ちなみにこの本のオリジナル・タイトルは『Success is Never Ending Failure is Never Final』というもので、監訳は稲盛和夫さん。京セラの名誉会長ですな。稲盛さん自身、谷口雅春や中村天風の影響を受けたニューソート系の人で、本書の訳者解説の中でも、天風のことを「昭和ではナンバーワンの哲学者」と褒めている。だからこういう本を訳してしまうのでしょうな(もっとも、実際に訳しているのは別の人でしょうけれども)。
で、ロバート・シュラーですが、この人は牧師さんで、カリフォルニアにある有名な「クリスタル・カテドラル」をぶっ建てた人。「Hour of Power」というテレビ説教で名高いテレヴァンジェリストと言っていいでしょう。ガラスでできた巨大な温室みたいな聖堂でテレビ説教するわけだから、相当、色物っぽいよね・・・。