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2024.09.27
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鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 9 」(文藝春秋社) ​​​​​​​​​  トラキチ君 2024年9月 マンガ便 で届きました。 鈴ノ木ユウ版「竜馬がゆく」(文藝春秋社)第9巻 です。 8月30日 の新刊です。​
​「早いなあ、出たばっかりやん(笑)。」
「まあな。新しく登場する名前が覚えられへん。」
「ふーん、自分らの世代でもそうか。」
「でも、まあ、話は面白白いからな。」​
​​​​​​ ​​​​​​​​ トラキチ君 40代 になったばっかりですが、 幕末 は、遠い昔というか、初めて出会う 歴史 なのでしょうね。 シマクマ君 は、なぜ、そうだったのかわかりませんが、 10代 で、 幕末の志士 とかの、まあ、 竜馬、西郷、高杉 というようなビッグネームの、ちょっと外まわりの人物まで知っていました。マンガとかで読んでいたのでしょうかね。まあ、学生時代の最後の卒論とかで、 吉田松陰 についていじったりしましたから、普通の人よりは その時代 をうろついたわけで、子供のころからとか、思い込んでいるだけかもしれませんが。​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​ さて、 第9巻 では、少しマイナーですが、しかし、 幕末史に名をのこした歴史上の人物たち が、次々と、新しく登場してきます。
土佐 でいえば 吉村寅太郎、安岡嘉助、那須慎吾 という 勤王党 の面々、 長州 では 久坂玄瑞 という 吉田松陰門下 の俊才たちですね。 原作 が、かなり丁寧な 歴史小説 ですから、まあ、当然といえば当然ですが、 司馬遼太郎 町娘 から 船頭 にいたるまで、おそらく、なんらかの 裏を取って 登場させているはずです。​​​​​​​​​​​​​​

​​​ まあ、 寝待の藤兵衛 がホントにいたかどうかあたりから 虚実 が問題になりますが、そっちを考え始めると、 司馬遼太郎の小説論の問題 になりそうですね。​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ とか何とか、考えていて思い出したのが、 安岡章太郎 という作家の 「流離譚」(講談社文芸文庫) という作品です。
 この 第9巻 に登場する 土佐勤王党 安岡嘉助 という人物は、 覚之助 で、ともに 幕末の志士 として名を残しますが、 嘉助 天誅組の乱で獄死 覚之助 会津戦争で戦死 します。で、その経緯をたどったのが 「流離譚」 なわけですね。 お二人 は作家 安岡章太郎 の先祖で、作品は ​​
​​傑作!歴史小説​​
​  ですね。
 傑作 といったのは、まあ、ボクの評価ですが、幕末という時代を生きた人間の姿を、こちら側から描いた作品としては、 司馬遼太郎的大衆性 はありませんが、読みごたえのある 傑作 です。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

​ で、 第9巻 の話にもどりますが、名場面はこちらですね。 ​​​​ 姉、 乙女との別れ です。原作は大昔に読んだのですが、この場面はなんとなく覚えていました。
​​ ​竜馬、いよいよ脱藩! ​​​
10巻 以降が楽しみですね。​​​​
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​​​​​​​​​​​​​​ ​​​  追記
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最終更新日  2024.12.02 02:48:44
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