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ビジネスでもなんでもそうだと思うが、成功しようと思えば「勝てる土俵」を選んで「勝てるやり方」で勝負することが必勝法だと思う。「勝てる土俵」は与えられるものではなくて「選べる」し、「勝てるやり方」はその土俵を十分狭く選べば、その限られたセグメントで「ここまでやっている会社はないだろう」というやり方を実行することは可能だと思う。当社で言うと、昆虫に関わる分野はまだ広過ぎるので害虫分野に絞り、しかも市場規模が大きい農業害虫ではなくてニッチな都市害虫、しかも一般消費者ではなくて業務用分野だけに集中している。業務用都市害虫マーケットは規模で言うとたったの百億円未満(80億円程度)で、グリコのお菓子であるポッキーの年間売上が数百億円と考えると、超マイナーな業界である。これだけニッチな業界で、当社は、年間百回以上も顧客企業を対象に研修会を行い(無料だけどかなり専門的)、相当IT投資をして業務を効率化し、全国ネットワークを構築したり、世界中の論文をチェックしながら研究開発を原料メーカーとも協力して真剣に行い、もちろん担当者が顧客を訪問しながら営業活動もしているのだから、「勝てる土俵」で「勝てるやり方」を実行していることになると思う。それでも油断は禁物で、ニッチなところでこれだけやっているのだからというのは、段々と効果が薄れてくる。上記の経営戦略で既に15年以上やってきて、少しずつ業績を伸ばしているものの、そろそろ一段上に行かねばならない時が来ていると思う。研究開発を深掘りして世界に通用する製品開発に成功するか、全国ネットワークを拡充して今までにないサービスを横展開していくか、この数年が勝負の時期かなと思っている。業績が良くても安心している場合ではない、いつも挑戦だし、挑戦することと社会により貢献できるのだと思います。
May 30, 2017
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当社の強みはどこにあるかをいつも考えているが、根本的には「会社の目的、事業の目的を明確にしていること」だと思う。と言いながら、いつも唱和している社是、会社理念みたいなものは明文化されていない。むしろやっていることが「世の中を良くする方向に貢献すること」を目指して、それにふさわしいビジネスモデルを試行錯誤しながら作り上げているということだ。思えば、僕が社長に就任した2000年頃の状況は、「ローテク町工場であり、しかし売上の過半はメーカーの商品を単に売りさばく商社」というのが実態だったと思う。特に顧客が直面している問題(現場の知識)に詳しい訳でもなく、メーカーほど商品についても知らず、顧客にとっては「出入り業者」に近い位置付けであった。代わりの効く存在であれば、声高に「社会的意義」とか「会社理念」を唱えても虚しいだけで、すなわち会社としての存在価値や競争力もそれほどはなかったのかもしれない。その立ち位置から少しずつ、本当に顧客の為になり、一般消費者にもメリットがあり、しかも社会貢献に繋がる役割は何かを考えて形にして来た。まだまだだけど15年以上もやっているとそれなりに形になって来て、それがすなわち社員一人一人が信じることの出来る当社の「事業の目的」として明確になって来ており、当社の競争力にも繋がっているのだと思う。事業の目的、会社の存在意義は、社長がお題目で考え出すのではなくて、日々、実力が付いて来て初めて明文化しなくても明らかになっていくのだろう。こういう意味では当社の事業目的、会社理念は、これからもより明確に、しかもそれを唱えても誰も疑わない内容になっていく。白蟻繋がりでは「住まいを資産に。」という標語の下に様々な活動を行なっているがこれも多方面で進化して来ているし、防虫繋がりでは、食品工場などのエンドユーザーに本当に役に立つ製品開発を進めて来ている。さらに国際的に見ると昆虫媒介感染症がまだまだ途上国の人々を苦しめているから、ここでも当社の役割は明確になっていくだろう。言葉だけの「会社理念」や「事業の目的」は必要ない。社員を大切にし、顧客を満足させ、社会貢献に繋がるように一歩ずつ進化していけば、それは自ずと明らかになるものだと思います。
May 16, 2017
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経営者の仕事に休日はない。もちろん365日24時間働いている訳ではないけど、土日だって祝日だって、気がつけば仕事のことを考えているのが経営者だ。なぜ経営者が休みも関係なく働いている(仕事のことを考えている)のかというと、それは組織の責任者であり自分の経済リスクが掛かっており、そして自分の人生がその成否によって決まってしまうからだ。経営している会社がうまくいっていないからいっておいそれと止めてしまうことは出来ないし、転職の自由もない。だから必死で頑張っているということも世間では言われている。しかし経営者でなくても、起きている時間の殆どを仕事に費やすのだから、雇用されているサラリーマンだって人生リスクを背負っているという意味で実は同じようなものだ。いくら組織の一員だからと言ってもいくら自分は責任者でないと言っても、それで一生を過ごしているならばそれは「人生リスクを負っている」、すなわちその意味では誰でも「自分の人生に対しては経営者」ということである。そう考えると社員だって経営者と同じこと、自分の人生が終わる時、つまり「結局自分の人生はなんだったのか」を振り返る際には、自分の人生には自分が全責任を負っている、だから土日だろうが祝日だろうが、自分が納得のいく様に考え続けることが「自分にとって誠実である」ということだと思う。当社は「公私混同」を勧めているが、「公」である会社が「私」である社員を搾取しようと考えている訳ではない。話は逆で、「私」を充実させ人生を後悔させないためには、「公」である会社の仕組みはどうあるべきか、そしてそれが市場競争でも勝っていくためにはどうすれば良いかを常に考えている。まあ普通の世の中のサラリーマンにしたら、「貰える給料に見合った仕事をしていればいいよ」ということかも知れないが、当社は「どうより良く生きるか」を基準に仕事と私生活のバランス(というか統合、混同)を考えたいと思う。その過程で試行錯誤することになっても、「公私混同」をどう実現していくかが課題だと思っています。
May 9, 2017
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仕事の生産性を上げる考え方として「並行処理」のことを書いたが、それももう一つ、「往復処理」と言うものもある。何かを持っていった帰りに他のものを持って帰る。キッチンでお皿を戸棚にしまったその手で、戸棚の整理を少しして隣の冷蔵庫から何かを出して洗い場に戻る。右に左に動くのだけど、「移動のための移動」はせずに「動くことで何かをする(ex運ぶ)」と言う、往復処理が家事のコツでもあると思う。仕事でも、何かについて調べたらその周辺の情報もついでに収集するのが「往復処理」だ。せっかく論文を探してログインして何かを探しているのなら、その周辺情報、そのサイトで得られるものは出来るだけ得ておく。そのサイトから「帰る」頃には、当初の目的以上のものが得られている。同行営業をするなら行き帰りは打ち合わせ、出張に行くなら行きは商談材料、帰りにも何か持って帰るべし。一つのことをするのに「往復」は勿体無い。片道ずつ何かミッションを持って移動すべし。そう考えると「(何かが終わって)帰る」と言う概念はなくて、全ては「(何かをするために)行く」と言うことになる。生産性を上げるのは何も二倍賢くなるとか、二倍働くと言うことではない。無駄をなくし待ち時間をなくし、全てが「成果」に結びつくような動き方を工夫することだと思う。当社は小粒で社員も少ない。従ってもっと「並列処理」や「往復処理」(それとチーム)の考え方で活動したいと思う。
May 7, 2017
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