能登の手染め日記

能登の手染め日記

Sep 6, 2021
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カテゴリ: 染色
夏草の刈り取りに追われた8月も過ぎて、草木染めデータの整理もまとまってきた。朝晩には少しだけ涼しくなったきて、片付けをしながら金沢の展示を観てもらった同世代の染織家たちの言葉を思いだした。

50年前、京都の染色工房に勤めていた同期の女性は70歳になり、これからは販売する仕事はやめようと思うと言った。染めの作品は日展や県の美術展など3か所の公募展にだけ出展すると言う。あまり無理も利かない年齢になったからと。それには同感だけど彼女のパワーは異常なほどだから、減らしても尚、多いくらいだと思った(^^)

もう一人は親の介護をしながら染織作品を創作している女性で、私より少しだけ若いかな。私は網膜剥離と五十肩で引退だと話したら、こちらには叱られてしまった(^^;

「布に染めと絵を描けることができるって、恵まれていると思わないの?」と言われたが
「ん???」それは考えたことが無かった。
「引退して何をするの?」と聞かれたので、
「畑で染料植物を栽培して、染めの実験をするけど・・・」と言うと
「それもしたら良いじゃない」と返された。
「いやぁ~畑仕事だけでなくて、体験教室や講習会もあるし」言い訳気味に
「目が弱って前ほどの細かい仕事も出来なくなったし」
「年齢に応じた染めをやれば良いじゃないの」

年齢に応じた内容・・・染料植物の栽培と染色実験は、70歳くらいには・・・相応しいと思ったのだが・・・。描き直しの出来ない仕事は、ちょっと怖くなった(ーー;

2018年春の着物の仕事、生地に直接描く素描きだった


それ以降は網膜剥離で左目は今も歪んで見えるから、細かい染め作業は行っていない


腰が痛いから背筋を伸ばした作業を長時間続けられない


その図案(自作CG)裾模様の吹き寄せは無しにした

病気や怪我は止むを得ないけど、70歳前後で今のコロナの時代でも仕事を続けている人には共通点がある。それは、自分で仕事を作っている人たちだ。商品でも作品でも、自ら産みだそうという気持ちのある人だけに仕事がある。

創作する女性は強いな・・・最近の私の意識の低さはアカンなぁ~と思い知らされて・・・知り合いの友禅作家や染屋さんの男たちも同じようなもので、殆ど仕事していないようだし・・・という話だった(^^;


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Last updated  Sep 6, 2021 07:16:42 PM
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