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最近は、学業ではさほど何も学んでいないかわりに色々な人生経験をじわじわ積んでいるプチーです。先日プチーは、外出先からサリーと連絡をとらないといけないにもかかわらず、携帯電話を持って出るのを忘れてしまいました。友達に電話を借りればいいや、と思っていたのにそのことをすっかり忘れて友達と別れてしまったそうです。今までサリーもプチーも使ったことはありませんが街には公衆電話がありますから公衆電話を使ってサリーに連絡してみよう、と思ったらしいのですが詳しく使い方を聞いてみると、テレフォンカードが必要とのこと。でもテレフォンカードを買うほどのお金はありません。公衆電話はあきらめました。そこで、道ゆく人に電話を借りてみようと思い優しそうな人に声をかけてみたそうですがどの人に声をかけても、返事すらしてもらえなかったそうです。完全無視。顔も見てくれない。返事もしてくれない。3人ほど声をかけたところで、作戦変更。最初に「私、日本人です」と言ってから「電話を貸してもらえませんか」と話すことにしたのですがそれでもことごとく無視され、かなりがっくりきたそうです。プチーの「電話を貸してください」の言葉に対して、「電話は貸してはあげられない」とか「ごめんね、駄目なのよ」とか返事をしてくれた人はただの一人もいなかったそうです。それどころか、プチーの方を見る人すらいなかったと聞きあらためて、こちらの人の用心深さを痛感しました。知らない人が声をかけてくる場合、無視するのが一番。いい話なわけがない。どうせ物乞いか、詐欺師か。その程度にしか思っていないようです。子供の物乞いも詐欺師もいます。プチーもそう思われたんだろうなぁ。そして昨日、夜プチーと歩いていた時、70歳くらいのおばあさんがサリーたちの目の前で犬の散歩をさせていたお姉さんに道を尋ねました。サリーたちにもはっきり聞こえるくらいの大きな声で「すみません。●×はどっちですか?」と、言いました。地名もはっきり聞こえました。でも、お姉さん、完全無視。おばあさんの方を見もしません。おばあさん、もう一度聞きました。でも結果は同じ。完全無視。そのあと、その後ろを歩いていたサリーの方へそのおばあさんがやってきました。同じように道を尋ねてきました。もちろん、教えてあげました。自分から歩み寄って行って、教えてあげたくらいの感覚です。道を尋ねるおばあさんとしゃべって、何が悪い?そしてプチーに言いました。あのお姉さんの態度は絶対にいけない。同じ人間なのに、明らかに自分は上でおばあさんは下、みたいなあの態度は絶対にしてはいけない。せめて「知らない」とかなんとかとにかく返事くらいはすべきだ、と力説しました。するとプチーは言いました。仕方ないよ。こっちの人は問題に巻き込まれるのが嫌なんだよ。声をかけてくるのは悪い人がほとんど。無視するもんなんだよ。それに対してサリーは言いました。でもせめて、相手の方を見るくらいはすべきだ。存在すらも無視するようなあの態度はやはりおかしい。明らかに自分に話しかけてくる人がいるのにその存在を完全無視し、何も見えないし何も聞こえないしというような態度をとるなんて。でもプチーは言いました。一度話を聞いたらおしまい。みんなはそれを知ってるんでしょ。自分も散々無視され続けた直後だっただけに実感がこもっていました。世知辛いねぇ。にほんブログ村
2013.09.28
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週末の早朝だけ、1時間ほどジョギングをしています。夜明けとともに家を出るんだけれど、最近は夜明けそのものが遅くなってきたので、走っている間にたくさんの労働者を見かけます。出勤していく途中の人たちもいればもう工事現場で作業を始めている人たちもいます。道端に座って朝ごはんを食べる人たちの前を労働者をすし詰めに乗せて運ぶ大型バスが走ります。大型バスには、ヘルメットをかぶった工事現場労働者がぎゅうぎゅうに乗っています。バスは砂埃を上げながら、まだ車もまばらでかなり空いている道路を猛スピードで走り抜けていきます。道路工事現場の労働者達はタイルを割ったり、穴を掘ったり、石の仕分けをしたりだらだら緩慢な動きで作業を続けていて、サリーが通りがかると立ち上がって上から下までくまなくチェックします。このおばちゃん、朝っぱらから何が楽しくてこんなに汗かいてるんやろ?そんな表情です☆彼らは、生きていくために、仕方が無いから週末なのに朝早くから体を動かしています。一方サリーは、健康のために走っているだけ・・・。週末なのに、早朝なのに、汗かいてます。家にいればエアコンのきいた涼しい室内で朝寝坊するなり、テレビをみるなり、好きにできるのに。サリーを見つめる人々の表情はいろいろです。にやにやする人、怪訝そうな人、呆れ顔の人ただただ見つめる人。健康のためとは言え、レジャーとして体を動かし汗を流すなんて最高の贅沢なんだなぁ、とあらためて感じました。走っている間に、少なくとも百以上は見かける黄色いヘルメット。なんとなく、力が沸いてきます。生きるってこういうこと。みんな家族のために頑張っています。こういう発想自体が上から目線だとは思いつつ彼らに力をもらいます。今日も一日、だらだら怠けずとにかく動くぞ~♪と元気が沸いてくるのでした☆にほんブログ村
2013.09.10
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こちらの人の仕事ぶり、あるいは振舞いっぷりを見ているとサリー自身も、肩肘張らず見栄張らず、自然体で行きたいなぁと思うことがあります。例えば先日、お菓子屋さんで店員さんに「このお菓子(箱菓子)、中に何袋入っていますか?」と聞いたら「私も中は見たこと無いから知らない。」と言われました。確認するそぶりもなく、知らないものは知らない、という感じ?また別の日に、スーパーでアイスクリームを選んで手に取ったところ一人の店員さんが、サリーの持つアイスクリームを見ながら「私、こっちの方が好きなんだよね~」と、別のアイスクリームを指差し、隣にいた店員さんに話しかけました。「え~?私はこっちの方がいいけど~?」と、また別のを指差すその店員さん。二人の店員さんでアイスクリーム談義が始まりました。サリーには関係ないので、そのままお会計へ・・・またまた別の日、バスに乗っていたら運転手さんが伸びをしました。「あ~疲れた~、運転かわって~」と、斜め後ろにいた友達に言ったと思ったら、本当に次の信号で友達に運転を代わっちゃった・・・。友達はアロハシャツと短パンだったんだけどバスの運転は上手だったから、彼もきっと運転手です。(運転手さんがアロハシャツ、ということは時々あることです☆)先日荷物を自宅へ届けてくれた宅配便のお兄さん。代引きでの現金払いなのに、おつりの小銭を全く準備していなかった。サリーは大きいお金しか持っていなかったので「なんで代引きなのに、おつりの小銭ないの?」と、五回くらいしつこく聞いたけど、うつむいて黙り込むばかり・・・。結局プチーの貯金箱から細かいのを拝借し、支払いました。先週は、外出先でトイレに行きたくなったので、路上の公衆トイレへ。三つ四つドアがあり、サリーは一番左のドアを開けたんだけれど中は全部繋がっていて、隣のおじさんが用を足しているところでした。おじさんは、OKだと思います。ズボンをはいたまま用を足せるから。でもサリーの場合、お尻丸出しにしないと用は足せません。フェンスとか、ついたてとか、とにかく何も無いそのトイレ。かなり迷ったけど、結局何もしないまま、またドアを閉めました。せめて、男女分けたらどうかしら。こんなこともありました。電車に乗っていたら、隣に座っていた女性の膝の上の赤ちゃんがおしっこをしました。漏らしたのではありません。お母さんも子供も股を開いていたから、ただ単に、そこでおしっこをしただけです。おしっこは、サリーには直接はかかりませんでした。でも下は土でも木材でもなく金属の床ですから、跳ね返ります。あかちゃんはお母さんの膝の高さからおしっこしていますから、結構な勢いで跳ね返りが飛び散りました。おしっこはもちろん、周りの人にもかかります。そしてサリーにも。「ちょっと何すんのよ~」な顔でお母さんを見たらお母さん、笑顔でこっちを見ています・・・こんなところでおしっこしたくなっちゃうなんてねぇ、な表情。このシチュエーションで笑顔かぁ・・・・・・。みんな、いい感じに肩の力が抜けてるね。怒ったら損しちゃう、そんな気がしました。にほんブログ村
2013.09.03
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