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昨年11月21日の日記で「北サンボア」の一時閉店をお伝えしましたが、ビルの建て替え工事も終わって、5月10日(月)から無事、元の場所で再開しました。うらんかんろも早速お邪魔して参りました。 北サンボアは、ご存じの通り、昭和20年代の面影を残す素晴らしい店内でした。個人的には、サンボア・グループでも一番その雰囲気が好きなBARですが、今回の建て替えの結果、その面影は少なからず失われてしまうだろうと覚悟していました。 しかし、店内に足を踏み入れた僕は、驚きのあまり声を失いました。「以前とほとんど変わっていない…」。北サンボアは以前は一戸建てでしたが、今回は鉄骨2階建てのビルに変わり、その1階部分に北サンボアが入るという形です。 店内は、ビル自体に2階へ上がる階段ができた分、若干狭くなりましたが、カウンターなど内装は以前の店のものをできる限り、そのままの部材を使ったそうです。 しかし、店内カウンター向かい側の漆喰の壁や、木の造作は新しくせざるを得なかったはずなのですが、なぜか作り直したという印象がまったくありません。壁にあるディスプレーの額(酒の広告や写真等)が、以前と同じような場所に掛けられていることもありますが、ほとんど昔と変わらない雰囲気です。 壁は、年季が入ったように紫煙ですすけて、ひび割れもあちこちに入っています。木の柱など内装の木の部分も年輪を重ねたような茶色をしています。 すると、「種明かし」がありました。すすけてように見えるのも、ひび割れも、年季が入ったような木の艶(つや)や“くすみ”も、実は、京都・太秦の映画製作所の大道具職人さんによる労作で、「描かれている」のです! しかし、それは壁に近寄ってよく見ないと分からないくらい、よく出来ています(こういう技術を「AGING=エイジング」というそうです)。僕は思わず「これは凄い職人技だ」とつぶやいてました。名職人たちお陰で、北サンボアはほとんど以前と同じように蘇(よみがえ)りました。 皆さんもぜひ、新しくなった「昔のまま」の北サンボアを、ぜひその眼で確かめてください。驚嘆すること間違いなしです。そして、以前と変わらぬ美味しいハイボールを、心ゆくまで味わってくださいませ。【北サンボア】大阪市北区曽根崎2丁目2-12 電話06-6311-3654 午後5時~11時 日祝&第2土休 JR大阪駅または阪神、阪急、地下鉄御堂筋線梅田駅から徒歩約5~10分こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2010/05/23
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昨年、苗を買って育て始めた葡萄の品種「カベルネソーヴィニョン」。「カベルネ…」と言えば、高級赤ワイン用の品種である。 しかし、「買ってきた若い苗はすぐには実を付けない」と専門家に聞いた。「最低3年はかかる」と。だからカベルネを育てるのには辛抱と根気が大切。 苗と言っても1mくらいある大きな苗だった。1年目からしっかり葉が茂った。しかし専門家の予測通り、苗は実を付けず、冬になって葉が枯れ落ちた。 2年目の春。暖かくなっても、苗はいっこうに芽吹く気配がない。幹や枝は枯れ木のように生気がない。 実は、ベリー系の植物との相性はあまりよくなく、苗を買っても枯らせることが多かった。このカベルネもやはり僕には、育てるのは無理なのか。 しかし、やはり赤ワインの女王のカベルネソーヴィニョンである。ここで諦めてしまうのはなんとも情けない。 3月の末。ガーデニング・ショップで幹に直接注入する活力剤を買い、最後の手段だと思って、幹に何カ所か穴を開け、そこから活力剤を注ぎ込んだ。 それから祈るように待つこと、約3週間。ついに奇跡が起こった。芽が出てきたのだ。そして、それからさらに2週間。今では写真のように、元気な葉が次々と育っている。 2年目もおそらく、まだ実は付けないだろう。カベルネ栽培は根気との闘いだ。いつか実が結ぶ日を夢見て、この苗を気長に付き合いながら、慈しんでいこう。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2010/05/03
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少し前の話で恐縮ですが、ひょんなことから、大塚まさじのライブに行ってきました=写真。大塚まさじと言っても、今では「それ誰?」と言う人が多いかもしれません。 1970年代前半ですが、大阪に「ディラン」、そして「ディラン2(セカンド)」【注】というフォーク・バンドがいました(後者はバンドと言っても2人のデュオですが…)。関西中心に活動していたので、全国的にはそれほどメジャーだったバンドではありません。 しかし「おれのアンコはタバコが好きで、いつもプカプカプカ~」というフレーズで有名な「プカプカ」は全国区のヒット曲になりました。 大塚さんは「ディラン」「ディラン2」の中心メンバーだった人で、還暦になった今も、ソロでライブハウスを中心に活動し続けています(しかし残念ながら、同じメンバーだった西岡恭蔵氏は今はもういません)。 ライブは大阪・本町のライブハウスでありました。大塚さんは、ディラン時代のヒット曲「サーカスにはピエロが」や「プカプカ」を始め、懐かしい歌をたくさん聴かせてくれました。ほのぼのとした雰囲気で、心地よい歌でした。 当たり前ですが、この夜の聴衆には50~60歳代の方が目立ちます。70年代に青春を過ごした人たちです。みんな、大塚さんの歌を懐かしそうに聴きながら、時には一緒に口ずさんでいます。 この夜のライブには、素敵なゲストが2人いました。1人は田川律さん=写真右上の右側。田川さんと言えば、御歳75歳。ニューミュージック・マガジンの伝説的な編集者として、音楽評論家として、さらにユニークな歌手としても知られています。 もう1人は写真家で、映画監督もこなす、関西の才人・糸川耀史さん(ちなみに糸川さんも今年75歳!)=写真左。糸川さんはライブの中休みで、70年代に自身で撮られたミュージシャンの写真の数々をスライドショーで上映してくれました(映像の中には、あの山口百恵やはっぴいえんどもいました!)。 田川さんはソロで歌った後、大塚さんとも一緒にステージに上がり、渋い歌を聴かせてくれました。「80歳まで元気で歌うぞ!」と力強く宣言されていましたが、この元気さがあればまだまだ大丈夫でしょう。 大塚さんは、今は丹波に住まいを構え、全国を旅しながらライブハウスを回る生活です。そのピュアで、あったかい音楽は健在です。西岡さん亡き後、本物の「サーカスにはピエロが」や「プカプカ」を伝えられるのは、大塚さんをおいて他にはありません。これからも末永くこの名曲を歌ってほしいと心から願います。大塚さん、田川さん、糸川さん、素敵な夜を有難う!【注】「ディラン2」の「2」は、本来の表記はローマ数字ですが、楽天ブログではローマ数字の使用が禁止されていますので、かりに「2」と表記します。ご容赦を。こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2010/05/01
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