楽にいこうか

楽にいこうか

2011年07月17日
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今日も仕事のママチャリでした。

今日もいつもの様に早めに出勤して、

日勤帯で行く点滴を準備してました。

そこへ、ちょっとぼーっとした介護員の男の子が

「あの~Hさんが、苦しいっていってま~す」ってゆっくりした口調でやってきました。

Hさんは、最近食事の飲み込みが悪くって、3階フロアーでの食事での食事をさせ

看護で要チェックの患者さん。

丁度食事終了時間帯。

慌てて、フロアーへ。

深夜の看護師さんもいたのですが、パ二クッて3階フロアにいたんですが、

その人の病室がある2階に連れて行こうとしました。

顔面蒼白、口唇チアノーゼ、l呼吸はかなり浅い・・・やばいよこれは。

私は、すかさず、フロアーにある吸引器と酸素を準備するように言い、

Hさんは車いすでしたが、すかさずみぞおちに手を当てて、

その人を前屈させて、抱え込む様にして、背中をたたき続けました。

すると、Hさんが、誤嚥物を吐きだして、息をし始めました。

んで、吸引を行い、酸素吸入を行って、バイタルサインのチェックとともに

当直医に連絡するよう、指示しました。

周りは唖然としてましたが、

呼吸が安定し、Drの診察後、週明けまで絶飲食となり、ただちにルート確保。

Drからは、「大胆だけど、昔取った杵柄!さすが~」と言われました。

Hさんを2階の病棟に返しても、救急薬や、救急カートは3階病棟にあるため

無駄な動きが出るととっさに判断して、

3階のフロアーでの緊急処置。

良かったのか悪かったのかはわかりませんが、

吸引器に吸引用の水がないだけで、部屋に戻すという深夜の看護師さんには、

「機械はそこのあり、水なんて、吸引してからその後に必要なものですから・・・

第一、緊急を要するなら水道水でも十分です。」

と、一言だけ言いました。

あのまま、エレベーターを待って、部屋で吸引を行ったところで、助かる可能性は低くなるばかり。

とりあえず、発見者ということで、インシデントレポートは書きましたが、

(当事者の深夜看護師も発見した介護員も書く様子がなかったので・・・)

立派な、インシデントですよ~~~~~

何もかもそろわないと対処できない若い看護師さん達が多いですね。

色んな経験の中、色んな修羅場をくぐりぬけてきた私がとった行動は、

もしかしたら間違っていたかもしれませんが、

とりあえず、危機一髪でした。

その場で会話が可能なまでになりましたから・・・

頭で考えるより、体が自然と動いてしまうという状況、

鬱後初めて体験しました。

それにびっくりなママチャリでした。






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最終更新日  2011年07月17日 22時20分59秒
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