青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2022.12.07
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これはやってよかった私のオリジナルの介護の工夫の
ひとつです。
同じような思いで介護している方のために
書いておきます。

要介護5の母を介護している時
言葉って大切だなと思いました。

母はもともと遠慮がちな性格でしたが、
晩年耳が遠くなり、
また、思った事を上手く纏めて言葉に出すことが

自分の気持ちを周囲に伝えることを
あまりしなくなりました。

そこに脳梗塞を起こして
尚更会話が出来なくなってしまい
調子の良い時以外は
朦朧としていました。

傍から見ると
会話もできない年寄り、寝たきり状態の老人
なのかもしれませんが、
そう扱ってはいけない
そう扱ったらそこで止まってしまうと思いました。


少しでも覚醒してもらい良くなってもらうために
掛けていた言葉の一つが
何か動きをしてもらった後の
「よくできました」だったんです。

動きというのは、介助しながら

(服の腰上部分を持って
私も一緒に立ち上がる力業での立ち上がり)
・座ってもらったり
(こちらも服を持って腰を座面まで力技で支えながら
本人の意思を加えてもらって座ってもらいます)
・歯磨きの時のうがいとかの
(顔を手で支えて下を向いてもらい
口に含んだ水を出してもらう)等の
ほんのちょっとした動作ですが、
一つ一つが結構大変なので、
良かった、この部分は出来た、
次回も頑張ってという
ほっとした気持ちを
「よくできました」という言葉で
ユーモアを交えて明るく伝えていました。

たとえば、
「トイレ行きますか?(明るく)
行ってみましょう。じゃあ立ってください。
大丈夫?立てますか?
じゃあ立ちますよ。いち、にの、さん!」で
服のウエスト部分を持って
力業で母を抱えて立ち上がってもらい、
立てたら「よくできました!」
と明るく言っていました。

いち、にの、さん!という掛け声や
ウエスト部分を持って引っ張り上げるのは
介護やリハビリの現場ではよく使われていて、
私もリハビリ病院で教えていただきましたが、
その後の声掛け、褒める事は
要介護5の状態の母を実際に介護して
必要だと感じて付け足しました。

耳が少し遠く、脳梗塞で朦朧としている母が
分かりやすいように、楽しい気分になるように、
命令口調にならないようにといろいろ考えたら、
幼稚園の先生が
明るく楽しそうにはっきりと園児に話す、
そんな話し方になりました。

母は調子がよければひとつひとつの声掛けに
「はい!」と元気に答えてくれていました。

調子が良い時は「1、2、の3!」も
一緒に言ってくれましたが、
動作の後は大変だったのでしょう、
「よくできました!」に対しては
息を整えながら頷く位しかできませんでした。

一つ一つの動きが大変なのは
介助する側よりも
介助される本人のほうなので
「よかった、できた。一仕事すんだ。」
と口に出せないのを
この声掛けでで
代弁できたのではないかと思います。

母は脳梗塞による失語症で自分からは
ほとんど話をすることができないけれど
話しかければそれに脳が反応し
咄嗟の返事ができる状態だったので、
私が黙って黙々介護していたら
会話のない生活になってしまいます。

少しでも多く母に良い刺激を与えるために
こまめに声掛けをして
明るい会話になるように
「よくできました!」と褒めていました。
それがちょっと大げさに冗談半分で言って
笑ってもらうためだという事を
母はわかっていたと思います。

高次脳機能障害になった母の介護は
たった3年しかできませんでしたが、
それが明るくて楽しくて幸せだったのは
そういった明るい会話、声掛けが出来た事も
あったと思います。

介護は一概にこの方法がいいとは言い切れず、
される側の状況や性格によって
する側が調整・工夫していくものだと思いますが、
参考になる事もあるかと
やってよかった工夫を少しづつ書いておきます。



下:私が介護していた時は見つけられなかった本ですが
評判が良いので
参考になることが沢山書いてあると思います。



画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2022.12.14 03:18:24
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