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June 27, 2019
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カテゴリ: 教授の読書日記
この4月から姪っ子がパリに滞在しているのですが、どうもフランスってのは日本以上に書類社会で、移住の手続きをするにもあれやこれや書類が必要らしく、しかも日本と違ってお役所がまったく効率的でない上に不親切の極みのようで、まあ、嫌な思いをさせられるのだそうで。特にフランス語がまだ片言の場合、その苦労は大変なものらしい・・・。

 ということで、そうか、パリってのはそんなに嫌なところなのかと思いながら古本屋の棚をを眺めていたら、雨宮塔子さんの『金曜日のパリ』というエッセイ集が目に留まったので、つい買ってしまいました。美本が200円でこのタイミングなら買うでしょ。

 で、パラパラと読み始めると、例えば最初に健康診断を強制的に受けさせられる話が出てくる。留学でも何でも、フランスに長期間滞在するにはそれが必須らしいんですな。

 で、尿検査で尿を取られ、その自分の尿入りの紙コップを持って並ばされるらしいのだけれども、そこは男女同じところなので、雨宮さん的にはちょっと恥ずかしい。

 で、ティッシュをね、蓋のようにコップにかぶせていたんですって。すると、看護士だか何だかに、「おい、それは何だ!」とか人々の前で言われて、ものすごい剣幕でティッシュをはぎ取られたんですと。

 なんだか手荒い歓迎ぶりでしょ。アメリカの場合、留学するにしても、そんな強制的な健康診断を受けさせられるなんて聞いたことないけど。しかも、その横柄な感じ。やっぱり、姪っ子の言う通り、フランスってのはちょい感じ悪いところのようですな・・・。

 もっとも、その後の記述はそこまでひどいものではなく、割とこう、すんなりとパリ生活に馴染みました的な感じで書いてある。まあ、本書は雨宮さんが充実したパリ生活をエンジョイしたということを言いたい本なのでしょうから、酷い話ばかり書かないでしょうが。

 とにかく、パリって観光でちょこっと滞在するならいいけれども、何年か滞在するなんてことになると、ちょっと二の足を踏むようなところのようではありますね。私の乏しい経験でも、あまりにも個人主義のフランス人と親友になれる気がしないもんね。同じラテン系でも、イタリアとかの方がもっと人懐こい気がする。

 仮に私がヨーロッパで道場を開くにしても、パリはなしだな・・・。



【中古】金曜日のパリ / 雨宮塔子





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Last updated  June 27, 2019 12:38:08 AM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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