家内との1日を持ててないので、夕方から「夫婦で映画」のメニューを組みました。

レース観覧船担当のエ号の運転手ということだったので、家内と一緒でもいいな思っていたのですが、自治会の掃除の日で、また家内だけに任せてしまいました。
天気もいいので、リード110で西宮に向かいました。
7時集合ということだったので、6時過ぎに家を出ます。
7時前に艇庫前に行きましたが、学生の練習艇やA級レース艇は並んでいますが、艇庫のシャッターが閉まってて、運営と思われる人が誰もいません。
係留桟橋に向かい、エ号のエンジンを掛けたり始業点検して艇庫前に戻ってくると、シャッターが開いてテーブルが出され、OB会事務局長さんがいました。


エ号の担当は、2マーク・コース短縮時のフィニッシュボート・乗り換え要員を積む、その仕事以外の時が観覧船ということでした。
続いて、レース開会式。
先輩と係留桟橋に向かい、エ号をディンギーヤード前桟橋に移動しました。

レース備品を艇庫に取りに行こうと桟橋を歩いていると、後輩の学生マネさん達が持ってきてくれました。
アウター担当船に、元OB会会長が2人も乗っていました。
う~む、この船は濃いです。
「おはようございます」「お~」と挨拶を済ませ、船に戻ります。

出ようとすると、「本部船3人じゃきついなあ。こっちに1人回ってくれへんか」と、本部船担当の先輩から声を掛けられました。
確かにこっちは余ってるけど、本部船3人はきついです。
こっちの船の最年少の僕が移ることにしました。
卒業年度がモノを言う世界です。


皆さんレース慣れしてるので、ア・ウンの呼吸で自発的に動かれ、ポイントを押さえているので楽です。
レース委員長の後輩君は、無線と全体指示&スタートスリット。

ほんとだったらジュリーボートに乗ってるインターナショナルジュリーのYさんが、一番重要な時計&ホーン、K先輩と僕がフラッグ、記録は僕。
安定した高気圧の中、朝から北の4m/sが吹いていたので、11時ぐらいに風が落ち、風向が南に変わるのを予想し、9時から北風がなくなるまでに、2レースやってしまおうと予定を立てました。

第1レースは、70°4m/sで無事終了。

フィニッシュ後多くの艇が乗員を入れ替えます。
ここでトラブル。
エ号から、交代選手が乗り移るときに艇を沈させたようです。
そんなの関係なくレースをすればいいのですが、ここがA級レースのすごいところで、沈上げを待ちます。
選手の平均年齢60台、80歳以上の選手も参加する大会です。
学連出身者が大半なので、卒業年度が物を言う世界です。

レースのルールより、卒業年度ルールが暗黙の了解で勝る?とも言われています。
レース運営の僕らでは、他校ですが先輩の1艇を切るわけにはいきません。
遠くで必至にアカ出ししてる姿を見ながら、エ号に乗ってたら、「僕が代わります」とバケツを持って沈艇に乗り移って、濡れていただろうと我が身の幸運に喜びました。

第2レースも、70度4m/sでスタートしました。
でもスタート前、110°とか風向がフラフラし、風速も安定感がなくなってきたので、スタート後すぐ、エ号にコース短縮の準備指示を出しました。
またもや幸運です。
ウインドラスの付いていないエ号に乗ってたら、僕がアンカー上げ担当でした。

しばらくして返事が返ってきました。
「フィニッシュ担当ということは、アンカーを打つんですよね。アンカーの調子が悪くて・・・」
「アンカーの調子が悪いって・・・?」、僕にはその意味するものが分かりました。
本部船に乗ってた方、皆さんも苦笑いしています。
「はい了解、こちらで考えます」
エ号のトラブル?だし、僕が記録係でもあるので、フィニッシュ記録を持って3マーク担当のインフレータブルに乗り移ります。

3マークの方は、神戸大のOBで日頃は須磨でJ24に乗っておられ、ホワイトレースではOTENNTOSANに乗っておられるそうです。
エ号からフラッグを貰い、下マークに急ぎます。
レース艇は、上マークを回って落ちた風に苦しんでいます。
急いで下マークでフィニッシュラインを設置し、2マークを回り再び吹き出した軽風に乗って近づいてくるレース艇との頃合いを測って、S旗とホーンでコース短縮をお知らせしました。

2レース前から、南の赤灯台の方で練習してる船は南風を受けていました。
レース海面と赤灯台の間で、北と南の風が喧嘩してるいつおかしな風になっても不思議じゃない状況でした。
「この風が続いてくれ」の願いが通じたようで、レース艇のフィニッシュを待っていたかのように、南風が優勢になってきました。

本部船に戻ると、既にレーシ海面は南風になっています。
しかもいきなりレース出来る風速です。実にラッキー。
いつもなら、風のないだるい時間があり、それから南風(海風)が入ってくるのですが。

第3レースは200°4m/s、第4レースは220°5m/sの西宮の安定したマゼで、いいレースが出来ました。
スタートも1度ゼネリコがあっただけでした。
選手の体力を考え、1時以降はレースを行わないという帆走指示書だったので仕方ないですが、普通だったらもっと出来る状況でした。
レース艇から、「もう1つやるの?」と聞かれたり、本部船を見る視線で「もっとやろうよ」の気持ちが伝わってきました。

選手の諸先輩方も楽しいレースだったでしょう。
ヨットレースは、いい風が吹けば、他がイマイチでも「良いレース」になります。

陸上に上がり、お弁当を貰い、閉会式後浜を辞しました。
レース委員長君が、アウター担当に気を使いながら指示を出していたのが面白かったです。
母校OB会の元会長さん2人と、彼の現役時代の監督が乗ってるから。
3レース目から、寝坊で遅れてやってきた後輩K君がそれに乗り、指示が楽そうでした。
遅れてきたとは言え、ブレザーでアンカー上げは、きつかったでしょう。
そのことを陸に上がって聞くと、ライジャケで汚れを防いだそうです。

このレース運営の幹事校だった母校出身じゃない、息子のジュニア時代一緒にクラブを動かしていた数人も、選手だったり、その方の母校サポートボートに乗ったりしており、久しぶりに話が出来ました。
楽しい1日になりました。





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Last updated  2010/06/02 05:19:41 PM
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のりまき@ Re[1]:引越し の巻(06/10) ものぐさ父さん 日記の内容変化もあり、…
ものぐさ父 @ Re:引越し の巻(06/10) いつの間にか、お引っ越しされていたので…
のりまきターボ @ Re[1]:引越し の巻(06/10) ハッピーサクセスゆみさん 長い間ありが…
ハッピーサクセスゆみ @ Re:引越し の巻(06/10) 久々に、訪問したら最後のご挨拶でびっく…
のりまきターボ @ Re[1]:引越し の巻(06/10) モアイ2463さん こちらこそ、長い間あり…

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