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January 25, 2013
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カテゴリ: 教授の映画談義
 マシュー・マコノヒー主演の映画『リンカーン弁護士』をDVDで観ましたので感想を一言。以下、ネタバレ注意です。


 マシュー演じるミック・ハラーは、時に悪辣な手も使いながら、司法取引で依頼人の刑期を軽くする名人。時代もののリンカーンを乗り回し、今日も絶好調。

 で、そんなやり手の彼のもとに、ある依頼が舞い込んで来る。金持ちの御曹司ルーレが娼婦を暴行した廉で逮捕され、その弁護を頼まれたのだ。そして当の御曹司は完全な無罪を主張、一切の司法取引には応じない構え。

 ところが、ミックは今回のルーレの事件が、かつて自分が担当した別の事件に手口が酷似していることに気付く。その事件では、被害者の娼婦は死亡したため、有罪になれば死刑は免れないと判断したミックは無実を主張する被告に対し司法取引を提案、その結果被告は15年の刑期を課せられ、服役することになったのだった。

 しかし、この以前の事件を調べ直しているうちに、どうやらこの時の事件にもルーレが絡んでいたことが判明する・・・。

 つまり、先の事件の真犯人はルーレだったのだ。そしてルーレは、その事件を担当していたミックを今回の事件の弁護士として敢えて依頼していたのだった。

 何故なら、ミックは、如何にルーレの有罪を立証できる証拠を得ることが出来たとしても、彼自身がルーレの担当弁護士であるゆえに、担当被告人に不利になる物件を検察側に引き渡すことが出来ないから。司法の世界のルールを逆手にとったルーレの罠に、ミックはみすみす引っかかってしまったのだ。

 かくしてミックは、前の事件で無実の依頼人を刑務所に送り込んでしまった罪の意識に苛まれ、その一方で、真犯人の無実を勝ち取るための弁護を進めなくてはならない。何しろミックの弁護士としての腕は確かなので、ルーレの有罪を立証しようとする検察側はたじたじ。検察に任せていたのでは、とうていルーレを有罪にすることなど出来そうもない・・・。

 果たしてミックは、ルーレを無罪にする弁護活動を進めながら、真犯人たる彼に正しい裁きを下すことが出来るのか?!





 さてさて、この映画に対する私の評点は・・・


 「73点」でーす! 合格。


 真犯人と分かっている被告の弁護をしなければならなくなるという設定が斬新。裁判には勝たなくてはならないが、犯人には正しい裁きを与えなくてはならない。この矛盾する二つのことを、ミックがどうやってやり遂げるかというところが面白いところ。

 そしてミックを演じるマシュー君が、なかなか渋くて、いいんですな。適役、適役。

 ということで、法廷映画の大傑作とまでは言いませんが、佳作として十分見るに値すると思います。そういうものとして、教授のおすすめ! と言っておきましょうか。


これこれ!
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Last updated  January 26, 2013 12:00:06 AM
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釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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