ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2020.04.28
XML
前回 ​の続き。


1999 Alsace Pinot Noir Wintzenheim(Domaine Zind Humbrecht)
アルザス・ピノ・ノワール ヴァンツェンハイム(ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト)
Alsace, France - 赤辛口
2,200円, 東急本店, 2002年11月購入

この日の真打ち登場。当時ワイン会か何かで出会って、おいしさと安さに驚いてケース買いしたもの。ラスイチのボトルを久しぶりに開けてみました。

グラスに注ぐといきなり官能的な香り爆発。エロティックでなまめかしく、ハイトーン。香りだけで恍惚としてしまう。味わいもまさにピークど真ん中。酸化は一切無く、ミドルボディながらも果実味と熟成感を楽しめるいい感じ。

先週のDRCを「剛」とすれば、こちらは「華」。これが2千円台とは驚きの素晴らしさ! ブラインドで出されれば、余裕で1万円以上と答えてしまう。今年飲んだワインランキングNo2に選出。


No2. ここに滑り込み。No3との差は大きい
越えられない壁
No3. 1990 Ch.Pichon Longueville Baron

数時間かけて飲んだところ、DRCは全然落ちなかったの対し、こちらは徐々に果実味が細り苦みが出てきた。ポテンシャルの違い、熟成ピークのどこにあったかの違いなどが原因だろうか。

そしてコルクの状態が違うのも印象的だった。DRCは全体にワインが染みてずっしりだったのに対し、こちらは先頭が染みていただけで、コルク全体は若々しかった。いままでの経験でも、DRCの古酒のコルクは全体的に染みているものが多く、抜いたあとに乾燥させると細くなるものが多い。
飲み頃/総合:いま/★★★★++(すごい)

ウンブレヒトのピノ・ノワールを探す

​生産者名の読み方の話​
読み方で悩むDomaine Zind Humbrecht。日本ではツィント・フンブレヒト or ツィント・ウンブレヒト。Hを発音しないフランス語の流儀に従えば「ウンブレヒト」だけれど、ネットショップでは「フンブレヒト」が多い。

フランス人はどんな発音をするのだろうと思い「 FrenchWineNews Youtube

でも↓のサイトだと「ズィント・ウンブレヒト」かな。
How to pronounce Zind-Humbrecht
What is the Clos Saint Urbain? How to Pronounce? French Alsace Wine Info & Pronunciation

名前は固有名詞だから、Chateau Climensのように標準的な母国語読みがシャトー・クリマンでも、本人に尋ねると「クリマンス」が正解なんてこともあるからややこしい(出典:ワイナート)。あらためて調べるとこんなYoutubeを発見。しっかり「クリマンスが正しい」と解説している。
How to Pronounce Chateau Climens? (CORRECTLY) 1855 Sauternes Grand Cru French Wine Pronunciation

ChardonnayもCabernet Sauvinonも、アメリカでは「シャルドネ」「カベルネ・ソーヴィニョン」とは発音しないから、それぞれの国独自の発音でいいのかも。正規インポーターがあるなら、それを尊重かな。正規インポーターの​ 日本リカー ​ではフンブレヒトですな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.05.08 18:26:22
コメント(2) | コメントを書く
[ワイン日記(フランスその他)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:オンライン飲み会 Part2 フンブレヒトのピノ・ノワールはスゴかった(04/28)  
みりん さん
このような素晴らしい出会いがあると本当に嬉しいですよね。
若い時には有名であったり高額であったりとかそういう物にまず惹かれるのは仕方がない事かと思いますが、段々とそういう初期の頃には想定していなかったような面白い出会いがあったりして、長く趣味にしている悦びはこういう出会いにもあるように思います。

長期熟成になると本当に一本一本が異なっていて、一期一会の喜びがあるように思いますが、普通の価格帯や低価格帯の長期熟成の可能性にはもう少し目が向けられても良いような気もしています。時々その何倍もの価格の物よりも良い状態で美味しいものに会えるのは偶然じゃない気がしてきていますし(^^ゞ (2020.05.09 22:02:12)

Re:オンライン飲み会 Part2 フンブレヒトのピノ・ノワールはスゴかった(04/28)  
>このような素晴らしい出会いがあると本当に嬉しいですよね。


そうですよね。ここがワインのいつまでもわからないところであり、魅力です。

スゴい生産者のスゴいビンテージでも外れることもあれば、それほど有名でもワインのおいしさのギャップ。いつまでたってもワインはボトルを開けるまでわからないなと。

一期一会

競馬に似ている部分もあるのですが、成長する前の先物買い的な発想、うれしさ。アルザスピノは、もっと評価されるべきだと思うのですが、もっと買っていなかったことが後悔されます。 (2020.05.10 01:19:45)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄


キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

busuka-san @ Re:エチケットが美しいシャブリジェンヌのロゼ(11/17) お気遣いありがとうございます。Yahooメー…
ねこまんまねこ @ Re:エチケットが美しいシャブリジェンヌのロゼ(11/17) ブースカ様 何らかの方法でお教えいただ…
busuka-san @ Re[1]:今年はひどいブショネによく出会う(06/12) shinakunさんへ ごぶさたしています。返事…
shinakun @ Re:今年はひどいブショネによく出会う(06/12) こんばんは!お久しぶりです🙇‍♂️ 今でも…

プロフィール

busuka-san

busuka-san


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: