ワインと絵画がある生活

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2006.05.05
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カテゴリ: ワイン日記
フリッツ・ハーグのカビネット を飲んだら、「天上のレモネード」が飲みたくなって、ヴィリ・シェーファーのアウスレーゼを選択。

2006_05040015.JPG

1999 Graacher Domprobst Riesling Auslese A.P.Nr.19(375ml)(Willi Schaefer)
グラーヒャー・ドームプロスト リースリング アウスレーゼ
Mosel-Saar-Ruwer, German,  やや甘口
\2,800, 佐野屋酒店, 2001年9月購入

Profile:
最近は評論家が高得点をつけたとかで、ネットショップのプッシュもあり、露出度の高いヴィリ・シェーファー。

おそらく個人的には、もっともコンスタントに購入しているドイツワインだと思う。いちばんのお気に入りはシュペトレーゼ。評論家が高得点をつけているのはアウスレーゼ以上だけど、普段飲みにはカビネットやシュペトレーゼのほうが適していると思う。

今回ボトルを取り出して気づいたことがある。まったく同じワインのA.P.Nr違いを持っているのだが、キャップシールが違うのだ。1つはVDPマーク入りで(A.P.Nr.19)、もう1つはマーク無し(A.P.Nr.6)。ちなみにマーク無しのA.P.Nr.6のほうが\700高かった。

VDPは、醸造家の組織なので、A.P.Nrによって変わるのはおかしいと思うのだが...。それともあまり意味がなかったりして。詳しい方がいたら教えていただきたい。

Impression:
今回開けたのはVDPマークありのA.P.Nr.19。

輝きのあるレモンイエロー。香りの量はそれほど多くなく、ハーブやオレンジ。わずかに石油香。とろっとした口当たりで、甘みは思ったほど強くなく、まろやかに口に広がる。モーゼルのスタイルや、このボディの厚みを考えると、酸は弱め。また1999年のフリッツ・ハーグより、さらに若い雰囲気。

わずかに木のようなニュアンスもあるような気がする。軽いブショネ?

「天上のレモネード」狙いのチョイスだったが、酸は弱めで、余韻もそれほど長くない。前回のフリッツ・ハーグと比べると少し中途半端な気がする。同じ1999年ならば、シュペトレーゼのほうが、バランスは良かったと思う。それなりにおいしいワインなのだが、目標が大きすぎたのか。

想像とのギャップが大きく、アイスワインのような、キリリとすっぱいワインが飲みたくなってしまった。

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最終更新日  2006.05.06 17:51:26
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VDP?  
3glasses  さん
VDPの章については、「表示する事ができる」っていう規定でしょうから、表示しないのは自由かも?…って思いますがいかがでしょうか。
木のニュアンスにつきましては、釈迦に説法覚悟で言いますと、ブショネではないのでは…。私見ですが、リースリングの典型的な熟成香=「(杉の)木の濡れた香」がハーフ瓶7年という事で出てるのでは…と思ったりしてます。この香は適正貯蔵だと10年程で明確に出て来るのですが、他の品種ではさほど出ない関係上、好みの分かれる所です。自信を持って販売した1992年の睡蓮が「理解できません」と言われたのは、私としては結構ショックだったりしました。
http://review.rakuten.co.jp/?page_type=2&item_id=633455&shop_bid=213935&auction=0。
しかし恐るべしbusuka-sanさんのコレクション。近くだったら私が毎夜ドアを叩きたい気分です! (2006.05.06 22:53:32)

Re:ヴィリ・シェーファーのアウスレーゼを飲む(05/05)  
hidepx  さん
独逸来るのかなー 来そうですねー
甘いですよね? (2006.05.06 23:26:14)

Re:VDP?(05/05)  
busuka-san  さん
3glassesさん、コメントありがとうございます。

>VDPの章については、「表示する事ができる」っていう規定でしょうから、表示しないのは自由かも?…って思いますがいかがでしょうか。

たぶんおっしゃるとおりだと思います。

>木のニュアンスにつきましては、釈迦に説法覚悟で言いますと、ブショネではないのでは…。私見ですが、リースリングの典型的な熟成香=「(杉の)木の濡れた香」がハーフ瓶7年という事で出てるのでは…と思ったりしてます。

しめった木の香りは、ハーフで3千円程度のEISやTBAでよく出会いました。あと一部のラインガウでも。はじめはブショネじゃないかと疑っていた時期もあるのですが、どれを飲んでも共通しているので、違うことがわかりました。

この香りが強いやつは得意じゃないんですよね。

モーゼルではあまり経験していなかったことと、思っていた味と違ったので、ブショネ疑惑を持ってしまったわけですが、3glassesさんのコメントを聞いて冷静に考え直すと、ブショネではないと思います。ハイ。

>自信を持って販売した1992年の睡蓮が「理解できません」と言われたのは、私としては結構ショックだったりしました。

悲しいですね。とくにワインのような嗜好品の場合、好みは千差万別ですからね。ご苦労が伺われます。 (2006.05.07 17:11:53)

Re[1]:ヴィリ・シェーファーのアウスレーゼを飲む(05/05)  
busuka-san  さん
hidepxさん、こんにちは。

>独逸来るのかなー 来そうですねー
>甘いですよね?
-----
アルコール度が低く、和食に合い、リーズナブルな価格帯が多いドイツワインは、日本の日常の食卓にあうと思うのですけどね。

でも「ドイツワイン=甘い=初心者」というイメージから脱却できないと、ブレイクしないでしょうね。

実際のところ、モーゼルのカビネットやシュペトレーゼクラスは、酸とミネラルがしっかりしているので、それほど甘く感じないと思います。わたしの味覚では、マルセル・ダイスの方が甘く感じます。

また本当に辛口を飲みたいのであれば、フランケンはもともと辛口だし、それ以外の地域でも辛口は増えています。

やはりマスメディアの強力なプッシュがないと厳しいでしょうね。

あとドイツワインがブレイクしない理由としては、レストランで飲むチャンスが少ないこともあるでしょう。ドイツ料理店は限りなく皆無に近いし、フレンチやイタリアンに行っても、ドイツワインはありませんからね。

わたしの必殺剣は「ヴィリ・シェーファーのシュペトレーゼ」です。ドイツワインをあまり飲んだことがない人に対し、積極的に飲ませているのですが、おいしいと感動してくれる人がほとんどです。 (2006.05.07 17:31:31)

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