奇 　知 　外 　記

これまで同様、公式見解ではなく私自身の私見によるものであることをご了解願う。

まずは、ここに紹介する日本聖書協会ホームページから「 聖書本文検索 」は実に便利な代物である。うろ覚えの聖句を「キーワード」で検索して探したり、また、下部は聖書のweb版としての活用も可能だ。

さて、今回はこれを利用して検索キーワード 「花嫁」 で聖句を絞ってみた。読者の方々には申し訳ないが、リンクがうまくいかないようなので「 聖書本文検索 」から『口語訳』を選択して検索キーワード『花嫁』を入力してくださるようお願いする。

検索結果から8件の書名がヒットした。

特には、検索結果の「雅歌」の4章のそれだけでなく全文は私のお勧めだ。ほか検索結果から、「エルサレムの娘たちよ」「花嫁」を 「イスラエル選民」 と置き換えて読むことができるのでは……

さて、次の聖句も興味ある一つだ。

マタイによる福音書/ 25章 01節～13節

 そこで天国は、十人のおとめがそれぞれあかりを手にして、花婿を迎えに出て行くのに似ている。その中の五人は思慮が浅く、五人は思慮深い者であった。思慮の浅い者たちは、あかりは持っていたが、油を用意していなかった。しかし、思慮深い者たちは、自分たちのあかりと一緒に、入れものの中に油を用意していた。花婿の来るのがおくれたので、彼らはみな居眠りをして、寝てしまった。夜中に、『さあ、花婿だ、迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。そのとき、おとめたちはみな起きて、それぞれあかりを整えた。ところが、思慮の浅い女たちが、思慮深い女たちに言った、『あなたがたの油をわたしたちにわけてください。わたしたちのあかりが消えかかっていますから』。 すると、思慮深い女たちは答えて言った、『わたしたちとあなたがたとに足りるだけは、多分ないでしょう。店に行って、あなたがたの分をお買いになる方がよいでしょう』。 彼らが買いに出ているうちに、花婿が着いた。そこで、用意のできていた女たちは、花婿と一緒に婚宴のへやにはいり、そして戸がしめられた。  そのあとで、ほかのおとめたちもきて、『ご主人様、ご主人様、どうぞ、あけてください』と言った。 しかし彼は答えて、『はっきり言うが、わたしはあなたがたを知らない』と言った。 だから、目をさましていなさい。その日その時が、あなたがたにはわからないからである。 

これは一つの例であると思うのだが、選民の中の選民を選りすぐっていく方法とみることもできる。2012年9月17日、真のお父様聖和式後にお母様が語られたみ言葉（ 「独生女」考（1）--クリスチャン2000年の歴史は、独生女を探していく摂理歴史 　に掲載）の 「摂理的新婦」、「実体的新婦」 といった言葉が今一度呼び起こされる。

また、別の聖句（以下）を見れば、

マタイによる福音書/ 13章 03節～09節

イエスは譬で多くの事を語り、こう言われた、「見よ、種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、道ばたに落ちた種があった。すると、鳥がきて食べてしまった。ほかの種は土の薄い石地に落ちた。そこは土が深くないので、すぐ芽を出したが、日が上ると焼けて、根がないために枯れてしまった。ほかの種はいばらの地に落ちた。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまった。ほかの種は良い地に落ちて実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。耳のある者は聞くがよい」。

これは「種まき」の譬えとしても知られる聖句である。普通には「種」は「主のみ言葉」として見られているが、もう一つは 「天の血統」 としての見方も出来るのではないかと思う。種が落ちた場所によってその種の成長が決まってくる。
神様は、「あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にも」増えるようにその畑を準備されなかっただろうか？！