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ポカーン2連発! だったのですが、これは
ドスン!ストライク! でした。
夢と言えば、これ、自分も何んだか夢を見ているようだ。やがて目が覚さめて、ああ、転寐(うたたね)だったと思えば夢だが、このまま、覚めなければ夢ではなかろう。何時いつか聞いた事がある、狂人と真人間は、唯時間の長短だけのもので、風が立つと時々波が荒れるように、誰でもちょいちょいは狂気だけれど、直ぐ、凪になって、のたりのたりかなで済む。もしそれが静まらないと、浮世の波に乗っかってる我々、ふらふらと脳が揺れる、木静まらんと欲すれども風やまずと来た日にゃ、船に酔う、その浮世の波に浮んだ船に酔うのが、たちどころに狂人なんだと。 鏡花 の主人公は 出家 ですが、映画では劇作家 松崎春狐 を演じた 松田優作 もよかったですね。早く亡くなったこともあって、伝説のように語られる俳優です。ただ、ボク自身は 松田優作 がそれほどいいと思っていたわけではないのですが、この作品の あやふやな存在感 というか、夢に取り込まれていく 人形ぶり というか、 バランスの悪いニーチャンぶり というかが、 中村嘉葎雄 や 原田芳雄 の インチキぶり 、とどのつまりは 大友柳太郎 ですが、まあ、それはそれで 拍手! なのですが、その、 お三人 とのせめぎ合いを、見事にしのいでいましたね。 拍手!拍手! でした。
危険々々けんのんけんのん。
うたたねに恋しき人を見てしより夢てふ物はたのみそめてき 映画で、繰り返し口ずさまれる歌ですが、ボクにとっては、時の流れの遠い向うにある、 恋しきもの が、まあ、その正体は 映画そのもの ではなかったのかもしれませんが、ポコポコと浮かび出てくるかのような作品でした。ためらった3本目でしたが、見てよかったですね(笑)。
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