Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2017/02/12
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  37.グラスホッパー(Grasshopper)

【レシピ】 【スタイル】 シェイク

 少なくとも1930年代前半までには米国内で誕生していたと思われるクラシック・カクテルです。誕生の由来については、以下のような2つの説が伝わっていますが、いずれも裏付ける資料は明示されていません。「グラスホッパー(バッタ)」という名前は、ミント・リキュール(クレーム・ド・マント)の緑色からの連想と言われています。

 (1)米国ニューオーリンズの観光名所「フレンチ・クォーター」にある老舗レスランバー「トゥジャックス(Tujague's)」で、1919年に誕生した。考案者はこの店で働いていたフィリペール・ギシェーと伝わる(出典:Wikipedia英語版ならびに米国のカクテル史に詳しいジム・ミーハン氏情報)

 (2)1900年頃、サンフランシスコのパレス・ホテルのバーテンダー、ハリー・オブライエン(Harry O’Brien)が考案した(出典:PBOのHPほか)。ただし、オブライエン氏のレシピは、生クリームを使わないレシピだったと伝わる。

 なお、「グラスホッパー」は誕生当初、3層のプースカフェ・スタイルでつくられていましたが、その後、シェイク・スタイルに変わったと伝わっています。

 欧米のカクテルブックで「グラスホッパー」が登場するのは、現時点で確認できた限りでは、禁酒法廃止直後の1934年に出版された「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著)が最初です。そのレシピは、「グリーンクレーム・ド・マント30ml、ホワイトクレーム・ド・マント30ml、生クリーム30ml(シェイク)」となっています。

 参考までに、1940~50年代の代表的なカクテルブックでの「グラスホッパー」のレシピを少し見ておきましょう。
・「Trader Vic's Bartender's GUide」(Victor Bergeron著、1947年刊)米
 グリーンクレーム・ド・マント1オンス、ホワイトクレーム・ド・カカオ2分の1オンス、生クリーム2分の1オンス(シェイク)
・「Old Mr. Boston Official Bartender's Guide」(1949年版)米
  グリーンクレーム・ド・マント3分の1、クレーム・ド・カカオ3分の1、生クリーム3分の1(シェイク)
・「Esquire Drink Book」(Frederic Birmingham編、1956年刊)米
  グリーンクレーム・ド・マント3分の1、ホワイトクレーム・ド・カカオ3分の1、生クリーム3分の1(シェイク)

【確認できる日本初出資料】 「オーソドックス・カクテルズ」(落合芳明著、1955年刊)。レシピは、「クレム・ド・ミント、クレム・ド・カカオ各2分の1ずつをシェイク」となっていて、生クリームは入手が難しかったためなのか、使っていません。
 しかしこの4年後に出版された「カクテルの本」(間庭辰蔵著、1959年刊)では、「クレム・ド・ミント、クレム・ド・カカオ、新鮮なミルク各3分の1ずつをシェイク」となっていて、牛乳で代用するレシピになっています。その後1960年代に入ると、乳製品流通事情の改善もあって基本、「生クリーム」と指定するレシピに変わっていきます。



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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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