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May 28, 2019
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カテゴリ: 教授の雑感
昨日の深夜、たまたまテレビのチャンネルをザッピングしていたら、NHKのBSで『男たちの旅路』の第1部第1回「非常階段」の再放送をしているのに気付き、思わず途中から見てしまいました。

 オリジナルは1976年2月の放送かな? とすると私が小学校6年の時ですよ。で、私はそのオリジナルの放送を見ているのね。だから、それこそ40数年ぶりに再放送を見たことになる。

 でも、記憶力ってのは大したもんで、40数年ぶりに見たのに、「ここで鶴田浩二がこう言う」とか、「ここで桃井かおりがこう言う」とか、「ここで水谷豊がこう言う」とか、かなり正確に覚えていたという。山田太一の脚本がいいからね。

 とはいえ、久しぶりに若き日の水谷豊の姿を見ると、いいよね~。今は『相棒』ですっかり落ち着いた人みたいになっちゃってるけど、昔の水谷豊はさ、不良っぽい感じがなんとも良くて。

 ところで。

 この物語は、ある警備会社に勤めるベテラン警備員・鶴田浩二の下に、新人警備員として森田健作と水谷豊が配属され、このベテランと新人がことある毎にぶつかり合いながら、次第に理解を深めていく、というような感じなんですが、その中でベテラン警備員の鶴田浩二の役どころというのは、「特攻隊の生き残り」なんですよね。

 時代設定は1975年ですから、ちょうど戦後30年。戦争の時に二十歳そこそこの兵隊だった者が、今や50代になった、というところ。で、当時、これを演じていた鶴田浩二の実年齢が52歳で、演じている警備員の年齢と同じなわけ。

 つまり、52歳の鶴田浩二が、若い新人警備員に向って、「今時のちゃらちゃらした若者は嫌いだ!」とか言って説教をするわけよ。「俺たちがお前たちくらいの歳には、特攻隊で明日、死ぬ覚悟をしていたもんだ」と。「今時のちゃらちゃらしたお前らに、そういう特攻隊員の気持が分かるか!」と。

 で、このドラマを最初に見た時、私は小学生くらいでしたから、鶴田浩二は大分おっさんに見えました。何しろ自分の父親より年上の男なんだから。だから鶴田浩二が「特攻隊はなあ・・・」みたいなセリフを吐くのも全然不自然な感じはなかった。



 だって、二言目には「特攻隊は・・・」という鶴田浩二より、今現在のワタクシの方が年上なんだから。

 ワタクシ、今から数年前の52歳の時に、鶴田浩二の貫録、なかったわ~。今でもないけど。

 っていうか、どっちかというと、今ですら鶴田浩二よりはむしろ水谷豊サイドに近いよ。ちゃらちゃらしてて。

 それはともかく、今回このドラマを再見して、兵役経験のある世代に対する見方が変わりました。私が小学生の頃、兵隊として生きるか死ぬかの体験をしていた人達って、まだまだ現役の社会人、それも今の私より年下の社会人だったということに気づいたと言いますか。そういう人たちと同じ空気を吸っていたんだっていう気づきね。

 まあ、そんなことを考えながら、感慨深くこのドラマを見ていたのでした。



男たちの旅路 第1部 DVD-BOX 全2枚セット





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Last updated  May 29, 2019 04:16:33 PM
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釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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