白いつる薔薇の咲く庭を夢見て
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先日、実家に用事があって寄った時、たまたま息子もついてきた。最近はよほど、体調が悪いとき以外は「散歩」に「外食」に誘うとついてくる。私が母と話して帰ろうとしたとき、息子が車からめずらしく出てきて、母と姉と顔を合わした。父のお葬式以来だからなんと二年ぶりだろうか。なにも話したわけじゃないけど、息子は照れ臭そうににっこりとした。母からは後からうれしくて泣けてきたと電話があった。「以前と同じく、かわいい顔だった。」と涙声でいう。2年も学校にいけなくて病気で寝てることが多いと聞いている母は息子の顔がよほど変わってしまったと思ったのだろうか。母も口の悪いところはあるけれど、ほんとに心配してくれているのは伝わってくる。毎日父の仏壇の前に「○○を助けてやってくれ。」とお祈りしてるそう。息子が元気になるまで長生きしてね、おばあちゃん。つい最近もまた歩けないほど、足が痛くてレントゲンを撮ってみてもらったり、今だに次から次へと不調を訴えることがある。お祓いに行ってこなくちゃいけないかなって思ったりもすることもある。でも起立性と診断されたばかりのころよりも明らかに息子は明るくなっている。絶不調のときはほとんど家にいる状態だったけれど、最近は「漫画喫茶」にも「BOOK OFF」にも一緒に行けた。「映画」「外食」「散歩」などできること楽しいことが増えてきた。もちろん、下痢や頭痛で途中棄権っていうのも一回二回じゃないけど、家から離れて楽しいことをしようっていう気持ちが増えてきた。息子の笑顔が多くなり、ときどき以前のようにひょうきんなこともする。旦那もうれしそうだ。なんといっても私自身が一番元気だと思う。夜知らないうちにげらげら大声でテレビを見て笑ってて旦那とか息子に「何、笑ってたの?」とか驚かれる。シャンプーしたてのふわふわわんこに顔をうずめて、「超幸せ♪」って思える。二年前の私からはまったく考えられないな。ふわふわわんこの毛に涙ぼとぼと落としていたのにね。ゆっくり、ゆっくり回復していく息子と過ごす日々。これも悪くないと最近思う。こんなに気持ちが落ち着いてられるのは、きっと中学の担任と仲良くやっていること、よい主治医がいること、旦那と娘が見守っていてくれること。そして何より、悩んだら相談にのってくれる仲間がいっぱいいるって思えるからかな。悲しいこと、不安なことを数えるより、楽しいこと、うれしいことを今日も数えていきたいな。 最近毎日、この肩たたき機でマッサージをやっている息子。ちょっとやるだけだけど、すっきりするみたいです。
May 23, 2009
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