ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2008.03.15
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カテゴリ: ワイン日記
昨日 からの続き。ラピエールもよかったけれど、絶対的にすごかったのはこっち。


1999 Vin de pays L'Herault(Domaine de la Grange des Peres)
ヴァン・ド・ペイ・レロー(ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペール)
Languedoc, France - 赤辛口
\6,000くらい, KAJIWARA, 2002年8月購入
Profile:
南仏でトップクラスの生産者グランジュ・デ・ペール。高品質&高級、南仏ワインの先駆けが、ガサックやトレヴァロンだとすれば、グランジュ・デ・ペールは、そのセカンドグループ。当主は、ガサックやトレヴァロン、シャーヴなどで修行し、ガサックのとなりにドメーヌを設立。1992年がファーストビンテージ。

シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ムールヴェードルのブレンド。

Impression:
このワインを知人から教えてもらったときは、

「ラングドックのロマネコンティ」

と、いかにもなキャッチフレーズだったため、その知人がわたしの師匠格に当たる人物だったにもかかわらず、

「それは思い入れ強すぎだろう」

と思っていた。実際に飲んでみても、荒々しく、とうていロマネコンティに及ぶものではないと考えていた。とはいえ、ちょっぴりポテンシャルも感じたので、その後に購入したのがこのワイン。

#今になって考えてみると、希少性、20hl/haという低収量、高品質ということでロマネコンティと言ったのか?

今回久しぶりに開けてみると、開けた瞬間から満開。しっかり凝縮感がありながらも、濃すぎず、ワイルドでスパイシーで、うまみ成分たっぷり。ガリーグ。とくに口に含んだときのうまみのつまり方は半端ではない。上質なシャトーヌフ・デュ・パプに勝るとも劣らない素晴らしさ。

人物に例えれば「30代の藤竜也」。ワイルドなのだけれど、洗練されたかっこよさがあり、ダンディ。

いま飲んでも素晴らしいけれど、まだ将来も楽しみ。今年のビックリランキング(驚きの度合いと、ワインの味わいの総合評価)では、プロヴィダンスに続き2番手候補。良いビンテージのグランジュ・デ・ペールとガサックが欲しい。でも、ネットで探してみても、あまりないんだよね。

このワインを飲むときは、ある程度熟成させるのがお勧め。若いビンテージでは、強すぎて良さがわからないかも。

それにしても、この幸運続きは怖い。確率は、いずれ平均値に収束されるものなのだ。

グランジュ・デ・ペールを探す>


[2004] ラ・グランジュ・デ・ペール  750ml 赤【コク辛口】

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最終更新日  2008.03.20 10:12:17
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Re:驚きのグランジュ・デ・ペール(03/15)  
Char@diary  さん
読んでいるだけで美味しさが伝わってきます♪
一度飲んでみたいです。

「30代の藤竜也」ですか、これも分かりやすいッス(^_^)
細身のGパンにスィングトップでしたっけ♪
私も学生時代に真似してました(^^ゞ
今でもあの格好しているのでしょうか? (2008.03.17 11:20:38)

Re[1]:驚きのグランジュ・デ・ペール(03/15)  
busuka-san  さん
Char@diaryさん、こんばんは。

>読んでいるだけで美味しさが伝わってきます♪
>一度飲んでみたいです。

ローヌをとても苦手にしていない限り、おいしいと思いますよ。ただし、ある程度熟成していないと、わかりづらいのが難点です。


>「30代の藤竜也」ですか、これも分かりやすいッス(^_^)
>細身のGパンにスィングトップでしたっけ♪
>私も学生時代に真似してました(^^ゞ
>今でもあの格好しているのでしょうか?

若い人だと、藤竜也を知らないんじゃないかと思いつつも、書いてしまいました。プロフィールを調べると66歳。かっこいいですね。
(2008.03.17 19:58:45)

はじめまして  
山ぱん  さん
ブログ初心者なので、失礼だったかもしれませんが、
少し前にブログお気に入りにさせてもらいました。

ワインすきなので、拝見していてとても楽しいし、
勉強になります!!

また、お邪魔いたします。 (2008.03.18 18:48:14)

Re:驚きのグランジュ・デ・ペール(03/15)  
shuz1127  さん
南仏系のワインって、若くして飲むと、濃さにへきへきしてそれで終わり、というパターンになりかねませんが、寝かせるとすごくよくなるものもあるというよい例ですね。残念ながら我が家に南仏のバックビンテージは一本もありませんが‥。
(2008.03.18 23:11:58)

Re:はじめまして(03/15)  
busuka-san  さん
山ぱんさん、はじめまして。

>ブログ初心者なので、失礼だったかもしれませんが、
>少し前にブログお気に入りにさせてもらいました。
> 
>ワインすきなので、拝見していてとても楽しいし、
>勉強になります!!

失礼なんて、そんなことは無いですよ。
誰でも初心者は通過しなければいけないところだし、ものすごく知っていたり、高いワインを飲んでいたりすれば、えらいってものじゃないですからね。

自分なりの価値観でワインを飲むことは大切です。みんな好みも違うし、生活環境も違うんですから。

今後もよろしくお願いします。
(2008.03.19 00:20:26)

Re[1]:驚きのグランジュ・デ・ペール(03/15)  
busuka-san  さん
shuz1127さん、こんばんは。

>南仏系のワインって、若くして飲むと、濃さにへきへきしてそれで終わり、というパターンになりかねませんが、寝かせるとすごくよくなるものもあるというよい例ですね。残念ながら我が家に南仏のバックビンテージは一本もありませんが‥。

南仏はお持ちじゃないんですね。

ワインは、本当に難しいですね。クオリティが低いと思ったものがおいしくなることは少ないですが、そうでなければ化けるワインは少なくないですからね。

ボルドーでも南仏でも、すごく濃いと思ったものでも、ちゃんと酸があるヤツはけっこう化けるものが多いですからね。

飲むたびに修行です。
(2008.03.19 00:32:17)

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