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プロのつぶやき970「くらべる値段」この土日は・・・大型で非常に強い台風24号が日本を縦断します・・・地震豪雨台風で全国に被害があったこの夏なのに・・・自然の脅威の前には人間はあまりにも弱いことをあらためて感じます・・・驕ってはいけませんね。先週の・・・和と洋の栗スイーツにこーひーを3種類合わせた第4回ペアリングワークショップ・・・おかげさまで盛り上がって楽しいひと時になりました。今日も同じワークショップで・・・岐阜中津川すやさんから取り寄せた栗の羊羹3種類と市原エリソンさんのボンブランに・・・ゆすらカフェ、はじまりの秋、ブルー・ベルベットと合わせます・・・こちらは自然の恵みを楽しみます。そんなこんなで・・・先日千葉そごうの別館ジュンヌに出来たマニアックな本屋をぶらついていたら・・・「くらべる値段」東京書籍が目に止まりました。早速買って一気に読み終わりました・・・まぁ、写真半分で文章少なかったんですが・・・。バナナや椎茸からサッカーボール、胡蝶蘭まで・・・34の値段の違いを写真に撮って説明があります。面白かったのは・・・おろし金、カニ缶、炭、盆栽、巻き簾等々・・・。おろし金はステンレス製と銅製をくらべて・・・雑な大根おろしが嫌いなので納得(笑)・・・カニ缶は高くて買う気にならなかったのがたらばがに脚肉だけだったらデパ地下で冷凍の蟹買うより良いかな?とお正月の蟹考えたり(笑)・・・巻き簾は100円と2500円をくらべて同じ竹を1本ずつ順番に並べた2500円に感動したり(笑)・・・。もっとも・・・裏側を知っているものは選択や理由に疑問があったものがありましたね?・・・で、コーヒーはブラジルサントスNo2とブルーマウンテンの値段を比較していて、もっと良い例があると思いました。ブラジルサントスNo2とブルーマウンテンの値段をくらべてもねぇー?・・・今は農園もの、品種別精製別といったマイクロロットや・・・同じ農園でもロットによる違いもあるし・・・もっと上手にくらべられるのになぁーと。で、さかもとこーひーの「くらべる値段」なんですが・・・時々お客さまに高い方が美味しいのか?聞かれることがあります。即答えるのですが・・・高いから美味しいわけでも無いし、安いから美味しく無いわけでもありません・・・一番安いベーシックなブレンドでもクオリティは下げませんし・・・実は、一番安い商品のクオリティをどうするか?どう維持して長年お届けするか?・・・あるいは地道にクオリティや価値を上げるか?・・・その辺はプロの引き出しが活躍するんです。(分かりやすいクオリティは・・・雑味の無いきれいな味わい・・・冷めても美味しい・・・ですね。)単に売上が欲しいんだったら・・・安い価格帯にはたくさんのお客さんがいますから・・・高いものから安いものまで品揃えして・・・それぞれに相応しい仕入れをすれば良いと思います。が、やはりさかもとこーひーとしてのクオリティや価値に一線を引いています。安いんだから、クオリティ下げるのは当たり前だろうとは考えていません。では、値段の違いは何なのか?勿論、仕入れ価格の違いもありますが・・・高いこーひーは際立った魅力になっています・・・安いこーひーは際立った個性が無いようにしています。高いこーひーはお好みに合えばとびっきりの魅力になりますが・・・当然お好みに合わない方にはその価格分の魅力を感じないと思います。アトムの子等、ベーシックなブレンドは・・・ヘビーユーザーの方、オフィスだったり、カフェやレストランだったり・・・不特定多数の方が召し上がることを考慮して、多くの方が飲みやすく美味しく感じるように仕上げています。茶色の袋の¥2000/250gとかのこーひーは特に際立った魅力になっています・・・ある意味世間一般のコーヒーらしく無いとも言えます。勿論、美味しい美味しく無いはお好みがあります、さかもとこーひーの常連さんでもお好みが色々です。なので、25年もやっていると種類がやたら多くなってしまいました・・・店主がついつい新しいこーひーを増やしてしまうのもありますが(笑)常連さんのお好みに応えようとして増えているのもあります。「くらべる値段」の中に・・・「値段」はモノの「背景」を考えるヒント・・・というコラムがありました。15000円と50000円のヘッドフォン・・・15000円のヘッドフォンには15000円の音作りが・・・50000円のヘッドフォンには50000円の音作りがされている。値段相応とも言えますが・・・それよりもフェアな関係、フェアな価格とも言えるかな?と・・・そこからお値打ちとかコスパとかカリテプリとかも大切ですが・・・「おわりに」で・・・「三方良し」という近江商人の心得が紹介されていて・・・「売り手よし・買い手よし・世間よし」のことで・・・売り手と買い手が満足して、かつ社会貢献できる商売であらねばならないという考えだと言います・・・そこにも通じていくと思います。さかもとこーひーはクオリティに妥協はありませんが・・・常連さんが日常の暮らしの中で普通に飲める値段にも妥協はありません。その辺は・・・生産性上げたり、仕組みを工夫したり、かけるコストとカットするコストを明確にしたり・・・まぁ、経営の話しになってしまいますが・・・(実は・・・こういった自営レベルの商いには・・・ちょうど良い規模がありますので・・・小さくても大変だし、大きくしすぎても大変なんです。)さかもとこーひーの考え方はそういった感じです・・・クオリティも価値も意識して大切にしていますね。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2018.09.30
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プロのつぶやき969「エスプレッソNo5」9月も最終週・・・流石に涼しくなって快適な日々です・・・曇りが多いですが・・・。今日と来週の日曜日は・・・第4回ペアリングワークショップで・・・和と洋の栗スイーツにこーひーを3種類合わせます。岐阜中津川すやさんから取り寄せた栗の羊羹3種類と市原エリソンさんのボンブランです。こーひーは・・・まずは和スイーツには「ゆすらカフェ」でスタート・・・次が「はじまりの秋」・・・最後は「ブルー・ベルベット」です。参加されるみなさんの笑顔が楽しみです。そんなこんなで・・・今日は「エスプレッソNo5」のご紹介です。さかもとこーひーは20年近くスペシャルティコーヒーの魅力を追いかけて来ましたので・・・当然エスプレッソブレンドも従来の深煎りのエスプレッソやイタリアスタイルのエスプレッソとは少し違っています。まぁ、淹れ方はイタリアのスタイルと同じで・・・最近のスペシャルティコーヒーのエスプレッソの淹れ方と違うことがありますが・・・。その特徴は・・・味わいのきれいさや長く華やかな余韻にあると思っています・・・さかもとこーひーの豆を使ったエスプレッソを淹れさせたら最高の腕を持っている千葉市新宿のタポスコーヒーさんで・・・仕事の途中寄って・・・エスプレッソ飲んだり、アイスでもホットでもラテを飲んだりして・・・店への帰り道20分30分経ってもその華やかな余韻が漂っています。そんな魅力を生かしながら・・・家庭用の全自動エスプレッソマシーンでも、業務用の小型マシーンでも安定した抽出と・・・さらにまろやかな口当たりや余韻の甘さが引き立つようリニューアルしました・・・勿論、ドリップやプレスでも楽しめます・・・お楽しみください。【エスプレッソNo5】ここ数年・・・家庭用のエスプレッソマシンを使っている常連さん・・・エスプレッソブレンドしか買わない常連さん・・・そしてカフェやレストランで小型のエスプレッソマシンを使っているお店のお客さま・・・が増えて来て、色々とお話しして来ました。専門のバリスタが淹れるのなら話しは別なのですが・・・バリスタがいるわけでは無い・・・でも、エスプレッソやラテ、カプチーノを楽しみたい。その辺はブレンドで解決するのが一番だろうと思って来ました。すっかりお馴染みになった「エスプレッソNo3」ですが・・・その華やかな余韻が気に入っていまして・・・ラテにすると、飲み終わってから30分の余韻が楽しめますし・・・エスプレッソではお砂糖を入れ飲み干すと極上のデザートになります。その魅力を生かしながら・・・。アトムの子で活躍しているインドを少し加えることで・・・その華やかな魅力を生かしながら・・・さらに円やかさやエスプレッソの濃縮感、口当たりの魅力や余韻の甘さをイメージしました。勿論、家庭や小さなカフェやレストランでの抽出にもより対応できたと思います・・・家庭用のエスプレッソマシーン、レストランでよく使われている全自動のエスプレッソマシーンでも調整がしやすいと思います。使った豆は・・・-2種類のグアテマラ、ブラジル、マンデリン、インドの5種類です・・・さかもとこーひーのエスプレッソブレンドの基本の魅力・・・きれいで華やかな味わいといつまでも続く余韻・・・エスプレッソにお砂糖を加えると、チョコレート感とフルーツ感が浮き上がりクリーミーでまろやかな口当たりとともに極上のデザートにような魅力になります。さらにこの「エスプレッソNo5」ではエスプレッソの濃縮感やクリーミーさ・・・ラテやカプチーノでミルクと合わせると、乳脂肪の後口を爽やかなにして、次のひと口を誘います。イタリアスタイルでも、シアトルやサードウエイブでも無い魅力になりそうです・・・お楽しみください。勿論・・・「エスプレッソNo3」も作れますのでお申し付けください・・・さらに、レストランやカフェ用でお店専用に作ったエスプレッソブレンドが5種類ほど裏にありますので・・・カフェやレストランの方はご相談ください・・・特にチョコレート&ナッツな魅力を求めたブレンドは「エスプレッソNo5」とは違った魅力で・・・酸は隠れているし、チョコ感ナッツ感、まろやかさと気に入っています。1500円/250gパック(税抜き)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2018.09.23
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スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。エチオピア同様、他に替えの無い魅力のマンデリンですが…高品質の豆が少なく…品質は安定しないこともあって…なかなか難しい産地です…小農家から集める仕組みで高品質な豆が少ないです。しかし…タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 5年目のよりダークな魅力の「マンデリン・タノバタック」をご紹介します。マンデリン特有のオーソドックスなダークの味わいです…勿論、クリーンな味わいで…まずクリーミーな円やかさと心地よい甘さが印象的です…少し冷めるとマンデリン特有のスパイシーさやアーシーさがエキゾチックで余韻の柔らかな口当たりとハーブやシガーのキャラクターがこのマンデリン・タノバタックをより味わい深く魅力的にしています。さかもとこーひーがマンデリンに求める…まず当然汚れた味わいでは無いことが大前提ですが…マンデリン特有のクリーミーで円やかな口当たりです、この口当たりがダークな味わいと重なってより魅力的に感じられると思います。そしてアーシーやスパイシーといったエキゾチックなキャラクターが他の豆に無い個性です。長年マンデリンしか注文しない熱烈な常連さんが何人もいます…深煎り好きの常連さんにもお勧めです、お楽しみください。以下は、2011/09/18にアップしたものです。 「10年ちょっと前にはじめてアメリカに行き、色々と回ったスペシャルティコーヒーの店で驚いたのが…マンデリンのきれいな味わいとスパイシーなキャラクターでした。日本のマンデリンは、マンデリンくささといわれるようなタイプばかりだったので、こんなマンデリン使いたいなぁーと思ったものです。その後、日本には入っていないタイプのマンデリンを使えるようになり、ずーっと使っていました。その後、そのルートのマンデリンに飽き足らなくなり…さらに魅力的なマンデリンを探して来たのですが…知り合いのバイヤーの方が紹介してくれたのが、この「マンデリン・ボナンドロク」です、そして新しいクロップになりました。ボナンドロクという小さな村に選別の指導に入って…徹底した選別による素晴らしいマンデリンだと思います。クオリティの基本となる…味わいのきれいさや、スパイシーさ、円やかなマウスフィールは勿論のこと…そこに繊細さが際立っていると思います。クリーミーでシルキーなマウスフィールがご機嫌です。そこに、ハーブなキャラクターやスパイシーさが際立って…ほのかなフローラルやチョコレートな感じもあって、華やかさに繋がっていると思います。冷めてからの心地よく円やかな苦味は他に無い魅力でしょう。」スマトラ リントン スペシャル タノバタック栽培地:スマトラ島リントン地区標高:1,400~1,600m(斜面の多い山岳地帯)土壌:火山灰土壌、豊富なミネラルを含む肥沃な大地生産処理:伝統的なスマトラ式インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ第4位の生産国です。更にスマトラ、ジャワ、スラウェシ、バリ島等、島々で個性のあるコーヒーを産出する国です。コーヒー生産量はロブスター90%に対しアラビカ種が10%のみとなっています。それは20世紀初頭にかけて葉さび病によりアラビカコーヒーの大部分が壊滅し、生き残った標高1,000m以上の地域のみでしかアラビカ種が栽培されていない為です。スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。近年のスペシャルティコーヒー産業の発展から、アメリカ市場でもそのコクのある風味から、大変人気のあるコーヒーです。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。
2018.09.21
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【モカ・イルガチェフェ(ハマ)】新しく到着した「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」です・・・フローラル、レモン、紅茶、チェリー、オレンジ、スパイシー、スイートジンジャー・・・完全に冷めるとブルゴーニュの赤ワインのようなときめき感・・・まさにエレガントで、モカの魅力を研ぎ澄ませ凝縮させたようで・・・ますます魅力的になっていくモカ・イルガチェフェ(ハマ)を実感しました。以前、このモカ・イルガチェフェ(ハマ)のイクスポーターの方の話しを聞きました…特に印象的だったのは、完熟実の収穫の話しで…小規模農家から豆を集める際、完熟実を如何に集めるかにエネルギーを使い…通常の倍の価格で買い取っているとのこと…完熟実だけを選別して収穫するのは手間がかかるために買い取り価格を高くしているそうです。なかでも優秀な小規模農家にはプラスαを払っているそうです。そんな完熟実が見事に選別収穫された「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」の魅力は…きれいな味わい、気品のある香り、余韻の柔らかく上品な甘さ…余韻の魅力の素晴らしさが素晴らしいです。さかもとこーひーのモカと言えばここ数年「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」になっています。エチオピアのイルガチェフ地域 コチャレ地区 ハマ エリア限定の素晴らしいイルガチェフェです、お楽しみください。品 種: エチオピア系統品種 栽培地: イルガチェフ地域 コチャレ地区 ハマ エリア 標 高: 1,600m以上、2,000m付近の小規模農家も存在。 収穫時期: 11月下旬より1月頃まで 農 園: イルガチェフの小規模農家 グレード:G1アラビカ種発祥の地であるエチオピアの南西部ジマ地方には、現在でも多種の品種が自生しているといわれ、貴重な遺伝資源の宝庫となっています。有名なゲイシャ種もこのジマ地方が由来といわれています。エチオピアのコーヒーの中で、風味上最も特徴的なものは、イルガチェフそしてシダモのコーヒーです。フローラル、紅茶、レモン、エレガント、ジンジャー、シナモン等多様な風味を有しております。ゲイシャが話題になったのも、エチオピア系コーヒーの風味がスペシャルティコーヒー産業における価値のあるものであるからです。 イルガチェフとは、現地の言葉で「湿地とその草」を意味します。その言葉の通り、この地域は水源に恵まれ、良質の水洗式コーヒーの生産に適した場所です。更には1,600m以上、高いところでは、2,200mにもなる栽培地の標高、なだらかな景観、昼夜の寒暖差、生産性は低いですが、中米のティピカ種同様に若葉がブロンズで、横に枝が大きく伸びる古いタイプの品種、有機質肥料(コーヒー由来の廃棄物、家畜の糞尿など)、肥沃な土壌など、コーヒー栽培に適した土地ということができます。小規模農家によって収穫された赤い実は、水洗工場(ウオッシング・ステーション)搬入前に選別され、熟度の良いものがタンクに投入されます。赤い実はマッキノン製のディスク式パルパーで皮むきされ、水流によってパーチメントはP1、P2、P3に比重で分類されます。(P1が重く、最上級。)パーチメントは醗酵槽に導かれ、そこで約36時間の醗酵処理、水路での水洗、約半日のソーキング(ヌメリの除去が充分であればパスすることも)、そしてパーチメントの水を切り、アフリカンベッドで天日乾燥します。天日乾燥中に不良なパーチメントは手選別され、更に精製されます。 パーチメントを休ませたのち、首都アディスアベバの脱殻工場(ドライミル)にパーチメントが搬入され、不純物除去、脱殻、比重選別、ハンドピックを経て精製され、生豆は麻袋に充填され、輸出されます。 現在エチオピアでは、国営などの農園(比較的大きい)、農協など一部の例外を除いては、ECXと呼ばれる取引所にコーヒーを納めなければなりません。イルガチェフの場合、ECXに搬入されたロットは、地区やグレードにより分類されますが、基本的にはロットが混ざることになります。これが品質安定しない原因です。ハマはコチャレ地区に位置し、周辺には小規模農家が存在する緑の山々がそびえたっています。赤い実を搬入する生産者に割増しの賃金を払い、より品質の高いコーヒーの生産に取り組んで頂いております。またパーチメント以降の精製過程にも注意を払い、生豆選別については通常の二倍の行い、欠点豆の少ない仕上がりとなっております。それが今回のロットの甘く、コクのある風味に現れております。ハマに紅茶のような爽やかな風味と自然な甘味が感じられます。
2018.09.21
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【ブルー・ベルベット】「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」を使ったブレンド・・・「アニバーサリー2018」が終わって・・・今回は「アフター・ダーク」とこの「ブルー・ベルベット」・・・パカマラを生かしながら違う魅力のブレンドをお届けするのが本当に楽しいです。先日、達郎の神奈川県民ホール・・・いつものアカペラコーナーで「BLUE VELVET」を高らかに歌い上げました。前から6番目の良い席だったのですが・・・ステージを少し見上げる感じでその滑らかな歌声を聞いていたら・・・「ブルー・ベルベット」そうかー・・・ベルベッティなシルキーとは違う滑らかまろやかなマウスフィール質感・・・ダークでも無いブルーな感じ・・・豆はあれとこれとあれと・・・1曲終わるまでにイメージが出来上がりました。使ったのは・・・グアテマラ・サンタクララ、深煎りコロンビア、エチオピア・モカナチュラル、グアテマラ・エルインヘルト・パカマラの4つです。深煎りまではいかない・・・ベルベットのような質感がポイントです・・・滑らかさまろやかさ・・・パカマラのキャラが余韻に漂います。エチオピア・モカナチュラルとパカマラのハーモニーも味わいどころです。「BLUE VELVET」は、達郎の「ON THE STREET CORNER 1」にも入っていますが・・・1951年トニー・ベネット、1963年ボビー・ヴィントンが歌っています・・・そして、達郎は1955年クローヴァーズのレコードが最高で彼らに捧げるものとして作られたと書いています。♪SHE WORE BLUE VELVET BLUER THAN VELVET WAS THE NIGHT ~♪・・・2016年の神奈川県民では「デイドリーム」を聴いて「デイドリーム」が出来ました・・・神奈川県民には何かあるのか?「アニバーサリー2018」はグアテマラ縛りというグアテマラ4種類だけでのブレンドで・・・今回の「アフター・ダーク」と「ブルー・ベルベット」はダークとブルーの違いをお楽しみください。【アフター・ダーク】大好評頂いている5年目の「アフター・ダーク」です…ブルーな「ブルー・ベルベット」とダークな「アフター・ダーク」・・・同じグアテマラ・エルインヘルト・パカマラを使ったブレンドの魅力の違いが楽しいです。そのイメージは…深煎りの新境地と言いますか…元々深煎り自家焙煎店だったさかもとこーひーがスペシャルティコーヒーに出会って18年…その頃最初にインパクトあったのがピーツコーヒー&ティーのスペシャルティコーヒーの深煎りでした。スタバもその流れですね…スタバの高級版って感じでした。スペシャルティコーヒーを求めてはじめてマイアミに行った時…サンフランシスコ近くのバークレーにも飛んで、工場を見学させて頂きましたが、その高品質な生豆の数々や焙煎に触れて…あぁ!こんな生豆使って焙煎したいなぁーと思ったものでした。それから20年近く経ち…スペシャルティコーヒーの焙煎が浅めの魅力も、深めの魅力もお届けできるようになり…それぞれの魅力にファンの常連さんがいらっしゃいます。で、最近思っていた事は…昭和の深煎り自家焙煎でも無い…ピーツやスタバのような深煎りでも無い…スペシャルティコーヒーに出会って20年経ったさかもとこーひーが今のスペシャルティコーヒーの魅力を生かした深煎りブレンドを作りたいなぁーということなんです。円やかでコクが豊かで上品で余韻が長く…あくまでもクリーンな味わい…スペシャルティコーヒーの滑らかさ華やかさ輝き…熟成したような深い味わい…使った豆は…「深煎りコロンビア」に「深煎りグアテマラ」…「深煎りエルサルバドル」そして「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」「深煎りグアテマラ」が新しい豆になってより円やかになりましたので…円やかな深煎りの味わいに「エルインヘルト・パカマラ」の輝くような魅力が顔を出して他に無い魅力になっていると思います。出来上がって、さっそくカフェプレスで淹れて、サンク・オ・ピエのガトーショコラや博多16区の巨峰のパイと一緒にみんなでおやつにしました。「アフター・ダーク」だけでも滑らかで味わい深く…ガトーショコラや巨峰のパイにもよくあって、みんなご機嫌でした。「アフター・ダーク」は…サックスの土岐英史さんのアルバムに入っていて、年に何回かライブで聴いていて大好きな曲なんですが…お嬢さんの土岐麻子さんが新しいアルバムで英語詩を付けて歌ったんです。それを聴いていて…After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉がピッタリだと思いました、是非お楽しみください♪
2018.09.20
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プロのつぶやき968「ブルー・ベルベット、アフター・ダーク、マンデリン・タノバタック、モカ・イルガチェフェ(ハマ)」9月半ば・・・秋雨な毎日で長袖になりました・・・朝焙煎する時エアコン弱めて、日によってはエアコン消しています。長い長い暑い暑い夏を忘れそうです。世間は大坂なおみチャンピョン特集で賑わっています・・・さすがGSチャンピョンです・・・錦織選手と分散されれば負担少しは軽くなるでしょうか。ファンとしては情報量増えるので楽しいですが・・・ゆっくりする間もなくツアーは続きますので・・・プロツアーは過酷です。そんなこんなで…今年の夏は終わり…秋のこーひー4つをご紹介します。まず…新作ベルベットのように滑らかまろやかをイメージした「ブルー・ベルベット」…毎年人気の深煎りパカマラブレンド「アフター・ダーク」…マイルドクリーミースパイシーな「マンデリン・タノバタック」…華やかなフローラルしトリック「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」・・・どれもこれからの秋にふさわしい魅力いっぱいです・・・お楽しみください。【ブルー・ベルベット】「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」を使ったブレンド・・・「アニバーサリー2018」が終わって・・・今回は「アフター・ダーク」とこの「ブルー・ベルベット」・・・パカマラを生かしながら違う魅力のブレンドをお届けするのが本当に楽しいです。先日、達郎の神奈川県民ホール・・・いつものアカペラコーナーで「BLUE VELVET」を高らかに歌い上げました。前から6番目の良い席だったのですが・・・ステージを少し見上げる感じでその滑らかな歌声を聞いていたら・・・「ブルー・ベルベット」そうかー・・・ベルベッティなシルキーとは違う滑らかまろやかなマウスフィール質感・・・ダークでも無いブルーな感じ・・・豆はあれとこれとあれと・・・1曲終わるまでにイメージが出来上がりました。使ったのは・・・グアテマラ・サンタクララ、深煎りコロンビア、エチオピア・モカナチュラル、グアテマラ・エルインヘルト・パカマラの4つです。深煎りまではいかない・・・ベルベットのような質感がポイントです・・・滑らかさまろやかさ・・・パカマラのキャラが余韻に漂います。エチオピア・モカナチュラルとパカマラのハーモニーも味わいどころです。「BLUE VELVET」は、達郎の「ON THE STREET CORNER 1」にも入っていますが・・・1951年トニー・ベネット、1963年ボビー・ヴィントンが歌っています・・・そして、達郎は1955年クローヴァーズのレコードが最高で彼らに捧げるものとして作られたと書いています。♪SHE WORE BLUE VELVET BLUER THAN VELVET WAS THE NIGHT ~♪・・・2016年の神奈川県民では「デイドリーム」を聴いて「デイドリーム」が出来ました・・・神奈川県民には何かあるのか?「アニバーサリー2018」はグアテマラ縛りというグアテマラ4種類だけでのブレンドで・・・今回の「アフター・ダーク」と「ブルー・ベルベット」はダークとブルーの違いをお楽しみください。2000円/250gパック(税抜き)【アフター・ダーク】大好評頂いている5年目の「アフター・ダーク」です…ブルーな「ブルー・ベルベット」とダークな「アフター・ダーク」・・・同じグアテマラ・エルインヘルト・パカマラを使ったブレンドの魅力の違いが楽しいです。そのイメージは…深煎りの新境地と言いますか…元々深煎り自家焙煎店だったさかもとこーひーがスペシャルティコーヒーに出会って18年…その頃最初にインパクトあったのがピーツコーヒー&ティーのスペシャルティコーヒーの深煎りでした。スタバもその流れですね…スタバの高級版って感じでした。スペシャルティコーヒーを求めてはじめてマイアミに行った時…サンフランシスコ近くのバークレーにも飛んで、工場を見学させて頂きましたが、その高品質な生豆の数々や焙煎に触れて…あぁ!こんな生豆使って焙煎したいなぁーと思ったものでした。それから20年近く経ち…スペシャルティコーヒーの焙煎が浅めの魅力も、深めの魅力もお届けできるようになり…それぞれの魅力にファンの常連さんがいらっしゃいます。で、最近思っていた事は…昭和の深煎り自家焙煎でも無い…ピーツやスタバのような深煎りでも無い…スペシャルティコーヒーに出会って20年経ったさかもとこーひーが今のスペシャルティコーヒーの魅力を生かした深煎りブレンドを作りたいなぁーということなんです。円やかでコクが豊かで上品で余韻が長く…あくまでもクリーンな味わい…スペシャルティコーヒーの滑らかさ華やかさ輝き…熟成したような深い味わい…使った豆は…「深煎りコロンビア」に「深煎りグアテマラ」…「深煎りエルサルバドル」そして「グアテマラ・エルインヘルト・パカマラ」「深煎りグアテマラ」が新しい豆になってより円やかになりましたので…円やかな深煎りの味わいに「エルインヘルト・パカマラ」の輝くような魅力が顔を出して他に無い魅力になっていると思います。出来上がって、さっそくカフェプレスで淹れて、サンク・オ・ピエのガトーショコラや博多16区の巨峰のパイと一緒にみんなでおやつにしました。「アフター・ダーク」だけでも滑らかで味わい深く…ガトーショコラや巨峰のパイにもよくあって、みんなご機嫌でした。「アフター・ダーク」は…サックスの土岐英史さんのアルバムに入っていて、年に何回かライブで聴いていて大好きな曲なんですが…お嬢さんの土岐麻子さんが新しいアルバムで英語詩を付けて歌ったんです。それを聴いていて…After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉がピッタリだと思いました、是非お楽しみください♪2000円/250gパック(税抜き)【マンデリン・タノバタック】スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。エチオピア同様、他に替えの無い魅力のマンデリンですが…高品質の豆が少なく…品質は安定しないこともあって…なかなか難しい産地です…小農家から集める仕組みで高品質な豆が少ないです。しかし…タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 5年目のよりダークな魅力の「マンデリン・タノバタック」をご紹介します。マンデリン特有のオーソドックスなダークの味わいです…勿論、クリーンな味わいで…まずクリーミーな円やかさと心地よい甘さが印象的です…少し冷めるとマンデリン特有のスパイシーさやアーシーさがエキゾチックで余韻の柔らかな口当たりとハーブやシガーのキャラクターがこのマンデリン・タノバタックをより味わい深く魅力的にしています。さかもとこーひーがマンデリンに求める…まず当然汚れた味わいでは無いことが大前提ですが…マンデリン特有のクリーミーで円やかな口当たりです、この口当たりがダークな味わいと重なってより魅力的に感じられると思います。そしてアーシーやスパイシーといったエキゾチックなキャラクターが他の豆に無い個性です。長年マンデリンしか注文しない熱烈な常連さんが何人もいます…深煎り好きの常連さんにもお勧めです、お楽しみください。以下は、2011/09/18にアップしたものです。 「10年ちょっと前にはじめてアメリカに行き、色々と回ったスペシャルティコーヒーの店で驚いたのが…マンデリンのきれいな味わいとスパイシーなキャラクターでした。日本のマンデリンは、マンデリンくささといわれるようなタイプばかりだったので、こんなマンデリン使いたいなぁーと思ったものです。その後、日本には入っていないタイプのマンデリンを使えるようになり、ずーっと使っていました。その後、そのルートのマンデリンに飽き足らなくなり…さらに魅力的なマンデリンを探して来たのですが…知り合いのバイヤーの方が紹介してくれたのが、この「マンデリン・ボナンドロク」です、そして新しいクロップになりました。ボナンドロクという小さな村に選別の指導に入って…徹底した選別による素晴らしいマンデリンだと思います。クオリティの基本となる…味わいのきれいさや、スパイシーさ、円やかなマウスフィールは勿論のこと…そこに繊細さが際立っていると思います。クリーミーでシルキーなマウスフィールがご機嫌です。そこに、ハーブなキャラクターやスパイシーさが際立って…ほのかなフローラルやチョコレートな感じもあって、華やかさに繋がっていると思います。冷めてからの心地よく円やかな苦味は他に無い魅力でしょう。」スマトラ リントン スペシャル タノバタック栽培地:スマトラ島リントン地区標高:1,400~1,600m(斜面の多い山岳地帯)土壌:火山灰土壌、豊富なミネラルを含む肥沃な大地生産処理:伝統的なスマトラ式インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ第4位の生産国です。更にスマトラ、ジャワ、スラウェシ、バリ島等、島々で個性のあるコーヒーを産出する国です。コーヒー生産量はロブスター90%に対しアラビカ種が10%のみとなっています。それは20世紀初頭にかけて葉さび病によりアラビカコーヒーの大部分が壊滅し、生き残った標高1,000m以上の地域のみでしかアラビカ種が栽培されていない為です。スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。近年のスペシャルティコーヒー産業の発展から、アメリカ市場でもそのコクのある風味から、大変人気のあるコーヒーです。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。1500円/250gパック(税抜き)【モカ・イルガチェフェ(ハマ)】新しく到着した「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」です・・・フローラル、レモン、紅茶、チェリー、オレンジ、スパイシー、スイートジンジャー・・・完全に冷めるとブルゴーニュの赤ワインのようなときめき感・・・まさにエレガントで、モカの魅力を研ぎ澄ませ凝縮させたようで・・・ますます魅力的になっていくモカ・イルガチェフェ(ハマ)を実感しました。以前、このモカ・イルガチェフェ(ハマ)のイクスポーターの方の話しを聞きました…特に印象的だったのは、完熟実の収穫の話しで…小規模農家から豆を集める際、完熟実を如何に集めるかにエネルギーを使い…通常の倍の価格で買い取っているとのこと…完熟実だけを選別して収穫するのは手間がかかるために買い取り価格を高くしているそうです。なかでも優秀な小規模農家にはプラスαを払っているそうです。そんな完熟実が見事に選別収穫された「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」の魅力は…きれいな味わい、気品のある香り、余韻の柔らかく上品な甘さ…余韻の魅力の素晴らしさが素晴らしいです。さかもとこーひーのモカと言えばここ数年「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」になっています。エチオピアのイルガチェフ地域 コチャレ地区 ハマ エリア限定の素晴らしいイルガチェフェです、お楽しみください。品 種: エチオピア系統品種 栽培地: イルガチェフ地域 コチャレ地区 ハマ エリア 標 高: 1,600m以上、2,000m付近の小規模農家も存在。 収穫時期: 11月下旬より1月頃まで 農 園: イルガチェフの小規模農家 グレード:G1アラビカ種発祥の地であるエチオピアの南西部ジマ地方には、現在でも多種の品種が自生しているといわれ、貴重な遺伝資源の宝庫となっています。有名なゲイシャ種もこのジマ地方が由来といわれています。エチオピアのコーヒーの中で、風味上最も特徴的なものは、イルガチェフそしてシダモのコーヒーです。フローラル、紅茶、レモン、エレガント、ジンジャー、シナモン等多様な風味を有しております。ゲイシャが話題になったのも、エチオピア系コーヒーの風味がスペシャルティコーヒー産業における価値のあるものであるからです。 イルガチェフとは、現地の言葉で「湿地とその草」を意味します。その言葉の通り、この地域は水源に恵まれ、良質の水洗式コーヒーの生産に適した場所です。更には1,600m以上、高いところでは、2,200mにもなる栽培地の標高、なだらかな景観、昼夜の寒暖差、生産性は低いですが、中米のティピカ種同様に若葉がブロンズで、横に枝が大きく伸びる古いタイプの品種、有機質肥料(コーヒー由来の廃棄物、家畜の糞尿など)、肥沃な土壌など、コーヒー栽培に適した土地ということができます。小規模農家によって収穫された赤い実は、水洗工場(ウオッシング・ステーション)搬入前に選別され、熟度の良いものがタンクに投入されます。赤い実はマッキノン製のディスク式パルパーで皮むきされ、水流によってパーチメントはP1、P2、P3に比重で分類されます。(P1が重く、最上級。)パーチメントは醗酵槽に導かれ、そこで約36時間の醗酵処理、水路での水洗、約半日のソーキング(ヌメリの除去が充分であればパスすることも)、そしてパーチメントの水を切り、アフリカンベッドで天日乾燥します。天日乾燥中に不良なパーチメントは手選別され、更に精製されます。 パーチメントを休ませたのち、首都アディスアベバの脱殻工場(ドライミル)にパーチメントが搬入され、不純物除去、脱殻、比重選別、ハンドピックを経て精製され、生豆は麻袋に充填され、輸出されます。 現在エチオピアでは、国営などの農園(比較的大きい)、農協など一部の例外を除いては、ECXと呼ばれる取引所にコーヒーを納めなければなりません。イルガチェフの場合、ECXに搬入されたロットは、地区やグレードにより分類されますが、基本的にはロットが混ざることになります。これが品質安定しない原因です。ハマはコチャレ地区に位置し、周辺には小規模農家が存在する緑の山々がそびえたっています。赤い実を搬入する生産者に割増しの賃金を払い、より品質の高いコーヒーの生産に取り組んで頂いております。またパーチメント以降の精製過程にも注意を払い、生豆選別については通常の二倍の行い、欠点豆の少ない仕上がりとなっております。それが今回のロットの甘く、コクのある風味に現れております。ハマに紅茶のような爽やかな風味と自然な甘味が感じられます。1500円/250gパック(税抜き)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2018.09.16
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プロのつぶやき967「新・アトムの子」暑い暑いと言っても、朝晩は涼しい風が吹き抜け秋の雲になってきましたが・・・関西の暴風台風から北海道の地震と大きな災害が続いています。自然の脅威の前には人間はあまりにも弱いということを毎回実感します・・・平穏な日常の暮らしに戻れるよう願っています。今週はテニスの全米オープンで錦織がベスト4・・・そして先ほど大阪なおみがチャンピョンになりました。スポーツの素晴らしいプレイは心を揺さぶり、エネルギーが満ちてきます。生きていると、災害もあるし、悩みや問題もありますが・・・スポーツや音楽(達郎神奈川県民に行ってきました)・・・美味しい食事やお菓子そしてコーヒーやお茶にお酒・・・暮らしに彩りをつけてくれ、一歩前に進むエネルギーをくれますね。そんな暮らしを心地よくできるようこーひーをお届けして行きたいと思っていますが・・・発売して20年近くになる「アトムの子」をやっとリニューアル出来ます。【アトムの子】子供の時に鉄腕アトムを読んでいて21世紀ってどんな未来なんだろうと思っていた21世紀になるんだとハッとして…ちょうどスペシャルティコーヒーという素晴らしい素材を知った頃だったので…今迄の強い苦味の深煎りでは無く…きれいな味わいのさかもとこーひーの21世紀のベーシックな深煎りを作ろうと思ったブレンドです。その後、後味のきれいな、雑味嫌な苦味の無い深煎りブレンド「アトムの子」が・・・さかもとこーひー一番人気になりました。中米の豆3-4種類を使い(グアテマラは必ず入っていますね)…深煎りのコーヒー感、きれいな味わい、すっきりとした後味、円やかなバランスを大切にしています。ヘビーユーザーの常連さん、オフィスで、カフェやレストランで・・・様々な方に気軽に楽しんで頂いていますが・・・毎日の暮らしの中で…こーひーだけでも、お菓子やパンと一緒でも、食後にもぴったり・・・そんな感じで毎日お届けしていて・・・もう少し柔らかな円やかな口当たりと甘さに包まれた余韻にしたいと思っていました。それには・・・スペシャルティコーヒーを知ってこの20年で何回か出会った素晴らしいクオリティのロブスタ種がピッタリだと・・・業界ではロブスタ種はクオリティが低い、価格も安い、増量によく使われる・・・そんなネガティブなイメージなんですが・・・クオリティの高いものもあって・・・クリーンで甘さがあって口当たりの優しい魅力があるんです。ただ、華やかさや魅力的な香りや余韻などのタイプでは無いので、上手にブレンドに使いたいと思っていました。で、やっと素晴らしいクオリティのインド・ロブスタを手に入れましたので・・・アトムの子に少しブレンドしたら・・・雑味のないきれいな味わい、深煎りのキレの良いコーヒー感、焦げが無くざらついた苦味が無い・・・柔らか円やかな口当たりに甘さに包まれた余韻とイメージ通りに仕上がりました。さかもとこーひーのベーシックなブレンドの魅力をお楽しみください。(この価格で、このクオリティや魅力はさかもとこーひーの基準です。)1000円/250gパック(税抜き)1500円/500gパック(税抜き)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2018.09.09
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プロのつぶやき966「ラテのもと カフェ エクル」9月に入りました・・・今朝は少し涼しくなっています・・・これから日に日に秋になっていくのでしょう。「第3回ケーキとこーひーのワークショップ」が3回満員になりまして・・・みなさんのご期待に応えようと「第4回ケーキとこーひーのワークショップ」を・・・9/23(日)30(日)13:30~和洋の栗のお菓子と3種類のこーひー・・・9/30は満員御礼・・・9/23はあと3名です。そんなこんなで・・・今年の春におゆみ野店を開店し、本店と2店になったので・・・「カフェエクル」の売れ行きが早くなりました。今まで冬の間は「カフェエクル」お休みすることがありましたが・・・これで年間通して販売できると思います。冬の間販売出来なくてご迷惑おかけした常連さん、お店がありましたが・・・ご安心ください。そして・・・「カフェエクル」のご利用の仕方がとても多様になってきました。通常のように・・・ホット&アイスのラテ・・・水で薄めてのアイスこーひー、お湯で薄めてのホットこーひー・・・この夏にご好評だった「エクルハイボール(ノンアルコール、強炭酸)」・・・アイスクリームにかけて・・・。さらには・・・先日のBar GYPSYさんでのカクテル・・・カクテルは他のBarでも使われているとメールを頂いていますし・・・レストランのデザート、アイスクリーム・・・ケーキ屋さんでも色々なケーキに・・・勿論、パン・・・かき氷にも・・・。みなさんの声を聞くと・・・味わいのきれいさやこーひー感は勿論ですが・・・香りが引き立っているとのことです・・・励みになります。無糖ですので・・・自由自在にお楽しみください。「カフェ エクルの6本セット」…「コーヒーバッグ・カフェデイジーとカフェフィガロ、デカフェコロンビアのオフィスパック」…それぞれに、「カフェ エクル」「コーヒーバッグ・カフェデイジー」「コーヒーバッグ・カフェフィガロ」「デカフェコロンビア」をミックスできるようにしました。(連絡欄等にお申し付けください。)【ラテのもと カフェ エクル】(無糖)毎回少しずつブレンドの内容を変えてきましたが…今回はより円やかなコクとキレの良いあと味を大切にして仕上げました。牛乳を加えるのがオーソドックスですが…水を加えても…アイスでも、ホットでも…アイスクリームにかけても…エクルのアイスクリームを作っても…パンやケーキにも…練乳とあわせてかき氷のソースにも…カクテルにしても…最後にはそのまま薄めずに…お楽しみください。(コーヒーバッグのオフィスパックとミックスできることにしました。カフェデイジーやカフェフィガロ、デカフェコロンビア、カフェ エクルとミックスして計6個にしてください。その旨連絡欄にご記入ください。)・・・さかもとこーひーはこーひーの「上質さ」と「手軽さ」で心地よい暮らしをお届けできるようにと思っていますが…「手軽さ」といってもそこに妥協はありません。牛乳を加えるだけで…街のカフェのラテよりもきれいな味わい、円やかなコク、余韻の魅力いっぱいのラテになるよう磨きました、お楽しみください。といった感じで…「ラテのもと カフェ エクル」を作って5年になりました。基本は牛乳の乳脂肪に合うようにブレンドして…牛乳を3-5倍に希釈するだけで…ラテにした時の後味のキレの良さ、爽やかな甘さをイメージしています。氷を入れればアイス、レンジで温めればホットのラテに…水にすればアイスコーヒー、お湯にすればホットコーヒーになります。乳脂肪に合わせていますので…アイスクリームにかけると止まらなくなる危険な美味しさ…レストランでは「ラテのもと カフェ エクル」を使って自家製アイスクリームにされます。カクテルにしてくれたオーセンティックなバーもあります。今、新しい「ラテのもと カフェ エクル」を原液のまま薄めずに味わっていますが…冷たいエスプレッソのような味わいで…きれいで円やかでコクの豊かな、余韻も勿論ながく魅力的です。(冷蔵庫からだしたので冷たいです)「無糖」です…砂糖を知らず知らずに身体に入れてしまうのは怖いので、さかもとこーひーの常連さんにそのようなものは販売できませんので、「無糖」しかありません。その為には…素材のクオリティ、焙煎、ブレンドと…当たり前ですが、妥協はありません。さかもとこーひーの常連さんにはパンやケーキの先生がけっこうたくさんいらっしゃって…パンやケーキに入れる方も多くて、楽しいです。最近は…6本セットでのご注文が増えています。会社でのご利用やママ友何名かで分ける方もいらっしゃるようです。あとは、ギフトでのご利用も多いですね、嬉しいです。(コーヒーバッグのオフィスパックとミックスできることにしました。カフェデイジーやカフェフィガロ、デカフェコロンビア。カフェ エクルとミックスして計6個にしてください。その旨連絡欄にご記入ください。)朝焙煎してブレンドした豆を工場に送り…挽いて、粉を大きなネルに入れて、上からお湯を注いで濃くドリップします。それを無糖で加熱殺菌瓶詰めしたものが「ラテのもと カフェ エクル」です。牛乳を加える商品ですので…乳脂肪の後味をきれいに爽やかな甘さになるようイメージしてブレンドしています。なので、牛乳があまり得意で無いという常連さんにもご好評頂いています。ただたんに濃いコーヒーを瓶詰めしたんじゃ無いんですね。普通の牛乳でも、低温殺菌牛乳でも美味しくなるようにバランス取りました。毎朝缶コーヒー飲みながら車で通勤していた方が…「ラテのもと カフェ エクル」でラテを作りポットに入れていくようになったら、缶コーヒーより安いし美味しいしで喜んでくださっています。勿論、長年の常連の方も…忙しくてこーひー淹れる時間が無い時でも「ラテのもと カフェ エクル」でちょっとひと息つけると喜ばれています。そんなこんなで…さかもとこーひーの「ラテのもと カフェ エクル」…牛乳を加える基本的な使い方から…水やお湯を加えて簡単にこーひー…パンやお菓子デザートに使ったりと…ご家庭や気軽なギフトにも…お楽しみください。(1本用にワイン用手提げ袋用意しました。)500ccの瓶入りで…無糖です。濃さはお好みですが、3-5倍位をお勧めします。20cc25ccの「カフェ エクル」に牛乳を80cc75cc加える感じですね。ほんと雑味の無い爽やかな味わい後味になっていると思います。(約20数杯分/1本)レンジで温めてホットにしても…氷を入れてアイスラテにしても…どちらもお勧めです。ほんの少しお砂糖やシュガーシロップを入れても優しい甘さで美味しいと思います。(因みに、エクル(エクリュ)とは生成りの色、漂白していない麻の色のことだそうです。ベージュとか薄い茶色ですね。ラテやカフェオレの薄い茶色からネーミングしました。)表示は5倍希釈になっていますが…お好みで優しい味わいから少し苦めな味わいまで加減してください。-5倍希釈カフェ エクル1:牛乳4(カフェ エクル20cc:牛乳80cc)で優しい爽やかな味わい-4倍希釈、カフェ エクル1:牛乳3(カフェ エクル25cc:牛乳75cc)で豊かなこーひー感で円やかな味わい-3倍希釈、カフェ エクル1:牛乳2(カフェ エクル30cc:牛乳60cc)で少し苦めでリッチな味わい(牛乳使わないでお湯や水で薄めても大丈夫です。)1500円/500cc・無糖(税抜き)(約20杯分/1本)選べるSセットで1000円/500cc・無糖(税抜き)6本セット 5000円/500cc×6本 無糖(税抜き)-無糖、賞味期限半年-開栓はていねいに、開封後なるべくお早めにお飲みください 開封後は要冷蔵-コーヒー成分が沈殿することがあります よく振ってからお飲みください-保存料・着色料無添加-1本用にワイン用手提げ袋用意しました。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2018.09.02
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