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図解! Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本 “超”入門編 [ 立山秀利 ]
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【この本の特徴】
①本当に丁寧な説明
②「ノウハウ」を習得することを重視
③読みやすい工夫がたくさん
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①丁寧な説明
例として本文では請求書作成が出てきます。
請求書を作成するために必要な作業を一つずつ
分解して、そのコードを書いていきます。
→必要なコードの説明
→どういう役割や注意点があるのか
→実際にコードとして入力する
などを1行ずつ説明してくれます。
1つのコードの機能について6ページ以上
かけて説明してくれます。
また、解説でコード変更前と変更後が
比較して書かれているので
どのような部分が追加されたのか分かりやすいです。
カエルのキャラクターの補足もわかりやすいです。
初めてエクセルVBAに触れる方は
説明のコードをそのまま書き写すだけでも
VBAの雰囲気はつかめるかと思います。
(私も初めは丸写しするだけでした・・・)
②「ノウハウ」を習得することを重視
この本の色々なところで出てきますが
この本のテーマは関数を覚えたり、
複雑な処理をできるようになることではありません。
筆者も書いているように、「知識」は
本やwebで調べればよいのです。
それよりも大事な「ノウハウ」
・命令文1つずつ動作確認する
・使う前に練習用Subプロシージャを活用
・小さなPDCAを回す などなど・・・
実際の自分でマクロを作成する際に
大事になる 「ノウハウ」
について強調して書かれています。
③読みやすい工夫がたくさん
カエルのキャラクターに
注意点を代弁させたり、
カラーページで見やすくするなど
の工夫がなされています。
読者が読むのに飽きない
負担に感じないように
作られていると感じました。
もちろん操作画面のコピー
も豊富で、操作に行き詰まる
こともほとんどありません。
【この本の注意点】
①エクセルVBAの「知識」は最低限
②試験対策には不十分
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一方、この本には注意点もあります。
①エクセルVBAの「知識」は最低限
元々この本は超初心者を対象としているので
「知識」の部分は最低限となっています。
「分岐」も「選択」も「変数」も
ほとんど出てきません。
なので、これ1冊で実用は厳しいでしょう
(続編の『プログラム実践編』が必要です。)
逆に言えばこの『超入門編』と『プログラム実践編』
の2冊で他のエクセルVBA1冊分相当と考えられます。
②試験対策には不十分
これも①同様ですが、当然ながら試験対策としても
この本だけでは不十分です。
ですが、VBAを親身に本当に理解して使いこなそう
と思うならば
この本の価値は決して低くありません。
この本を読んでから→エクセルVBAエキスパート
に取り掛かれば、さらに理解は深まると思います。
なので、私も『超入門編』を読了したので
次は『プログラム実践編』へ移ろうと思います。
今回はここまでと致します。お疲れ様でした。
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