2015年12月13日(日)
時折雨の降る中、半蔵門へ。
文楽12月公演の真っただ中、この春『二代目吉田玉男』を襲名された元玉女さん主催の、忘年会に参加します。
文楽素人の私が、めったにない名跡襲名という時に出会えたこと、なんてラッキーでしたでしょう!
それに加えて今日の忘年会、玉男さんがファンのために感謝を込めて開催してくださる場にいられること、なんてなんてラッキーでしょう。
場所は文楽本公演の行われている国立劇場に隣接する、「ホテルグランドアーク半蔵門」の「曙の間」で行われます。
18時開場なのですが、少々早く着いた私はエレベーター前の椅子に座って時間調整。
と、文楽の若手の方々が台車の荷物を運び込む姿を、見かけました。
たった今本公演が終わったばかりなのに、忘年会の余興の道具のようです。
曙の間の前で、ブロ友でもあり私に文楽の楽しみを教えてくださったwakkoさん、それにmamatamさん、Hさんと合流して会場へ。
広い会場には、およそ百席ほどがゆったりとしつらえてあり、正面には簡単な舞台が。
残念ながら、忘年会の様子をお見せできるのはここまで。
「感謝の忘年会」の司会は、NHKの地域番組にも出演していらっしゃる、フリーアナウンサーの『竹澤 知位子』さん。
彼女も、バリバリの文楽ファンとお見受けしました。
忘年会は、めでたい三番叟のお人形2体を遣って、二人の大夫さん、三味線方もお二人、それに笛まで入ってにぎにぎしく始まりました。
最初は若手の人形遣いさん、そして次は中堅の方々、最後は玉男さん自らが主遣いとなられて、華やかに演じられ、客席を回っての大サービス。
次は、若手の方二人のマジック。
失敗も成功も、会場の爆笑を誘い一気に和やかな雰囲気に。
あ、写真に撮ったからお見せしたいけれど、できないもどかしさ!!
実に可愛らしい「バニーガール」ならぬ、「バニーボーイ」姿のお弟子さん。
後の漫才の方が笑いにしていらしたんですけれど、通販で衣装が自宅に届いたとき、お母様は「息子がここまで来てしまったか」と、嘆かれたそうです(笑)
漫才が二組続きまして、「吉本さん、スカウトに来た方がいいよ!」なんて思うくらいな巧みな呼吸と会話。
伝統芸を学ぶ方々は、芸達者!
もちろんその陰には、精進の日々があってのことでしょうが。
忘年会の様子はお見せできませんが、お料理なら大丈夫だと思いますので、写真を。
先付けから、順番に。
愛らしい器の中には、
ピッカピカの、お刺身の盛り合わせ。
後は、解説なしにず・ずずいっと。
冷たいものは冷たく、温かいものは温めた器に盛って提供されたおいしい料理の数々。
ご馳走様でした。
この間、ビールをほぼ2本飲んで、熱燗のお銚子も2本空にしてしまいました、私。
結構な酔っ払い状態です。
お弟子さん方の珍演芸が過激に続いて、玉男さんの奥様の三味が入り、壇上にずらりと紋付袴姿が並ぶと、玉男さんの襲名披露口上が始まりました。
春に行われた襲名披露公演での口上の時は緊張していらした玉男さんも、今日はリラックスして笑顔。
居並ぶ方々の祝福の口上も、会場の笑いを誘うもの。
こういう時、文楽は関西で生まれて、関西の感性で育て上げられた芸能だとつくづく思います。
あっという間に楽しい時間は過ぎて、お開き。
酔っぱらいの私が無事に帰宅できたのは、奇跡かな?
頂いたお土産。
クッキーに、
蒔絵の割りばし。
もったいなくって、使えません!
それに玉男さん襲名披露の時の、お人形を遣っている写真。
玉男さん、気迫せまる表情です。
これもお見せできないのが、残念です。
mamatamさんからは、今回時間がなくて本公演に参加できなかった私に、たくさんのパンフレットをお土産にいただきました。
錦の着物を着ているお人形さんの「奥州安達原」・お初と徳兵衛の物悲しいお人形さんの「曽根崎心中」 等々、見ているだけでワクワクするパンフレット。
しばらく楽しませていただきます。
来年二月公演の配役表も、いただきました。
早めに観賞できる日を決めて、wakkoさんに連絡しなくっちゃ!
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