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友人にイスラム音楽を聴きにいこうと突如誘われた。 それが、このメルジャン・デデ&シークレット・トライブの公演だった。 彼女とは以前にトルコを一緒に旅したことがある。 当時、私はベリーダンスにかなりはまっており トルコで本場のベリーダンスショーを観る!ダンス衣装を買いたい! そんな理由から、半ば強引に彼女を誘い出かけたのだった。 ところが、現地で私はベリーダンスよりあるものに魅せられた。 それはイスラム密教とかイスラム神秘主義教団とか言われる”メブラナ”である。 訪ねたイスラム寺院(博物館?)で流れていたそのメブラナ音楽の、その妖しくも美しい旋律に、私は激しく感応してしまったのだった。 この音楽には”ネイ”と呼ばれる日本の尺八に似た楽器が用いられており 優雅で妖艶な音色にすっかり魅了された。 この音楽にあわせて、僧侶達が長い円筒形の帽子の下に白いスカートという出で立ちでくるくると旋廻しながら舞う。 これがメブラナ教の法悦の形だそうだが、現在では観光行事と化してるとのこと。 この舞踊を現地で見ることが出来ず残念に思っていた・・・ そして今回、この心斎橋クワトロでのライブである。 デデは、イスラムスーフィー(イスラム神秘主義)の宗教音楽家であり エレクトロニック音楽のプロデューサー、DJ、と言うふれこみだった。 そのスーフィーとは、ひょっとすると私の求めているメブラナなのではないだろうか?いったいスーフィーとメブラナとは主義と宗派を指す言葉なのか?全く違うものなのか?一体どういう意味をもつ言葉なのか?音楽に違いがあるのか、ないのか? 踊りは??疑問が限りなく頭の中を錯綜する中、知識は全くないままにそのライブは始まった・・・ まず初めは、トルコのヒーリングミュージックとでも言えそうな穏やかな楽曲。 編成は、たて笛(クラリネット?)、大正琴のようなもの(カーヌーン?)、パーカッションだ。 メルジャン・デデは元々ネイ奏者らしいのだが、今回のライブではアレンジャー&DJとでも言うのだろうか? 楽器としてはベリーダンスで使用するようなカスタネット等を用いたりして演奏に参加していたように思う。 残念ながら横端の席の為ほとんどデデが見えなかった。馴染みやすいトルコ音楽が数曲、そしてパーカッションだけの楽曲やベリーダンス風ミュージックもあり だんだん盛り上がってきた所で、ずっと座っていたターバンを巻きつけた僧侶らしき人が立ち上がる。 ひょっとして?・・・もしかすると・・・?ホントに?いや、きっとこれだ!これに違いない!ずっと私の一番観たかったもの!そして聴きたかったものは!!それは、現代風エレクトロニック音楽にアレンジされていたが、私の持っているメブラナCDの音楽と多分同じ曲だったと思う。 僧侶達は、その音楽に溶け込むようにかなりの長い時間見事な旋舞を披露してくれたのだった。 ずっと観たいと思い続けていた旋回舞踊を、思いがけずここで観ることができて感激した。しかしながら、最後までスーフィーとメブラナの違いは分からずじまいであった。被っている帽子はメブラナのものとも違うし、衣装もよく似ているが全く違うものである。けれども同じ根底を持つ宗教舞踊に間違いないのではないだろうか?音楽を聴くだけでも陶酔するが、実際に目の当たりにすると観ているこちらまでトランスしそうになる。 その証拠に、知らずのうちに思わず立ち上がり手だけ真似して動かしていたのだから。。。(汗) 今回は本当に足を運んだ甲斐があった!というものだ。「このコンサートは、東洋と西洋、伝統と現代、過去と未来が交わる場所というだけではなく、もっと大切な事は、耳からだけではなく、音楽の力により、心と心が繋がる場所だという事なのです。」 -メルジャン・デデ-
2006年10月07日
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初期ゴードンの最高傑作とされる一枚。 かなりハイテンションでソリッドなモダンジャズ 超カッコいい! Reflectionsが私にとって非常に刺激的で 一番のお気に入りだったのだが それを超えてしまうかもしれない程の アグレッシヴでパワーに満ち溢れたアルバム
2006年10月01日
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