Je veux boire du vin Bourgogne

Je veux boire du vin Bourgogne

2005年03月06日
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某氏

「日曜日の銀座。そりゃ、ほとんどのお店は定休日。」なので、ここには書けないイロイロな顛末があった末に決まったのが 銀座 KAZAN

「日経ネットの「高級接待レストラン」全国第一位を獲得」 とか宣伝してますけど、どうなんでしょうねぇ。

ちょっと小洒落た感じのエントランス。店内はやや薄暗く、ほとんどのテーブルが埋まってる。店の雰囲気にそぐわない 煩いBGM に閉口。

今回は、 某氏 の友人関係の集りということなので、初対面の方ばかり。さて、どうなることやら。

【飲んだの】

某氏 からびしばしアイコンタトが飛んできて、気が付けばワイン選びを任せられてる。

ここのところ ずっと御大名な飲み会ばっかり だったので、こういった機会にワインを選ぶのは とっても久しぶり。

Louis Roederer Brut Premier N.V.
 グラス: PERLE Champagne

 まずは乾杯用に 「幻の赤いスパークリング」 とリストに書かれてたHOLLICKというオーストラリア産ピノ・ノワールのスパークリング・ワインを全員用にボトルでオーダーしたのだが、残念ながら売切れ。
味は別にして、珍しい(オージーの赤スパークリングは、シラーが多い)し、会話のキッカケになりそうだったのに。

 さて気を取り直してリストから選んだのは一番真っ当だと思われるルイ・ロデレール。市場価格を考えれば、それなりにお買得な価格。

この春から正規代理店がアルカンから某E社へと替わるという噂がありますねぇ。


 香が弱く、やや平坦で酸化したような香が少し混じってる。泡の出方もバラツキが大きい。
 こんな状態でも、それなり美味しいのはルイ・ロデレールの底力でしょうか。

Yarden Mount Hermon White 2003 / Golan Heights Winery
 グラス:よくわからん。普通の白用でしょう。台座に「G's」マーク有。

 さっぱり系の食事が続くというので、順当に白へ。

JEAN CLAUD MAS Viognier Limoux 3B&AUROMON Blanc Chardonnay がオンリストされてたりしたので、ソムリエ氏に相談。いろいろと話をしてると、不意にセラーに向うソムリエさん。しばらくして戻ってきて、ひと言。 「すみません。両方とも在庫を切らしてます。」

 あっそー。無いの、へぇ。

 満面の笑みを浮かべて 「お店のワインの在庫管理、全くなさらないのですね。」 なんてことは、言ってません。

 ワインを飲みなれてない人もいるだろうと、さっぱりした魚貝系とのマリアージュを考えて、かつお手頃で飲みやすいところでピックアップしてもらったのは、イスラエルのワイン。
 帰宅後、お店のホームページをよーく見てみると、 オイスターにあわせて欲しいワイン らしい。

 冷やしすぎなのか、最初は香がぜーんぜん、あがってこない。微かに青草のような香が感じとれる。
 温度が上がってくると、グレープフルーツのような柑橘系や草の香。やや膨らみぎみ味わいで、ちょっとダレ気味。フルーティーだけどやや苦味のある余韻。まあ、飲みやすいと言えば飲みやすいのかな。

Bourgogne Rouge Cuvee Catherine 2002 / Domaine Catherine et Claude Marechal
 グラス:よくわからん。台座に「G's」のマーク有。

あっ と言う間に無くなったので、3本目。とはいっても、一人あたりグラス2杯ちょいしか飲んでないのよね、まだ。

 このアト、ちょっと濃い料理が続くのと、某氏から軽めの赤が飲みたいというリクエスト。
 リストからシラーやカベルネ、メルローを除いていったら残ったのがコレを含めて数本。そのなかで一番手軽なのがコレだったわけ。
 わざわざ、セラーに行って確認してもらったヴィンテージは、2002年とのこと。
 ちょっとばかり凝縮感が強いかもしれないけど、まあ、よろしかろう。

 軽めのベリー系の香。低い酸に赤系の果実味が凝縮した味わい。柔らかい、やさしい口当り。


【食べたの】

5000円のコース

・冷たいコンソメジュレのカクテル
 真っ当な黄金色に程遠い褐色というかコーヒーで色付けしたような茶色。その上にジャガイモのビシソワース。
 「本当にコンソメですか?」という見た目通りの濃く尖っていて濁った味わい。
 干しエビのような風味が強く、どこからともなく「まるでお好み焼みたい」という声がチラホラ。

 もしかしたら業務用のコンソメスープを使ってるのかも?

・タスマニア産キャッツアイオイスター
 この店の売りのひとつらしい。
 牡蠣が駄目な体質なので、滅多に食べることはない。(例外は煙事と某所ぐらい)
 モノは試しにちょっとだけ食べてみる。
 風味がなく、身もしまってない、何ともシンプルでとってもクリーンな味わい。

 その理由は、しっかりと ホームページ に書いてあったのね。



  最高の状態であるカキが鮮度と熟成をもったまま凍結されることにより、
  解凍された時にすべてのカキを最高の状態で賞味できるようになっています。」


 これじゃ、しょうがないよね。

・オードブル2種盛合せ 「天使の海老のカルパッチョ・蛸と五穀米のサラダ」
 これまたお店の売りのニューカレドニアで養殖されたエビ。
 オイスターと同じ様に風味に乏しい甘みの薄いクリーンな味わい。
 そこいらで出されるエビの刺身と同レベル。間違いなく鮮度が良いとはいえん。
 活きエビのプリプリで甘くてしっかりした歯応え、口中に広がって味蕾を刺激する旨味の欠片すらありません。いったい何処に遊びに行っちゃたのかなぁ。

・柔らかツブ貝の薄切りとアーモンドとキノコのソテー
 アーモンドが、まるでニンニクのスライスのように鎮座してます。キノコは、養殖マイタケですね、コレは。
 今日の中では一番マトモかも。柔らかい だけ の螺貝は、やっぱり風味の弱い。アーモンドとマイタケに負けてる。

・本鮪ほほ肉のカツレツ
 うーん、何のソースだったかなぁ。最初の方は熱心に説明をしていたのに、もう料理の説明は省かれ気味。
本当に、本当に本鮪ですか? 味わいに深みがなかったのは、気のせい?。

・天使の海老のカラフルチリソース
 これも非常にクリーンな味わい。火が入っただけエビの風味は少しは強くなってますが。

・スペシャルシーフードパスタ
 何がスペシャルなのか、よくわかりません。料理の説明がなかったし。
 日本人向けにアレンジしてるつもりなのでしょう。芯のないコシの弱いパスタ。

・デザート盛合せ
 甘いものはパスです。全く手をつけず。甘いもの好きな方へのプレゼントになりました。

・カプチーノ


銀座で5000円のコースだと、こんなものなのでしょう。
しかし、サービスにもかなり不満が。
フロアに出ているスタッフもそれなりに人数がいるので、十分目が届きそうなもの。
しかし見てるフリだけのようで、こちら呼んでもなかなかテーブルに来なかったり。
料理のサービスするタイミングもしかり。何の為にコースで頼んでるの?と言いたい。

ワインや食事に関しては残念だったわけですが、それ以外は、とても楽しいひとときを過せました。

参加者の皆様、ありがとうございました。
ホストの某氏、とってもお疲れ様でした。では次回ということで....。






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最終更新日  2005年11月07日 10時56分51秒
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