教授のおすすめ!セレクトショップ

教授のおすすめ!セレクトショップ

PR

Profile

釈迦楽

釈迦楽

Keyword Search

▼キーワード検索

Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。
November 11, 2005
XML
カテゴリ: 今日もいい日だ

日本人ってのは気が早いのか、もうあちこちで「クリスマス・イルミネーション」の話題が出始めているようです。本番までまだ1ヶ月以上あるのに・・・。

で、そろそろかな、と思っていたら、先日、ついに始まりました。わが街のクリスマス・イルミネーション競演会が!

この季節になるとニュースなどで取り上げられる、住宅街のクリスマス・イルミネーション。実は私が今住んでいる街も、数年前からすごいことになっているんです。お好きな方が結構沢山いるらしく、この時期、夕方になると近隣のあちこちで庭一杯のイルミネーションが点灯し始めるわけ。で、一軒のお宅がやり出すと、「うちもやろう」という気になるのか、そのうちにその辺の一画が全部やり出すんですな。しかもそれが毎年エスカレートするのですから、そのきらびやかさといったらない。もうイルミネーションの数で言って1万球、2万球クラスは当たり前という感じです。

なかでもすごいのは、メインストリート沿いにある某理容店のイルミネーションで、これはまさに超弩級の絢爛さ。何しろ店の若い連中が1ヶ月半くらいかけて準備するのですから、最終完成バージョンともなると、その周辺は夜でも昼のような明るさになります。このド派手なイルミネーションと比べたら、ディズニーランドの「エレクトリカル・パレード」なんて子供だましもいいところ。誇張して言っているんではないですよ、事実としてそうなんですから。最近では毎年TVや雑誌が取材に来ているみたいですし、これを見物しに来る一般の人も多い。ま、確かにちょっとした見ものではあって、私も大学からの帰り道、暗闇を明るく照らし出すイルミネーションの洪水に、思わず目を奪われることがあります。ちょっと子供の頃のクリスマスを思い出したりしてね。

私が子供の頃、つまり昭和40年代頃のクリスマスの喧騒というのは、ものすごかった。新宿あたりの繁華街では、どこもかしこもクリスマスセールで大賑わい。街中にクリスマスソングが鳴り渡り、プレゼントを買う家族連れでごったがえしていました。今振り返ってみれば、当時の日本の高度経済成長がなせる業だったんでしょうけど、子供心にはそんなこと分かりませんから、とにかく何だか夢のように華やかできらびやかな街の様子だけが心に刻み込まれたというところがある。

その頃に比べれば、今どきのクリスマスなんて白けたもんですわ。クリスマスというだけでその雰囲気に酔い、顔を輝かせている仲の良さそうな家族連れ、なんてのはもうあまり見られないですもん。今どきの子供は、クリスマスだろうといつも通り塾に通い、もう少し大きくなった子供は勝手に友達同士でほっつき歩いているんでしょう。ボーナスをまるまる家のローンにもってかれたお父さん・お母さんも、クリスマスだからと言って財布の紐が大いにゆるむというほどではないのでしょう。別に日本はキリスト教国でもなんでもないんですから、それはそれでいいのかも知れません。しかし、昭和40年代に子供時代を過ごした私のような世代にとっては、こういう白けたクリスマスというのは、少し淋しかったりもするんですなー。

ひょっとして、わが街で家の庭先をイルミネーションで飾りたてている方たちというのも、私と同じように、昭和40年代のクリスマスの喧騒を忘れられないでいる世代の方たちだったりするんじゃないでしょうかね。

ま、私自身はと言いますと、さすがに自分の家でこういうド派手なイルミネーションを飾ろうとは思いません。我が家には我が家のクリスマスの過ごし方というのがありますのでね。これはまたこれで、ある意味、すごいのですが。しかし、先ほども言いましたように、昭和40年代を知っている者として、私もこういうイルミネーションが実は嫌いではないんです。

というわけで、週末あたり、ちょいと夜の散歩にでも出て、よそ様が丹精込めた(ややフライング気味の)光のページェントでも堪能しつつ、往時を忍びますか。嗚呼、昭和は遠くになりにけり・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 11, 2005 02:56:23 PM
コメント(5) | コメントを書く
[今日もいい日だ] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re)ホントに早いですね!  
釈迦楽さん:
クリスマスの飾り付け、年々早くなるような気がします。ウチでも季節感を出すためにさりげなーく飾りますが、だいたい1ヶ月前と決めています。
昭和40年代のクリスマスにはもっと夢がありましたね。最近は何かというとプレゼントをもらえるし、もうサンタクロースを信じている子供も少なくなりました。ただイルミネーションばかりがきらび
やかになり、暖かみに欠けてる感じで寂しい気さえします。 (November 11, 2005 05:26:42 PM)

昔はよかった・・・  
釈迦楽  さん
夢見るペチャさん
昔はよかった、というセリフが出るようになったらおしまいらしいですけど、私なんぞ、最近何かにつけてこのセリフが出てしまいます。でも、ほんと、子供の頃のクリスマスは楽しかった。年中行事を心待ちにする気持ちが強かったですものね。今なんて、「気が付いたらクリスマス」ですけど、子供の頃は「364日待った挙げ句のクリスマス」でしたから・・・。ま、それは生活のことを何も心配しなくていい子供の特権だったのでしょう。もっとも今の子供は、子供のうちから受験のことだの色々心配することが多そうで、可哀相っちゃ、可哀相ですなあ。 (November 11, 2005 09:48:29 PM)

Re:昔はよかった・・・(11/11)  
釈迦楽さん
・・・えーと、昭和30年代のクリスマスは、特に電飾も無く、全く何事も無く、翌朝目を覚まして枕元を探ると必ず生姜糖のお菓子と、銀紙を貼り付けたボール紙で出来た長靴にキャラメルとか何だかが入っているのが置いてありました。でも、思い出としては良いものです。
釈迦落さんのご近所はやはり電飾の競演ですか。こちらでも、田園都市線の沿線辺りではそういうことをやっているようです。耶蘇教徒でもないのにねぇ。
僕は昔、クリスマスの頃になると無理して口実を作ってアメリカに出張してました。楽しみは、セーラムという海辺の町に行くこと。
庭先にトナカイやサンタのランプを置いて、街路樹にはささやかに電飾をつけるのです。でも、見物人は居ない。第一人が余り居ない。
人気の無い海辺に見る光景はそれはそれは綺麗でしたねぇ。 (November 11, 2005 11:09:27 PM)

セーラムですか  
釈迦楽  さん
連帯を求めて孤立を恐れるノダ!さん

セーラムですか。マサチューセッツですね。昔、魔女狩りがあったところ・・・。
私は東海岸ではニューヨークにしか行ったことがないんです。アメリカの歴史を見るという点では、東海岸は見どころが多いので、いつか、じっくり経巡ってみたいと思っています。ボストンなんて、いい雰囲気のところらしいですね。 (November 12, 2005 01:00:26 AM)

Re:セーラムですか(11/11)  
釈迦楽さん
そうです。魔女狩りで有名ですね。セーラムは、アメリカで初めて出来た税関があるところで、今でも遺跡みたいになっています。その脇を歩いていくと、海際に「七破風の家」が残っているんですよ。ナサニエル・ホーソンの同名の小説の舞台になった家です。
この街で一番「大きな」ホテルが、ナサニエル・ホーソンホテル。ね?如何にも何も無さそうな街でしょう?
このホテルにおいてあるマッチは、火をつけると真っ赤な炎がバァーッと広がって、やがて普通の炎に戻ります。「魔女マッチ」だって。
他にもウィッチ・ハウスとかいって魔女にちなんだおみやげ物やもありますが、概して何ぁーんにも無い寂しい街です。
その中で、家々の軒先でのクリスマス電飾です。
何だか胸に沁みる寂しさがあるのです。 (November 12, 2005 05:43:17 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

奮闘中 New! AZURE702さん

YAMAKOのアサ… YAMAKO(NAOKO)さん
まるとるっちのマル… まるとるっちさん
Professor Rokku の… Rokkuさん
青藍(せいらん)な… Mike23さん

Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: