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March 2, 2017
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カテゴリ: 教授の映画談義
アカデミー賞受賞式でのドタバタ悲喜劇もあって日本でもすっかり有名になってしまった『LA LA Land』。昨夜レイトショーで観てしまいましたよ。さすが話題作だけあって老若男女、人の入りは結構良かったですね。

 ま、内容に関してはジャズ・ピアニストにして、自分の愛するジャズを好きなように演奏できる店をいつか構えたいと思っているセブ(ライアン・ゴズリング)と、女優志望のミア(エマ・ストーン)が出会い、意気投合し、恋人になり、喧嘩をし、仲直りをしたりしながら、それぞれ夢を追い続け、互いに応援し続けるって話でありまして、その意味では何の変哲もないボーイ・ミーツ・ガールものなんですけれども、じゃあ何がいいかと言いますと、結局、役者がいいってことになるんでしょうな。

 だいたい、ジャズ・ピアニストを俳優が演じるとなると、肝心のピアノ・シーンは代役のプロの手だけが映し出され、俳優はピアノを弾いているふりをする、というのが普通ですけど、この映画ではライアン・ゴズリング本人が弾く・・・それもゴリゴリに見事に弾く。そして、女優志望のミアのオーディション・シーンも、エマが迫真の演技で見事に泣く芝居とかをやってのける。

 でもって、これはミュージカル映画ですから、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが踊るシーンも随所にあるのですが、これがまた実に絵になっている。こんなの、日本の俳優じゃ出来ないよ、っていうシーンばっかりですから。

 もちろん、主役の二人ばかりでなく、それ以外の脇役の俳優さんたちもすごいしね。っていうか、そういう実力をもった俳優さんたちが山のようにいる中の、その頂点として主役を演じる二人がいるわけだから。その層の厚さがすごい。

 そして最後の場面、これは二人が最終的にどうなるかのことなので、ここでは明らかにしませんが、この最後の切ない切ない場面、これもなかなか良かった。

 ま、シンプルな話なので、深みというほどのものはなく、ゆえに「これは世紀の傑作だ!」とまでは言いませんが、俳優たちの芸を観るという意味だけでも、お金を払って観るだけの価値はあるかと。点数的には・・・そうですね、大負けに負けて「80点」と言っておきましょうか。(点数だけで言えば、チャゼル監督の前作『セッション』の方がよほど上。)


 ちなみに、先日のアカデミー賞授賞式でのドタバタを『LA LA Land』本編にからめて揶揄した傑作パロディがありますので、この映画を既に観た方は、是非、ご覧ください。爆笑必至よ。まだ本作を観ていない方は、観てからご覧くださいね。観た後じゃないと、笑えないから。


 ↓
James Corden's Ode to the Oscars





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Last updated  March 2, 2017 11:11:20 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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