Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2022/06/21
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カテゴリ: ITTETSU GALLERY
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 ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(581)~(600)

 バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。

 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。
※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。


(581)作品名不詳の挿絵<81>  1980年代後半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。聴衆が立ち上がって、壇上の男性に拍手を送っている。講演会かそれとも株主総会か、いや、どこかの会社の決起集会か。これもおそらく、何かの小説のための挿絵として作られたと思われる。





(582)作品名不詳の挿絵<82>  1990年代半ば?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。挿絵に登場するのはだいたいが男性が多いが、今回は2人とも女性である。手前の女性はピアノを弾いているのか、それとも何かの端末を操作しているのか。横にいるもう1人の女性は、彼女のバッグを持ってあげてながら、彼女の動作を凝視している。果たして2人はどういう関係なのか。おそらくこれも、ミステリー小説のための挿絵として作られたと思われる。





(583)作品名不詳の挿絵<83>  1990年代前半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。緊迫の現場を描いた作品。ビルかマンションのような建物に向かって、拡声器で誰かに呼びかけている男。彼は刑事か? そばには相棒らしき男がいる。おそらくこれも、ミステリー系(あるいはハードボイルド系)小説のための挿絵として作られたと思われる。





(584)作品名不詳の挿絵<84>  1980年代後半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。しゃがみ込み頭を抱える男。寄り添う女。そして、その二人を上から見下ろす別の男。さて、どういうシーンなのだろうか。カッティングの特徴などからして、プロデビュー(1988年)前後の作品。おそらくこれも、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。緊迫の現場を描いた作品。ビルかマンションのような建物に向かって、拡声器で誰かに呼びかけている男。彼は刑事か? そばには相棒らしき男がいる。おそらくこれも、ミステリー系(あるいはハードボイルド系)小説のための挿絵として作られたと思われる。





(585)作品名不詳の挿絵<85>  1980年代後半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。グラスを手にする男。その横では小さな犬を抱いた女性?らしき姿が。女性の体は傾いているので、リクライニング・チェアにでも座っているのか。カッティングの特徴から、プロデビュー(1988年)前後の頃の作品だろう。どんなシーンかは不明だが、おそらくは、海外のミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。





(586)作品名不詳の挿絵<86>  1990年代前半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。どんな場面かはよく分からない。「ご主人様、この期に及んでは、お覚悟を決め、ご決断して頂くしかないかもしれません」。執事らしき男が、家の当主に直言しているが、無言の当主はそれでもまだ迷いを見せている。そんな雰囲気か。これもおそらくは、海外のミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。





(587)作品名不詳の挿絵<87>  1990年代前半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。どんな場面かは不明だが、傍らの女性にニヤリとした笑みを見せる、少しマッチョな感じの男。「どうだ、俺の言った通りだろう」とでも言わんばかりに。これもおそらくは、海外のミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。





(588)作品名不詳の挿絵<88>  1990年代前半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。ラフな格好のマッチョっぽい男。表情はあまり冴えない。その後ろに女性が二人。一人は男の腕をつかんでいる。さて、これはどんなシーンか。これもおそらくは、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。





(589)作品名不詳の挿絵<89>  1990年代前半?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。カップルの男女がいて、その二人を見下ろすように、背後に大男が一人。カップルは何か深刻な話をしている。女の表情からはあまり喜ばしい内容ではないようだ。これもおそらくは、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。





(590)作品名不詳の挿絵<90>  1990年代半ば?
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズも間もなくお終い。男と女がいる。女性の手は男の肩にある。二人は父親と娘か、恋人同士か、それとも常連客とその店で働く女性か。二人の間にどういう会話が交わされているのかは分からないが、これもおそらくは、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。













(591)作品名不詳の挿絵<91> =5枚 1980年代後半~90年代半ば
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズは本日と明日の2回でとりあえずお終い。解説は抜きで5枚ずつ紹介したい。いずれもおそらくは、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。













(592)作品名不詳の挿絵<92> =5枚 1980年代後半~90年代半ば
 ※何のために制作された絵なのか不明な作品を紹介するシリーズは本日でとりあえずお終い。解説は抜きで最後の5枚を紹介したい。いずれもおそらくは、ミステリー系小説のための挿絵として作られたと思われる。









(593)アジサイ =3枚 1990年代前半~半ば
 ※近畿の梅雨入り宣言はまだ(平年なら6月6日頃らしいが…)だが、関東など他の地域ではすでに梅雨入りしたところもある。梅雨の時期の花と言えば、やはりアジサイ(紫陽花)。ということで、きょうは一徹氏が残した作品から3種3様のアジサイの姿を。





(594)ツバメの子育て 1990年代前半
 ※切り絵技法書の「作例」の一つとして制作された1枚。我が家の近辺でも、いまツバメがあちこちで巣をつくり、子育てに忙しい。毎年ツバメが帰ってくるような環境を保てるかどうか、それは人間の行動が問われていることかもしれない。





(595)二人でコーヒーを  1990年代半ば
 ※テーブルの上に、形の違うコーヒー・カップが二つ。カップの中にはコーヒーが注がれている。誰のカップかは不明だが、何気ない日常の一瞬が垣間見えるような…一枚の絵。黒白反転させた落款も珍しい。おそらくは、誰かの小説か、エッセイの挿絵として制作された作品。







(596)田植え=2枚  1980年代後半&90年代前半
 ※近畿も梅雨入りした。この時期、米づくりの農家は田植えに忙しい。という訳で、一徹氏が残した作品の中から「田植え」をテーマにした作品を2枚紹介する。カッティングの特徴から1枚目はプロデビュー(1988年)の頃、2枚目は90年代前半と思われる。おそらくは、ともに誰かのエッセイの挿絵として、あるいは切り絵技法書の「作例」として制作されたのだろう。





(597)そば切り  1990年代半ば
 ※そば打ち職人が、いままさに「そば切り」する瞬間をとらえた作品。おそらくは、料理系雑誌誌上での記事(あるいは誰かのエッセイ)の挿絵として制作されたと思われる。





(598)金魚鉢  1990年代前半
 ※自著の切り絵「技法書」の「夏の作例」として制作された1枚。今では、このような形の金魚鉢を見かけることも少なくなったが…。





(599)ナースとユリ  1990年代前半
 ※コロナ禍は落ち着いてきたが、医療現場は今も日々緊張が続く。これは、何の媒体のために制作したのかはよくわからないが、看護師の姿を背中側からとらえた一枚。ユリの花束を添えたのは、献身的な業務をこなす彼女たちへの感謝を示す意味合いか。改めて医療従事者への感謝の思いを共有したい。





(600)僕と愛犬  1990年代前半
 ※子犬を抱く男の子。愛犬が可愛くて仕方がないという様子だ。一徹氏は犬猫などのペットは飼っていなかったが、動物は大好きで、とくに猫の絵は数多く残している。作者のペットをいとおしむ気持ちがにじむ作品。自著の「切り絵技法書」の「作例」の一つとして制作された。



【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。


◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、 こちらへ。

【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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